はぁ~い。皆のアイドル、篠ノ之束だよ~。
私がいっくんと会ったのはちーちゃんの家に遊びに行った時だね~。
初めて会った時の印象はそこらの凡人よりもましかな~程度だったかな。
あっ、でもクッキーは美味しかったよ。
え~と確か…そうだ! ちーちゃんの弟だから何か面白い事でもないかな~なんて思っていっくんの部屋を漁ってたんだよ。
そしたら面白いモノがあったんだ。
ガンダムだっけ?それの設計図を見つけたんだよ。
正直言って驚いたね。
隅々まで見たんだけど、本当にしっかりしたと完成された設計だったんだ。
聞いてみたら、全部いっくんが設計したって言うから驚きだよ。
ただちょっと気になることが有るんだよね。
あの設計図、何というか、1から試行錯誤を繰り返してできたものじゃなくて、初めから有ったモノに手を加えたような感じがしたんだよね。
まあ、私には劣るだろうけど。
それでも凄い事には変わりないんだけどね。
これを見た時にいっくんに対する認識を改めたんだよ。
それでもしかしたら、いっくんならISを理解してくれるんじゃないかなって思ったんだ。
家に招いてISを見せたらやっぱり、いっくんはちゃんと理解してくれたんだ。
まぁ、兵器としてだけどね。
最初はショックだったけど冷静になって考えたらすぐに理解できたよ。
自分の事ばかり考えてたから全く気づけなかったけど、いっくんのおかげでこの事を早く知る事が出来たからまぁ、これはこれで良かったんだと思う。
この後はいっくんが提案したプランを所々相談して、調整したモノを実行することになったんだ。
本当にいっくんには感謝しているよ。このプランのおかげでかなり順調に事を進めることができた。
特にこの、ISに使われる新技術を別の形で少しずつ世界に広げて実在することを認識させる、という考えはとっても良かったね。
お陰でISの発表が楽にできたんだ。
いっくんの予想したように、理解しようともせずにISに対する第1印象からバカにしてくる奴が出てきた。全く度し難いよ。
まぁ、あらかじめ対策はしていたから黙らせてやったんだけどね。何も言えなくなったアイツらの顔は見ものだったよ。
でも良い事もあったよ。あいつらを黙らせる為とはいえISで宇宙に行ったんだから。ISで宇宙に行くっていう夢が叶っちゃったんだ。正直、あんまり実感は湧かなかったけど。
それでね、この後いっくんにお礼を言ったんだよ。「いっくんのおかげで夢が叶ったよ。今まで私の我が儘に付き合ってくれてありがとう。大満足だよ。」てね。
でもそしたら、いっくんに怒られちゃった。いや、怒っているというよりも諭すって言った方がいいのかな?
「そうだな。だが、束はISを作って自分の夢を叶えたらそれで終わっても良い、なんて考えているんじゃないだろうな。君はISという新しいモノを生み出したんだ。 君にはISを正しく導く責任が、これから変わりゆく未来を見届けるという義務がある。 君は世界を変えたんだ。ここで終わることは絶対に許されない。それは責任の放棄以前に君自身が作ったISに対する冒涜だ。君が作ったISは完成して、認められて、夢を叶えて、それで終わる程度のモノなのか。 違うだろ。 これはゴールじゃない。 始まりだ。 君にとって、決して終わる事の無い、ゴールが存在しないマラソンの始まりだ。 満足するのは構わないが余韻に浸っている暇は無いぞ。」てね。
それを聞いてそれもそうだって思ったんだ。確かに私の夢は叶った。だけど、ISの扱いが今後どうなるのか、”私のIS”がどう世界を変えるのか、何を成してくれるのか。考えだしたら、知りたい、気になって仕方ない事が山ほど出てきた。”私のIS”は認められただけで終わるようなその程度のモノじゃないんだ。てね。
私はどこかで、もう終わったんだ、なんて考えってたんだと思う。でもそうじゃなくて、これは始まりなんだって、いっくんは教えてくれたんだ。
本当にいっくんにはまた助けられたよ。 もし教えてくれなかったらやることが無くなって、そんな世界に退屈した私が世界を滅茶苦茶にしていたかもしれない。
まぁとにかく、これを理解してから私は考えを改めたんだ。それに見てみたいと思ったんだ。これからどんな世界になるのか。
この後も色々あったね。ISが女にしか動かせなかったり、いっくんがMSを発表したり、学校を作ったり、木星まで進出したり、とっても忙しかった。本当、いっくんが言ったようにやる事がたくさんあったよ。
まぁ、そんなこんなで今はIS学園で教師をしてるんだ。ISを導くにはIS学園で教師をやるのが確実だと思ってね。
…それに最近な~んか、きな臭いんだよね。ISやMSが世界に正しく認識されて、世界中に広がったのは良いんだけど… 実は、各地でISやMSを保管している施設の襲撃事件が起きているんだ。 亡国機業っていう組織がやってるみたいなんだけど。こいつら、名前以外の事が全然わからないんだよね。どこを拠点としているのか。どんな目的が有るのか。何にもわからないんだ。
こんな、明らかにヤバイ連中がISやMSを狙っている。それに気付いたら益々ISを正しく導く為に頑張らないと、て思ったんだ。
そういう訳なんだけど…教師って難しいね。 上手く説明するのが難しいんだよ…。気が付いたら難しい話になってるんだよね…。 あ、でも教師の免許はちゃんと持ってるからね。本当だよ。
幸い、この間帰ってきたいっくんとやまぴーが一緒に色々教えてくれる事になったんだ。 …ちーちゃんも一緒にね。 いっくん曰く、ちーちゃんも教師としては素人なんだって。なんでも、相手に有無を言わせないような感じになっちゃうんだって。場合によっては必要な事なんだろうけど、ちーちゃんは常時この状態になってるんだって。 …私も頑張らないとね。
いっくんをどう思っているか?
そうだね…。 いっくんは不思議,というか謎な事が多いけど、この世で数少ない心の底から頼りにできる友人… いや、親友… かな? いっくんが私の事をどう思っているのかは分からないけど、少なくとも私はそう思っているよ。
ところで、いっくんて時々お父さんみたいに思う時が有るんだよね~。間違いやダメな所はしっかり指摘したり叱ってくれるし、それでもしっかり面倒を見てくれるし、料理も美味しいし、家事も得意だし、強いし、頭が良いし、優しいし。 …なんていうか、こうやって考えてみたら隙が無いね。まさに理想的な人間て感じだよ。 …ほんと凄いよ。 いっくんは気付いてないけど、皆いっくんの事を心の底から慕っているんだよね〜。 まぁ、私もその一人なんだけどね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
面白いと思っていただければ幸いです。
今回は束さんの視点です。
束さんはアニメ本編にほとんど出ていないので口調が合っているか…
やまぴーは山田先生です。
一夏は中身がアムロなので精神年齢が…。 そのせいで一夏は千冬を姉と見ることができず、前世での事も有り、千冬の父親代わりというわけではないが、千冬の唯一の”家族”として、そして年長者(中身)として、千冬や周りの人間と接していたら、いつの間にか父親みたいになっていた。(本人自覚なし)
という設定です。
これまでの誤字報告ありがとうございます。 私は作品を書いている本人なので、どれだけ見直しても抜けてしまう事が有ります。 なので、とてもありがたいです。
:感想返信のコーナー:
千冬が一夏(アムロ)に4割も勝てるのは、元々かなり強い事と、経験などから来る勘で相手をしていたのが、いつの間にかニュータイプへ覚醒していたことで、一夏(アムロ)と同じ土俵に立つことができたのが理由です。
因みに、千冬は戦争という、命を懸けた殺し合いをしたことが無いので、勝率4割の壁を越えられません。