蜘蛛食べますが、なにか?   作:ちゃばあああん

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※今回前書きが長いので読み飛ばして貰っても構いません。

いやー遅くなってすみません。いろいろありました(適当)。
一話目を読んで下さった方々本当にありがとうございます。また、感想を下さった方々も本当にありがとうございました。大変嬉しかったです。

そして、主人公、爆発の前に逃げられんじゃね?というご指摘も頂いたのですが…………

それに対して自分が思った事→うん、確かに。

ご指摘頂いた通りです。
殴り書きだったのでぜーんぜん考えてませんでした。まあ、主人公あたおかって事で許してくれませんかね?ね?

いや、まあ何らかの理由後で付けときますよ、うん。とにかく、未来の自分に任せましょう!(丸投げ)
なので申し訳ありませんが今は取り敢えず保留で。気にしないで見て頂けると助かります。
後々伏線として回収するかもしれません。

また、今後もこのようなガバが見つかるかも知れませんが、見つかり次第対応していきたいと思いますのでお願いします。

長くなりましたが、本編を是非お楽しみください。




私vsただの蜘蛛

のんちゃんと一緒に振り返る、前回までのお話!

 

さあ、突然始まりました。私の脳内で語られる、篶群羽暖こと私としてのこれまでを紹介するこの

コーナー!

 

今回は大まかな流れをまず見ていただこうと思います。

 

・私誕生

 

・恵まれた家庭で生まれ育つ

 

・高校生になる

 

・順風満帆な高校生活!

 

・爆発して死ぬ間際←イマココ

 

 

あああああああああああ(発狂)私、また死ぬんだぁ。

 

一回転生してんじゃん、とか思ってるでしょ!死ぬのはやっぱ怖いんだよ!

あー、そう思うとぶるぶるしてきた。寒気やばいやばい。

 

いや待て。一旦落ち着こう。深呼吸すーーーーーーーーーはっ。

 

この後迫ってくる死を知っているのはとても怖い。だけど知っているからこそ今出来ることも

あるはず。そう考えを切り替えていかなきゃいけないよね。

 

これまでだって、人並みの人生歩んで、困難にぶつかって、成長して乗り越えてきた。

たとえ絶望的状況でも、すんなり諦めるような性格してないんだよね私。

 

 

 

 

 

ってことで今から教室の隅にいるあの蜘蛛捕獲したいと思います。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

私って前世の時からなんだけど、あんま運動神経良くないんだよね。

しかも、この体は小柄なわけよ。全然走れん。

 

体育の授業とかも結構頑張ってるんだけども。

前にクラスの女の子に聞いてみた時は、うん、頑張ってるよねと笑いながら言われました。

 

「篶群さん、廊下は走らないで下さーい!」

 

「はーい、すみませーん!」

 

先生の注意を受けながらも、私は足を止めることなく、むしろ加速していく。

よし、奴を捉えた!ふっふっふ、貴様もここまでだな。

 

あっ、男子トイレに入られた!しまった、それは盲点だった。

仕方ない、一旦休憩がてら張り込むか。昼休みで廊下に人も多くて走りづらいし。

 

あ、皆さん、ここまで来れば分かりますよね?私、鬼ごっこなう。

 

 

なんでこんなことになったかと言いますと言いますと。

 

三度目の転生に対し、前向きになった私なりに今できることを考えてみた結果。

 

 

やっぱ転生前のこの世界で出来ること、それは好感度稼ぎでしょ!!(強調)

いやいや、別に「蜘蛛ですが、なにか?」の世界って乙女ゲーじゃないよねってゆーあなた!

 

まじあの世界味方大事。超弱肉強食だもん。

 

加えてここから転生する人達はあっちでは結構強いし頼もしい。

まあ、個人によって頼りになるかはまあまあ違うけど、仲良くなっといて損ないのです。

 

もう既に美少女ムーブの甲斐あって、殆どのクラスメイトとは良好関係を築けてる。

あとは根岸ちゃんとか、篠原さんとかそこら辺。

 

そしてこの好感度稼いで来世安泰作戦(今適当につけた)においての一番のメリット、

それが今鬼ごっこの対戦相手である蜘蛛子ちゃんの好感度稼ぎなのだっ!!!

 

 

そんなことを考えつつ、男子トイレに張り込み中の私。

これ傍から見たら完全なる変態、パーフェクト不審者じゃんか。

 

ってあああっ!!この間に蜘蛛子ちゃん出て来てるし!

やっべ、また追いかけないと今度はまじで見失う!

 

 

でそうそう、さっきの話に一旦戻ると、蜘蛛子ちゃんの好感度はめっちゃ重要でして。

まあ蜘蛛子蜘蛛子言ってるから分かると思いますけど、「蜘蛛ですが、なにか?」の主人公

が蜘蛛子ちゃん。

 

主人公だけあって、転生するやガンガン成長してバンバン強くなるわ、挙げ句の果てにDさん

と立場上同じ神になっちゃったりするわ、もうすんごいの、彼女。

 

だからそんな蜘蛛子ちゃんの好感度が私の生死を分けると言っても過言じゃないわけよ。

そこで私が思い出したのが、蜘蛛子ちゃんとクラスメイトの関係。

 

蜘蛛子ちゃんは殆どのクラスメイトには平等に、クラスメイトとして考えてるって感じなんだ

けど、例外もいる。

 

その例外が前世での蜘蛛子ちゃんへの対応によるものだ。

 

原作では教室に巣を張った蜘蛛子ちゃんへの一幕で、蜘蛛子ちゃんを叩き潰そうとする夏目くん

と、それを止める先生のシーンが回想として語られる。

 

蜘蛛子ちゃん的には未遂とはいえ殺されかけた夏目くんには悪い印象を、それを止めた先生には

良い印象を抱いており、転生後の蜘蛛子ちゃんの行動に大きく影響しているのだ。

 

そこでピコーんと思いついちゃった私。前世の蜘蛛子と仲良くすればメリットしかないやん!

 

ピコった(?)私はすぐに蜘蛛子捕縛作戦を実行!

 

 

 

したのは良いんだけどうまーく逃げられちゃいまして。

 

転生前から速度高いのか、ただの蜘蛛なのになんか速くて。

 

何故かただの蜘蛛と鬼ごっこになっちゃいました☆

 

 

そんな鬼ごっこももうラストスパートだっ、この角まで追い込んだからね(自慢げ)

こう見えて頭も使っているのだよ、蜘蛛子くん。さあ観念しろ!!!

 

あれ、なんか仲良くなるはずだったのに目的と矛盾したことしてないか、私。

それもなんか追い詰めてない?

 

まあいっか、ってああっ!また抜けられた!やばい、逃げられるといろいろまずい!

 

このっ、待てええええってわっ!!!??

 

「いたっっっ!!」

 

 

やっべ、盛大にこけた。誰も見てないよね??(左右確認)

まあまあ痛かったけど、擦りむいたぐらいか。

 

ふう、危なかった危なかったあ、じゃなくて蜘蛛子は!?

ここまで来て見失うのもまずい。急がないと昼休みが終わっちゃう!

 

まずは立ち上がらないと、って、手???

 

 

「大丈夫、篶群さん?」

 

 

 

わぁ、手、だしてる山田おった。

 

 

 

「う、うん、大丈夫。ありがとう、山田くん」

 

やばいやばい、唐突すぎてボロが出そうになった。さすがに怖かったわ、

振り向いたらそこにいたし。

 

「怪我してない?もし怪我したなら保健室に連れてこうか?」

 

「いや、大丈夫だよ!ちょっとはしゃいじゃっただけだから!」

 

「それなら良かった、気をつけてね」

 

 

 

ふぁぁぁ、いやー危なかった。このイベントみじかいのに鬼ごっこより疲れたわ。

不意を突かれると人間こうも焦るんですね。べんきょうになりますた。

 

あっ、そうだ蜘蛛子はどこ行ったんだろう。なんかでも追いかける気失せて来たな。

いや、でも追いかけないと好感度が、、、

 

ああああああどうしよおおおおおおお(本日二度目の発狂)

 

 

駄目だ深呼吸深呼吸。すーーーーーーーーーーーーはっ。

って二回目だけどなんだこの深呼吸。いくらなんでも吸と呼のバランスおかしいやろ。

 

まあ過ぎたことはしょうがないよね。人生こんな事もあるある。

蜘蛛子ちゃん仲良し作戦はまた今度でいいか。

 

本来の目的である好感度稼ぎとも最後の方矛盾しかけてたしな。

いや負け惜しみじゃないよ?いや本当に。

 

 

帰るか、教室。

 

 

 

 

 

 

ん?いまカサカサって音が!?

 

「あっ!!」

 

蜘蛛子、お前、、、、、、、

 

来てくれたのかあああああああああああああああああああ(歓喜)

 

私は蜘蛛子に駆け寄り、熱い抱擁(一方的)を交わす。

 

やっぱ私の思いが届いたんだよね、そうだよね。うんうん。

昼休み潰して格闘した甲斐がありました。

 

なんか想定してた仲良し作戦とは違うけど、仲良くなれた気がする。

鬼ごっこで遊んだ人ってイメージがついたはずだし。

 

それがどういう影響を及ぼすかはわからないけどね。

元々私がいる時点で既に原作ブレイキングしてるから問題なし!

 

 

さて、いろいろあったけど、蜘蛛子ちゃんと教室に帰るかな、ってあれ!?

 

 

「もういないし!?」

 

 

 

私と蜘蛛子ちゃんの戦い(?)はまだまだ続きそうです。

 

 

 




篠原さん呼びと根岸ちゃん呼びの違いは、原作知識によるものが大きいと思います。
ソフィアさん、主人公が加わっても気苦労が減らないどころか増えそうですね(他人事)

主人公のあたおか度は絶えず強化されていくので。




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