無気力な僕がAqoursのマネージャーになってしまった件について   作:希望03

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こんばんは
今回も投稿が遅くなってしまって申し訳ございません!
今回は原作にまた戻って、書きました!
また、あのグループと…ぜひ見てください!
どうぞ!


第23話 再びの邂逅

 

~東京・秋葉原~

 

千歌「着いたーーー!!」

優馬「なんかこの登場の仕方、デジャヴじゃないかな…」

曜「あはは…気にしない方がいいと思うよ…」

優馬「でも、着いたな」

曜「…うん」

 

今、俺たちは東京にいる。

ラブライブ予備予選の結果が出たあの日、予選は通ったものの

肝心の学校説明会参加人数が0

μ’sが成し遂げた廃校の危機、状況は全く同じはずなのになぜ俺たちは参加人数が増えなかったのか…

その答え、それかヒントかきっかけだけでも掴むべく、こうして東京に降り立ったのだ。

 

優馬「とりあえずどこ行くか、決めないとね」

 

そうこれが問題だ。

μ’sの原点でもあり、廃校を免れた高校、音ノ木坂学院に行くか、それとも秋葉原周辺のスポットを見回るか、はたまたμ’sの練習場所でもあった階段がある神田明神へと向かうか…

 

千歌「あの神社へ行こうっ!」

曜「神社?」

優馬「あー…神田明神のこと?」

千歌「そう!それそれ!」

優馬「どう?皆は」

 

そう聞くと、皆もリーダーの意見に賛同したのか、全会一致で神田明神に決定した。

 

優馬「じゃあ、行こうか」

 

すると、皆は動こうとしない。

 

優馬「…どうしたの?」

千歌「優くんはちょっと待ってて!」

優馬「あ…うん…」

 

彼女たちにとって優馬と街を歩くということはつまりデートに近いということ

隣を歩くというだけで、彼女たちには至福のものと昇華する。

つまり、ここから始まるのは「優馬の隣を歩むのは誰だ決定戦」だった!

 

千歌(ここで勝てば…優くんのそばに…♡)

曜(そばにいてほしい、って言われたからね、責任もってそばにいなきゃだもんね!♡)

梨子(ふふ、優君は私がいないとだめだもんね♡だから私がそばにいないと!♡)

 

花丸(こんなにお互い想いあってるのに…色んな女の子に色目を使われて、大変なんだよね?…オラが救ってあげなきゃ、だからここは…)

善子(リリーも、ダイヤも…ほんとずるい女たちばっかりよね…あんな女たちにリトルデーモンが誑かされないようにしなきゃ、それが主であるヨハネの使命だから…)

ルビィ(…誰にも渡さない。お兄ちゃんはルビィが守らなきゃ…だからここはルビィが…)

 

ダイヤ(ふふっ…♡やっぱりここは一番、信頼を置いている私がそばにいてあげなければ駄目ですわ♡これは運命、必然的な運命なのですから…♡)

果南(ゆうのためだと思って必死に自分の気持ちに栓をしてたけど、ここ最近は雌豚たちがなんだか誑かしてるもんなぁ…これからは私の番だってこと、思い知らせてあげなきゃね♡)

鞠莉(…ダーリンったら最近、全く構ってくれないもの。それなのに千歌っちや曜、梨子やダイヤまで…どれだけ女の子を侍らせれば気が済むのかしらね。一度、優に思い知らせてあげなきゃ、マリーが一番だってこと♡)

 

優馬(たかが隣を歩くってだけでどうしてここまで争えるんだろう…)

 

実は優馬は気づいていたのだ。

というのも皆の目線が明らかに自分の方に向いていて、さらに言えば

その眼の色が獣のような何か狙っているような目線をしていたのだ。

これから出かけるというのに、ここまで本気とは…

 

優馬「はぁ…できるだけ早くね…」

 

とりあえず俺は彼女たちの気が収まるまで、放置した。

 

千歌「よし、始めよう!」

果南「うん、そうだね。ここで時間潰してると(ゆうと一緒にいる)時間が無くなっちゃうからね」

善子「そうね、まあ勝つのは私だろうけど」

ダイヤ「あら、どの口がそれを言うのですかね?」

善子「…」

梨子「まあまあ…とりあえず始めちゃいましょ」

 

「「「「「「「「「最初はグー…!!!!!」」」」」」」」」

 

 

 

優馬「それで決まったんだね…」

ルビィ「うんっ♪」

善子「ま、ヨハネの力をもってすれば当然よねっ♪」

千歌「…ま、いっか。この後、もっと甘えれば。」

曜「千歌ちゃん?それって抜け駆け?私もいいんだよね?」

千歌「うーん、仕方ないなぁ…いいよ!」

梨子「千歌ちゃん?曜ちゃん?勝手に話し進めないでくれる?」

花丸「…1年生内で省かれた感があるずら」

優馬「マルちゃん?」

花丸「はぁ…」

優馬「…ごめん、ルビィちゃん、善子。ちょっと待ってて」

ルビィ・善子「「?」」

優馬「マルちゃん」

花丸「ずら…?」

優馬「…また帰りにでも一緒に街中デート、しよっか」

花丸「…へ?///」

ルビィ「え…」

善子「んな…!」

千歌・曜「「…はあ」」

梨子「…」

ダイヤ「またですか…」

鞠莉「嫉妬ファイヤーメラメラね…」

果南「ゆう…」

優馬「最近、マルちゃんと話せてない気がするし、気分転換がてら、ね?駄目だったかな」

花丸「だ、駄目なんかじゃないずらっ!!!///ぜひお、お願いしますっ!!///」

優馬「そっか、良かった」

花丸「ず、ずらぁ…♡」

千歌「堕ちた、ね」

曜「そうだね」

梨子「優君にはお仕置きが必要かなぁ」

 

俺の後ろで堕ちただのお仕置きとかいう不穏なワードが出ている中で

さっきまでそばにいた2人を見ると

 

ルビィ・善子「「…」」

 

あからさまに落ち込んでいた。

しかし、俺の考えは決してデートとかではない。断じて。

まあ彼女みたいな可愛い子とデートができたらどれだけいいか、と思うことはあるが

今回は以前、断ってしまった彼女たちとの約束を果たす時だったのだ。

 

優馬「ルビィちゃん。善子。」

ルビィ「…?」

善子「何よ…」

優馬「なに落ち込んでんのさ、2人も一緒に行くんだよ。」

ルビィ「…ぴぎぃ!!??///」

善子「はぁぁぁ!?///」

優馬「この前、東京に行ったときに一緒に遊ぶ約束してたのに行けなかったからね。」

優馬「それの払拭というわけではないけど、最近話せてないような気もするし」

優馬「2人は予定があったのかな…それなら申し訳ないんだけど…」

ルビィ「な、ないよっ!!///全然、全くない!!///」

善子「わ、私もよ!///絶対行きましょ!///」

優馬「そっか、良かったぁ…」

ルビィ「ぴぎぃ…♡」

善子「えへ、えへへへ…♡」

 

ダイヤ「優は女を誑かす天才なのですかね…それならきちんと教育してあげないと…」

鞠莉「それ私も参加していいかしら」

果南「私も加勢するよ」

 

そんなこんなで彼女たちとのひと悶着をなんとか抑えることに成功し、

ようやく俺たちは目指すべき場所、神田明神へと向かった。

 

~東京・神田明神~

 

優馬「…久しぶりだな」

千歌「…そうだね」

 

そう、ここは以前、あの東京でのイベントで自分たちの浅はかさを思い知らされた

その時に訪れた場所。そして

 

優馬「ここで初めて会ったんだよね…Saint Snow…」

 

最悪な出会い方をして、ある意味で俺たちに喧嘩を売ったグループ

Saint Snowともここで出会っているのだ。

 

優馬「…なんだか、こんなに離れているのに思い入れが深いような」

梨子「やっぱりスクールアイドルの力、なんじゃないかな?」

優馬「そうだとしたら怖いよ…」

曜「でも、ありえない話じゃないよね!」

ダイヤ「そうですわ。ここ神田明神はかつてμ’sが練習場所として使用していた場所でもあり、あのメンバーがバイトをしている場所でもある…いわゆる聖地、なのですから!!」

優馬「相変わらず熱いね…」

善子「…ねえ、私たちが隣に居ること忘れてないわよね?」

ルビィ「そうだよ、お兄ちゃん?」

優馬「うん、ちょっと怖いよ…?忘れてないから…」

 

彼女たちと話しながら、そしてダイヤのスクールアイドル豆知識や善子とルビィちゃんに思いっきり腕を掴まれて、身動きが取れなくなったり…

そんな感じで神田明神の階段を上がっていくとそこには

 

聖良「…あら」

理亜「…」

 

優馬「…嘘でしょ?」

 

こんな偶然があっていいのだろうか。

なんとそこにはSaint Snowの2人がいた。

聖良はびっくりした様子で俺のことを見てきたが、相変わらず理亜は物凄く睨んでくる。

もはや嫌われているんじゃないか、と思うくらいには。まあ当然ちゃ当然だけど

そしてまるで狙ったかのようなタイミング。アニメとか漫画の世界じゃないんだから…

 

千歌「優くん、どうしたの~…って、え…!?」

曜「優?千歌ちゃん?…っ!?」

梨子「…」

善子「Saint Snow…」

ルビィ「ほ、本物…?」

花丸「な、なんでいるずらか…」

 

東京の時に出会っていない3年生組を除いた皆が驚いていた。

それもそのはず、彼女たちは北海道出身のスクールアイドルであり、ここに来るのに相当なお金と時間、労力が必要になる。

そんな中で来ているのだから、そりゃその反応にもなる。

それにさっきまで話題に出てたし…

 

聖良「皆さん、お久しぶりですね…いや、優馬さんは違いましたか…」

優馬「…その言い方はやめていただけませんか?誤解を生んでしまうので」

聖良「ふふっ、分かりました…以後、気を付けますね♪」

優馬「…直す気ないくせに」

 

本来だったら、μ’sの後を追いつつ、皆で楽しく勉強する予定だった。

しかし、この出来事で空気は大きく、そして重たくなってしまった。

 

優馬「お2人はなんでここに…?」

聖良「…恐らく、貴方たちと同じですよ」

優馬「同じ…?」

聖良「私たちも実際、何が正解なのか分からないんです」

聖良「パフォーマンスも歌も、完璧にできているはずなのに、どこかμ’sやA-RISEと違う。彼女たちにはあるものと私たちにはないもの…」

聖良「一体、私たちは何が違うのか、というのを考えたんです。」

優馬「…答えは見つかりました?」

聖良「それは…」

理亜「勝って、勝って、憧れのグループが見ていた景色に追いついて、そして同じ景色を見る、それだけ。」

優馬「…大した自信だね」

理亜「…馬鹿にしてるの?」

優馬「馬鹿になんてしてないよ。ただ、とてつもない自信だな、と」

理亜「それが馬鹿にしてるっていうのよ!」

聖良「落ち着いて理亜。…貴方にとってはこれは虚栄かもしれませんが、私たちは本気です。その気持ちは踏みにじらないでください。」

優馬「…失礼しました。」

 

勝ち続ける。

それはとてつもない負荷のかかることで、そしてプレッシャーも段違いなのだ。

それを彼女たちはしようとしている。同じ景色を見るというためだけに。

ただ、それは千歌たちの目指しているものではないにしても、俺にはどこか同じような輝きを持っているような、そんなイメージが湧いていた。

すると、俺の隣から声が上がった。

 

千歌「あの、少しいいですか?」

聖良「あなたは…千歌、さん?」

千歌「は、はい!」

理亜「この人が…!」

千歌「?」

聖良「理亜、少し落ち着いて」

理亜「…ごめんなさい、姉さま」

聖良「すみません、妹が…それで何か?」

 

千歌にしては珍しく、弱気だった。

そして、彼女は尋ねたのだ。

 

千歌「…ラブライブ!勝ちたい、ですか?」

 

…これはさっきも俺が感じてた部分と一緒だった。

Aqoursがなぜ、ラブライブに出るのか、それは優勝して学校を救うためでもあり、彼女たちにとっての輝きを見つけるためだった。

それに対して、Saint Snowはラブライブで優勝するために、勝つために出る。

この違いは一見、優勝という目標は同じだが、根本的な中身は違う。

だからこその質問だったのだろう。

 

聖良「逆に聞き返しますが、勝ちたいという思いがないのになぜラブライブに出るんですか?」

千歌「そ、れは…」

聖良「私たちは勝ちたいんです。同じ景色を見たいんです。それが憧れならなおさら…」

聖良「そして、勝って…見つけてほしいんです。見てほしいんです。ある人に…」

 

すると、聖良はこっちをちらっと見た。

何の意図をもってしてなのかは分からない。だけど、どこかその顔は寂しげだった。

 

千歌「ある人…ですか?」

聖良「えぇ…だからその分、想いが強いんです。」

聖良「もう一度聞きます。勝ちたいという思いがないのに貴方たちはなぜ、ラブライブに出るんですか?」

千歌「…」

 

聞き返される千歌。

それに対して、千歌は何も答えることができなかったのだ。

 

優馬「千歌…」

聖良「…それでは私たちはそろそろ行きますから。」

優馬「帰られるんですか?」

聖良「いえ…ラブライブ決勝大会の発表がUTX前で行われるので、私たちはそちらに」

優馬「…そうでしたか。情報不足でした。」

聖良「そういう時もありますよ。」

理亜「姉さま、時間が」

聖良「分かっているわ…じゃあそういうことなので…」

優馬「あ、うん…邪魔して申し訳ない。」

聖良「邪魔だなんて…まあ次会う時を楽しみにしていますね?」

理亜「…またね、兄さん」

 

そうして、彼女たちは決勝大会の発表へと向かっていった。

俺にとってめんどくさい置き土産を残して

 

千歌「…」

優馬「…千歌」

 

まただ。

またかける言葉が見当たらなくなってしまった。

こういう時、どういう言葉が正解なのか、分からない。

頭が良いなんて、何の役にも立たない。

結局、俺は何も声がかけられないのだから。

そんな苦い顔をしていると、千歌から先に声が出た。

 

千歌「ねぇ、優くん」

優馬「…?」

千歌「私たちがしてることって実は間違いなのかな?」

優馬「…それは」

千歌「だって、私は学校を救いたくて、そのためには皆に知ってほしくて、そして出会ったのがスクールアイドルで、あの輝きを私自身が見つけて、それで…優くんと…」

 

そうしてずっと千歌は自分の想いを赤裸々に告白した。

…果たして、ラブライブに出ること、優勝するということに1つの正解があるのだろうか。

確かに第一に優勝を目指している、勝ちたいがためにスクールアイドルをしているグループだって必ずある。

しかし、俺たちみたいな、こんな境遇の中で、こういう思いを持ってるグループだっているのだ。

そんなグループが優勝を目指すのは、間違っているのだろうか…

 

優馬・千歌「「…」」

 

何も言葉が出なかった。

正解が分からないから、余計に混乱してしまって何も出なかった。

すると

 

鞠莉「はぁ…もうっ!!優!!千歌っち!!」

優馬・千歌「「っ!!??」」

鞠莉「なーに迷ってるのよっ!とにかく今は前に進むしかないでしょう?」

ダイヤ「そうですわ。正解なんて誰にも分からないのですから、とにかく私たちは私たちのやりたい事、やるべき事を全力でするしかないのですから」

果南「うんうん。ここでうじうじしてたって何も変わらないよ?」

優馬「…鞠莉、ダイヤ、果南」

 

やっぱり幼馴染の力、なのだろうか

いつもいつも俺の心は彼女たちに見透かされている気がする。

そして、いつも助けられるんだ。

 

優馬「はは…それもそうだ。」

 

しっかりしろ。

もううじうじと悩むのはやめるんだ。

今はやるべき事がある、それを遂行するだけだ。

 

優馬「それじゃ、俺たちも行こうか。決勝大会の発表を見に」

 

こうして俺たちは決勝大会の発表を見るために

Saint Snowの後を追って、UTX前まで向かうこととなった。

 

~道中・Aqours side~

 

千歌「…」

 

学校を救いたい。私にとっての輝きを見つけたい。そして何より…

優くんと一緒に優勝して、ありがとう、と大好きを伝えたい、ただそれだけなのに…

 

千歌「はぁ…」

曜「…ねぇ、千歌ちゃん?」

千歌「曜ちゃん?」

曜「私はラブライブに出るからには優勝したい。勝ちたい。でもね」

曜「それ以上に優と一緒に光を見つけたいの」

曜「それで出会った時から好きだった、ってことを伝えたい。」

曜「千歌ちゃんも多分そうだよね?」

千歌「…」

曜「それに、その想いを抱えてるのは私たちだけじゃないと思う。」

曜「ここにいるメンバー、皆そうだと思うんだ。」

曜「ね、り~こちゃん♪」

梨子「そこで私に振るの!?」

梨子「…でも、そうね。私も中学の時に優君と出会ってから、ずっと好きだった。きっと優君には気づかれてるかもしれないけれど、想いはちゃんと伝えたい。」

梨子「そのために、まずは優君を変えてくれたスクールアイドルで私は彼にもう一度、光を与えたい。だから勝ちたいという思いももちろん大事かもしれないけれど、それが正解だとは限らないと思うわ?」

千歌「曜ちゃん、梨子ちゃん…」

千歌「そうだね、そうだよね!」

 

そうだ。私たちは優くんっていう愛しの人と輝きを見つけたくて、

一緒にこのスクールアイドルを始めたんだ。

勝ちたいからやるんじゃない、正解なんてないんだ!

 

曜「…治ったみたいだね」

梨子「ほんと、良かったわ…」

千歌「えへへ…ごめんね、気を使わせちゃって」

曜「大丈夫!それよりも…ルビィちゃんの顔が…」

千歌「ルビィちゃん?」

 

どうしてここでルビィちゃんの名前が出てくるのだろうか

一体何が起きたのか、確かめるために彼女の顔を見てみると

 

ルビィ「兄さん?兄さんって…まるで昔から会ってたみたいに…まさか…いや、でも…」

 

千歌「…えぇ?」

曜「ね?」

千歌「は、花丸ちゃんや善子ちゃんは!?」

梨子「それが…」

 

花丸「最後の理亜ちゃんの顔…あれは雌の顔してたずら…絶対何かあったずら…」

善子「なによ、兄さん…とか親しげに…あんたは優馬のどういう存在なわけ?あー…イライラするわ…」

 

千歌「怖いっ!」

梨子「ね?」

千歌「かんっぜんに闇落ちだよ~…」

 

確かにSaint Snowの理亜ちゃんは彼女たちと同年代で

ライバル心を持ってしまうのは分かるけど…

 

梨子「…でも、気持ちは分からなくもないというか」

曜「そうだよね~…」

千歌「え」

梨子「千歌ちゃんは感じない?理亜ちゃんもそうだけど、あの聖良さんの感じ…」

曜「あの人ほど優に対して色目使ってる様子があからさまなのなかなかないよねー…」

千歌「…確かに」

 

言われてみればそうだ。

気が付いたら優くんと連絡先交換してたり、何回か電話してるみたいだし…

今日だって、私たちを見てるっていうより、優くんばかり見てるみたいだったし…

しかも顔が女の顔してたし…

 

千歌「…ギルティだね」

梨子「…だよねー」

曜「どうする?思い知らせる?」

 

ダイヤ「少しは落ち着いてくださいな」

千歌「ダイヤさん!」

鞠莉「そうよ~、大体あんな女程度の色目ごときで優が惑わされるわけないじゃない♪」

曜「そうかなー…」

果南「そうそう!それにゆうはもう私にメロメロだと思うしね~」

梨子「それはそれで聞き捨てなりませんね?」

ダイヤ「梨子さん。落ち着いてください。」

ダイヤ「結論、聖良さんに惑わされる前に私たちAqours皆で優を堕としてしまえばいいのですよ。」

梨子「…なるほど」

ダイヤ「その後のことはその始末が終わってからに致しましょう?」

ダイヤ「ほら、ルビィもですわよ。」

ルビィ「ぴぎぃっ!?…お姉ちゃん?」

鞠莉「善子も」

果南「花丸ちゃんも」

善子・花丸「「っ!?」」

ダイヤ「Saint Snowごときに彼は渡しません…徹底的に彼を守ります。いいですわね?」

「「「「「「「「おーーーー!!!!」」」」」」」」

 

優馬「っ!?なに、どしたの?怖いんだけど…」

 

こうして千歌たちは謎の団結を成し遂げ、UTXへと向かっていった。

 

千歌(想いはひとつに!だもんねっ♪)

 

優馬「ブルッ!?」

優馬「さ、寒気が…」

 

そして優馬は人知れず、寒気が止まらなくなっていたとさ。




いかがだったでしょうか?
かなり文量が多くなってしまって申し訳ございません…
なんか原作通りに行くのも面白くないな、と思いおもわずちょっとしたヤンデレ要素も含ませてしまいました笑
というわけで、次回は24話!
まだこのまま原作通りにやっていきたいと思うので、よろしくお願いします!
ここまで読んでいただきありがとうございました!

現時点で貴方が考える優馬が付き合う相手は?

  • 高海千歌
  • 桜内梨子
  • 渡辺曜
  • 松浦果南
  • 黒澤ダイヤ
  • 小原鞠莉
  • 津島善子
  • 国木田花丸
  • 黒澤ルビィ
  • 鹿角聖良
  • 鹿角理亜
  • 誰とも付き合わない

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