遊☆戯☆王ARC-V 異世界を引き寄せる少年   作:ボルメテウスさん

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今回の対戦相手ははっぴーでぃすとぴあさんの緋色 五色です。
キーカードのK・HEROサウザーの効果も確認できず、メッセージを送っても返ってこなった為、今回は別のカードにさせて貰いました。
遊戯王既存のカテゴリでのオリジナルカードでの切札も受け付けておりますが、あくまでもチート過ぎないカードでお願いします。
皆様の応募、お待ちしています。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=264616&uid=45956


ペンデュラムの黒いHERO

その日、俺は赤馬から呼び出され、LDSへと向かっていた。

 

「それにしても、どういう訳なんだ?」

 

呼び出しの内容については心当たりがないので疑問に思いながら目的の場所へと辿り着くと、そこにいたのは黒服の男だった。

 

「切札勝遊さんですね」

 

「あっあぁ、えっと、あなたは?」

 

「私はこの塾を案内を頼まれた牛島です。

それでは、こちらへ」

 

「おっおぅ」

 

いきなりの事で未だに俺は戸惑いを隠せないが、それでも彼の案内の元でそのままLDSの中へと入っていった。

 

「勝遊さんは舞網チャンピオンシップについて、どのように聞いていますか?」

 

「詳しい事は何も。

ただ、そこに参加すればまた戦える事ぐらいしか」

 

実際にはあの後、遊矢達から詳しい事を教えて貰ったが、正直に言うとプロというのにはあまり興味はない。

 

俺はある意味、強敵とのデュエルが生きがいな奴だからな。

 

「赤馬社長はどうやら先日のデュエルで勝遊さんに目を付けたそうです。

それもプロとしての才能があると。

だからこそ、今回はLDSを初めとした、数々の塾で公式デュエルを行うようにセッティングしております」

 

「公式デュエル?

なんでまた?」

 

俺はそう疑問に思うと

 

「そうですね、赤馬社長から預かった伝言によりますと「未だに見ぬ強敵を楽しんでくれ」としか」

 

「なるほど、それだけで十分だ」

 

正直に言うと、プロには今でも興味はないが、それ以上に赤馬が言う強敵というのには興味がある。

 

「こちらがLDSのデュエル場です。

そして、相手が」

 

「まさかあんな弱小遊勝塾から来たとはな」

 

「んっ?」

 

俺が案内された先にいたのは赤い短髪の少女がそこにいた。

 

「牛島さん、この人は?」

 

「今回の対戦相手である緋色 五色です」

 

「緋色さんか」

 

いきなり弱小と言われて、少しムッと思ったが、それでも俺はそのままフィールドに出る。

 

「いきなり弱小とは酷いな」

 

「そうか?

あんなデュエルで笑顔をモットーにしている所なんて、レベルが低くて笑っちゃうせ」

 

「なんか知っているようだな」

 

「まぁな。

1度は入った事があるからな」

 

「1度?」

 

その言葉に俺は疑問に思う。

 

「あぁ、あそこの元塾生だよ。

私は正直、笑顔とか、デュエルが楽しいなんて、関係ない!

ただ、強くなる、それだけだよ」

 

「・・・そうかよ。

けどな」

 

俺はそのままデュエルディスクを構える。

 

「だったら、見せてやるよ。

デュエルの面白さを、そこから来る強さをな」

 

「だったら、見せてみろよ!!」

 

それを合図に互いにデュエルディスクを構える。

 

「「デュエル」」

 

「私のターン。

私はカードを3枚伏せて、ターンエンド」

 

「モンスターを召喚せずに、そのままターンをこちらに回したか。

何をするのか分からないけど、俺のターン」

 

「この時、罠カード発動。

おジャマ・トリオとおジャマ・デュオの2枚を発動する。

この2枚のカードによって、お前の場にいる5枚のモンスターゾーンをおジャマトークンを特殊召喚する」

 

「っ」

 

その言葉と共に出てきたのは5色の気味の悪いトークンが現れ、俺のフィールドを埋められる。

 

「ふふっ、さぁ、次のターン、終わらせるよ」

 

その言葉を聞きながら、俺はその手札のカードを見る。

 

「ふぅ、さて終わらせるか。

だったら、終わらせてみろよ」

 

「なに?」

 

俺はそのまま手札のカードを見る。

 

「俺は手札から手札断札を発動する。

互いにカードを2枚捨てて、2枚ドローする」

 

「なっ、まぁ良いだろ、ここは」

 

そう言いながら、彼女が捨てたのはおジャマ・デルタ・ハリケーンとおジャマデュオ。

 

「俺はこれでターンエンド」

 

「ふふっ、さぁ行くぞ!

私のターン、私は残りの罠カードおジャマパーティを発動する。

その効果でデッキからおジャマジックを手札に加え、そのまま捨てる。

そしておジャマジックの効果。

このカードが手札、フィールドから墓地に捨てられた時、デッキからおジャマイエロー、おジャマグリーン、おジャマブラックを手札に加える。

さらに墓地のおジャマ・デュオの効果でこのカードを墓地から除外する事でデッキからおジャマカードを2枚手札に加える。

私はおジャマ・レッドとおジャマッスルを手札に加える」

 

「これで手札にはおジャマモンスターが4枚」

 

「そう、そしておジャマ・レッドを召喚する。

このカードが召喚に成功した時、手札から「おジャマ」と名のついたモンスターを4体まで自分フィールド上に攻撃表示で特殊召喚する事ができる。

私は手札から全てのおジャマを特殊召喚する!」

 

その言葉と共に彼女の場には全てのおジャマモンスターが集結した。

 

「そして私は手札から融合を発動する。

場にいるおジャマ・グリーン、おジャマ・イエロー、おジャマ・ブラックの3体で融合召喚!

現れろ、おジャマ・キング!」

 

その言葉と共に現れたのは巨大なおジャマモンスターだった。

 

「でかいけど、攻撃力は0?」

 

「だが、圧倒的な力はここからだ!

私は手札からおジャマッスルを発動する。

フィールド上に表側表示で存在するおジャマ・キング1体を選択する。

選択したおジャマ・キング以外のおジャマと名のついたモンスターを全て破壊する。

破壊したモンスター1体につき、選択したおジャマ・キング1体の攻撃力は1000ポイントアップする」

 

「という事はぐっ」LP4000→2500

 

その言葉を聞くと同時に俺の場にいた全てのおジャマはそのまま奴の場にいるおジャマ・キングに吸い込まれ、その分のダメージを受ける。

 

同時におジャマ・キングの攻撃力は6000。

 

このまま直接攻撃を食らえば、敗北は確実だ。

 

「バトルだ!

おジャマ・キングでプレイヤーに直接攻撃!」

 

その言葉と共におジャマ・キングが俺に向かって襲い掛かる。

 

だが

 

「手札のアンクリボーの効果!

こいつは俺が直接攻撃する時、手札から捨てる事で墓地のモンスターを特殊召喚する事ができる。

俺は墓地にあるK・HERO BLACKを特殊召喚する!」

 

その言葉と共に腰に現れたベルトと共にゆっくりと構える。

 

「変身!!」

 

その叫びに答えるように俺の身体はこれまでならばカードのイラストで見ていたBLACKへと変わっており、こちらに迫ってくるおジャマ・キングの攻撃を避ける。

 

「なっ」

 

そのまま俺はおジャマ・キングから逃れると共に、BLACKの脚力で遙か高くに飛び、見えたのは一枚のアクションマジックだった。

 

「そこだぁ!!」

 

その叫びと共に、俺はそのまま真っ直ぐとアクションカードがある場所へと飛び込み、同時に発動させる。

 

「アクションマジック、ひなたぼっこ。

この効果は相手モンスター1体の攻撃を無効にしバトルフェイズを終了させる、後に相手はカードを1枚ドローする」

 

「ぐっターンエンド」

 

同時に俺の身体から、徐々にBLACKの装甲が消え、ゆっくりと俺はそのままフィールドに降り立つ。

 

「BLACKが消えた?」

 

「アンクリボーによって復活したモンスターはそのターン終了時に墓地に戻る」

 

「だけど、未だにこっちが有利なのは変わりない」

 

「さぁ、それはどうかな」

 

「なに?」

 

「見せてやるよ、本当のHEROの力を!!」

 

その言葉と共に構える。

 

同時に手札のカードが大きく光り始めるのに気がつく。

 

「なっなんだ、これはっ」

 

「っ」

 

何が起きているのか分からず、俺も思わず目を瞑る。

 

やがて、光が収まり、見たのは新たな姿の1号とV3だった。

 

『行けるか』

 

そう、前に現れた二人がこちらに確かめるように見つめる。

 

「っあぁ、勿論だ!!

俺はスケール1のK・HERO1号とスケール9のK・HEROV3をペンデュラムスケールにセッティング!」

 

「ぺっペンデュラムだと!!」

 

その事に驚きを隠せないように叫ぶ。

 

「これでレベル2から8までのモンスターが召喚が可能になった。

行くぜ、ペンデュラム召喚!!」

 

同時に1号とV3は互いに頷くと、そのベルトを輝かせると共に、俺の身体にも変化が起きる。

 

「変身!!」

 

その言葉と共に俺の身体は再びBLACKへと変わる。

 

だが、それだけではなく、BLACKの身体はさらに変化し、それに合わせるように二つの光が俺の横に並び立つ。

 

「レベル8、K・HERO BLACK RX!K・HERO ロボライダー!K・HERO バイオライダー!!」

 

その言葉と共に俺の身体はBLACKRXへと変身し、俺の周りには光の球が3つ浮かぶ。

 

「そんなっペンデュラムだと」

 

「あぁ、まぁ、本当にできるとは思わなかったけどな」

 

「なっ成功するかどうかも分からなかったと言うのか!」

 

俺の言葉に驚くようだが

 

「そうだな。

けど、実際に試してみないと分からないだろ。

何よりも、相棒がここまで力を貸してくれたんだ、それに俺が答えなくてどうするんだよ!!」

 

「相棒?」

 

その言葉に疑問に思っているようだが

 

「悪いが、一気に決めるぜ!

まずはロボライダーでおじゃま・キングに攻撃!」

 

その言葉と共におじゃま・キングに向かって走り出す。

 

同時に俺の身体に光の球が吸い込まれ、BLACKRXから鋼鉄の身体のロボライダーへと変身し、そのままおじゃま・キングを倒す。

 

「なっおじゃま・キング」

 

「まだまだ、バイオライダーで直接攻撃!」

 

それに続くように俺の身体はバイオライダーへと変わり、そのまま五色に水を浴びせる。

 

「ぐっ」LP4000→1200

 

「とどめだ、BLACKRXで直接攻撃だ!!」

 

「そんなっ」LP1200→0

 

俺が最後の攻撃が行う為にBLACKRXへと代わり、そのまま五色に最後にチョップし、そのデュエルは終わりを告げた。

 

「負けた、私が、なんで」

 

その事に驚きを隠せない様子の五色。

 

「だって、お前、途中から諦めていただろ?」

 

「そんな訳ないっ、私は絶対敵な強さを持っている!

だから「けどさ」なに?」

 

「お前、自分よりも強い奴と会ったら、そのまま戦い続ける事、できるか?」

 

「えっ」

 

俺の言葉に少し驚いているようだが

 

「なんというか、強さに拘るのは別に良いけど、それって自分よりも強い奴に対してどう思うかによっても変わるだろ?

大抵、強さだけしか見ていない奴は、それを目にしたら、それ以上には行かないだろ」

 

「そんな事」

 

実際、人間はそれよりも上を目指す時に、その高い壁を目の前にしてどうするのか。

 

譲れない誇りや、それ以上に大切な何かを求めている。

 

そんな奴らだったら、それを越える事はできるだろうが、こいつからはそれらが見えない。

 

「まぁ、別に俺はデュエルが楽しければ、それで良いけどな」

 

別に説教するつもりもないので、俺はそれだけ言って打ち切る。

 

「ただ、デュエルに楽しさがなければ、やっている意味なんてないだろ」

 

俺はそれだけ告げると、さっさとデュエル場から出て行く事にした。

 

「次はもっと満足できる相手だと良いけどな

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