無気力な僕がAqoursのマネージャーになってしまった件について   作:希望03

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こんにちは!
今回は!シリアスな展開なんと!ZEROです!!
ほのぼのした一日を書けました!
強いて言うなら、今回は善子ちゃんがとてもかわいらしいです!
堕天使度ZEROになっちゃいました。
すみません。
では、どうぞ!


第6話 始動!新生Aqours!

 

“わたし、ほんとうはてんしなの。いつか、はねがはえて、てんにかえるんだ!“

 

そう私は堕天使。普通の人間とは違う。選ばれし者。

容姿端麗で、みなが忠誠を誓うような尊き堕天使。

…というのは、私の立てた設定に過ぎない。

最近はこのキャラ設定のせいで「普通」を見失ってしまうから、と辞めてしまおうとした。

でも、出来なかった。いや、しなかったの。

なんで?

…やっぱりあの男の存在、だと思うわ。あの男というのは初めて、ヨハネとしての私も好きでいてくれて、素の私も好きだ、と言ってくれた人。優馬の存在が無かったら、きっと今の私はないと思うわ。

そんな優馬がこの前、ライブに行くとか言ってたからどんなライブなんだろうと思って聞いたら、私たちの学校のスクールアイドルのデビューライブだったの。

なんでも優馬の友達たちのライブらしいから行くみたい。しかもその友達というか先輩たちは皆可愛かった。

…なんかイラっとするわ

でも、優馬の友達って言ってたし、優馬も行くって言ってたし…

私もライブに行くことにしたの。

そして、ライブ当日、さっそく優馬を見つけて、声をかけようとしたら

まさかのずら丸が!?

 

善子(もうなんでいるのよ!!しかも、いつの間に”私”の優馬と仲良くなってたのよ!?)

 

すっっごくイライラしたけれど、さすがにバレるとまずいと思って、

その場は身を隠して、逃げたわ…

その後もバレないようにうまく身を隠しながらライブの時間まで待ってたの

ついにライブが始まって、さあどんなもんだろうと思って見てたら

もう、言葉にならないくらいすごかったわ!!

キラキラしてて、眩しくて、楽しくて、とにかくずっと見入っていたわ!

その時、思っちゃったのよね、

 

善子(…私もこんな可愛くなって、輝けるようになったら、もっと優馬は私のこと好きになってくれるのかな)

 

堕天使として認めてくれた彼に、素の私を見て、好きといった彼のために

理由は不純かもしれないけれど、やってみたい、って思ったのはほんとだったわ

だから…

 

善子「ここに来ちゃったのよね…、スクールアイドル部…」

 

 

 

~優馬家~

優馬「zzz…」

千歌「ゆ~~~うく~~~んっっっ!!♡おっはよーーー!!!♡」

優馬「ぬわぁ!!…千歌、うるさいし、抱き着かないで、暑苦しい。」

千歌「え~…だって!こうやってしないと優くん成分補充できないも~ん」

優馬「うわぁ…めんどくさ…」

千歌「あーー!今、悪口言ったーー!罰として、今日はずっと千歌の傍から離れないでね!!」

優馬「え!?えぇー…」

千歌「絶対だよっ!」

優馬「…はぁ分かったよ」

千歌「えへへー…///」

 

で、こうしていつも通り、オレンジ怪獣千歌に起こされ、学校に行くわけだが…

 

優馬「あのー…千歌さん?」

千歌「んー?どしたの?」

優馬「腕…抱きしめる理由はあります?」

千歌「あるよ!!だって、今日は千歌から離れられないんだから、ね?」

優馬「…だからってこれは」

千歌「…だめ、なの?」

優馬「うっ…だめ、じゃないです…」

千歌「えへへー…///じゃあこれはごうほう?なのだー!///」

 

本当、千歌はこういうとこずるいと思うんだよな

いつか、素知らぬ男にこういうこと平気でしそうでハラハラする。

 

千歌「…♡」

 

優馬(…まぁ、嬉しそうだし、いっか)

 

この時は、頭が回ってなかったが、後々、この考えを後悔することになる…

 

~浦の星学院・2年教室~

 

結局、僕は腕を千歌に取られたまま、教室に向かった。

 

優馬「…おはよー」

千歌「おっはよー!」

梨子「あ、優馬くん!千歌ちゃん!おは……は?」

曜「優!千歌ちゃん!おはヨー……は?」

 

…ん?なんだこの不穏な空気

あんなに笑顔で話してたのに、急に2人とも機嫌悪くなってるし…

は?っていや、怖いって

 

千歌「ふっふっふー…♡」

 

いや千歌さん、力強まってますよ

痛い痛い。

 

梨子「な、なんで千歌ちゃんは優馬くんの腕にしがみついてるのかなー??」

曜「そ、そうであります!千歌ちゃん…?」

千歌「えへへー…これは優くんの罰なのですっ!///」

梨子「罰って何!?」

曜「…」

 

おう…梨子さん…熱くなりすぎじゃないですかね…

あと、曜さん、目のハイライトが落ちてますよー…

 

優馬「あー…少し落ち着い「「優(馬くん)は黙ってて!!」」はい…」

 

あれからなぜか、僕が怒られ、千歌もばちこり怒られたわけなのに

怒られてるときもずっと腕を離さなかった

…こいつ、すごいな

でも、さすがに授業になると一緒にいるというわけにはいかないため、腕を放してくれた。

 

千歌「…またあとで、やるからね?」

梨子・曜「「だめ!!」」

千歌「むぅ…」

 

今日もにぎやかだ

 

~放課後・スクールアイドル部 部室前~

 

優馬「…ついに、始まるんだね」

 

この部室は、見事、あのライブで条件を満たして、部として発足した記念のスクールアイドル部としての部室だ。

ちなみに、部として発足する承諾、そして部室を貰う際に理事長室へ向かったら、

さらっと鞠莉から

 

~回想~

鞠莉「…あ、優?」

優馬「はい。どうしました?」

鞠莉「私とダイヤ、スクールアイドル部に入ることにしたから♪」

優馬「…は?え?」

鞠莉「そういうことで…”また”よろしくね、ダーリン♪」

優馬「…マジですか」

鞠莉「あと~…これからは昔みたいに呼んでもらうからね?♪敬語もノンノンよっ♪」

優馬「…」

鞠莉「ダイヤからもOK貰ってるから~♪」

優馬「…くそ」

 

というね

つまり、あのライブの件から一気に部員が7人になった、ということだ。

そんでもって、今

 

千歌「んふふ~…♡」

曜「えへへ…///」

梨子「…むぅぅぅ」

優馬「はぁ…」

 

結局、腕を放したくなかった千歌から妥協案として?

2人にももう片方の腕を抱きしめる権利を与えたのだ

ちなみに決める方法はじゃんけん。

 

優馬「…とりあえず行こう」

 

こうして、部の扉を開けた。酷い顛末になるとも知らずに…

 

優馬「ちは~…」

花丸「こんに……ちっ」

ルビィ「…はぁ」

優馬「部の発足はじめで舌打ちと溜息はどうかと思いますけど、お2人とも…」

花丸「誰のせいでこうなってるのか、考えてほしいずらね」

ルビィ「…優馬さん」

 

もうこの後、先は何も言えなかった。

…だって、目のハイライト消えてるし

すると、ドアからノック音がしたので開けてみると

 

善子「…こ、こんにちは」

優馬「善子…?」

善子「ふぇ?///ゆ、優馬!?///ってヨハネよ!!///」

優馬「う、うん…じゃなくて、どうしたの?」

善子「そ、それはぁ…///」

花丸「あ!善子ちゃん!いらっしゃいずら!」

善子「だからヨハネよ!!」

優馬「…え?知り合い?」

善子「し、知り合いじゃ…「知り合いも何も幼稚園の時から一緒ずらよ」…」

優馬「そうなんだ、で、来たってことは?もしかして?」

善子「うっ…あの、一応入部希望で…」

千歌「ほんとに!?大歓迎だよ!」

優馬「…まぁ、うちのリーダーがああ言ってるから入部許可下りたってことで」

善子「…こんなに軽いのね」

 

そう話してると、また扉が開いた。

 

鞠莉「チャオ〜♪皆、元気~?」

ダイヤ「皆さん、こんにちは」

優馬「鞠莉、ダイヤ…ほんとに来たんだね」

鞠莉「当たり前じゃない!もう私たちもここの部員よ?」

ダイヤ「…それにしても久しぶりに名前、呼んでくれましたね?///」

優馬「あ、うん…嫌だったかな?」

ダイヤ「ぜ、全然大丈夫ですわ!むしろもっと呼んで欲しいです…///」

優馬「ダイヤ…///」

鞠莉「…あんまり目の前でイチャイチャしないでもらえるかしら?」

千歌「そうだよ!優くん!今日は罰があること忘れてないよね!」

鞠莉「あと、そんなにイチャイチャしてると後ろの果南がもっと怒るわよ?」

優馬「…え、果南?」

果南「…」

優馬「か、果南…?」

果南「…ゆう?浮気?」

優馬「浮気というか、そもそも付き合ってないよね、僕たち」

果南「え?あ、そうだったね!ごめんごめん。」

 

いや怖いよ

脳内記憶いじっちゃってるよ

 

ダイヤ「そうです、果南さん、浮気じゃないですわ」

ダイヤ「むしろこれからの将来を見据えた愛の育みというか…///」

優馬「え」

果南「は?」

鞠莉「んー?」

千歌「…」

曜「はぁ…」

梨子「ちっ…」

花丸(もう知らないずら)

ルビィ「ていうことは、お兄ちゃん…?///」

善子(何言ってるのかしら、この人たち)

果南「なーんか聞き捨てならないなぁ、ダイヤ」

ダイヤ「あら、嫉妬ですか?見苦しいですわよ、果南さん」

鞠莉「どっちも見苦しいわ?ダーリン相手に」

果南・ダイヤ「…はぁ?ダーリン?」

鞠莉「あなたたちは知らないけど、私は昔、優と愛の誓い立ててるんだから当然でしょ?♡」

果南「いつのまに…」

ダイヤ「やってらっしゃいますね…」

 

なんなんだ、これは

とりあえず落ち着いてくれないかな…

と思った矢先

 

千歌「むがぁぁぁぁぁぁ!!!!」

優馬「うおっ」

果南・ダイヤ・鞠莉「…」

 

やめろ!手を取るな、バカ千歌!殺されるぞ!

 

千歌「とにかく!今日は優くんの罰で私の傍にいなきゃいけないんだから!邪魔しないでください!」

優馬「…千歌」

 

なんにせよ、今はそれ言っちゃダメでしょ

この子、やばい。非常にヤバイ。

 

果南「…まぁ私も鬼じゃないしね、今日は千歌に譲るよ。でも、浮気は絶対ダメだから、ね?」

ダイヤ「そうですわね…またこれから築き上げればいいですものね…ふふっ…///」

鞠莉「まぁ…そうね、約束があるのなら仕方ないわね…」

 

…とりあえず丸く収まりそうで良かったです。

 

千歌「…えへへー♡これからよろしくねっ♡」

優馬「…はぁ、めんどくさ」

 

こうして、ようやく全員が揃った新生Aqoursがスタートしたのだった。

 




こういう一日がずっと続けばいいのに…
あと数回、こんな感じのもの(PV編)が続いて、東京編でまたシリアス展開にするつもりでいますので、ご了承ください!
また、読んでいただけたら幸いです。ありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!

現時点で貴方が考える優馬が付き合う相手は?

  • 高海千歌
  • 桜内梨子
  • 渡辺曜
  • 松浦果南
  • 黒澤ダイヤ
  • 小原鞠莉
  • 津島善子
  • 国木田花丸
  • 黒澤ルビィ
  • 鹿角聖良
  • 鹿角理亜
  • 誰とも付き合わない

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