あれから十数年が経って16歳…高校生になった。なに?飛び過ぎ?知らんな!!
特典を確認してからは特に無かった。嫌いなものを嫌々食べ、ミラーワールドで食い物を漁り、契約したドラグブラッカーに餌(ミラーモンスターは何故か居なかったので大きい肉や魚、野菜を与えた)を食わせたり、手に付いた水滴をストーブに向かって飛ばしたり、日常を謳歌した。
次に、前回(メタイ)登場しなかった両親についてだが、二人共顔が整っていた。てかイケメンと美女でした。将来安定だなと安堵したものだ。だが母親にはある欠点があった。その欠点は……
「良い鏡介!いつか悪の組織か、モンスターが現れる分からないからいつ来ても良いように鍛えておくのよ!覚醒した力に振り回されないようにしておきなさい!!」
厨ニ病なのだ、それも重度の。よくある「くっ!右腕がうずく!」とかではなく特撮のような設定がされてあるのだ。てか悪の組織ってなんだよ、ショッ○ーかよ。
因みに父親はまともである。ちょっと天然な所もあるが厨ニ病のちの字も無い。母の何処に惚れたのかを聞いたところ、
「偶に素が出てくる所かな、そこが可愛い」
と言っていた。だから平然としているのか。だが毎日息子の前でイチャイチャするのはやめてほしい。
まぁそんなこんなで16歳になり、高校生になった。私立陽月学園の高等部に所属している。そして今は入りたい部活動についての質問用紙について考えていた。
(部活か……母さんが鍛えておけと言ってたけど、家でもできるし入らなくても良いか)
用紙に無しと記入し、回収してもらう。少しの間惚けていたら前からこんな声が聞こえてきた。
「ツインテール好きなの?」
「大好きです!!」
……ヤバイ奴、俺はそう思った。いや急に大きな声で変態発言するやつを見てヤバイと思うだろ普通!まぁその後その男子はやってしまったという顔をしていたが隠してたのかな?
色々あったがいつも通りに家に帰り、自室でゲームをしていた。その時……
キイーン…キイーン
鏡から響くような音が聞こえてきた。この音はたしか……
「ミラーモンスターが現れたときの音!?」
この音はミラーモンスターが現れたとき、又はライダーバトルが行われているときになるものだと記憶していた、けどこの世界にはモンスターや俺以外のライダーは居ないはず、だけど今は、
「行くしかないか!」
俺は鏡の前に向かい、デッキをかざし、ベルトを出現させた。昔はかざす度にテンションが上がっていたけどもう慣れた。
「変身!」
ベルトにデッキをを嵌めて仮面ライダーリュウガに変身し、鏡に入る。入った先には劇中で登場していたバイク、「ライドシューターに乗り、発進する。進めば進むほど音が大きくなっていく。目的地が近い証拠だ。因みに普通は入った鏡からしか出入りできないが、俺の場合は何処の鏡からでも出入りができるようになっている。とても便利だ。
そして目的地に到着した。此処は確か、マクシーム宙果だったっけ?行ったことあまり無いけど。ここで何かが起こっているはずだと思い、近くのガラスから元の世界に戻った。そして辺を見渡していると……
「その毛先を使って我が頬をペチッとやってくれぬか……!」
「ひぃ!!」
人形のトカゲの姿をした変態と変わった格好をして怯えた表情を浮かべた幼女がいた………
事案か?取り敢えずライドシューターから降りて、目の前のトカゲ怪人に向かって飛び蹴りすることにした。
「ふっ!!」
「ぐわっ!!」
蹴りを喰らった変態は勢い良く吹き飛び、数メートル先まで跳んだ。
「え?」
幼女は吹き飛んだ変態を見て啞然としていたが、俺が話しかけると直ぐに気を取り戻した。
「大丈夫か?」
「あ、あぁ、大丈夫だけど、あんたは一体…」
幼女は俺について聞いてきたので名乗ろうとするが……
「何者だ貴様!折角幼女と戯れていたのに!!」
「いやどこがだよ、端から見たらただの変態だろ」
そう言ってやったが、相手は気に留めてもいなかった。
「まぁ良いだろう。其処の戦士たちよ!名を聞こう!」
変態が名前を聞いてきた。名乗ろうか迷っていると
「俺はテイルレッドだ!!」
先に幼女が名乗りを挙げていた。テイルレッドか…スーパー戦隊のレッドみたいな名前だな。この子…いや、テイルレッドが名乗って自分は名乗らないのはだめだと思い、名乗ることにした。
「俺は仮面ライダーリュウガだ」
大声で名乗るのは恥ずかしいので普通の声量にした。
「そうか!行くぞテイルレッドよ!」
変態は此方に向かって来た。てか俺は無視かよ!
転生して初めての戦闘か…鍛錬の成果、見せてやる!!
良いお年を!!