無気力な僕がAqoursのマネージャーになってしまった件について 作:希望03
今回は前回の話の続きの話となります!
ついに本編までの小ネタはこれでひとまずひと段落となります…
是非楽しんでいただけると嬉しいです!
それではどうぞ!
ベストタイミング。
それは果南の口から出た言葉で、まるで自分たちはそのタイミングを図っていたかのような
そんな言い草だった。
つまり、果南及び千歌の2人はダイヤ、梨子を俺から離すために裏に手を回した可能性がある…
あの2人が何かしらの理由をつけて、ルビィ、善子に連絡を回し、彼女たちがダイヤと梨子へ電話をするように…仕向けた?
千歌「…どうしたの、優くん?」
果南「なんだか、元気ない?お姉さんがハグしてあげよっか?」
優馬「…いや、少し聞きたいことがあるんだ。」
もしかしたら…という可能性を考えて、俺は彼女たちに聞くことにした。
優馬「ダイヤと梨子の電話って偶然にしてはさ、できすぎじゃない?」
果南「…どういうこと?」
優馬「いや…あの2人にかかってきた電話のタイミングがあまりにも良すぎて不自然だな…というか、誰かが仕組んでた、っていう可能性とか」
千歌「そ、そんなの私たちにできないよ!」
果南「そうだよ、いくらなんでも私たちにはそんな高度なことできないよ?」
まあ…この2人の頭ならできないかな、とは思うのだが…
それでも可能性は捨てきれない。
彼女たちの好きなものに対する執着心は彼女たちの思考すら変えていってしまう。
つまり、俺が言いたいのは…
この2人ならやりかねない…ということだ。
優馬「…じゃあ果南の言ってたベストタイミングって」
果南「だって、あれだけベタベタとくっついてた2人が消えてったんだからベストタイミング、でしょ?」
優馬「…どうしても口を割らないつもりなんだね」
千歌「も~っ!優くんったら何言ってるか分からないよ~!そんな難しいこと考えないで、私と一緒にイチャイチャ、しよ?私、まだ全然甘え足りないよ~!」
果南「そうだよ、ゆう♡今は、私たちしかいないんだから、頑張ったご褒美、貰ってもいいでしょ?私もたまには甘えたいな~…♡」
いけない…
この流れは明らかに彼女たちのペースに巻き込まれてしまっている…
どうにかして抜け出さなければ、彼女たちの可愛さに溺れる!
それだけは、男としてまずい。
あと、ダイヤとか梨子とか、善子とかマルちゃんとかルビィとか鞠莉とか…に殺されそうだし…
あれ?全員じゃね?これこのままだとミンチされるんじゃね?
と思ったその時だった。
ダイヤ「…貴方たち、何してますの?」
果南「っ!…ダイヤ、もう戻ってきたんだ、早いね。」
梨子「…千歌ちゃん、優君に何を、してるのかな?」
千歌「…梨子ちゃんも早いね~」
そこには電話からひと段落ついた梨子とダイヤが目の前にいた。
ダイヤ「ルビィから電話が来たと思えば…貴方の仕業でしたのね?果南さん?」
果南「何の話?私はただダイヤが千歌の家でゆうに迫ってて困らせてるっていう事実を伝えただけなんだけど?」
梨子「千歌ちゃんもだよ。善子ちゃんから来たと思えば、内容が優馬に何してるわけ?だって。話を掘り下げてくと千歌ちゃんから連絡が入った…だなんてことを言ってたから、まさか、と思ってたけど…」
千歌「あはは!どうしたの、不服だったの?でも優くんに迷惑をかけてたのは事実だよね?千歌はそれをただ善子ちゃんに連絡しただけだよ?助けて~、ってね?」
チェックメイト。
どうやら俺の仮説が当たっていたみたいだ。
やはり善子とルビィに根回しをしていたのはこの2人だった。
果南「それで?話は済んだのかな?」
ダイヤ「ええ、もちろん。大丈夫だ、ということを伝えたので。」
果南「あ~あ…本当にそれだけで充分かな?」
ダイヤ「…それはどういう?」
千歌「梨子ちゃんは~?」
梨子「何も変なことはしてないから安心して、って言ったけど…」
千歌「あはっ、それで大丈夫だといいね~?」
梨子「え…?」
千歌と果南の言うこと、それはまるで梨子とダイヤに向けての挑発にしか聞こえないが…
果たしてどういう意味なのだろうか、分からないでいると玄関先から声が聞こえたのだ。
しかもすごい勢いで俺たちのいる部屋に向かってきている…
その時、気づいた。まさか、と思っていたがそのまさかだった。
ルビィ「お、お兄ちゃん!!」
善子「優馬っ!!」
優馬「え、ちょ、まt…ぐえっ!!」
ダイヤ「…は?」
梨子「え…?」
千歌・果南「「…」」
そこに現れたのは先ほどまでダイヤと梨子が電話していた相手である善子とルビィがいた。
…おかしくないか?さっきまでってものの数分だぞ?
ルビィなら、まあ1万歩譲ってまだあり得るかもしれないが、善子に関しては沼津からここまでかなりの距離があるにもかかわらずこの短時間でここに辿り着いてるなんて…
優馬「ど、どうやって、てかどうして?」
善子「私は千歌から話を聞いて…いてもたってもいられなくて…」
ルビィ「うゆ…私も、果南さんからお姉ちゃんがお兄ちゃんを困らせてるって話を聞いていてもたってもいられなくて…」
梨子「じゃ、じゃあ電話したあの時、もうすでに向かってたってこと!?」
善子「そうよ、当たり前じゃない。リリーたちが何するか、分かったものじゃないもの。」
ダイヤ「…ルビィ、私は大丈夫だ、ということを伝えたはずですが?」
ルビィ「…じゃあお姉ちゃんはそれを自分に聞かされた時に素直に戻る?戻らないよね?それと一緒だよ。」
どうやら善子とルビィちゃんは連絡が来た段階で既にこっちに向かっていたらしく、
電話した時には恐らくもう千歌の家付近にいた、ということなのだろう。
俺のことを心配してくれるのは嬉しいのだが…今のこの状況を誰か、どうにかしてほしいんですが…
ルビィ「ねぇ、優馬お兄ちゃん?」
優馬「ど、どうしたの、ルビィちゃん?」
ルビィ「千歌さんたちの宿題とかはもうお姉ちゃんたちに任せて、私たちでどこか遊びに行かない?」
善子「それいいわね!せっかく夏休み最後の日なのにもったいないものね?行きましょ?」
そう言うと彼女たちはここにいる4人を置いて俺を連れて行こうとした。
すると善子たちを止めるかのように千歌と果南が乗り出してきた。
千歌「ここまでしてほしいとは言ってないよ、善子ちゃん?」
果南「勝手に2人で話を進めないでくれないかな?私たちはあくまでもダイヤたちを止めてほしいって言ったはずなんだけど?」
善子「はぁ…確かに言ったわね。優馬を困らせてるリリーたちをどうにかしてほしいって」
ルビィ「でも、ルビィたちは優馬お兄ちゃんを優先して考えてるの。それなら困らせてるのは宿題を手伝わせてる果南さんたちとそれに乗じて無駄にくっついて困らせてるお姉ちゃんたちだよね?」
善子「そういうことよ。だから私たちは優馬と遊びに行く義務があるわけ。分かるでしょ?」
…まあ果南たちの言いたかったことはダイヤたちをただ止めてほしいってだけ。
それを過剰に反応したルビィちゃんと善子が止めるべき対象であるダイヤたちとさらに宿題を手伝わせて、俺に労力を使わせてるというところにも腹を立てて…
ということだろう。
そこまで俺のことを気遣ってくれるのは嬉しいのだが…それだったら帰らせてほしいんだよなぁ…
千歌「なにそれ!分かるわけないじゃん!!」
梨子「そうよ!善子ちゃん!そんなのわがまますぎるわ!義務とか言ってただ貴方たちが遊びたいだけでしょ!?」
善子「はぁ!?遊びたいだけでここまで来ないわよ!優馬のためを思って私たちは行きましょ?って言ってるのよ!それくらい分かりなさいよ!このメンヘラみかん女!脳内ピンク淫乱女!」
千歌「んなっ…!?その一言は許せないよ…!メンヘラじゃないし!ただ優くんへの想いが誰よりも深くて重いだけだし!」
梨子「私だって淫乱じゃないわよ!ちょっと関係の進展を…とか思ってただけだもん!」
こっちはこっちで言い争い…またこっちはこっちで…
ダイヤ「ルビィ?先ほど、“無駄”、とおっしゃいましたよね?くっつくのがそんなに無駄ですか?」
ルビィ「うん、無駄だよ。果南さんたちを真面目にやらせることにくっつく必要性なんてないのに…要は自分の私利私欲のためだったもんね?」
ダイヤ「…確かに私利私欲のためのように見えたかもしれませんね。しかし、優にとってはあながち嫌ではなかったかもしれませんよ?」
果南「へ~…あの時、随分と居心地悪そうだったけどなぁ…」
ダイヤ「…果南さんは黙っててもらえますか?」
果南「事実を言っただけだよ。それに…ゆう絶対困ってたと思うなぁ?」
ダイヤ「困ってなどいませんわ。私と優は相思相愛ですから。」
ルビィ「相思相愛は言い過ぎだよ?どう考えてもすれ違いの片想い、だよねぇ」
果南「まあそれはルビィちゃんもだけど、ね。」
ルビィ「…はい?果南さんは何言ってるんですか?」
果南「だから、ルビィちゃんも完全な片想い、だよねって話。」
ルビィ「…ふふ、あははは!そんなの分かっていますよ~?要は優馬お兄ちゃんを振り向かせればいいんです。なのにそんな独占欲の塊みたいなお姉ちゃんたちにはそんなことすらできない…ですよね?だって現にお兄ちゃんを困らせてますもんね♪」
と静かな喧嘩が姉妹で、そして果南も参戦して勃発していた。
あちらでギャーギャー、こちらでワーワー…
一向に千歌と果南の宿題は進むことなく、気づけば夕方の16時。
明日には学校が始まるって言うのに、果たして宿題は終わるのだろうか。
そんな心配をしつつ、俺は彼女たちの言い争いが終わるまでお茶を啜ることにした。
千歌・善子・梨子「「「はぁ…はぁ…はぁ…」」」
ダイヤ・果南・ルビィ「「「…」」」
優馬「…あ、終わった?」
優馬「そんじゃ、やろうよ。宿題。もう残り時間少ないから急いでやらないと千歌と果南については死ぬよ?」
千歌・果南「「え!?い、今から?」」
優馬「当たり前でしょ。はい、早く。」
千歌「い、いや~…さっきので疲れちゃってて…」
果南「少し休憩が欲しいなぁ…なんて…」
優馬「…勝手に始めた喧嘩で疲れる、なんてことあるんだね?」
千歌「ヴッ…」
果南「め、滅相もございません…今から始めさせていただきます…」
そうして千歌と果南に宿題をやらせて、他の皆はというと
善子「じゃ、じゃあこれで私たちと遊びに行けるわね!」
ルビィ「う、うゆっ!じゃ、じゃあ行こう!」
優馬「…ごめんね、俺はこいつらの面倒を見なきゃいけないから。わざわざ来てくれてありがとね。遊びに行くのはまた今度必ず行こう?」
ルビィ「ほ、ほんと?」
優馬「うん。本当だよ。」
善子「…なら仕方ないわね。絶対行きましょうね!」
優馬「うん、絶対にね。」
俺のことを心配してきてくれた2人には申し訳ないけど、遊びに行くのは次回にして今回は帰らせることにして、残りの2人は…
梨子「わ、私はじゃあ優君と一緒に千歌ちゃんの宿題の面倒でも見よっかな~…」
ダイヤ「そ、そうですわね…私たちが呼ばれたのはこのためですものね、それでは私は果南さんを…」
優馬「ああ。それなら大丈夫だよ。もう夜遅くなっちゃうから。」
梨子「…え?」
ダイヤ「ゆ、優?」
優馬「あとは俺が見ておくから、じゃあお疲れ様。」
梨子「ちょ、ちょっと待って!優君!」
ダイヤ「わ、私たちも協力いたしますわ!だからご一緒に…」
優馬「…うん。大丈夫だよ。じゃあお疲れ様。」
梨子・ダイヤ「「…」」
そうして半ば無理矢理帰させたのだ。
帰るとき、梨子とダイヤのもの寂し気な表情には俺にもグッとくるものがあったが、
あれだけのことをしていたのだ。俺は心を鬼にして帰した。
優馬「はぁ…夏休み最後の夜は長いな…」
そう俺は感じつつ、夏休み最後の日をなぜか千歌と果南のために使うこととなったのだった…
いかがだったでしょうか?
メンバー全員出せなかったのが非常に悔やまれますが…
いずれこの埋め合わせで曜ちゃんとマリー、花丸はどこかで良い感じにできればと思います!
それでは次回はようやく本編!
アニメで言うところの2期になります!
かなりテンポが速いような気もするので、2期からの話の流れはゆっくりと進めていこうと思います!
それでは次回もよろしくお願いします!
現時点で貴方が考える優馬が付き合う相手は?
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高海千歌
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桜内梨子
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渡辺曜
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松浦果南
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黒澤ダイヤ
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小原鞠莉
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津島善子
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国木田花丸
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黒澤ルビィ
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鹿角聖良
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鹿角理亜
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誰とも付き合わない