遊☆戯☆王ARC-V 異世界を引き寄せる少年 作:ボルメテウスさん
黒咲と別れ、目の前にいる奴とデュエルディスクを構える。
目の前にいる奴がどんな奴かまるで分からない。
だが、奴から発する気配は、とても嫌な感じがする。
「さて、お前はこの次元で初めてデュエルする相手だ。
せいぜい、俺を楽しませてくれよ」
「楽しむねぇ。
それは別に良いが、なんでわざわざ侵略なんてするんだ?」
「さぁな、プロフェッサーの命令だ。
だが、俺にはそんな事を関係ない。
弱者を蹂躙する事、それこそ、今の俺の楽しみだからな」
「歪んでいるな、その考えは」
「あぁ、けど、これから行われるのは、そういうデュエルだぜ!」
「悪いけど、そんな事になるつもりはないぜ、
行くぜ「「デュエル」」
「俺のターン。
自分の場にモンスターがいない時、ギャレオンは手札から特殊召喚する事ができる。
さらにギャレオンは自身をリリースする事によって、デッキからガイガーを特殊召喚する!
さらにガイガーはギャレオンの効果で特殊召喚した事によって、デッキから最終合体承認を手札に加え、さらにガイガーの効果でデッキからBR ステルスガオーを手札に加える。
そして魔法カード、最終合体承認を発動!
自分のエクストラデッキに存在する「KBR」と名のつくモンスター1体を選択し、その召喚に必要なモンスターを自分のフィールド、手札、墓地からデッキに戻すことでそのモンスターを融合召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する!
俺は場にいるギャレオンと手札に存在すると手札のBR ステルスガオー、BR ドリルガオー、BR ライナーガオーで融合召喚!
現れろっ、ガオッガイッガー!!!」
その雄叫びと共に、俺はそのままガオガイガーに吸い込まれ、姿を現す。
あいつがここまで怯えている相手である以上、最初から油断する事はできない。
なので、俺は初めからガオガイガーを召喚し、そのまま構える。
「俺はこれでターンエンド!」
「俺のターン。
まずはサイバードラゴン・コアを召喚する。
このカードの効果により、サイバー・ロード・フュージョンを手札に加える。
さらに、魔法カード、機械複製術を発動。
自分フィールドの攻撃力500以下の機械族モンスター1体を対象として発動できる。デッキからその表側表示モンスターの同名モンスターを2体まで特殊召喚する。
俺はデッキからサイバードラゴンを2体召喚する!!」
それと共に現れたモンスターはサイバードラゴンだった。
だが、奴の場にはサイバードラゴン・コアしかいないはず。
「サイバードラゴン・コアは場にいる限り、サイバードラゴンとして扱う。
そして、機械複製術は同名モンスターを召喚する効果、よってサイバードラゴンを召喚する事は可能だ!
そして、俺は手札から融合を発動!
場の3体のサイバードラゴンで融合!
現れろ、サイバー・エタニティ・ドラゴン!!」
その声と共に現れたのは先程のサイバードラゴンと比べれば巨大な一体のサイバードラゴンだった。
「くくっ俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド」
「・・・・」
わざわざ召喚したサイバー・エタニティ・ドラゴン。
はっきり言えば、このままガオガイガーで攻撃すれば、確実に倒す事ができるが、問題は奴がわざわざ場にそれも、攻撃表示で出した。
何が目的かさっぱり分からない。
だが
「恐れるだけでは何も始まらないな!
俺のターン、俺はガオガイガーでサイバー・エタニティ・ドラゴンに攻撃!!」
「この時、速攻魔法、リミッター解除を発動!
この効果により、サイバー・エタニティ・ドラゴンの攻撃力はこのターン2倍になる!!」
「なっぐぅ!!」4000→1900
その宣言の前に、俺は既に止まる事ができず、為す術もなく、サイバー・エタニティ・ドラゴンから放たれた攻撃を受ける事になった。
「だがっガオガイガーは1ターンに1度、戦闘では破壊されない効果を持つ!!
俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」
「その時、リミッター解除の効果により、サイバー・エタニティ・ドラゴンは破壊される。だが、融合召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地からサイバー・ドラゴンを1体を選んで特殊召喚する。
くくっ、俺のターン!
俺は場にいるサイバードラゴンと墓地にいるサイバードラゴン2体を除外し、サイバー・エルタニンを特殊召喚!!」
それと共に奴の後ろから現れたのは巨大なサイバードラゴンと言うべきモンスターだった。
「サイバー・エルタニンは除外したモンスターの数だけ攻撃力を500上げる。
よって、サイバー・エルタニンの攻撃力は1500。
そして、サイバー・エルタニンはこのカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
このカード以外のフィールドの表側表示モンスターを全て墓地へ送る!」
「なっ」
その言葉と共にガオガイガーはそのまま光と共に消滅してしまった。
破壊ではなく墓地に送られた為、その効果を発揮する事ができず、そのまま俺は地面に着地する。
「くくっ、まだ終わりじゃないぜ。
俺は手札からサイバーロード・フュージョンを発動。
自分フィールド及び除外されている自分のモンスターの中から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを持ち主のデッキに戻し、サイバー・ドラゴンモンスターを融合素材とするその融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
現れろ、最強のサイバードラゴン!
サイバー・エンド・ドラゴン!!!」
その叫びと共に現れたのは、3つの首を持つ機械のドラゴンだった。
その攻撃力は脅威の4000であり、思わず目が点になる。
「サイバーロード・フュージョンの効果で、このターン、この効果で特殊召喚したモンスター以外の自分のモンスターは攻撃できない。
だが、既に決着はついた。
サイバー・エンド・ドラゴンでプレイヤーに直接攻撃!スーパー・ストリデント・バースト!!」
その叫びと共に、俺に向かってサイバー・エンド・ドラゴンは襲い掛かる。
だが
「まだっまだ終わっちゃいねぇ!!
俺は手札からアンクリボーの効果!
自分の場にモンスターがいない時、手札からこのモンスターを捨て、墓地に存在するモンスターを蘇らせる!来い!ガオガイガー!!」
俺の声に応えてくれるように、ガオガイガーが姿を現し、サイバー・エンド・ドラゴンの攻撃を防いでくれる。
必死にボロボロになりながら、その攻撃を耐えぬいてくれた。
「はぁはぁはぁ」LP1900→900
「ほぅ、まだここまでやれるか。
だが、果たして、次のターン、貴様は絶えられるかな?
俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド」
「俺のターン、ドロー」
これで俺の手札は3枚。
果たして、逆転できるのか。
目の前がくらくらする。
絶望的な状況で、そんなの分かりきっている。
分かりきっているはずなのに。
「諦めたくない」
まだ、どれぐらい逆転の可能性があるのか分からない。
それでも、諦めたくないという気持ちが、勝ちたい気持ちが俺の中で燃え上がっている。
だったら
「最後まで諦めねぇ!
だから、一緒に戦ってくれ、ガオガイガー!!」
俺は手札から死者蘇生を発動する!
墓地からガオガイガーを蘇らせる!!」
「無駄なあがきを。
俺は墓地に存在するサイバー・エタニティ・ドラゴンの効果。
このモンスターを除外する事で、このターン、自分フィールドの融合モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない」
「無駄なんかじゃない!
俺は手札からリミッター解除を発動!
これは既にお前自身も知っているはずだ」
「あぁ、そうだな」
「ガオガイガーで、サイバー・エンド・ドラゴンに攻撃!!」
それと共にサイバー・エンド・ドラゴンに向かって、走り出すガオガイガー。
だが
「だから無駄だと言ったはずだ。
速攻魔法リミッター解除!
これにより、貴様のガオガイガーよりも遙かに上回った!!!
そいつごと焼き尽くせ!!」
それと共にサイバー・エンド・ドラゴンから離れた一撃はガオガイガーを覆った。
「っ」
「ほらね。
例え勝遊だろうと、あいつには勝てないよ」
「貴様、本気に言っているのか」
「勿論だよ。
奴にはアカデミアでも敵う者などいなかった。
絶望しかない」
「絶望か。
本当にそうか」
「なに?」
「奴の目には一欠片の絶望もなかった。
最後まで食らいつくデュエリストの勝利を目指す目だ」
「何を言ってっ」
「なにっ」
サイバー・エンド・ドラゴンから放たれた一撃、だが、それは徐々に押されるように光が裂け始めた。
「なにぃ!!」
「俺は速攻魔法っ決闘融合-バトル・フュージョンを発動!
自分フィールドの融合モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする!!」
「なっ!!」
それと共にガオガイガーはそのままサイバー・エンド・ドラゴンの光を弾き返す。
「良かったぜ、お前が、ミラーフォースのようなカードじゃなくて、攻撃力を上げるカードで!」
それと共に、ガオガイガーは両手を構える。
「お前をここで倒す!!ヘル・アンド・ヘヴン!!」
それと共に両手は赤と緑の2色に発光される。
「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ」
自然と思い浮かべる言葉と共に両手を組み、二つのエネルギーを融合させる。
同時に緑色の風がサイバー・エンド・ドラゴンの動きを封じる。
「ばっ馬鹿なっ、この俺がっ、こんなスタンダートの奴に!!」
そのまま全てのエネルギーを纏った両掌で、そのままサイバー・エンド・ドラゴンを突き刺した。
「はあああぁぁ!!」
敵の核を抉り、敵体内に送り込んだ融合エネルギーを開放、内部から爆破する。
「があああぁぁ!!」LP4000→0
同時にサイバー・エンド・ドラゴンの爆風に巻き込まれた奴はそのまま吹き飛ばされる。
「そんな、あの斎馬をっ倒しただと」
「ぐぅ」
「はぁはぁ」
先程のデュエル、思った以上に体力が消耗されたのか、荒い息を吐いていく。
「貴様っ、これで勝ったと思っ」
そう斎馬が言い終える前に、その姿を消えた。
「はぁはぁ」
「ひっひぃ!」「ここは撤退だっ」
そのまま他のアカデミアの奴らとデュエルを行う為に、デュエルディスクを構える。
だが、奴らは先程までのデュエルの印象が大きかったのか、そのまま消えていった。
「はぁぐっ」
だが、体力はそこまでで、そのまま倒れる。
「勝遊っ」
「あいつが目覚める前に」
それと共に黒咲が俺の元へと行こうとするが、未だにデュエルが終わっておらず、動けなかった。
「貴様は、そこまでボロボロになってまで戦うか」
「えっ?」
聞こえてきた声、見ると、そこにはセレナがいた。
「なっ柚子じゃない、まさかセレナ」
「瑠璃っじゃないっ」
何やら、別の名前を言っているようだが、まるで分からない。
だが、セレナはそのまま俺を抱える。
「少し捕まっていろ」
それと共にセレナはそのまま俺を引き釣りながら、その場を離れていった。
「なっこのまま「行かせるかっ」おいっ」
「奴が何者か分からないが、僅かだが信頼できるようだ。
ならば、お前は俺がここで止めるまでだ」
「邪魔をするなよ、エクシーズの残党!!」