無気力な僕がAqoursのマネージャーになってしまった件について 作:希望03
今回は割と早く投稿が出来ました。ありがとうございます。
・高海千歌
→一番純粋に優馬を愛している。しかし、最近は昼食を一緒に取れず、放課後も一緒に入れる時間が少なくなり、徐々に不安が募っていく。でも優馬が選んでくれるなら、とずっと待ち続けている。
・桜内梨子
→一番冷静に一番周りを見れている。その要因が“自分が選ばれるに決まっているから”だそう。そのため一番安全圏にいると思えばほんの些細な事で心が崩れてしまうくらい綱渡り状態。
それではどうぞ
~浦の星学院・校門前~
優馬「ふぅ…」
着実に一歩ずつ。
ちゃんと、終わりへと向かえているはずだ。
花丸ちゃん、ルビィちゃん、聖良…3人の女の子に好意を持たれたなんて昔の自分に言ったら卒倒するだろうな、なんて。
ダイヤ「優!」
優馬「お疲れ、ダイヤ。」
ダイヤ「お待たせいたしました…では行きましょう。」
優馬「ダイヤ…?」
珍しくあのダイヤが切羽詰まった表情をして先へと行ってしまった。
なんだか保健室で見た時の表情と比べてさらに青ざめていたように見えたのは気のせいだ、と思いたいのだが…
~浦の星学院・廊下~
鞠莉「…」
もう諦めたらいいのに。
だなんて、こればかりは止められない。
ダイヤだって私と同じ恋する乙女。ましてやあの堅物なダイヤが初めて恋をした男の子相手だ。
鞠莉「…あら?」
ふと校庭を眺めていると果南が先を急ぐように走っていくのが見えた。
鞠莉「そうまでして追いかけるなんて、まさにストーカーね。」
昔は仲が良かった幼馴染。
別段、今は仲が悪いというわけではない。実際にここまでスクールアイドルを一緒に続けてきて、本当にかけがえのない友達だと思っている。
しかし、優のことになるとそれは別。
考えてみて欲しい。友情か、愛か。
貴方がいざその選択肢を迫られた時、どちらを取るか。
私は、いえどんな女の子でも初恋の相手という自分にとって、大切で特別な相手。
そんな人と友情を天秤にかけた時、間違いなく私は愛を選ぶ。
鞠莉「まぁ…それは私だけじゃないんだけど…そうよね?果南、ダイヤ…」
またそれは果南とダイヤだけじゃない。
それだけの天秤を動かしてしまう優にも原因があるのだ。
ここまで私を焦らしてしまうのだから。
鞠莉「もういい加減、口を割って私の事が好きって言ってしまえばいいのに。」
貴方がこうやって皆に向き合おうとして最後に伝えようとするから皆が耐えかねて暴走してしまうのよ?
結局、貴方は何も変わらなかった。
でも、そんな貴方も愛してあげるわ。
だって、
鞠莉「私たちは相思相愛、そうよね?」
~内浦・歩道~
ダイヤ「…」
優馬「…」
沈みゆく日の光。
今日は学校そのものが終わる時間が遅かったこともあったのか、日が暮れるのも早く感じた。
そして静かな空間が流れる。
そんな中、どちらからともなく声が漏れたのだった。
ダイヤ「ごめんなさい、デートと言っておきながら…」
優馬「え、あぁ…いやそれはいいんだけど、それよりダイヤの事が心配というか…」
ダイヤ「心配…?あ…」
そうしてハッとした表情をした途端、ダイヤは顔を伏せてまた悲しそうな表情をした。
それを見て、僕は何もすることができなかった。
ダイヤ「優…私、もうどうしたら…」
優馬「え?どうするって「私は…貴方が、優の事が好き、愛していますわ」…ダイヤ。」
ダイヤ「もうお分かりかもしれませんが私は、昔から、貴方と知り合ったあの時から、ずっと、ずっと恋い慕っていました。」
ダイヤ「けれど…それは皆も同じ、果南さんも、鞠莉さんも…」
優馬「…」
今までの彼女たちの告白。
全て自分自身の想いを僕に全面的に伝えるような、いわゆる情熱的でまっすぐな告白だった。
けれど、ダイヤは違う。
何が違うのかは正直、感情の起伏にあまり詳しくない僕からしたら分からないが、それでも想いを伝えるというよりもこうするしかない、というような悲しみに暮れたような思いを感じたんだ。
優馬「ダイヤはなんでそんな悲しそうな顔をしてるの?」
ダイヤ「…」
優馬「鞠莉や果南との3人の関係性が崩れてしまうのが怖いから?」
ダイヤ「…違いますわ。」
優馬「鞠莉や果南に…焦らされているから?」
ダイヤ「違います。」
優馬「…じゃあ一体「もう既に答えは言いました。」…え?」
ダイヤ「好きだからです、愛しているからです。」
優馬「それはどういう…」
ダイヤ「優には分からないと思いますわ…ただ恋愛というのは全てが全て美しく、情熱的とはいかないということです。」
そう言ってダイヤはまた歩みを始めた。
僕は後を追ったがその後、何も話すことができなかった。
~内浦・黒澤家~
ダイヤ「もはやデートとかではありませんでしたね。」
優馬「そう、かもね…でもちょっとした息抜きにはなったんじゃないかな?」
ダイヤ「…それで本日の私の告白の答えを聞きたいのですが」
優馬「…」
正直、どう答えて良いか分からなかった。
結局のところ、僕はダイヤの事が好きだ。なんだかんだ一番そばにいてくれ、見守ってくれ、支え合って…
けれど、それはどちらかというと友愛で…けれどダイヤから改めて好意を伝えられるとどうしても揺らいでしまう。
だけど、やっぱり僕は…
ダイヤ「…その顔、もっと別な誰かの事、考えていますね。」
優馬「え…?」
ダイヤ「貴方が、優がそう他の誰かを思い浮かべた段階で私の勝負は決まったようなものです。」
優馬「っ、僕はっ…!「止めて!!」ダイヤ…」
ダイヤ「それ以上は、もう止めてください…」
優馬「…」
ダイヤ「優がどんな答えを出そうと、私はずっと、ずっと恋い慕っていますから。」
今までが、そうだったように…
そう言い残して、彼女は自らの家へと帰ってしまった。
果南「…ダイヤ」
~回想~
遡り、数時間前。
果南「はっ…はっ…!」
今日はダイヤのデートの日。
それは分かっている。邪魔をするのも良くないことも自身できちんと理解してる。
けれど、なんだか今はゆうに会いたくて、ぬくもりを感じたくて、好きだ、と言いたくてしょうがない。
果南「どこっ!ゆうは!どこにいるの!?」
そうやって内浦中を駆け回っていたら見つかったのだ。
果南「いた…!」
そこには深刻そうな顔して歩くダイヤとゆう。
もっと楽しそうにしているかと思えば、その逆。
今にも泣いてしまいそうなほどに哀し気な表情をするダイヤがそこにいたのだ。
果南「まさかもう終わり…?」
彼女たちが出てからまだ数時間しか経っていない。
にもかかわらず、ダイヤとゆうは既に佳境に近づいているように思えた。
ダイヤ「…~……~~。」
優馬「…!~…~~!」
声を聞くのには少し遠いのか、会話は全く聞き取れなかった。
しかし、なんだか揉めているような、そんな気がした。
その時だった。
唯一、聞こえたのだ。
“止めて!”
果南「っ!?」
ダイヤらしからぬ張り上げた声。
ふと顔を見てみると泣きそうになっていた。
それを見て私は…
~内浦・黒澤家~
果南「ダイヤ…」
“あぁ、これでダイヤの恋も終わったんだな”
そう思った。
普通の幼馴染であれば同じように悲しんで、励ますだろう。
けれど、私は違った。
果南「…ふふっ、あははっ!」
やっぱりフラれた。
あれだけ自分は好かれていると勘違いしていたからだ。
真に愛されているのは私なのだから!!
果南「はぁ…やっぱり走り回ってよかったなぁ…」
優馬「あれ?果南?」
果南「ひゃあっ!?///」
優馬「ご、ごめん、びっくりさせた?」
果南「…ううん、大丈夫だよ。」
優馬「そっか、なら良かったけど、どうしてここに?」
果南「あー…たまたま気分転換に内浦歩こっかな~って思ったら2人を見かけて、ね。」
優馬「そういうことか…じゃあさっきのやつも見てた?」
果南「さっきのやつ、っていうとダイヤとなんか揉めてた感じのやつ?」
優馬「…」
果南「なにか、あったの?」
優馬「僕はダイヤの想いを踏みにじったのかもしれない…」
果南「それって…」
優馬「果南には伝えたかもしれないけれど、僕はもう…」
果南「…気持ちは分かるよ。ダイヤがちょっと耐えきれなかっただけ…私はちゃんと分かっているから、ね。」
優馬「っ!///か、果南…///」
そう私は伝えて、そっとゆうに抱き着いた。
だって、今の私、笑みが堪えきれていなくって顔に出ちゃってるからさ。
こうでもしないとゆうに見られたら変な子だと思われちゃうし。
果南(ふふ…///ごめんね、ダイヤ…やっぱりゆうはダイヤを選ばなかったよ…?)
果南「ご、ごめん…///なんだかゆうが元気なさげだったから、いつものハグ…っていうやつ?///」
優馬「…はは、ありがとう。」
果南「っ///い、いいえ!///」
嬉しいけど、突然の微笑みはちょっと心に来るから控えていただきたいなぁ…///
優馬「じゃあ…僕は帰ろっかな。」
果南「え…?い、一緒に帰ろうよ。どうせすぐそこだよね?」
優馬「あー…ちょっと今日のダイヤの事とか色々考えたいからさ。」
果南「そ、それなら!「ごめん、大丈夫だよ。」そ、そっか…」
優馬「うん。果南も気を付けて。」
それじゃ、と言って彼は行ってしまった。
果南「そんな…付き合う前だからって遠慮してるのかな?」
もう好き同士だってことは分かってるんだから遠慮しなくていいのに
なんて、ゆうの都合もあるし仕方ないよね。
果南「あーあ、焦って損しちゃった。」
まぁでも良かった良かった。
ダイヤはあっけなく終わったし、もうゆうは決めているみたいな雰囲気だったし。
果南「それならもうあそこで言っても良かったんだけどなぁ。」
それもゆうに考えがあるんだろう。
そう思い、私はここに辿り着いた時とは裏腹に足取り軽やかに家路を辿った。
~内浦・優馬家~
優馬「ダイヤ…」
“貴方が、優がそう他の誰かを思い浮かべた段階で私の勝負は決まったようなものです。”
ダイヤにはお見通しだった、って言うわけか。
優馬「やっぱりダイヤだな…こういうところにもすぐ気が付いてくれるのは…」
~♪
すると、突然部屋のインターホンが鳴った。
もう時刻は夜の20時、一体誰だというんだ。
優馬「…はい。」
~優馬家・玄関~
梨子「優、君…」
優馬「え、梨子?」
梨子「優君…優君っ…!!」
気付けば僕は梨子に抱き締められていた。
一体何があったのか、なぜ梨子がここにいるのか、それで僕の頭はいっぱいだった。
優馬「ど、どうしたのさ…?///」
梨子「あ…ご、ごめんなさい!///」
優馬「い、いや…うん、それは大丈夫、だけど…///それよりもなんでここに?」
梨子「それは…」
~優馬家・優馬の部屋~
聞けば最近、千歌と曜の様子が変だということみたいだ。
千歌は僕が最近、一緒に昼食を取れない上、部活でも中々一緒に居られる時間が少ないからなんだか寂しがっているとなんとも子犬のような悩みだったが問題は曜だった。
優馬「自暴自棄?」
梨子「に見えるってだけ!なんだか心配で…」
優馬「そっか…でも、僕に対しては普通というかまぁたまにいつもよりもそっけないな、って思う時もあるけど?」
梨子「…ならいっか。」
優馬「え?」
梨子「うん、優君がそこまで気にしてないなら大丈夫。」
優馬「大丈夫って…梨子は心配だったんじゃ…」
梨子「うん、心配だよ。友達として。」
優馬「じゃあその切り替えの早さは一体なんだっていうんだ!」
梨子「きゅ、急に怒ってどうしたの?」
優馬「あ…い、いやごめん…」
梨子「うん、心配だけど私は優君が大丈夫なら大丈夫なの。」
優馬「え?」
梨子「だって、曜ちゃんの態度が急変して優君が傷ついていたらそれは曜ちゃんの態度に問題があるからちゃんと伝えなきゃ…って、でも優君はそこまで気にしては無いみたいだし」
優馬「そ、うか…」
気にしてない?
本当にか?気付いていたはずだ。曜の態度の急変には。
けれど、なぜこうも気づかなかった?
いや気付かなかったんじゃなく
“嫌われた”と思うのが嫌だった?
優馬「…」
梨子「優君?」
優馬「え、あ…ごめん、少しぼーっとしてた。」
梨子「そっか…無理は禁物だよ!何かあったら…私が必ず助けになるから…!」
そう言い残して梨子は帰って行った。
優馬「僕は気づいていたんだ。曜が僕のことを明らかに避けているということに。」
気付けば色々な所で僕は嫌われているんだ、と思う節が見つかった。
学校では業務連絡でしか会話が無くなり、僕との会話にも全く興味が無いように話し…
挙句は僕に笑顔を見せてくれなくなってしまった。笑わなくなってしまった。
優馬「そうなんだ…僕は、曜に…」
嫌われていたんだ。
その瞬間、僕の目から一筋の涙が零れ落ちた。
これが、“失恋”なんだと教えてくれるように。
いかがだったでしょうか?
これで分かるようにそろそろ絞られてきました。
果たして勝ち取るのは誰なのか、そしてこのままラブライブの優勝はどうなるのか
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願い致します。
現時点で貴方が考える優馬が付き合う相手は?
-
高海千歌
-
桜内梨子
-
渡辺曜
-
松浦果南
-
黒澤ダイヤ
-
小原鞠莉
-
津島善子
-
国木田花丸
-
黒澤ルビィ
-
鹿角聖良
-
鹿角理亜
-
誰とも付き合わない