遊☆戯☆王ARC-V 異世界を引き寄せる少年   作:ボルメテウスさん

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夢の飛蝗VS反逆の隼

舞網チャンピオンシップ5日目

 

ジュニアユース選手権の第三試合の内容、その内容はなんと驚く事にバトルロイヤルだった。

 

当初は驚きを隠せなかったが、どうやら今回のルールは場に散らばったペンデュラムカードを集める事が目的らしく、負けたとしても、再度デュエルができるらしい。

 

その情報を聞いた俺は様々な奴とデュエルができると、思いわくわくしていた。

 

「けど、まぁ、ここはどうなんだろうな」

 

そう言いながら、俺は周りを見る。

 

そこに広がっているのは古代都市の風景があり、時折現代の街も混ざっていて、少し奇妙な感じがする。

 

そうして、歩いていると、俺を睨む視線に気づく。

 

「デュエルか?

だったら、勿論受けて立つぜ」

 

そう言い、ここまでの道中で拾ったペンデュラムカードを見せながら、構える。

 

同時に現れたのは黒いコートを身に纏った男であり、確か名前は

 

「黒咲隼」

 

LDSに所属しているエクシーズ使いだと聞いていたが、その実力は高く、あの素良やシャルルを倒したらしい。

 

けど、そのやり方はあまり遊矢達は受け入れなかったが、俺は正直言って、戦いたい相手の一人だったので、少しわくわくしている。

 

「さてっと、デッキはどれに「待て」んっ?」

 

そう言いながら、デッキを取ろうとした時、黒咲がこちらを睨む。

 

「俺は貴様のリンク召喚に興味があって、ここに来ている。

悪いが、貴様のリンク召喚、見せて貰おう」

 

「リンク召喚を知っている」

 

あのデュエル以降は使っていないので、外部に知られる事がなかったはずだ。

 

それなのに、なんでこいつは知っているんだ?

 

「赤馬の知り合いか?」

 

「だとしたら」

 

「・・・」

 

未だに何を考えているのか分からない。

 

だが、俺自身も未だにリンク召喚の使い方に不慣れで、そんな状況で勝てるかどうか。

 

「まぁ良いか」

 

ここから勝ち残れるかどうか分からないが、それでもやる事はただ一つ。

 

俺は、デュエルを楽しむだけだ。

 

「良いぜ、受けて立つ」

 

そう言い俺はリンク召喚を使ったデッキを一つ取り出し、セットする。

 

「さぁ行くぜ「デュエル」」

 

「俺のターン。

俺はまずRR-バニシング・レイニアスを召喚する。

バニシング・レイニアスの効果により、手札からRR-ファジー・レイニアスを特殊召喚する。

俺はレベル4の2体のRRでオーバーレイネットワークを構築!

冥府の猛禽よ、闇の眼力で真実をあばき、鋭き鉤爪で栄光をもぎ取れ!エクシーズ召喚!飛来せよ!ランク4!RR-フォース・ストリクス!」

 

その言葉と共に現れたのは、フクロウを思わせる機械の鳥であった。

 

「フォース・ストリクスの効果。

1ターンに1度、このカードのオーバレイ・ユニットを1つ取り除いて発動できる。

デッキから鳥獣族・闇属性・レベル4モンスター1体を手札に加える。

俺はRR-シンギング・レイニアスを手札に加える。

さらに墓地に送られたファジー・レイニアスの効果により、このカードが墓地へ送られた事により、デッキから「RR-ファジー・レイニアス」1体を手札に加える。

そして、場に自分フィールドにエクシーズモンスターが存在する場合、手札のファジー・レイニアスは手札から特殊召喚できる」

 

「おいおい、これはとんでもないな」

 

「まだ終わっていない。

ファジー・レイニアスは自分フィールドに「RR-ファジー・レイニアス」以外の「RR」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

俺は再びレベル4の2体のRRでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!RR-フォース・ストリクス!

そして、再びエクシーズ召喚したフォース・ストリクスのオーバーレイユニットを一つ使い、デッキからRR-ストラングル・レイニアスを手札に加える。

そして、ストラングル・レイニアスの効果自分フィールドに闇属性モンスターが存在する場合に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚し、さらに魔法カード、RR-コールを発動。

自分フィールドの「RR」モンスター1体を対象として発動できる。

その同名モンスター1体を手札・デッキから守備表示で特殊召喚する。

俺はストラングル・レイニアスを選択し、レベル4の2体のモンスターでエクシーズ召喚、フォース・ストリクス!

フォース・ストリクスのオーバーレイユニットを一つ取り除き、RR-ラスト・ストリクスを手札に加え、カードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

「うわぁ、これはまた、とんでもないな」

 

ここまで長い事を行ってきたが、今、目の前で行ったのはとんでもない光景だった。

 

最初のターンのはずが、目の前で何度も行われたエクシーズ召喚によって、1枚の手札が残っており、カードが1枚、何よりも場には3体のエクシーズモンスターがいる。

 

以前、少し見たデュエルではまさに攻めのデュエルというべき彼が行った今回の戦法に少し疑問があるな。

 

「さぁ、見せて貰おう。

貴様のリンク召喚の力を」

 

「あぁ、良いぜ。

俺のターン、ドロー。

まずはフィールド魔法衛生ゼアを発動させ、予想GUYを発動。

デッキからK・HEROゼロワンを特殊召喚!

この時、衛生ゼアの効果でカードを1枚ドローし、そして」

 

その言葉と共に、俺の身体にはゼロワンの特徴とも言えるゼロワンドライバーだけが重なり、そのまま目の前にはリンク召喚を行う時に必要なアローヘッドを確認する。

 

「アローヘッド確認。

召喚条件は、ゼロワンモンスター一体以上。

行くぜ、明日へのサーキット、変身!!」

 

その言葉と共に、俺の前にあったアローヘッドはそのまま俺を通り過ぎると共に、その姿は変わる。

 

【プログライズ!

Dangerous warning!スティングスコーピオン!

"Stung with fear by the power claws."】

 

「リンク変身!K・HERO ゼロワン スティングスコーピオン!!」

 

その音声と共に、俺の身体は各部には紫色の装甲を身に纏った新たなゼロワンへと姿を変えた。

 

「K・HERO。

まさか、既にリンク召喚に対応していたのか」

 

「この時、衛生ゼアの効果でカードを1枚ドローし、バトル。

この時、衛生ゼアの効果により、攻撃力が300アップし、そのままフォース・ストリクスに攻撃する」

 

その言葉と共に身体の一部から出てきた鞭を思わせる尻尾はそのまま一体のフォース・ストリクスを捕らえ、そのまま叩き落とす。

 

守備表示にしていたので、その数値は2000だったので、衛生ゼアの効果のおかげで、攻撃力はぎりぎり届いた。

 

「突破されたが、だが「まだ終わっていない。このカードが相手モンスターを戦闘で破壊した場合に発動する。破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える」ぐっ」LP4000→2900

 

そのままフォース・ストリクスを破壊した尻尾はそのまま黒咲の方へと向かい、攻撃を仕掛ける。

 

「俺はこれでカードを1枚伏せて、ターンエンド。

さぁ、まだまだだろ、黒咲」

 

「その口、どこまで絶えられるか」

 

そう、黒咲がカードを引こうとした時だった。

 

「俺のターン」LP4000→2000

 

「なにっ!」

 

「なんだ?」

 

聞こえてきた声に俺達は思わず見る。

 

そこに立っていたのは

 

「お前達は、確かシャルルの所にいたナイト・オブ・デュエルズの」

 

「俺はカードを3枚伏せて、ターンエンド」

 

「俺のターン、俺はアサルトナイト スラッシュを召喚」

 

「この時、罠カード激流葬を発動。

この効果により、場にいる全てのモンスターを破壊する」

 

「ぐっ」

 

「うわっ」

 

同時に俺達の場にいた全てのモンスターが破壊された。

 

ここまでの流れ、まさかこいつらっ

 

「ここまで感謝するよ切札勝遊。

君のおかげで我々はこいつを討ち取る事ができる」

 

「お前らっ、そんな事して、恥ずかしくないのかっ」

 

「恥ずかしい?

何がだ、こいつはシャルルを倒した。

ならば、仇を取るのが道理じゃないか。

私は手札から融合を発動。

手札の戦士ダイ・グレファーとスピリット・ドラゴンで融合召喚!

現れろ、ドラゴン・ウォリアー!ドラゴン・ウォリアーで黒咲に直接攻撃!!」

 

「がああぁあ!!」LP2900→900

 

その攻撃に対して、黒咲はすぐに反撃する事ができなかった。

 

確か、ドラゴン・ウォリアーの効果はライフを1000払う事で通常罠の効果を無効にする効果だったはず。

 

それに対応する手段が、今の黒咲にはなかったのか。

 

「俺はこれでターンエンド」

 

「俺のターン、俺は戦士ダイ・グレファーを召喚する。

終わりだ、ダイ・グレファーで黒咲に直接攻撃!!」

 

その言葉と共に、場に現れたダイ・グレファーが黒咲に襲おうとした。

 

「アクションマジック、回避!!」

 

「なにっ!!」

 

だが、黒咲を襲うとしていたダイ・グレファーの攻撃は、俺が手札から発動させたアクションマジックによって、その攻撃は無効にされた。

 

「お前」

 

「何をする、貴様ぁ!!」

 

「それはこっちの台詞だ」

 

そう言いながら、俺は奴らを睨む。

 

「黒咲は今、俺とデュエルをしていた。

だが、お前らのせいでせっかく楽しいデュエルを中止された。

この落とし前、付けさせて貰うぞ」

 

「くだらん事を」

 

「くだらんか。

確かに、戦場ではくだらんかもしれん。

だが」

 

それと共に黒咲はそのまま立ち上がる。

 

「デュエリストとしての誇りに間違いはない!!」

 

「黒咲」

 

そう言いながら、黒咲はデュエルディスクを見る。

 

「勘違いするな。

この場で奴らを片付ける。

貴様とのデュエルはその後だ」

 

「あぁ、それで良い!!」

 

「ならば、まずは片付ける。

俺のターン、俺はRUM-ソウル・シェイブ・フォースを発動!

を半分払い、自分の墓地の「RR」エクシーズモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクが2つ高いエクシーズモンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

俺は墓地のフォース・ストリクスを素材にランクアップ・エクシーズチェンジ!

誇り高きハヤブサよ。英雄の血潮に染まる翼翻し 革命の道を突き進め!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!現れろ!ランク6!RR-レヴォリューション・ファルコン!!」

 

その言葉と共に現れたのはまさに機械の赤い隼と呼べるモンスターが現れ、俺達の上に飛び回る。

 

「レヴォリューション・ファルコンの効果。

のカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

このターン、このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。

このカードが特殊召喚された表側表示モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。

そのモンスターの攻撃力・守備力を0にする」

 

その言葉と共に奴の場にいたドラゴン・ウォリアーは力を失ったようにそのまま倒れる。

 

ダイ・グレファーは通常召喚されたモンスターだから、効果の対象にならないようだが

 

「あっあっあぁ」

 

「消えろ!

レヴォリューション・ファルコンでドラゴン・ウォリアー、ダイ・グレファーに攻撃!!」

 

「ぐわあああぁぁ!!」ナイト・オブ・デュエルズALP2000→0

ナイト・オブ・デュエルズBLP2000→1700

 

「そっそんな」

 

「俺はこれで、ターンエンド。

決めろ、勝遊」

 

「あぁ、分かっているよ、俺のターン!

俺は魔法カード、死者蘇生を発動。

その効果により、墓地あるK・HEROゼロワンを特殊召喚!」

 

【プログライズ!

飛び上がライズ!ライジングホッパー!

"A jump to the sky turns to a rider kick."】

 

「ゼロワンでそのまま直接攻撃!!」

 

その言葉と共に、俺は先程ライフを削られた奴をそのまま蹴り飛ばした。

 

「なぁ!!」LP1700→0

 

「ちっ、だが、これ以上は「速攻魔法飛電ゼロワンドライバー、発動!」なに?」

 

「EXデッキに存在する戦士族リンクモンスターを1体選択して発動する

そのモンスターのリンク素材として指定されたモンスターを手札・デッキから墓地に送ることでそのリンクモンスターをリンク召喚扱いで特殊召喚する

俺はK・HERO ゼロワン バーニングファルコンを選択し、デッキからK・HERO ゼロゼロワン ライジングホッパー、イズを墓地に送り、リンク変身!!」

 

その言葉と共に俺の前に来た炎を纏った鳥はそのまま装着され、新たな姿へと変わる。

 

「またっリンク召喚をっ」

 

「バーニングファルコンで直接攻撃!

このカードが戦闘を行う場合に発動する

相手のフィールド上のセットされているカードを全て破壊する!」

 

「なぁ!」

 

それと共に、俺の身体から出てきた炎はその場にあった全ての伏せカードを焼き尽くし、防御する手段を全て失わせる。

 

「少しは反省しろ!!」

 

そう言い、俺はそのまま蹴り上げ、最後の奴のライフをそのまま0へと変えた。

 

「ふぅ、なんとかなったか。

あれ?」

 

デュエルが終えた事で落ち着いて見てみると、なぜかWINという文字になっていた。

 

「どういう事?」

 

「奴らが乱入した事によって、強制タッグデュエルになっただろう。

まぁ、この場合はタッグでもなんでもないがな」

 

「まぁ確かに」

 

俺はそのままデュエルディスクを仕舞い、黒咲と向かい合う。

 

「貴様は、どうやら問題ないようだ」

 

「それって、赤馬が言っていた何かなのか?」

 

「そこまで知っているならば、問題ない」

 

それだけ言い、黒咲はそのまま去ろうとしていた。

 

「なぁ、黒咲、一つ聞きたい事がある」

 

「なんだ?」

 

「お前、デュエルは好きか?」

 

そう、疑問だった。

 

デュエルを行っている間、怒りの表情が消えなかった黒咲。

 

そんな彼はデュエルが好きか、気になっていた。

 

「そんな事、決まっている。

嫌いだ」

 

その一言に少しショックだった。

 

だが

 

「奴らの、アカデミアとのデュエルはな。

純粋なデュエルは、今でも好きだ」

 

「そうか、そうだよな!!」

 

その一言に嬉しくなって、俺は思わず笑みを浮かべる。

 

「だからこそ、切札勝遊。

貴様との本当の意味での決着は全てが終わった後だ」

 

それと共に去ろうとした時だった。

 

「おいおい、せっかく会ったのに、すぐにどっかに行くなよ」

 

「この声、素良」

 

見ると、そこには行方不明になっているはずの素良だった。

 

だが、それだけではなく、彼の隣にはもう一人の人物がいた。

 

「アカデミアっ」

 

「もう襲撃してきたのかよ」

 

その言葉と共にデュエルディスクを構える。

 

「ほぅ、エクシーズの残党ともう一人は奇妙な召喚方法を使っている奴か。

良いだろ、お前はあっちのエクシーズの残党を始末しろ。

俺はあっちを楽しんでくる」

 

そう言い、アカデミアの一人だと思われる奴がデュエルディスクを構える。

 

この状況で、タッグデュエルを行うのも考えたが、互いに未だにデッキの特性は把握していない。

 

ここで下手にタッグを組んで脚を引っ張るよりは

 

「生き残れよ、黒咲」

 

「お前もな、切札」

 

それと同時に互いの対戦相手と向き合うように歩き出す。

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