遊☆戯☆王ARC-V 異世界を引き寄せる少年 作:ボルメテウスさん
俺達は謎の人物からの案内の元で訪れたのは、町中にある隠れた倉庫だと思われる場所だった。
そこに案内された俺達はそのまま中へと入り、案内してくれた人物と話し始める。
「俺は機回 柄食太。
ここのジャンク屋で色々な奴をいじくりながら、生活しているんだ。
それで、聞きたいんだけど、ユーゴ達の事を知っているのか?」
「まぁ、知っているというよりも、ここに来ているのを知っている。
お前は知らないのか?」
「それが、あいつらと最後に会った夜から、全然連絡が来ないんだ。
ユーゴの奴はともかく、リンの奴が連絡がないのは可笑しいんだよな。
なぁ、お前、本当にリンじゃないんだよな?」
「私はセレナだ。
何度も言わせるな」
「そんなに似ているのか?」
そう、ここに来るまで何度も間違えているので、俺は思わず尋ねる。
「まぁ、性格はあんまり似てないけど、なんとなく似ているんだよなぁ」
そう言って、ため息をつきながら言う。
「たく、今度、大切な大会があるというのに、あいつら、何をしているんだ」
「大会?
それって、なんだ?」
「んっ、あぁフレンドカップシップだよ。
トップスとコモンズの融和を旗印とした年に一度開催されるシティ最大のデュエル大会なんだ。
そこで勝ち上がれば」
「なるほど。
もしも、赤馬だったら」
「あぁ、その可能性はあるな」
俺達は互いに見ると共に、そのまま機回を見る。
「なぁそのフレンドカップシップには、どうやったら出られるんだ」
「えっ、さぁな。
俺達だって、分からない事ばかりなんだからな。
まぁ何よりも、D・ホイールがなければ、絶対に出られないな」
「D・ホイール?」
「知らないのか。
デュエルディスクの発展系であるオートバイ型のデュエルマシンだよ。
ほら、こいつだよ」
そう言って、俺に見せてきたのは、確かにバイクだった。
だが、見れば、デュエルディスクが設置できるようだが。
「なぁ、機回。
このD・ホイール、貸してくれないか」
「はぁ、いきなり何を言っているんだよ!!」
「頼む!
俺達には、どうしてもやらないといけない事があるんだ!」
そう、俺は土下座をして、頼み込む。
「っ、そんなの無理に決まっているだろ!
今日、会ったばかりのお前達に大切なD・ホイールを貸せるか!!」
「頼むっ」
「あぁ、もぅしつこい!
そこまで言うんだったら、そのD・ホイールをまず乗ってみろ!
悪いが、そのD・ホイールははっきり言うと、化け物だぞ」
「本当か」
「まぁ無理だろうけどな。
そいつを乗りこなせるとしても、ユーゴぐらい上手くないと「おい」んっ」
「乗っているぞ」
俺はそのまま機回の言葉を受け入れ、そのままD・ホイールに乗り込む。
「なっ馬鹿野郎!
お前、死ぬ気って」
「ふむ、だいたい分かった」
その言葉と共に、俺はD・ホイールをそのまま動かす。
目の前にある入り口を抜け、そのままDホイールでこの周辺を一周した。
「嘘だろ、あれを操縦するのに、ユーゴでも一ヶ月かけて、ようやく一周できたのを、一瞬で」
俺自身も驚きを隠せないが、なぜか俺の中でバイクの操縦について身体に染みこんでいた。
おそらく普段からデュエルで一体化しているK・HEROに関係していると思われる。
「これでどうだ」
そう俺は尋ねる。
「確かに、これは驚いた。
けどな、それだけでは諦められるかよ。
デュエルだ」
「お前、しつこいな」
その言葉を聞いて、セレナは呆れたように呟く。
「うるせぇ!
こいつは俺とユーゴとリン。
3人の夢が詰まったマシンだぞ、渡すとしても、そいつが相応しいかどうか、俺が認めないと無理だ!」
「そうか、だったら、受けてたつぜ」
俺はそのままD・ホイールから降り、そのままデュエルディスクを構える。
「覚悟しろよ!
こっちだて、ダテにメカニックはしていないからな」
「「デュエル!」」
「俺のターン、行くぜ!
まずは俺はスクラップ・ラプターを召喚する。
スクラップ・ラプターの効果、自分フィールドのモンスターを一体を破壊し、このターン、通常召喚に加えて、もう一度だけスクラップモンスターを召喚できる。
さらにこのカードがスクラップの効果で破壊され、墓地へ送られた時、デッキからスクラップ・ファクトリーを手札に加える」
「たった1枚のカードで、そこまでの動きが」
先程召喚したばかりのモンスターは瞬く間に破壊された。
だが、瞬く間に、手札には新たなカードが加わっており、未だに通常召喚ができる。
「俺はスクラップ・キマイラを召喚。
このカードが召喚に成功した時、墓地からチューナーモンスターを一体特殊召喚する。
俺はスクラップ・ラプターを特殊召喚、そしてレベル4のスクラップ・キマイラにレベル4チューナーのスクラップ・ラプターをチューニング!
シンクロ召喚!スクラップ・ドラゴン!!」
「いきなり上級モンスターを出してきたか」
「俺はさらにフィールド魔法、スクラップ・ファクトリーを発動。
この効果でスクラップモンスターの攻撃力は200上がり、スクラップ・ドラゴンの攻撃力は3000!
俺はカードを一枚伏せて、これでターンエンド」
「俺のターン。
スクラップか、なかなかに面白そうだし、使わせて貰うぜ」
「使うだって?」
「まずはシンフォギア装者 月読 調[Another]を召喚」
その言葉と共に、ピンク色の鎧を身に纏い、ボール型の浮遊物に乗った少女が現れる。
「また見たことのないカードだ」
「シンフォギア装者 月読 調[Another]の効果。
このモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、ドローンロボトークンモンスターを二体特殊召喚にする。
さらに1ターンに1度、相手の墓地にレベル4機械族のモンスターがある場合に発動。
そのカードを特殊召喚する。
という事で、来い、スクラップ・キマイラ!」
「なっ」
その言葉と共に調の周りを囲むようにドローンロボトークンと蘇生されたスクラップ・キマイラが現れる。
「そして、バトル!
俺はスクラップ・キマイラでスクラップ・ドラゴンに攻撃!
この時、速攻魔法リミッター解除を発動。
この効果により、俺の場の機械族モンスターはこのターン、攻撃力は2倍になる!」
「いきなりかよっ!」LP4000→3400
その言葉と共に炎の弾丸になったスクラップ・キマイラはそのままスクラップ・ドラゴンを貫いた。
「だけど、この時、スクラップ・ドラゴンの効果!
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合、Sモンスター以外の自分の墓地の「スクラップ」モンスター1体を対象として発動する。そのモンスターを特殊召喚する!
俺はスクラップ・ラプターを攻撃表示で特殊召喚!
スクラップ・ファクトリーの効果でデッキからスクラップモンスターを特殊召喚する。
俺はスクラップ・シャークを特殊召喚!」
その言葉と共にスクラップ・ドラゴンはそのまま地面に散らばるが、それに合わせるように先程破壊したスクラップ・ラプターと新たにスクラップ・シャークがその姿を現す。
「倒したはずなのに、まだいるとはな。
けど、スクラップ・ラプターならば倒せるな。
俺はアンドロイド・トークンで攻撃!」
「この時、速攻魔法、スクラップ・ポリッシュを発動!
自分フィールド上に表側表示で存在する「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して破壊する。自分フィールド上に表側表示で存在する全ての「スクラップ」と名のついたモンスターの攻撃力は、このターンのエンドフェイズ時まで1000ポイントアップする。
俺はスクラップ・シャークを破壊し、スクラップ・ラプターの攻撃力を1000上げる!」
その言葉と共にスクラップ・シャークの部品はそのままスクラップ・ラプターへと身についていく。
「スクラップ・シャークの効果。
このカードがスクラップの効果で破壊された時、デッキからスクラップモンスターを1体墓地へ送る。
俺はスクラップ・マインドリーダーを墓地に送る!」
「ちっ、俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド。
同時にリミッター解除の効果で場にいる全ての機械族モンスターを全て破壊する」
「くくっ、危なかった。
けど、まだまだこれからだ!
俺のターン、俺はスクラップ・ゴブリンを召喚。
そして、場にいるスクラップ・ラプターの効果でスクラップ・ゴブリンを破壊し、通常召喚を再度行う。
そして、スクラップ・ゴブリンの効果で墓地のスクラップ・シャークを手札に加え、そのまま召喚!
そして、手札のスクラップ・ブレイカーの効果で相手フィールド上にモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚に成功した時、自分フィールド上に表側表示で存在する「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して破壊する。
俺はスクラップ・シャークを破壊し、その効果でデッキからスクラップ・マインドリーダーを墓地に送る。
そして、レベル6のスクラップ・ブレイカーにレベル4チューナー、スクラップ・ラプターをチューニング!シンクロ召喚、アトミック・スクラップ・ドラゴン!!」
その言葉と共に現れたのは巨大な三つ首のスクラップ・ドラゴンだった。
「そして、バトル!
アトミック・スクラップ・ドラゴンで月読調に直接攻撃!」
「速攻魔法、夜の逃避行!
その効果で場のモンスターを手札に加える。
俺は場にいる月読調を手札に加えるっ」LP4000→600
俺が効果を発動すると同時に場にいた月読はそのまま俺の手札に戻った。
『まったく、無茶をする』
そうして、手札に加わり、そのまま俺をジト目で見つめる。
「だったら、その分の活躍を期待するぜ」
『はぁ、面倒だけど、了解』
「誰と話しているんだ?」
「気にするな、ここから逆転する為の法則だ」
「逆転?
まぁ良いぜ、だったら見せてみろよ!
俺はこれでターンエンド」
「それじゃ、行くぜ、俺のターン!
俺はまず、さっき手札に戻したシンフォギア装者 月読 調[Another]を召喚。
その効果で場にドローンロボトークンを2体特殊召喚。
さらに、永続魔法アンドロイド 暁 切歌を発動。
発動後、このカードはモンスターになって、特殊召喚する!」
「魔法カードをモンスターに、一体何を」
「行くぜ、俺はレベル4のシンフォギア装者 月読 調[Another]とアンドロイド 暁 切歌の2体でオーバーレイネットワークを構築!
エクシーズ召喚!アンドロイドとアンドロイドエンジニアの友情 月読 調&暁 切歌!!」
その言葉と共にアンロイド切歌の後ろには巨大なユニットが現れ、それに合わせるように調もまた、自身の前にギアを掲げる。
「俺はさらに魔法カード、オーバーレイ・リジェネレート。
この効果で、このカードをオーバレイ・ユニットにする。
そして、 月読 調&暁 切歌の効果。
このカードのオーバレイ・ユニットを全て取り除く事で、その数だけ攻撃力を1000上げる。
さらに、月読 調&暁 切歌は場にいるアンドロイド・トークンをオーバレイ・ユニットとして扱う事ができる。
よって、オーバレイ・ユニットの数は合計で5枚。
よって攻撃力は5000アップだ!」
その言葉と共に、彼女達の周りにいたアンドロイド・トークンはそのまま回り始め、その前に巨大な光の輪となる。
「それはつまり」
「俺のアトミック・スクラップ・ドラゴンの攻撃力を上回る事で、さらに終わらす事ができる!」
「バトルだ!!」
その言葉と同時に二人から放たれた二つの光線は真っ直ぐとアトミック・スクラップ・ドラゴンに向かって行く。
合わさりながら、その威力は上がっていき、アトミック・スクラップ・ドラゴンをそのまま光の中へと消えていく。
「くっまさかっ一撃でっ!」LP3400→0
その言葉と共に機回はそのまま吹き飛ばされる。
「これで良いか」
「あぁ、負けたよ。
完敗だよ、たくぅ」
そう言いながら、立ち上がる。
「けど、俺から二つ、頼みがある」
「そこは一つじゃないのかよ」
「良いじゃないかよ。
一つは、そのD・ホイール、絶対に雑に扱うなよ」
「当たり前だ」
人から借りた物、それも夢を託すだろうマシンを蔑ろになんて、絶対にできない。
「もう一つは、ユーゴ達を見つけてくれ」
「なんだ、どっちも当たり前にやるよ。
そんなに心配するなよ」
「そうか、だったら良いぜ」
「だが、どうする。
D・ホイールを手に入れたとしても、肝心のフレンドカップシップに出る方法は」
「・・・それだったら、一つだけある」
「なんだ?」
そう言い、取り出したのは何かの新聞のようだ。
「もうすぐフレンドカップシップの出場をかけた大会があるらしい。
そこで勝ち抜く事ができれば」
「なるほど、だったら、出るしかないな」
既に目標はできた。
ならば、あとはそこに進むだけ。
「んっ?」
そうして、次の目的が定まると同時に何かを感じたようにカードが光り始めた。
気になって、見てみると、そこには新たなカード。
それもエン・ムーン・フュージョンと同じ2枚のカードだった。