遊☆戯☆王ARC-V 異世界を引き寄せる少年 作:ボルメテウスさん
「まさか、ここまで化け物なんて」
「いやぁ、まさかこうやって、大会に普通に参加できるとはな」
そう言いながら、この1週間の出来事を振り返りながら、その手にはフレンドカップシップ参加を認めさせる証をその手に持っていた。
「それにしても、ここまでした影響か、周りは凄い事になっているな」
その一言と共にセレナは周りを見れば、俺とデュエルした数々のデュエリスト達が倒れている。
「まぁ、色々とデュエルできて良かったよ。
何よりも、ライディングデュエルにもようやく慣れたしな」
そう言いながら、D・ホイールのエンジンを再び動かす。
1週間前に比べれば、このD・ホイールを運転しながら、頷く。
「まさか、お前、最初からそれが目的だったのか」
「何のことか。
ほら、さっさと目的地に向かうか」
それと共に、D・ホイールの後ろにセレナを乗せて、目的地に向かって、走り出す。
「それにしても、お前のデッキの数はどれだけ数があるんだ」
「さぁ。
俺もあまり数えていないけど、たぶん、100は越えているんじゃないかな」
「えぇ」
俺の言葉に対して、セレナは少しため息をついているが、実際に100は越えるデッキを持っていると思う。
普段は服の中に仕舞っているが、どれほどの数があるのだろうか?
「時折思うが、お前は本当に一体何者なんだ?」
「どこにでもいる、ただ、精霊が見えるだけのデュエル馬鹿だよ」
「精霊?
また、変な事を」
「変か?
もう生活の一部になっているから、特に気にした事はないけどな」
実際に俺は彼らに助けられてきた。
それは変えられない事実だし、何よりも、俺は彼らと戦って、楽しい。
だからこそ、早くこんな次元を越えた戦争なんて、早く止めたい。
「さて、そろそろ目的地だな」
「あぁ」
その言葉に合わせるようにセレナも降りる。
「私はこの次元で柚子がいないか、どうかの情報を中心に探る」
「あぁ、とりあえず俺はこのフレンドカップシップで他のメンバーがいないかどうか、確かめてみるよ。
まぁ、同行者という事で部屋に入るのは問題ないか、聞いてみるよ」
「あぁ、それじゃ、また後で」
そう言って、セレナはそのまま離れていった。
「さてっと、大会での出場しないと」
そう、俺は入り口に向かい、そのまま大会参加の申し込みを行った。
周りからは何か驚きの目でこちらを見ているようだが、特に気にせず、俺は受付を済ませて、そのまま大会参加者のリストを見る。
「おいおい、予想していたとはいえ」
そこにいたのは赤馬を除くランサーズのメンバーのほとんどが大会に参加していた。
それは全員が同じ考えを持って、参加したのか、それとも赤馬の作戦なのか。
今はそれは分からないが、どうやら参加する意味はあるそうだ。
「それじゃ、とにかくやりますか」
俺はそう言い、1回戦でのデッキ調整を行っていった。