無気力な僕がAqoursのマネージャーになってしまった件について 作:希望03
ようやく本編へと進みました。
と言ってもまだ冒頭部分なので、まだまだ続きます。
では、どうぞ。
~内浦・通学路~
優馬「う~ん…」
以前、珍しい風邪をひいた優馬だったが、その風邪も無事回復し
今ではその体調はあの時と比べるとすこぶる調子が良くなっていた。
優馬「今日もいい天気だなぁ…」
いつもの優馬らしくない様子で通学路を歩いていると後ろから声をかけられた。
梨子「優君っ!おはよっ!」
優馬「おはよー…朝から元気だね…」
梨子「だって、朝から優君に会えたんだもん…♡ふふっ♡」
優馬「う、うん…?///」
ここまで優馬は何も気づくことはなかったが、実は梨子は優馬が家を出てからずっと優馬の後を付けていたのだ。
梨子(ふふっ♡だって、こうでもしないと私のチャンスもなにもかも奪われちゃうもの♡しょうがないよね?♡あはは♡)
そうしてウキウキの梨子は優馬の隣を歩き始めたのだが、どうにも梨子の足取りが重たいように感じた優馬。
というよりも顔を見ている限りでは顔色がそもそも悪かったのだ。
優馬「…もしかして、風邪移った?」
梨子「え?ううん、全然大丈夫だよ?」
優馬「うーん…でも顔色がなぁ…」
梨子「あー…でも少し疲れているのかも…ほら、あれ…」
優馬「?…あ、ラブライブ予備予選と学校説明会に向けての準備か…」
なんだか最近は色々なことがあったからか、完全に頭から抜けていたのだが、予備予選もそろそろといった時だったのだ。
何ならこの予備予選で発表できるのは未発表の曲。
そして、それに並行して学校説明会で発表する曲の準備もある…
この説明会でも曲を発表し、なんとしてでも学校の魅力を伝え、希望者の人数を増やさなければならないのだ。
そうなると必然的に未発表の曲を発表し、会場を湧かす必要性が有る。
つまり、結果、2曲の新曲づくりが必須になってくるのだった。
優馬「…ご苦労様、だね」
梨子「ありがとー…はぁ…」
優馬「…」
この時、優馬自身、何を思ったのか分からないが、梨子の疲れている様子を見て、急に頭を撫で始めた。
梨子「…ふぇ!?///」
優馬「あ…嫌だった?ごめん…」
梨子「う、ううん!///もっとお願いしますっ!///」
それを聞いて安心した優馬はまた頭を撫で始めた。
傍から見たら朝から路上で頭を撫でている異質な光景が生まれるため、この2人の空間だけ異質な空間となるわけだ。
優馬「…これでいい?」
梨子「…うん///ありがとう…///えへへ…///」
そうして、2人はこのおかげなのか甘い空気を作り出して、学校へと向かっていった。
~浦の星学院・屋上~
千歌・曜・果南・鞠莉・花丸・ルビィ・善子「「「「「「「はぁ…」」」」」」」
優馬「…随分、元気がないね」
ダイヤ「それもそうですわ…なにせ、未だ出来ていない新曲のこともありますし…ここのところ、基礎的な練習しかしておりませんから…」
優馬「そういうことか…」
それもそうだ。
それくらいには新曲を作るというのには気合を入れてやらなければならないし、それ程の労力が生じてしまう。
さらに加えて、最近の練習は面白味もない、体幹トレーニングやランニング、補強トレーニングなど…
基礎練習という全く、面白くもない退屈な練習を日夜繰り返しているのだ。
モチベーションを維持するのも一苦労なわけである。
千歌「あーーもう無理だよぉ~~!ゆ~うく~ん…」
ダイヤ「なっ…!?千歌さん!!」
優馬「…」
すると、根を上げた千歌がいつも通り?こちらに来ては俺に抱き着いてきたのだ。
抱き着かれてはもうどうしようもない。
諦めて俺はこいつの頭を撫でてやった。
優馬「よしよし…お疲れさん…」
千歌「えへへぇ…♡」
恐らく、これを見て周りはこう思うだろう。
まるで犬みたい、だと。
実際そうなのだから何も言えないが…
優馬「…それでなんだけど、千歌って作詞担当だよね?」
千歌「っ…!う、うん…」
優馬「そしたら、さ。もう作詞は出来上がっているの?」
千歌「あ、あー…できてるよ~…でもまだ考えがまとまってなくて…だからもう少しかかるかなぁ~…?」
曜「…ここに一冊のノートがあります。千歌ちゃんの歌詞ノートです。その中を見てみると…」
曜「うわぁ…優の名前がぎっしり…次のページは…」
善子「どれどれ…うわ…気持ち悪いくらいの好きの文字ね…うえぇ…」
千歌「…曜ちゃん?善子ちゃん?何を見ているのかな?」
俺には見ることが叶わなかったが、恐らくあの感じだと作詞も全くと言っていいほど、進んでいなかったのだろう。
だが、あの一瞬、千歌の目のハイライトが消えていたような…
なぜだか分からないが…
優馬「とりあえず今日の練習は切り上げて、部室で考えるか…」
~浦の星学院・スクールアイドル部部室~
優馬「それで今回の2曲の新曲作りの事だけど…」
優馬「二手に分かれてやった方が効率的には良いんじゃないかな、と」
千歌「二手に?」
優馬「そう。なんせ、鞠莉や果南、ダイヤは元Aqoursだったこともあって、今まで教区は作ってきているんだし、作れないなんてことはないと思うんだ。」
鞠莉「うーん、まぁ、そうね♪」
優馬「ということは、千歌たちに2曲分の負担をかけさせるわけにもいかないし、ここは二手に分かれてやるべきなのかな、と」
この二手に分かれるという方法は皆に好評だったみたいで、学校説明会の曲を千歌たちが、予備予選用の曲を鞠莉たち3年生と善子たち1年生が作ることとなった。
千歌「優くんはどっちについてくれるの?」
優馬「俺?うーん…」
鞠莉「もちろん、私たちよね?だって、曲作りなんて久しぶりだもの!」
曜「そう言うのは関係ないと思うな~、しかもそっちは6人もいるじゃん。こっちは3人だからね?そしたらこっちに来てくれた方が人員も増えるからやりやすいと思うけどな~?」
優馬「う~ん…」
鞠莉たちは作曲も作詞もまだ経験は浅くて、いくら3年生組が以前にやっていたからと言って、簡単にうまくいくわけじゃない…
でも人数は多いのだ。
1年生と3年生の6人という人数はやはり大きく感じる。
その分だけ、効率的に回せるだろうし、経験者にプラスで何名か付くことだってできる。
一方で、2年生側は、というと、このAqoursができてからずっと作詞や作曲を担っていて、経験も豊富…とはいえ、人数の壁は大きい。
3人で分担して、作詞、作曲、衣装作りを行うとしてもそれぞれの負担が大きすぎる。
そう考えると…
優馬「俺は…千歌たちの手伝いをしようかな…」
鞠莉「え~~~~~…」
善子「なんでよぉ…むぅ…」
優馬「ごめんって、でもあまりにも2年生側の負担が大きいなって思ってさ…」
曜「そうだよね!分かってくれて良かったぁ…ふふっ♡えい♡」
千歌「じゃあ一緒に頑張ろうね!優くん!♡えい!♡」
すると、曜と千歌は周りに見せつけるかのように優馬の腕に抱き着いた。
花丸「ずらぁーーーーー!!??」
ルビィ「そういうのいらないよね…?おにいちゃん、困ってると思うんだけど?」
優馬「あー…大丈夫だよ…いつものことだから…」
ルビィ「…ルビィたちが耐えきれないんです」
相変わらず離してくれない千歌と曜、梨子は、というと今日はずっとニコニコしている。
それは不気味なくらいには上機嫌で、こっちが怖い。
一方の鞠莉や善子たちは、というと対照的なくらいに機嫌が悪くなっていた。
ダイヤ「…はぁ、もう埒が明かないですわ。優はもう千歌さんたちの方に行くんですものね?」
と、ダイヤが切り出したが、かなり棘がある感じだった。
めちゃくちゃ怖い。
優馬「申し訳ない…でも、もし困ったことがあったら連絡して?すぐ駆け付けるよ」
ダイヤ「っ!///…もちろんですわ!///来てくれないと…拗ねますから、ね…?///」
優馬「…ふふ、了解。いつでも呼んで」
ダイヤ「~~~っ!///いつでも、と言いましたわね!?じゃ、じゃあ…夜寝る前に…♡」
果南「はい、そこまでだよ、ダイヤ!」
鞠莉「Stopよ、ダイヤ~いくら貴方でもそれは許されないわ!」
すると、どこからともなく現れた果南と鞠莉がダイヤを引き連れてしまった。
果南「じゃあ…またね?」
鞠莉「出来上がったらすぐ連絡するわ!…もしかしたら、そっちよりも早く出来上がっちゃうかもね♪」
優馬「あはは、楽しみにしてるよ…」
こうして、鞠莉たちはとりあえず鞠莉の家で、俺たちは千歌たちの家の二手に分かれて、2曲の新曲作りが開始したのだった。
しかし、この時優馬は全く想像していなかった。
この道のりがとてつもなく険しい道のりになってしまう…ということに
いかがだったでしょうか?
ついに曲作りへ…
頑張って欲しいものですね、はい。
ちなみに投票で決まったユニットの小ネタはこの回が終わってからになるのでまだまだです…
申し訳ない…
それでは次回もまたよろしくお願い致します。
今回も読んでいただきありがとうございました。
現時点で貴方が考える優馬が付き合う相手は?
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高海千歌
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桜内梨子
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渡辺曜
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松浦果南
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黒澤ダイヤ
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小原鞠莉
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津島善子
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国木田花丸
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黒澤ルビィ
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鹿角聖良
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鹿角理亜
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誰とも付き合わない