無気力な僕がAqoursのマネージャーになってしまった件について 作:希望03
第34話目まで来ましたが、今回の話はルビィちゃんが主役に近いですね…
中々、ルビィちゃんを書くことができなかった分、今回は思いっ切り出ていただきました!
ということで、第34話、楽しんでいただけると幸いです!
どうぞ!
~浦の星学院・理事長室~
鞠莉「そ・れ・で・?千歌っちたちは一体どうしてあんなに来るのが遅かったのかしら~?」
優馬「あ~…あはは…いや、まあ…うん…普通に登校したはずなんだけどなぁ…」
千歌「え~少なくとも普通じゃなかったよ~あんなに…えへへへ…♡」
優馬「頼むから千歌は喋らないでくれ…」
なぜ俺が、俺たちが理事長室にいるのかというと
始業式への遅刻…はもちろんなのだが、もっと深く関わっているのは彼女たちの完全な私情によるものである。
…まあ要は嫉妬である。
鞠莉「普通じゃない、ね~?」
ダイヤ「…普通じゃない、となるとどんなことを?」
優馬「あ~、普通じゃないと言われれば普通じゃないかもしれないけど、実は普通、というか…」
ダイヤ「優は少し黙っててもらえます…?」
優馬「なんで俺が怒られてるの…」
不憫である。
ダイヤ「千歌さん。それで普通じゃないこととは?」
千歌「う~ん、さっきも言ったんだけどなぁ…」
ダイヤ「いいから!はっきりしてください!」
千歌「はぁ…しょうがないなぁ…」
千歌「それはもうばったり玄関先で“運命的に”出会って~“優くんの彼女”みたいに腕を組んで~い~っぱい“イチャイチャ”してたよ!♡」
ダイヤ「…」
優馬「あぁ…」
雰囲気最悪。
この理事長室、冷蔵庫と間違えてしまうほどの冷気が漂っていた。
ちなみにこれは恐らく幻覚とかではない。
絶対、皆、何かしらの冷気を放ってる気がするんだよな。
優馬「もう聞きたい事はないでしょ…じゃあ俺は戻ろうかなぁ…」
曜「優?」
梨子「どこに行こうとしてるのかしら…?」
果南「まだ尋問は終わってないよ?」
優馬「尋問って言っちゃってるよ…」
優馬「で、でももう聞きたい事ってない、よね?」
梨子「え?あるよ?」
優馬「え?」
嘘だろ。何をこれ以上聞き出すというんだ。
もうこれ以上、恥を…というか死にたくはないんだが…
花丸「それで、なんで優さんは腕を振り払わなかったずら…?」
ルビィ「お兄ちゃん…実は満更でもなかったり?」
善子「…あと、急ぐんだったらなんで千歌を急かさなかったのかしらね…?」
優馬「あ、標的、俺ね…」
人生終わった。
ここで恐らく殺されるだろう。短い人生だった…
千歌「優くん優しいから千歌のこと大切にしてくれたんだよね~…♡」
大切のニュアンスが少し違うような気がするのは気のせいですかね、千歌さん?
優馬「あー…それについては色々、誤解が…というか…」
花丸「誤解…?」
優馬「そうそう、腕を振り払わなかったというか払えなかったというか…千歌の力があまりにも強かったというか…」
千歌「…私が悪いの?」
優馬「あー…いやそういうつもりじゃないんだ。なんて言うんだろうなぁ…」
弁明しようとしたら千歌の殺意がこちらに向き、かといって事実を伝えたら8人からミンチにされる未来が視える…
あーもう無理、駄目だ。詰んだかもしれない。
鞠莉「…はぁ、しょうがないわね。もうこの事は不問にしましょ?」
ダイヤ「んなっ!?」
優馬「…ほんとに?」
鞠莉「ええ、だって優が困っているところ…私見たくないもの…他の皆はどうだか分からないけど。“私”は少なくとも優のことは困らせたくないわ…」
ダイヤ(さらっと自分だけ評価上げようとしましたわね)
果南(さすが鞠莉だね。抜け目ない。)
曜(自分だけ良い方に逃れようとしてるなぁ)
梨子(私の部分だけ強調してるし…)
花丸(あれは内心、オラたちのこと嘲笑ってるずらね…)
善子(…最低ね)
ルビィ(女の部分が見え見えで引かれるの分からないのかなぁ…)
優馬「…ありがとう、鞠莉。そう言ってくれて、嬉しいよ。」
鞠莉「あ…///えへ…///そ、そんな…///私としては当然のことをしたまでよ!///」
優馬「あはは…やっと鞠莉らしくなったね?」
鞠莉「あ、あう…///」
ダイヤ「…なんだかイライラしてきましたわ。」
果南「それ私もだよ。」
曜「なんか鞠莉ちゃんだけずるくない?」
梨子「せこいわね」
善子「…なんであれであんな上手くいくのかしら」
ルビィ「お兄ちゃんってば良くないなぁ…そうやってむやみやたらと好意を振り撒くのは…」
花丸「あとで絶対デートしてもらうずら…」
鞠莉「そ、それじゃああの!///仲直り記念としてこれから私とティータイムでも…///」
優馬「皆もごめんね。こんな騒ぎになっちゃって…心配かけてごめん…」
ダイヤ「え、あ!///い、いやだい、大丈夫ですわ!///」
果南「ゆうのシュン…ってしてる顔、そそられる…」
果南(大丈夫だよ!気にしないでっ!)
曜「果南ちゃん、思ってることと言ってること逆になってるよ…」
梨子「…///」
梨子(あぁぁぁ!!///優君可愛いーーーー!!!///)
善子「リリーは…フリーズしてるわね…」
花丸「でも…気持ちは分かるずら…///優さんにあんな顔されたらキュンキュンが止まらないずら…」
善子「…まぁ、ね///」
花丸「ってルビィちゃんは?」
善子「あら?どこ行ったのかしら」
ルビィ「ね~え、お兄ちゃん♪」
善子「る、ルビィ!?いつの間に…」
花丸「て、手が早い…」
優馬「あ、ルビィちゃん…ごめんね、ルビィちゃんにも迷惑かけちゃって…マネージャー失格だね…」
ルビィ「ううん!そんなことない!でも、心配したんだよ…?」
鞠莉「…ルビィの方があざといわ」
優馬「うっ…ごめん…」
ルビィ「ふふ♪ならこの後、学校終わりにデート、しよ?それで許してあげるっ!」
千歌「で、デート!?」
曜「ちょ、ちょっと待ってよ!?」
優馬「え…?で、デート?」
ルビィ「うん!デート!だって、あの時言ってくれたもんね?“遊びに行くのはまた今度必ず行こう”って!」
優馬「あ、あー…そういえば…」
梨子(お願い、行かないって言って…!!)
ルビィ「うゆ…わ、忘れてたの?」
ダイヤ「我が妹ながら本当、あざといですわ…」
果南「ウソ泣きうまいなぁ…」
優馬「そ、そんなことないから、でも今日練習あるんじゃなかったっけ?」
ダイヤ「そ、そうですわ!今日は練習がありますからデートは…」
ルビィ「それなら練習終わりでもいいよね?」
優馬「いやそれじゃあもう外が暗くなっていると思うし、危ないからやめた方がいいよ?」
ルビィ「で、でも…」
優馬「それに、短い時間のデートはあまりゆっくりできないから楽しくないよ?」
ルビィ「うゆ…確かに…」
優馬「だから今日はやめておこう?」
ルビィ「うん…分かった…」
千歌(ふぅ…危ない危ない…)
梨子(練習があって良かったーーー!)
曜(助かった…)
ダイヤ(ルビィに先を越されてしまう所でしたわ…)
鞠莉(ルビィも中々やるデース…)
果南(…これはうかうかしてられないなぁ)
花丸(次はこっそりオラが誘ってみよう…)
善子(ほんと、手が早いわ…私もあれくらい積極的にいかないとだめ、よね…)
ルビィ「お兄ちゃん…?」
優馬「どうしたの?」
ルビィ「そしたら、ね?この後の練習の時、特別な個別指導をルビィにしてほしいなぁ…って♡」
優馬「え?」
「「「「「「「「は?」」」」」」」」
ルビィ「だ、駄目、かなぁ…?」
優馬「俺で良ければそれくらいなら全然構わないよ?」
ルビィ「ほんと!?」
「「「「「「「「え!?」」」」」」」」
優馬「うん、もちろん。ルビィちゃんのお役に立てるのならいくらでも」
ルビィ「えへへ…///ありがとう!♡」
「「「「「「「「ちょ、ちょっと待ったーーーー!!!」」」」」」」」
優馬「な、なに…?」
ルビィ「ちっ…どうしたの~?」
千歌「る、ルビィちゃんだけずるいよ~!」
梨子「私にもお願いしたいなぁ…なんて…」
曜「私もちょっと不安な部分があるから…よく見てほしいなぁ…」
ダイヤ「わ、私もルビィの姉として一緒に見てもらえれば…」
果南「ダイヤもずるいよ!それよりも私の歌を聴いて欲しいというか…まだちょっと出し方に不安なところが…」
鞠莉「私にも手取り足取り教えてほしいデース!!」
花丸「こ、個別指導なんて…え、エッチずら!!///」
善子「いや…あんたは何想像してるのよ…とにかく個別指導するなら私にしておきなさい!」
急に待ったをかけたと思えば、内容は自分たちも…
といったようなものだった。
個別指導くらいならいつも受け付けているのだが…
ルビィ「皆、急に待ったをかけたけどね、最初にお願いしたのはルビィだよ?順番ってこの世の摂理として守るのは当然だよね?」
「「「「「「「「…」」」」」」」」
ごもっともである。
今、俺が最初に誘われたのはルビィちゃんだった。
つまりこの場合、順番で言えばルビィちゃんが最初なのである。
ということはこの場合、個別指導はルビィちゃんを優先的にしなくてはならない。
ルビィ「ふふっ♪何も言えない、かな?」
ルビィ「そしたら~今日の練習の時、個別指導よろしくね、優馬お兄ちゃんっ♡」
優馬「あ、あぁ…うん…」
「「「「「「「「…はぁ」」」」」」」」
珍しく彼女たちが元気を失くしてしまっていた。
そんなにショックだったのだろうか?
そうだとしたらタイミングを見て、色々個別指導に回る、か…
そう思いを馳せ、今日の練習まで待つのであった。
~浦の星学院・屋上~
放課後、2学期最初の練習となるわけなのだが、俺たちはいつも通り、屋上で練習を行おうとしていた。
優馬「…9月上旬なのにこんなに気温が違うんだな」
あの夏の時の灼熱地獄とは打って変わって、すでに気温がかなり低くなっていたため
練習するにはとてもやりやすいコンディションになっていた。
優馬「よし…」
そうして気合を入れて、練習に臨もうとしたその時だった。
ルビィ「お兄ちゃんっ!♡」
優馬「うわっ!」
誰かに抱き着かれたと思えば、そこにはルビィちゃんがいたのだ。
いくら幼馴染の妹とはいえ、もう年頃の女の子、年は1歳しか変わらないのだ。
そうなると抱き着かれただけでも意識はしてしまう。
俺が男だってことを今、ここで呪ってやりたい。
優馬「…ルビィちゃん、危ないよ?」
ルビィ「えへへ♡ごめんなさい…♡」
このやり取りだけでもほっと安心するわけなのだが、俺は気づいていなかった。
ここは屋上、つまりAqoursの練習場所であり、もうすでに練習の時間。
ルビィちゃんもいるということは必然的に他の皆もいるわけで…
ダイヤ「…ゆ~う~!?」
優馬「げっ…ダイヤ…」
果南「…ダイヤだけじゃないよ?ゆう」
優馬「あ…果南もか…」
鞠莉「その2人だけじゃないよ~?ダ~リン…」
優馬「…鞠莉」
あー、これは俺の生命線断たれるかもしれない。
グッバイ俺の人生。
ルビィ「お姉ちゃんたち!優馬お兄ちゃんを困らせないで!!」
ダイヤ「なっ!?そもそもルビィが優に対して馴れ馴れしくしているからでしょう!?…本当なら私だって甘えたいのに///」
果南「ダイヤに同感だなぁ…ルビィちゃん、もう少し自重してもらえるかな?練習も始まるしさ。あと、“私”のゆう、だからね?そんな汚い手でベタベタと触れないでほしいんだよね?」
鞠莉「そうそう、このままだと嫉妬ファイヤー、が止まらないわよ?下手したら…〇しちゃうかも?」
うーん…ダイヤ以外、物騒だな…
ダイヤは可愛らしかったんだけどなぁ…
もう鞠莉は殺害予告レベルなことをしちゃってるからね、俺を手に入れる前に自分の懲役を手に入れちゃうよ?
…とりあえず、まだ1、2年生が来ていないことが不幸中の幸いだったのかもしれない。
そう俺は今後の練習で何も起こらないことを願いつつ、今日も今日とて練習が始まろうとしていた…
いかがだったでしょうか?
本当にゆっくり進んでます。もしもっと早いペースで書いて欲しいとか要望があれば言っていただけると幸いです!
次回こそ、ルビィちゃん回!
是非次回も読んでいただけると嬉しいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
現時点で貴方が考える優馬が付き合う相手は?
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高海千歌
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桜内梨子
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渡辺曜
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松浦果南
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黒澤ダイヤ
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小原鞠莉
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津島善子
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国木田花丸
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黒澤ルビィ
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鹿角聖良
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鹿角理亜
-
誰とも付き合わない