無気力な僕がAqoursのマネージャーになってしまった件について   作:希望03

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こんにちは、希望03です。
理亜ちゃん、誕生日おめでとう!
これからも貴方の道に幸多からんことを。

それではどうぞ。


鹿角理亜 誕生日記念 ~貴方との恋愛計画~

~函館・理亜の部屋~

 

~♪~♪~♪

 

理亜「んぅ~…」

 

~♪~♪~♪

 

理亜「ん~…!!」

 

バチンッ!

 

朝鳴り出すアラーム。

目を覚ますと、やはり寒い。

こんな寒い日は布団を脱ごうとは到底思わない。

 

理亜「あ~…寒い…」

 

しかし、アラームが鳴るということはもう時間なのだろう。

そう思い、時計を見てみると

 

理亜「…え、なんか早くない?」

 

いつも起きている時間と比べると大分、早い時間に設定がされていた。

 

理亜「…なんで?」

 

昨日の自分は一体どんな意図をもってしてこんな時間に設定したのだろう。

全く見当がつかない。

が、まぁ間違えたのだろう、そう思い、私はまた眠りにつこうとした。

 

理亜「おやすm「コンコンッ」…」

 

部屋に響くノック音。

恐らく姉さまだろう。しかし、時間はまだある。少しくらいまだ寝てもいいではないか。

というか、眠気に勝てない。

 

理亜「んぅ~…」

 

どうせ入ってくるならもう姉さまに起こしてもらおう、そしたら姉さまの顔も見れるし、爽やかな朝を迎えられる。

そう考えて、私は再び、眠りにつこうとした。

しかし…

 

コンコンッ、コンコンッ

 

ノック音が鳴り続いた。

 

理亜(あー!うるさいなぁ!)

 

さすがに寝起きは機嫌が悪い。

姉さまといえど、堪忍袋の緒が切れてしまった。

 

理亜「はぁい!!」

 

イライラしながらドアの先を見つめるとそこにいたのは姉さまでもなければ、親でもない。まさかの人物だった。

 

優馬「はは、ごめんごめん。でもやっと起きたな。」

 

そこに立っていたのは昔、私を救ってくれて、ずっと想い続けていた最愛の片想い人

空条優馬だった。

 

理亜「…え、あ、え!?ちょ、え!?」

 

優馬「?…あぁ、おはよう。理亜。」

 

理亜「~~~~っっっ!?///」

 

優馬「本当、どうしたの?体調悪い?」

 

その言葉と共にパニックになっている私に近づき、兄さんは額を合わせた。

 

理亜「なっっっっ!!??///」

 

もちろん私のパニックは加速した。

 

優馬「うーん…大丈夫そうだけどなぁ」

 

状況が呑み込めない。

もうどうすればいいのか分からない。

すると、ドアの前にもう1人、やってきた。

 

聖良「もう、何してるんですか?」

 

優馬「あぁ、ごめん。聖良姉。」

 

理亜「聖良“姉”!!??」

 

優馬「うお…びっくりした…」

 

姉さまを兄さんが、姉呼び…?

なんで?一体何が?

そもそもなんで兄さんがここにいるの?

色んな疑問が飛び交い、私は全く状況が分からなくなってしまった。

 

聖良「…あまり大きな声を出さないでくださいね、理亜」

 

理亜「ご、ごめんなさい…」

 

聖良「それより優君、部活動の時間じゃないのですか?」

 

優馬「あ…そうだった。ありがとう、聖良姉!」

 

聖良「っ!///い、いえ…///大丈夫です…///」

 

理亜「…」

 

そして冷静になって見てみると、今度は姉と想い人のイチャイチャを目の前で見せつけられた。

それはタブーなのでは?…姉弟であれば、だけど…

 

聖良「…ふぅ///理亜も早く起きなさい。朝食、冷めてしまいますよ。」

 

理亜「はぁい…あ!ち、ちが!ちょ、ちょっと姉さま!」

 

聖良「…なんですか?」

 

理亜「え、えっと…なんで兄さんがここに…?」

 

その質問を投げかけると姉さまはきょとんとした顔で私を見つめた。

そして返って来た言葉は私の思いもよらない言葉だった。

 

聖良「なんでって…優君は私の弟で、理亜の兄だからでしょう?ずっと一緒にいたじゃない。」

 

理亜「…はぁ!?」

 

え、ちょっと待って。理解ができない。

その言葉を平然と言ってのける姉さまにとんでもなく違和感を感じてしまう。

いつ自分の兄になったのか、血縁関係にいつなったのか、少なくともそんな予兆は一度も無かった。

もう私は焦る、焦る。

 

理亜「?…?…??」

 

聖良「おかしな理亜ね。ほら早く顔洗ってきてくださいね。」

 

理亜「え、えぇ…?」

 

 

理亜「…ふぅ」

 

一回落ち着いて、もう一度冷静に洗面台の鏡を見る。

辺りを見回しても何も異常はない。それは勿論私の部屋も。

しかし、それは兄さんがいる以外は、という話である。

それさえなければ何も変わり映えのない家である。

そうして居間まで行ってみると…

 

聖良「あ…いいですよ。私が洗っておきますから。」

 

優馬「いいよいいよ。まだ時間はあるし、それに聖良姉も準備とかあるでしょ?俺の事はいいから、ね?」

 

聖良「…///はい…///」

 

理亜「…」

 

なんだこれは、どういう状況?

と言わんばかりに姉と兄(仮)の距離が近い。

さらに肝心の姉については完全に顔が真っ赤、意識しているのが見え見えである。

本当に血縁関係があるとするなら、さっきも言ったが、タブーだ。

私も人のことは言えないから言わないけど…

 

優馬「お、理亜。お目覚め?」

 

理亜「あ…///う、うん…///」

 

優馬「そっか。兄ちゃん、もう部活に行かないといけないから今日は一緒に登校できないんだ。ごめんね?」

 

理亜「…ん!?///」

 

!?ど、どういうこと!?

一緒に登校って…いつもしてたわけ!?///何うらやま…やってんのよ!夢の中の私は!!///

 

理亜「だ、大丈夫…だ、から…///」

 

優馬「?本当、今日の理亜はなんだかおかしいよ?大丈夫?」

 

すると、兄さんが私の顔を覗き込んだ。

それに私は思わず息をのんだ。

 

理亜「っ!///大丈夫だってば!///」

 

優馬「おっと…ごめんごめん。それじゃあ、先に行ってるね。」

 

聖良「はい、行ってらっしゃい。」

 

理亜「…///い、行ってらっしゃ~い…///」

 

 

~函館・函館聖泉高等学院~

 

理亜「…」

 

気付けば昼休み。

とりあえず学校に来たのは良いけれど、これといって特に変化はなかった。

ただ、なぜか女子高から共学に変わっていて、さらにここにいる男子が兄さんだけ、というのを除けばだけど。

 

理亜「どうなってるのよ…これ…」

 

「あれ、理亜さん?」

 

理亜「はひゃ!?な、なに…?」

 

「ご、ごめんなさい!驚かせちゃったね…いや、お兄さんの所に行かなくていいのかなって気になっちゃったからつい…」

 

理亜「…え?な、なんで?」

 

「え?いやだって、いつも行ってるよ?昼休みになったら真っ先にお兄さんの所に。なのに今日はずっと窓の外を眺めてたからてっきり何かあったのかなぁ…って」

 

理亜「…」

 

だから!夢の中の私は!何やってるのよ!?

真っ先に行くって…///そんなの、私に合わないというか…///そ、そもそもなんでそんなことを…///

 

「お、お~い…理亜さぁん…?」

 

理亜「…は!ご、ごめん」

 

「ううん、大丈夫だよ~!それより、はい、これ!」

 

理亜「え、これって…」

 

「誕生日、おめでとう!」

 

理亜「…あ、今日」

 

正直、今日の事が唐突過ぎて、驚きの連続で、今日の事を全く気にも留めていなかった。

日付を見ると、今日は12月12日。

私の誕生日だった。

 

理亜「あ、ありが、とう…///」

 

「あー!私も渡す!」

「私からもー!」

 

理亜「え、ちょ、ちょっと…ふふっ」

 

なんで兄さんがここにいるのか。

一体夢の中の私は何をやっているんだろうか。

この世界に来てから、思う所はたくさん、山ほどあるが、とりあえず今はこの幸せを噛み締めよう。

そう私は決めた。

 

~放課後・通学路~

 

理亜「ふぅ…」

 

結局、クラス中の皆からプレゼントをもらってしまった…

 

理亜「…」

 

すごく嬉しい。

その気持ちは本当。だって、今まで疎遠だと思ってたクラス。そんな皆からプレゼントをもらえるなんてそんなの予測していなかったから。

でも、でも…

 

理亜「やっぱり、兄さんに祝ってほしかったな…」

 

その思いでいっぱいだった。

しかし、兄さんは今日の様子から見て、部活が忙しいんだろう。

今だって、一緒に帰るということは叶わなかった。

 

理亜「はぁ…」

 

私はクールだ。

しかし、心は乙女である。

これだけ思い焦がれている大好きな人が身近にいるのに…とても遠い。

それがどうしようもなく

 

理亜「寂しい…」

 

しかし、その言葉は冷たい空気に溶けていった。

仕方なく、夜道を一人で歩いていった。

すると

 

優馬「理亜!」

 

理亜「え…?」

 

後ろを振り返ると、そこには兄さんが立っていた。

 

優馬「ごめん、遅くなったね。」

 

理亜「え、兄、さん?な、なんで!?部活は!?」

 

優馬「あぁ、今日は妹の誕生日なんで早めに上がるってことを伝えたよ。だから早めに出て行ったじゃないか。その前借だよ。」

 

理亜「~~~っっ!?///」

 

私、このリアクション。本日三度目である。

 

優馬「それじゃ、行こう!」

 

理亜「え、ちょ、どこに!?」

 

優馬「行けば分かる!」

 

 

~函館・函館山~

 

理亜「ここ…」

 

連れられてきたところは函館山の頂上だった。

ちょうど夜。見渡す限りの光。絶景の夜景だった。

 

理亜「綺麗…」

 

優馬「…どうせならこの景色の中で伝えたくて…大げさだったよね?」

 

理亜「う、ううん!全然…!///」

 

優馬「ふふっ、そっか…良かった…」

 

あぁ、やめて。そんな可愛い笑顔。私には毒。

心臓がうるさいくらいに鳴り響く。

鼓動が止まらない。ステージの上に立つ以上にバクバク言ってる。

あぁ、だめ。

貴方の目を見て話せない。顔も上げられない。

だって…だって、今、私の顔、真っ赤で…泣きそうになってると思うから…

 

優馬「理亜…」

 

理亜「…っ!///」

 

唐突に兄さんが私の名前を呼んだ。

その呼ぶ声にさらに高鳴る心臓。

勢いで顔を上げるとそこには真剣な眼で、でも柔らく微笑んで、私を見つめる兄さんがいて…

 

優馬「…誕生日、おめでとう。これからもずっと好きだよ。」

 

理亜「ふ、ふぇ…?///」

 

優馬「プレゼントは…また今度になるけど、今はこれで精一杯だから…うん、これからもよろしく…じゃあだめ、かな…?」

 

ダメ。もう私は、私のこの気持ちは、もう止められない。

そんな顔で見つめられて、

“好き”。

だなんて、言われるともう歯止めは利かない。

もう、気持ちは止められない。

 

理亜「兄、さん…ううん、“お兄ちゃん”!///」

 

理亜「私も…私も大s………

 

 

~函館・理亜の部屋~

 

理亜「…」

理亜「…はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??///」

 

目を覚ますとそこは自分の部屋。

そう、私の一世一代の告白は、まさかの夢落ちという結果に終わってしまったのだ。

 

理亜「なんで!こうなるのよ!!あーーーー!!もう!!///」

 

今度はイライラが止まらない。

どうしてくれようか。

 

理亜「はぁ…はぁ…顔、洗ってこよう…」

 

どうしてくれようとは言ったものの、どうしようもならない。

誰も悪くはないんだから。

と、自己解決の末、何とか頭を冷やすことができたため、私は顔を洗いに洗面台へと向かった。

 

 

「~♪~♪」

 

 

『新着メッセージが一件』

『兄さん:理亜、誕生日おめでとう。今度、函館に行く予定立てるから待っててね。』




いかがだったでしょうか?
理亜ちゃんは本当、報われて欲しいものです。
大好きです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。

現時点で貴方が考える優馬が付き合う相手は?

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