無気力な僕がAqoursのマネージャーになってしまった件について 作:希望03
投稿が遅れてしまい申し訳ございません。
ちょっと課題や色々諸々やっていたら執筆の時間が無くなっていました…
とはいえ、何とか書き上げることが出来ました!
今回は梨子ちゃん回です。
若干、他メンバーのヤンデレもあっちゃったりしますが、何を言われようとも梨子ちゃん回です!
それではどうぞ!
海の家での特訓が始まり、数日。
段々と仕事もこなせるようになり、また浜辺でのトレーニングも形になっていた。
それぞれがそれぞれでこの特訓を良いものにしていたのだ。
ただ1名を除いて。
梨子「…」
優馬「…?」
千歌「ゆうく~ん!こっち手伝ってーー!」
優馬「あ、うん…今行くよ…」
梨子「…」
これを見てるあなたには分かるだろうが、梨子の調子がどうにも悪いのだ。
というのも、すごく悩みを抱えてそうな、そんな感じ。
今思えば、特訓を始めた時から梨子の調子はおかしかった。
どこか心ここに在らずみたいな感じで、思い詰めてるみたいな感じであった。
優馬「…ねぇ、千歌?」
千歌「んー?どうしたの?」
優馬「梨子ちゃんの調子なんか悪くない?」
千歌「調子?うーん?」
優馬「調子っていうか、なんか元気がなさそうに見えるというか」
千歌「…そうかな」
優馬「うーん…ちょっと聞いてみようかな…」
千歌「え…」
優馬「ん?千歌?」
千歌「い、いやなんでもないよ!良いと思うよ!うん!」
優馬「う、うん。じゃあちょっと練習の時にでも話してみるよ」
千歌「…うん、よろしくね」
正直、ここでは千歌のことは気にかけていなかった。
いつも通りだと思った。しかし、違った。
梨子ちゃんも悩んでいるのと同時に、千歌も悩んでいることに。
僕は、気づいてやれなかったんだ。
~浜辺~
海の家での仕事も終わり、僕たちは特訓を始めていた。
そのため、今日千歌と話してた通り、梨子ちゃんと少し話をしようと思い、歩を進めた。
梨子「…」
優馬「梨子ちゃん、ちょっといい?」
梨子「…優馬君?」
優馬「少し話があるんだけど大丈夫、かな?」
梨子「う、うん…いいよ?///」
梨子ちゃんの許可も取れたので、とりあえず二人きりになれる場所
というより、皆に心配かけるのも申し訳ないのでちょっと離れた場所で話すことにした。
千歌「…」
千歌「…ゆう、くん」
梨子「は、話ってなにかな…?///」
優馬「あ、うん。そんなに畏まらなくていいんだけど」
梨子「う、うん///そ、それで…?///」
優馬「…いや、梨子ちゃん、何かあった?」
梨子「え…?う、ううん、何もないよ?」
優馬「…ほんとに?」
梨子「…優馬君ってば、こういう時は鋭いんだから…」
優馬「…」
梨子「あのね…」
そうして、梨子ちゃんからピアノコンクールへの出場についての悩みを聞いた。
それもピアノコンクールがどうにもラブライブ予選と被ってしまうとのこと。
優馬「…」
梨子「だけど、皆と過ごしてきて分かったの。私はこの学校が、スクールアイドル、Aqoursの皆が大切で、優馬君が大切で大好きだから…」
梨子「そんな皆が目指しているラブライブは私にとって、本当に大切なものなんだな、ってそう思ったの。」
梨子「…だからもう決めたの、ラブライブに出るって」
梨子「私の今の居場所はここだから…」
梨子「さ、話もそれだけでしょ?早く行きましょ!」
優馬「…ほんとにそれでいいのか?」
その梨子の想いはどうにも僕にとっては煮え切らない何かになってしまったのだ。
そんな煮え切れない想いを抱えながら僕はまた練習に向かうのだった。
~優馬家~
優馬「…」
ずっと考えていた。
果たして、梨子ちゃんの想いを汲んでこのままラブライブに専念してもらった方がいいのか。
そもそも梨子ちゃんは本当にそれを望んでいるのか。
梨子ちゃんのかけがえのない大切なものはラブライブや皆の他にもあるはずなのでは?
それこそ、ずっと続けてきたピアノでは?
優馬「…くそ、分からない。」
そりゃそうだ。
人の心なんていくら頭が良かろうが読めるわけがない。
じゃなきゃ、あの時だって
優馬「あの時だって、気づけたはずだったじゃないか…」
そうして、気づいた時には寝落ちをしていた。
~浜辺・海の家~
今日も今日とて、海の家で仕事をこなしていた。
梨子ちゃんも昨日話した結果なのか、少しばかりか明るく振舞っていた。
それでもあの悩みが晴れたとは僕自身が思えず、どうしても気にしてしまっていた。
果南「…お~い、ゆ~う~??」
優馬「…っ!?」
果南「…大丈夫?暑さにやられちゃった?」
優馬「い、いや…だいじょう、ぶ///」
果南「ん~?でも顔が赤いよ…?」
優馬「それは、かおが、ちか、いから…///」
果南「…///」
果南「その顔はダメだよ…///」
優馬「へ…?」
果南「ふぅ…よし!とりあえず話としては、今日、梨子の部屋で予選に向けたダンスの打合せするんだけど、ゆうにも確認してもらいたいんだけど大丈夫?」
優馬「あ、うん。大丈夫だよ。夜?」
果南「うん!じゃあよろしくね!」
優馬「は~い…」
~梨子家・梨子の部屋~
優馬「…」
果南「ここは…」
梨子「そうですね…だから…」
優馬「…」
果南「それで、ゆうの考えた歌詞のテーマなんだけど…?」
優馬「…」
果南「…ゆう?」
優馬「あ…ごめん、歌詞のテーマだっけ?」
果南「そうそう、やっぱりダンスするには歌詞のテーマが大事だからね、聞いときたいんだ。」
優馬「…『大切なもの』だよ。」
果南「大切なもの、か…」
梨子「たい、せつなもの…」
梨子「…」
僕は2人の顔を見つめながらこのテーマを伝えた。どうしても伝えたい想いが込められていたから。
すると、梨子はやはり思いつめたような顔をした。
そして、机の上のピアノの譜面を見詰めていたのだ。
優馬「…!」
こうして、打ち合わせは終わった。
そして収穫もあった。僕は確信した。梨子ちゃんの想いを…
~浜辺・海の家~
善子「うぅ…」
鞠莉「Why…?」
優馬「あー…やっぱり…」
善子「やっぱりって何よぉ!!」
本日も海の家で仕事を手伝っていたわけでありますが、
やはり僕の予想通りというか、鞠莉のシャイ煮と善子の堕天使の泪はしっかりと売れ残っていた。
優馬「…どうしたもんか、さすがにこの量を廃棄ってわけにはいかないしなぁ…」
曜「ふっふっふ…ここは曜ちゃんにお任せをっ!!」
優馬・鞠莉・善子「曜?」
曜「これをこうして…これと混ぜて…味付けこうして…」
優馬「お、おぉ…すごい…」
善子「これができる女ってやつなのね…」
鞠莉「今だけは曜が輝いてるデース…」
曜「できたよっ!!“特製船乗りカレーwithシャイ煮と堕天使の泪たち”!」
優馬「すごっ…めちゃくちゃ美味そう…」
曜「…優、あ~ん///」
優馬「え、ここで…?///」
鞠莉・善子「「…」」
曜「だって…味見してくれないと…///見た目だけじゃ分からないでしょ…?///」
優馬「そ、そしたら鞠莉と善子に見てもらった方が…」
曜「優、ダメ…?」
優馬「うぐっ…///」
曜「ふふっ♡はい、あ~ん♡」
優馬「あ~…んっ、美味い…すごいな…」
曜「え、ほんとに!?えへへ…///やったぁ…///」
優馬「うん、これなら売れると思うよ」
曜「それなら良かったでありますっ!」
善子「…ねぇ、マリー?」
鞠莉「…」
善子「私たち忘れられてるわよね?」
鞠莉「今は話しかけないでほしいデース…」
曜「…ふっ♡」
鞠莉・善子「「…」」
曜「ねぇ~、優?」
優馬「ん~?」
曜「…このやり取りさ、新婚さん、みたいだねっ♡」
優馬「っ!?///」
鞠莉「ちっっ!!!」
善子「…はぁ、ちっ」
優馬「う、うん、そうかもねー…」
曜「優もそう思ってた!?///じゃあ、相思相愛ってやつだねっ!///」
優馬「あー…そ、それよりも梨子ちゃんどこにいるか分かる??」
曜「…梨子ちゃん?」
善子「リリーなら向こうにいるわよ!」
優馬「お、善子、ありがと」
善子「ヨハネよ!」
そうして、僕は梨子ちゃんの下へ駆け出した。
どうしても昨日確信したことを確認したくて
曜「…はぁ、まあ食べてくれたし、いいや」
鞠莉「…ちょ~っと、おいたが過ぎるんじゃないの?」
善子「そもそも重すぎね、あんなの優馬に引かれてもおかしくないわ」
曜「…まともに料理できない人たちよりはマシだと思うけどね?」
鞠莉・善子「「…ちっ」」
曜「ふふっ♡」
~海の家・食事処~
僕が向かったところ、ちょうど梨子ちゃんは休憩に入っていた。
丁度いいと思い、僕は昨日のことを、そして僕の想いを伝えることにした。
優馬「…梨子ちゃん」
梨子「優馬くん?どうしたの?何かあった?」
優馬「いや、ちょっとまた話があって、ね」
梨子「…また、昨日みたいな話?」
優馬「…まぁ、近いね」
梨子「私の想いは変わらないわよ」
優馬「それでもいいよ、聞いてほしいだけ」
すごく嫌悪感があるみたいだけど、しょうがない。
これだけしつこく迫られれば誰だって嫌だろうけど、そこは僕が耐えればいい話だ。
優馬「…昨日、僕の歌詞のテーマの話、したよね?」
梨子「うん…『大切なもの』よね?」
梨子「一昨日にも話した通りよ?私の大切なものは今なの、この時。だから…」
優馬「本当に?」
梨子「え…?」
優馬「昨日、大切なものの話をしたとき、ピアノの譜面を見たじゃないか」
梨子「そ、そんなの…」
優馬「本当は今の時間、ラブライブを目指しているこの時間と同じくらいピアノが大切なんじゃないか?」
梨子「わ…」
優馬「?」
梨子「分かったような口きかないでよっ!!」
優馬「…」
やはり、揺らいでいた、か
…今の梨子ちゃんは正直、以前の僕と同じだ。
大切なものを分かっていながら、トラウマで触れることすら恐怖を感じてしまう。
そうして、何か別なものを代替して、その心を補おうとする。
ただ、それは、「現実からの逃避」と一緒。
それじゃダメなんだ。きっと。
だから…
梨子「…ごめ「ちょっと昔の話をしよっか」…?」
梨子「昔って…」
優馬「あ、奏ねえさんの話じゃないよ。僕らが初めて会った時の話。」
梨子「あ…」
優馬「立場的には今と逆だったかな。あの時は奏ねえさんを失った喪失感に苛まれていたからね、何もかも無くなってしまえばいいって思ってたな。」
梨子「…」
優馬「そんな時、転校した学校先に君がいた。」
優馬「確か、音楽室にいたよね?」
梨子「…うん、あの時は発表会が近くに迫ってたから」
優馬「すごく、綺麗だった。音色とか弾いている姿とか何もかもが僕とは別次元の存在だと思った。」
優馬「途端、劣等感に苛まれて逃げようとしたときに、君から声をかけられた。」
優馬「転校生ってだけで有名だったからすぐ仲良くなったのかな」
梨子「あの時の優馬くんは気づいたらどこかに消えてなくなっちゃいそうなくらいに沈んでたから…」
優馬「はは…そうだね…でも、そんな僕のことを察してくれたのか、君は言ってくれた。」
優馬「“大切なものから逃げるのはもったいないよ。大切なら全部欲しいくらいの気持ちで行かなきゃ”って」
梨子「あ…」
優馬「そうだね、あの時の僕は君と同じだったよ。何も知らない君が何を、って」
優馬「でも、今なら分かる。」
優馬「梨子ちゃん。いや、梨子。本当に大切なら、やりたいのなら遠慮しないで?」
優馬「迷惑かけちゃうかもとかそんな余計な心配はいらない。そんなことくらい僕が支えてあげる。」
優馬「だから、君の想いを、同じくらい大切なものをもっと欲しがってもいいんじゃないかな?」
梨子「…ゆう、まくん」
梨子「わ、たし…」
優馬「…」
梨子「私、ピアノも大切なの…」
優馬「うん…」
梨子「だから、だから!ピアノコンクールに出たいっ!!」
優馬「…うん。分かった。僕は皆とここで梨子の想いと共に待ってるよ。」
優馬「…行ってらっしゃい。頑張って。」
梨子「うん、うん…!」
そうして戻ろうとしたとき、梨子から抱き着かれた。
優馬「…っ!?///」
梨子「わ、たし、私も皆の想いも“優くん”の想いも持ってるから!…ずっと大好きだよ!」
優馬「…うん、ありがとう。」
いかがでしたでしょうか
なんだかキャラの出演率が段々と別れ始めたんですよね
決して嫌いとかじゃないんですよ?
その場その場での要所が違うのでついつい、出演してるキャラに偏りが出てしまうんですよね…
これからはバランスよく話に盛り込めるように、執筆していきたいと思います!
それでは、次の話もまたよろしくお願い致します!
現時点で貴方が考える優馬が付き合う相手は?
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高海千歌
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桜内梨子
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渡辺曜
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松浦果南
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黒澤ダイヤ
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小原鞠莉
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津島善子
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国木田花丸
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黒澤ルビィ
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鹿角聖良
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鹿角理亜
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誰とも付き合わない