ありふれた?デジモンテイマーは世界最強を超え究極へ至る   作:竜羽

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感想・評価ありがとうございます。

お待たせしました。最新話の更新です。前話の倍くらいあります。お楽しみください。

今回のタイトルはデジモンアドベンチャー;の挿入歌の歌詞からです。
デジモンの歌はどれも名曲ばかりで、自分は大好きです。


09話 苦しみを乗り越えた時

 ホルアドの宿に戻った生徒達とメルド達騎士団は何かをする元気もなく部屋に入り、そのままベッドに飛び込んだ。

 しかし、騎士団長であるメルドには起きたことを国に報告する義務がある。彼は急いで起きたことを紙にまとめていた。

 

 まず20階層の転移トラップ。あれは危険すぎる。恐らく転移魔法の調査に教会の手が入るだろうが、そのあとは速やかに撤去してもらわなくてはならない。

 

 次に死亡してしまったハジメのこと。

 今回ハジメは戦闘要員ではなく、あくまで自衛手段を磨くことと、消耗した武器の補修要員として参加した。なのに、危険な前線に出してしまい、あまつさえ死なせてしまった。

 様々な原因が重なった結果とはいえ、これは完全にメルドの失態だ。

 

 最後に未だ目を覚まさない生徒達のこと。

 まずは香織と雫。二人は結局目を覚まさず、今もベッドの上だ。

 気を失う前に錯乱していた香織と、死の恐怖に直面した雫。彼女たちはメルドの目から見てもハジメへの好意に溢れていた。もしも目を覚ました時、ハジメが死んだという現実に直面したらどれほど深いショックを受けるのか。そしてそこから立ち上がれるのか。

 幸いなのは二人が戦争への不参加を表明していたため、戦うことを強要されないことか。

もっとも香織は戦闘で重要な回復魔法が得意な治癒師。雫は騎士団員と同等の実力を持つ剣士だ。いつ圧力がかかり、戦闘に駆り出されるのかわからない。

 

 そして檜山大介。彼は迷宮で魔法を乱射している最中、やめさせようとした香織に殴り飛ばされ、浩介に拘束されてそのまま気を失い、目を覚ましていない。

脳震盪と無理やり魔法を使ったことによる魔力欠乏が原因と思われるので、自然と回復するだろうし、後遺症もないだろう。

 しかし、今回の檜山には不審な点がいくつかある。

 まず迷宮での戦闘力。今思えば騎士団との訓練の時とは、不自然なほど段違いに上がっていた。初めての実践訓練による高揚感から調子がいいのかと思っていたが、訓練で教えていない最上級魔法まで使えるなど、明らかにおかしい。

 極めつけは檜山が使った魔法陣。

 二つの属性の混合最上級魔法〝轟雷爆炎〟。

 あんなもの、教会の魔法研究部署にでも行かなければ見つけられない魔法だ。それは最上級魔法というのもあるが、二つの属性を組み合わせるということが魔法陣に式を書く上で非常に高度な知識を必要とするからだ。だからそういった知識を持っていない檜山が、一から魔法陣を書いたとは考えにくい。

 教会から渡されたという線も、教育係であるメルドにそんな話が来ていないことからもないだろう。それに魔法陣を渡すなら、檜山ではなく、勇者である光輝に渡されるはずだ。

 残る可能性は……。

 

「まさか、魔人族か?」

 

 人間族よりも魔法にたけた魔人族。それが檜山に接触したのだろうか。

 浮かんだ考えに証拠は何もない。しかし、可能性を潰していったら残ったのはそれだけだった。

 檜山が目を覚ましたら何としても問い詰めないといけない。下手をすれば勇者一行に魔人族の手が及んでいる可能性もあるのだ。

 メルドは固い決意をし、改めて報告書をまとめた。

 

 

 

■■■■■

 

 

 

 ザァザァと水が流れる音がする。

 冷えた空気が肌を撫で、水に濡れた体を刺すような冷たさが襲う。

 それが目覚めた最初の記憶だった。

 ハジメは洞窟の中にある水のたまり場の岸で目を覚ました。

 

 直前までの記憶を辿った。

 あの高さから落ちてどうやって助かったのか。落ちた瞬間に力を使い果たして意識を失っていたからわからない。

 顔を上げれば、壁から水が噴き出している。自分が倒れている位置からして、あそこから噴き出している水の勢いに乗って飛び出し、この岸に打ち上げられたらしい。

 なんとか生き残れた。生きているなら、まだ頑張れる。

絶対に帰るんだ。

 香織さんと雫さん、浩介君達と一緒に。

 帰って、ガブモンと再会して、一緒に作るんだ。デジモンと一緒に暮らす世界を。

 凍死してしまうのを防ぐため立ち上がる。

 どうやら流れる地下水の川の淵に上半身が乗り上げられていたようで、下半身は水につかっていた。

 とりあえず、体を温めなければ。

 

「〝錬成〟」

 

 装備は殆ど捨てていたが、魔法陣を刻んだ手袋はある。魔法陣に詠唱で魔力を流し、〝錬成〟を発動。地面を変形させ火種を起こす魔法陣を作る。

 

「求めるは火、其れは力にして光、顕現せよ、〝火種〟。なんで詠唱ってこんな厨二チックなんだろう?そういうのは創作の中だけでいいよ」

 

 少し愚痴を零しながら生まれた火種で暖を取る。

 ふと持ち物を確認する。

 ほとんどは落ちる直前に投げ捨てたが、二つだけ手放さなかったものがあった。

 デジヴァイスとデジモンカード。迷宮攻略には必要ないが、ハジメにとっては手放せない物となっており、防水のケースを作りその中に入れておいたのだ。

 手荷物とは別にしておいたのが功を奏した。

 これがあるだけで、どんな状況でも頑張れる。この時ハジメはそう信じていた。

 

 

 

■■■■■

 

 

 

 オルクス大迷宮での訓練から五日後。

 ハイリヒ王国の王宮内の召喚者に与えられた一室で、香織は眠り続けていた。

 そこに一人の女性が入ってきた。

 

「白崎さん……」

 

 畑山愛子。香織と同じく戦争への参加に反対した、召喚者の中での唯一の大人であった。

 彼女はハジメ達がオルクス大迷宮での訓練に参加している間、ハイリヒ王国に衣食住の面倒を見てもらっている見返りに、天職である作農師の技能で王国の農業への協力をしていた。

 生徒達がオルクス大迷宮で訓練をしていた時も、教会と王国の要請に従って農地に出向いていた。実戦訓練するよりも、農地開拓の方に力を入れて欲しかったのである。愛子がいれば、糧食問題は解決する可能性が限りなく高いからだ。

 そして、王宮に戻った際に、迷宮で起こった悲劇を知ったのだった。

 戦闘訓練に臨むのだから、もしかしたらという思いはあった。しかし、今回の訓練では騎士団もついており、安全対策は万全だったはずなのだ。

それなのに起きてしまった悲劇。

 しかも、自分と同じく元の世界へ帰るために意欲的だったハジメが死んだというのだ。

 愛子は打ちひしがれ、強いショックを受けた。

 自分が安全圏にいる間に、生徒が、特に自分と同じ非戦闘員であるはずのハジメが死んでしまったということに一瞬目の前が真っ暗になった。

しかし、彼女は何とか立て直した。

 それは残った生徒達のこと、そして自分以上にショックを受けて意識を失った香織と雫のことがあったからだ。だからこそ彼女は、ギリギリのところで踏み止まり、行動した。

 戦いで心に傷を負ってしまった生徒達に寄り添うために。

 

 現在、生徒達は一部を除いて戦いへ強い拒否感を持っている。そのため、戦闘訓練を続けられなくなっている。

 ベヒモスという化け物と、無数のトラウムソルジャー。そして〝死〟という現実。

ここに至り、ようやく生徒たちはこれがゲームでも漫画でもない、現実だということを理解し、戦いが命を懸けたものであると実感したのだ。そのため戦闘にまつわる行為をできなくなってしまった。

 

 当然、それを教会と王国はよしとせず、やんわりとだが訓練への復帰を促している。

 それに対し、愛子は猛抗議。

 これ以上生徒達への戦闘強制は許さない。ならば農地開拓も行わないと交渉し、生徒達への戦闘行為の強制をはねのけた。

 実はこの交渉、ハジメ達との話し合いで決めていた交渉材料の一つで、万が一の保険だった。当然、こんな事態など起こってほしくなかったが。

 

 何とか教会からの干渉をはねのけたが、それは戦闘行為を拒否する生徒に対してだけだった。勇者である光輝をはじめとした自ら戦闘訓練を望んだ生徒には、適用されなかった。

 今も彼らは訓練に明け暮れており、近々もう一度オルクス大迷宮での訓練を再開するという。

 

「どうしてこんなことになったのでしょうね……」

 

 眠る香織の傍に座り、召喚されてから何度も口にした言葉を言う愛子。

 あの日から一度も目を覚ましていない香織、そして別室で眠る雫。

 医師の診断では彼女たちの体に異常はなく、精神的なショックから身を守るために深い眠りについているのだろうとのことだった。

 時間がたてば起きるとのことだが、もう5日も経つ。それほどハジメの喪失がショックだったのだろう。

 学校でもとても仲がいいと評判の三人だった。愛子もよく廊下で見かけた。

 教師としてはハジメに恋愛をするならどちらか一人にするよう言うべきかとも思ったが、彼らがあまりに幸せそうなので言うのが躊躇われた。

 それに三人とも頭がいいし責任感もある。きっと収まるべきところに収まるだろうと思っていた。

 なのに、どうしてこんなことになったのか。

 どうかこれ以上、私の生徒達を傷つけないでください。

 愛子は誰ともなしに願わずにはいられなかった。

 

 その時、香織の手がピクッと動いた。

 

「!?白崎さん?白崎さん!!」

「……せん……せ…い?」

 

 うっすらと香織は目を開く。

 しばらくボーっとしていたが、やがて意識がはっきりしたのか、口を開いた。

 

「……喉、乾いた」

 

 5日ぶりに出した声はとても枯れていた。

 

 

 

■■■■■

 

 

 

 ぴちょん……ぴちょん……。

 

 水滴が落ちる音に、ハジメは目を覚ました。

周囲は暗闇に包まれているが、うっすらと淡い光が少量の光源となって照らしている。

 壁にもたれて座り込むように眠っていたハジメは、光源になっている光る鉱石を眺めた。

 

 ここはハジメが流れ着いた水場から少し離れた迷宮の壁に、錬成で掘った横穴の中だ。

 このオルクス大迷宮の底に落ちてどれくらい時間がたったのか分からない。

 幸い、この横穴を掘った際に見つけた光る鉱石から流れる水のおかげで、喉の渇きだけでなく活力まで湧いてきていた。

 ハジメは知らないがこの鉱石は神結晶といい、大地に流れる魔力が一点に集中して集まることで長い年月をかけて結晶化したものだった。そして神結晶から流れ出る水には神結晶に蓄えられ、飽和した魔力がふんだんに含まれており、それは天然の回復薬となっている。その回復力は回復魔法を優に超えており、飲めば不老不死になれると言われる伝説の霊薬、神水と言われている。

 神結晶と神水のおかげでハジメは何とか生き残っていた。

 だが、状況は一向に良くなっていない。むしろ悪化していた。

 

「うぅ……。ああぁッ」

 

 膝を抱えてうめき声をあげるハジメ。右腕を反対の左腕に回し、痛みを抑えようとするが右腕は何もない部分を掴む。

 ハジメの本来なら左腕がある部分、そこには何もなかった。

 ハジメは左腕の二の腕から先を、魔物により奪われた。

 命からがらこの横穴を掘ることで魔物から逃れ、偶然にも掘り進んだ先に神結晶があったため、生きながらえることができた。

 しかし、そこから先はまさに地獄だった。

 神結晶は乾きと活力の枯渇を防いではくれるが、飢えまでは防いでくれず、激しい空腹感に襲われた。

 しかも失った左腕の部分が幻肢痛を訴え、そのあまりの痛みに苦しんだ。

 もはや脱出の方法を考える余裕もない状況だが、ハジメの心は折れていなかった。

 

「かえ、るんだ。ぜったいに……帰るんだ!ぐうぅああっっ!!」

 

 酷くなる痛みに呻きながらも、ハジメは心を強く保ち、帰る方法を模索し続けた。

 そして、一つの打開策を思いつく。

 

「やる、しか……ないッ」

 

 覚悟を決めたハジメは、痛みが治まり動けるようになるのをじっと待ち続けた。

 

 

 

■■■■■

 

 

 

「待ってください、白崎さん!まだ無理です!!」

「待ちませんし、無理じゃないです!ハジメ君を助けに行くんです!!」

 

 愛子はベッドから起き上がろうとする香織を必死で抑える。

 

 目覚めた香織の体は、五日間も眠っていたため栄養不足に陥っていた。

 愛子に水差しで水を飲ませてもらった後、王宮のメイドが持ってきた消化の良い麦粥などの病人食も食べさせてもらった。

 その間に医師の診察も受け、弱ってはいるが問題はないと言われた。回復魔法をかけてもらい少し休めば香織はすっかり元の調子を取り戻した。

 そして、医師が退出したところで改めて愛子から状況の説明を受けた。

 

「ハジメ君が落ちてから五日です!72時間の壁をとうに超えていて、しかも捜索もしていないなんてどういうことですか!?」

 

 72時間の壁とは、災害時に行方不明になった人の生存率が72時間を境に激減すること、一般人が飲まず食わずで生き延びられる限界が72時間であること、などという理由から用いられている用語である。

 医療の勉強の一環で、災害救助時における医療についても学んでいた香織はこのことを知っていた。

 科学的根拠はあまりないのだが、統計的に無視していいことではないので、香織は焦燥感を募らせる。

 

「……実は」

 

 愛子は語る。ハジメの捜索がされていない理由を。

 場所が最強の魔獣であるベヒモスが出現した65層であることと、そこが見えない谷底から生存確率が絶望的であること。そしてもう一つ、捜索が行われない決定的な理由があった。

 

 それは生徒達が王宮に戻り、愛子が迷宮で起きた出来事を聞いたときのこと。

愛子は当然ハジメの捜索を、教皇イシュタルと国王エリヒドに申し出た。

 しかしエリヒドは先の二つの理由からその申し出を受けられないと答えた。そしてイシュタルはことの経緯をメルドから聞くと、しばし何かを考えた後、エリヒドを連れ立って愛子と生徒達を教会のとある場所へ案内した。

 そこは教会の奥深くにある区画で、信者や普通の神父、シスターが入れない場所だった。

 さらにその先へイシュタルは足を進め、やがて愛子達が召喚された大聖堂並みの広さがある部屋にたどり着いた。

 部屋にはランプもないのか真っ暗で何も見えない。

 

「我らが道行に光を〝光球〟」

 

 イシュタルが周囲を照らす明かりを生み出す魔法を使うと、暗かった部屋が照らされた。

 そして皆が驚愕した。

 部屋の中には大聖堂と同じく巨大な壁画があった。

 だがその壁画は大聖堂にあるものとは真逆の、とても禍々しい雰囲気を放っていた。

 大聖堂にある壁画が緑豊かなトータスの世界を描いていたのに対し、この壁画は滅びゆく世界を描いている。

 人も動物も植物も、魔物さえも仄暗い炎に焼かれ苦しみ悶えている。

 大地は罅割れ、海は濁り、空は黒く染まっている。

 

 その中心には二体の怪物がいた。

 

 一体は巨大な腕に二つの頭。既存の生物ではありえない体をしていた。まるで禍々しいという言葉が形となったかのような、見るだけで恐怖に身がすくむ怪物だった。

 二つの口から放たれている炎が、世界を焼き尽くし滅ぼそうとしている。

 

 だが生徒達は双頭の怪物ではなく、その怪物と相対しているもう一体の怪物の姿を目にして驚愕していた。

 

 巨大な狼だった。

 普通の狼と違い二足歩行で立ち上がっており、双頭の怪物へ掴みかかっている。

 しかもその体は毛皮ではなく硬質感のある鋼鉄で描かれている。

 双頭の怪物の炎に対抗するように、氷のようなブレスを放っている。

 その姿はオルクス大迷宮でハジメが武装を身に纏った姿とベヒモスを氷漬けにしたコキュートスブレスを放った姿にそっくりであった。

 

「これは表向きには語られないエヒト様の創世神話の一節を現した壁画なのです」

 

 イシュタルは語る。

 神代の終わり、創世神エヒトに反逆した七人の眷属がいた。

 彼らはエヒトを倒すために禁術を用いて二体の強大な魔物を呼び出した。それは反逆者の手に負えるようなものではなく、トータスを滅ぼそうとした。

 壁画のようにトータスは未曽有の大災害に見舞われ、世界の半分が滅ぼされたのだという。

 幸い、魔物たちは互いに争い初め、共に姿を消した。

 破壊しつくされた世界をエヒトが再生させ、災厄の原因となった反逆者も人々が力を合わせ、世界の果てへと追放したのだという。

 そこまで語った後、イシュタルはこの話をした目的を告げる。

 

「実は皆さんが王宮に戻った日、エヒト様から新たな神託がありました」

 

――神の使徒の中に反逆者になりうる者がいる、と。

 

 その言葉に生徒達は壁画と聞かされたばかりの神話、そして迷宮でのハジメのことを思い浮かべる。

 

「オルクスでのことを聞き、私はもしやと思いました。皆さんが見たナグモ殿の力とはもしやこの災厄の魔物の一体、鋼の狼の力だったのではないかと」

 

 イシュタルは生徒達の様子を見て、自分の言葉が合っているのを確信する。

 

「つまりナグモ殿の力は世界を滅ぼす魔物の力の可能性が高いのです。魔人族の神の干渉なのか、理由は不明ですが危険であります。彼にその意思がなくとも魔物の力に飲み込まれ我らを裏切っていたでしょうな」

 

 イシュタルのその言葉に、誰もが困惑する中、一つの影が生徒の中から躍り出た。

 それは誰にも気が付かれず、イシュタルの前に駆け寄ると思いっきりその顔を殴り飛ばした。

 イシュタルを殴り飛ばした者――遠藤浩介は、そのままイシュタルの法衣を掴み怒鳴りつける。

 

「ふざけるな!ハジメは俺の親友だ!大事な友達だ!仲間なんだ!!こんな壁画なんか関係ない!!そんな理由でハジメを裏切り呼ばわりすんなッ!!」

 

 怒りもあらわにイシュタルを責める浩介に、光輝が近づきイシュタルから引き離す。

 引き離された浩介は再びイシュタルに掴みかかろうとするが、光輝が立ちふさがりイシュタルを守ろうとする。

 

「やめろ遠藤!!イシュタルさんを責めても仕方ないだろう!?」

「じゃあお前はダチを裏切り者呼ばわりされて黙ってろっていうのか!?」

「だ、だが南雲の力が危険だったのは本当のことだ」

「何が危険だ!?それなら俺たちの魔法や技能なんか全部危険だろうが!!」

「そんなことない!俺たちの力は救う力だ!!それに南雲はあの時みんなに向かってミサイルを飛ばしたじゃないか!?」

「あれは俺を助けるためだ!!あのミサイルのおかげで俺は助かったんだ!!」

「だ、だとしてもこの世界であんな危ないものを撃つのはダメだろう!!」

「何がダメなんだよ!?それならあの時の檜山の方がよっぽどダメだろうが!?」

「檜山を悪く言うな!!彼はもしかしたら魔人族に洗脳されているのかもしれないんだぞ!!仲間を疑うなんてしちゃいけない!!」

 

 檜山は現在、謎の魔法陣を持っていた兼から魔人族の接触を疑われており、取り調べを受けていた。なので今この場にはいない。

 

「ならハジメは仲間じゃないっていうのか!?あの時誰よりも体張っていたのがハジメだ!!お前がグダグダしているからあいつが化け物を抑え込んだんだろうが!!

しかもやっと抑え込んだのにそれを台無しにしたのが檜山だ!!まず疑うならあいつだろうが!!

あの時あの場所で本当の勇者だったのはハジメだ!!あいつの勇気が俺たちを救ったんだ!!そんなこともわかんねえならお前は勇者じゃねえ!!!」

 

 普段は存在感が薄く、認識されにくいはず浩介の言葉が光輝に叩きつけられる。

 光輝は気圧され、浩介に抜かれそうになるが、そんな浩介を龍太郎や柔道部の永山重吾が取り押さえる。

 

「落ち着け遠藤!」

「暴れても何にもならないぞ、浩介ッ!」

 

 浩介はしばらく暴れていたが、神殿騎士も駆けつけ王宮の自室に連れていかれた。

 教皇であるイシュタルを殴り飛ばし、神聖な教会で暴れたことから普通なら重罰を受けるところだが、神の使徒であることと愛子とメルドの取り直しもあり、一か月の謹慎になった。

 

 これがハジメの捜索がされていない最大の理由。世界を滅ぼした魔物の力を持っているかもしれない者を探すことに、教会と王国の上層部が首を縦に振らなかったのだ。

 さらに悪いことに、どこからかこの話の一部が外部に漏れ、ハジメがエヒトを裏切った反逆の使徒であるという噂が流れ始めたのだ。

 しかも戦闘職ではない錬成師だったことと、目立った成果がなかったことから無能がエヒト様を逆恨みし、神の使徒たちを全滅させようとして奈落に落ちた間抜けだと言われ始めた。

 加えて、奈落に落ちるきっかけになった攻撃を放った檜山を擁護する声まで出てしまった。

 取り調べの結果、檜山は洗脳の類は受けておらず、魔法陣も偶然見つけたと言っている。

 メルドはそんなはずがないともっと詳しく追及したかったが、彼を擁護する声が出てきたことで難しくなり、謹慎させるにとどまっている。

 ただ偶然見つけたという話から、魔人族の暗躍の疑いだけは引き続き調べられている。

 

「なんですかそれ……そんなめちゃくちゃな理由でハジメ君は捜索もされず、しかもそんなことを言われているんですか!?」

「ごめんなさいごめんなさい。先生がもっとちゃんとしていれば、そもそも皆さんを迷宮なんかに行かせなかったらッ!!」

 

 香織の怒りを隠さない言葉に、ただただ愛子は謝る。

 浩介が取り押さえられた後、愛子も必死にハジメの捜索と救助を訴えた。憶測だけで生徒を見捨てるなんて納得できないと。戦闘を拒否する生徒を守るとき以上に、教会と王宮に訴えた。

 しかし、彼らは頑として首を縦に振らなかった。最終的に、どうしても捜索してほしいのなら、生徒達全員に戦いに出てもらうと言われ、愛子は引き下がるしかできなかった。

 悔しさと無力感を隠せない愛子の様子に、香織は何とか怒りを抑え込む。

 

「……みんなはそれで納得したんですか?」

「……遠藤君はもちろん、園部さんや坂上君は納得していませんし、イシュタルさんの言葉を疑っている人はいます」

「つまり、納得した子はいるんですね」

「……」

 

 香織の言葉に愛子は口をつぐむ。

 生徒の中では思慮深い永山や、ハジメに助けられた優花と交流のある女子生徒、勇者パーティーにいた中村恵里と谷口鈴はイシュタルの話を真に受けていない。しかし檜山のパーティーや他の生徒達は、ベヒモスを圧倒したハジメの力への恐れからイシュタルの話を受け入れ始めている。

 それは実感した死の恐怖とそれをもたらしかねない力への恐れからであり、愛子も無理に言えなかった。

 そして、生徒の中でもっともイシュタルの話を真に受けてしまったのが、天之河光輝だった。

 彼はハジメの力が世界を滅ぼすものだと信じてしまい、ハジメを超える力を得ようと修練に励んでいる。

 

「……雫ちゃんはどうしていますか?」

「八重樫さんは白崎さんと同じくあの日から目を覚ましていません」

「そうですか……」

 

 香織は雫の様子に納得する。彼女は一見すると強そうだが、その根っこはとても繊細で脆いところがある。

 あんなことがあったのなら、寝込むのは仕方ない。

 と、香織の部屋に一人の生徒が駆け込んできた。

 

「畑山先生!!大変です!!」

「中村さん!?どうしたんですか?」

 

 駆けこんできた生徒は中村恵理だった。普段は物静かな文学少女といった雰囲気の彼女だが、よほど慌てていたのか荒い息を吐いている。

 

「雫が、雫が目を覚ましたんですけれど、そこに光輝君が入ってきて、オルクス大迷宮でのことや南雲君のことを話し始めたら、雫が、雫が」

「落ち着いてください、中村さん!落ち着いて説明をしてください」

「雫ちゃんの部屋に案内して!」

 

 愛子は恵里を落ち着かせて話を聞こうとするが、香織はそれを遮る。そして雫の部屋への案内を頼む。

 雫の部屋に光輝がいる。それだけで香織には何が起こったのか大体想像ができた。

 恵里の案内の元、香織と愛子は雫の部屋に向かった。

 雫の部屋が近づくと、中の声が聞こえてきた。

 

「いやああああああああああっっ!!!??」

「お、落ち着くんだ雫!!」

 

 雫の悲鳴、そして雫を宥めようとする光輝の声だった。

 

「なんでなんでなんで!!??ハジメハジメハジメぇ!!!!」

「な、南雲の死に囚われちゃだめだ!!雫なら友人の死を乗り越えていける!!そしてまた一緒に戦う「お前がああああっっ!!!」へ?ぐぁ!?」

 

 バタンと人が倒れる音がした。そこで香織達は部屋に入った。

 そこにはベッドの上で力なく倒れる雫と、尻もちをついた光輝がいた。ベッドのそばには谷口鈴もいて雫の身を案じている。

 どうやら起き上がった雫が、光輝を殴り飛ばしたのだ。

 

「お前のせいだ!!!お前があの時メルド団長の言うとおりに動いていればあんなことにならなかった!!!……ぐ、げほっ!?なのに、何が、死を乗り越えるよ、ガハッ」

 

 光輝に怒りをぶつける雫だったが、目覚めたばかりで衰弱した体ではすぐに息切れを起こし、苦しむ。

 

「雫ちゃん!」

「八重樫さん!」

 

 雫に香織と愛子が駆け寄る。

 

「か、香織?目が覚めたんだな!」

 

 光輝が香織の姿に目を輝かせるが、香織は光輝のことを無視して雫に寄り添う。

 

「がお、り?」

「うん!今はとにかく落ち着いて。鈴ちゃん、水を。愛子先生はさっき私がもらった食事と同じものを」

「わかったよ!」

「わかりました!」

 

 雫をベッドに寝かせた香織は、鈴が雫に水を飲ませるのを見守る。愛子は再び食事をもらいに行く。医者志望なだけあり、香織の指示には人を動かす気迫があった。

 

「か、香織?えっと雫の様子は「出て行って」え?」

 

 光輝が香織に雫の容態を訪ねるが、香織は光輝の方を見ずに言い放つ。

 

「早く出て行って!!天之河君は邪魔なの!!雫ちゃんを悲しませるだけ!!だから早く出て行って!!!」

「そ、そんなこと「出ていけ!!!」ブッ!?!?」

 

 バチンッ。

 香織は振り向きざまに右手を振るい、光輝の頬に鋭いビンタを喰らわせた。

 あまりに明確な拒絶に光輝は呆然となり、その隙に恵里によって部屋の外に連れ出されていった。

 

 それから香織達は雫が落ち着くまで待ち、現状の説明をした。

 雫は香織以上に荒れてしまい、塞ぎ込んでしまった。

 誰もどんな言葉を掛ければいいのかわからず、頼りの香織も辛いのか泣き崩れてしまった。

 

 

 

■■■■■

 

 

 

「ぐがぁッ!?ああああああああっっ!!!」

 

 オルクス大迷宮の奈落の闇の中で、ハジメは痛みに身悶えていた。

 ようやく幻肢痛が収まったハジメは、空腹から逃れるために魔物の肉を食べることにした。

 この階層にいる魔物はウサギの魔物と巨大な爪を持つ爪熊。そして二本の尾を持つ狼だった。

 どれもベヒモス以上の力を持ち、爪熊に至っては頭一つ飛びぬけて強い。

 そこでハジメは狙いを二本の尾を持つ狼、二尾狼に定めた。

 ウサギは空間をジャンプする固有魔法を持っており、捉えるのが難しい。爪熊は論外だ。一方、二尾狼は雷を纏うという固有魔法しか確認できなかった。群れを作っている点が厄介だが、他の二体より組みしやすい。

 実際、ハジメが錬成で生み出した罠に嵌めることでうまく狩れた。

 手に入れた二尾狼の死体を横穴に運び込んだハジメ。水場から錬成した容器に入れて運んできた水で、死体から余分な血を洗い流し、火種の炎で焼いて食べた。

 八重樫家の皆さんに強制的に参加させられたサバイバル訓練を思い出し、少し笑った。だが、食べた次の瞬間、ハジメの体に異変が起こり始めた。

 

「ぐぅあああっ!!??な、何が起き、ああああああああああ!!??」

 

 まるで体の中から引き裂かれるような、激しい痛み。全身の血が沸騰し、骨が罅割れ、身が弾けるようだ。幻肢痛など比べ物にならない。

 慌てて神水を飲むが、それでも痛みが治まらない。

 

「ああああああああっっ!!!」

 

 バキバキと嫌な音が体から聞こえてくる。

 

(壊して、治している、みたいだ……)

 

 実際、その通りのことがハジメの体で起きていた。

 魔物の肉は魔物の魔力を大量に含んでおり、それが人間の体には毒なのだ。そのため過去魔物の肉を食べた人間は例外なく死んでいる。

 ハジメは極限の状況に追い詰められたのと、神水という回復薬の存在から一か八かの賭けに出たのだ。

 

(あああっ!!??で、でも死なないなら……)

 

 激痛の中、必死にそれに耐えるハジメ。

 しかし、突然ハジメにとって予想外の事態が起きた。

 

――ドクンッ!

 

(なん、だ?)

 

――ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!

 

 魂の底から響いてくる、大きな鼓動。痛みに苛まれる体に、大きな力が滾って来る。

 

 それはハジメの体を無意識に動かし始める。

 痛みにうずくまっていた体は起き上がり、両足はしっかりと地面を踏みしめる。

 腕を壁に叩きつけ、そこに大きな窪みを穿つ。

 

(ああ、死にたくない死にたくない死にたくない!!!)

 

 思考はただ生存を望むものだけになり、他のことを考えられなくなる。

 

「ううう、ウオオオオオオンンンンッッ!!!」

 

 さっきまでの痛みからくる悲鳴ではなかった。生きるという意思を示し、世界に刻む咆哮だった。

 そしてハジメは横穴から飛び出す。生きるという本能のままに、今の自分に必要なものを狩るために。

 

 数時間後、奈落に魔物たちの断末魔と何かを喰らう音が聞こえ始めた。

 

 

 

■■■■■

 

 

 

 香織が目覚めてからさらに五日経過した。

 彼女は現在、寝込んでいた間に鈍った体を元に戻すために王宮の訓練場にいた。

 

「ふっ、はっ、しっ!」

 

 太極拳の型をなぞり、手足を動かす。

 体調は完全に回復し、万全のものとなった。いつでもオルクス大迷宮での訓練に参加できる。

 もっとも、今の香織達はオルクス大迷宮に行く許可が出ていない。

 なぜなら、檜山の件があったからだ。

 檜山が魔人族からの洗脳を受けていないことはわかったが、それ以外の干渉があったかもしれないと判断された。よって香織達の安全と魔人族の暗躍がないことが完全に保証されるまで、王宮に留まることになった。香織からしたら軟禁でしかないが。

 

(ハジメ君が落ちてからもう10日。奇跡的に生き残っていて、さらに動けるほど怪我がないとしても、食料の問題がある。水があれば三週間生きられるけれど、それもわからない。早く助けに行かないと!)

 

「はああっ!!」

 

 バッっと拳を突き出し、香織は今日の鍛錬を終えた。

 

「香織、よかったらこの後食事でも」

 

 訓練場を出ていく香織に、光輝が声をかける。香織はそれを無視して出ていき、光輝が何とも言えない顔で立ち尽くしていた。

 

 訓練場を出た香織は自分のステータスプレートを取り出し、その内容を見る。

 

 

 

===============================

白崎香織 17歳 女 レベル:15

天職:治癒師

筋力:120

体力:200

耐性:180

敏捷:200

魔力:280

魔耐:280

技能:回復魔法[+効果上昇][+回復速度上昇][+イメージ補強力上昇][+浸透看破]・光属性適性・高速魔力回復・言語理解

===============================

 

 

 

 迷宮での経験に加え、この五日間、王宮の治癒師に付き従って回復魔法に磨きをかけた結果、派生技能が4つも発現した。全てはハジメの元に駆け付けて彼を癒したいという思いからだ。

 そして、その時はもうすぐだ。

 

(もう時間がない。明日の夜に王宮を抜け出す)

 

 香織はもうそれしかないと思っていた。ハジメの元に行くにはここを抜け出し、オルクス大迷宮まで行く。

 そのために訓練と並行して、こっそりと荷物を用意したり、迷宮の内部を書き記した地図を図書館で調べたりした。

 本来ならもっと準備をしなければいけないが、もう待つことはできなかった。

 

 その日の夜、香織は一人王宮の自分の部屋のベランダに出て月を見上げていた。

 その手にはハジメのタブレット端末がある。オルクス大迷宮にもっていかず、王宮の部屋に残されていたものだ。

 

「ハジメ君、お願い。生きていて……」

 

 ぎゅっとその端末を胸に抱き、ハジメの生存を願う。

 本当なら香織も不安に押しつぶされそうだった。ハジメの生存を願っているが、同時にそれがとても小さな可能性であることを、理性が訴える。

 生きていて欲しいと願う心と、生存が絶望的であることを訴える頭脳。その狭間で香織は苦悩していた。

 

 その時だった。

 

――ピピッ

 

「え?」

 

 突然、香織が抱きしめていたタブレット端末から電子音が響いた。手回し充電器で充電はしているから起動はする。しかし、香織は電源ボタンを押していないし、設定もマナーモードだったはずだ。

 不審に思って端末を覗き込むと、なんと端末の画面が激しい点滅を繰り返していた。

 

「なにこれ!?」

 

 香織が驚いている間に、点滅はどんどん早くなっていく。

 しかも電子音まで激しくなっていく。

 香織はそれをどうにもできずに、見つめるしかできない。

 

 やがて、点滅は光となり周囲を埋め尽くした。

 それと同時に、端末から霧が溢れ出した。

 

「きゃあッ!?」

 

 

 

 

 同時刻。トータス中で何もない空間から突然霧が発生するという現象が起きていた。

 そのほとんどは人々が寝静まった深夜の出来事ということもあり、気が付く人はほとんどいなかった。しかし、それは確かに起こっており、様々な事態を引き起こしていた。

 

――大陸東部【ハルツィナ樹海】兎人族ハウリアの里。

 

「むにゃむにゃ。もう食べられません~~」

 

 ぐっすり眠る白髪にうさ耳の少女の枕元に、コロリと一つの卵が転がってきた。

 

――大陸北部の離れ島【竜人族の隠れ里】

 

「なんじゃこの霧は!?」

 

 異変を感知して飛び起きた女性を霧が包み込む。女性が霧の中を進むとあるものを見つけた。

 

「盾?かのう?」

 

――オルクス大迷宮深層50階【封印部屋】

 

「……何?霧?」

 

 この部屋に封印されて300年。久しく出していなかった声を少女は紡ぐ。とはいえ動けないため何もできないが。

 そんな彼女の前に、霧の中からコロコロと何かが転がって来る。

 

「……卵?」

 

 

 

 そしてハイリヒ王国の香織の目の前。突然の霧で真っ白になった視界の中で、ハジメの大事な端末を手放さないと抱きしめる中、何かが聞こえた。

 

「……メ!ハ……メ!」

「え?え?何?」

「……ジメッ!」

 

 それは何者かの声。段々と大きくはっきりとしてくる。

 やがて、その声の持ち主と思われる影が霧の中に現れた。

 

「……ジメッ!!―――ハジメッ!!!」

 

 バッと霧の中から現れた。

 

 それを見た瞬間、香織は沸き上がるものを抑えられなかった。

 見たのは一度だけ、しかし決して忘れないあの出会い。ハジメと出会ったあの瞬間、彼の傍らにいた――!

 

「ガブモン君!!」

「え?……誰?」

 

 蒼い毛皮を身に纏い、額に鋭い角を持つ獣型デジモン。ガブモンだった。

 

「おい、ちょっと待てガブモン!って人間!?一体どういうことだ!」

 

 そしてそのガブモンの後ろからもう一体、デジモンが現れた。

 

 ガブモンと同じ大きさの白い小さな体に、両手には爪のついたグローブ。そして尻尾には神聖系デジモンの証であるホーリーリングをつけた聖獣型デジモン。その名は――

 

「テイルモン?」

 

 今ここにトータスとデジタルワールドが繋がった。

 

 




ちょっと詰め込みすぎたかもですがこの話は1話にまとめたかったので。

原作屈指の問題展開から始まりました。
いろいろありますが皆さん気になっていた檜山の処遇というかそこらへん。原作などと同じくうやむやにされました。しかも魔人族のせいにされて。
光輝はノータッチですが、彼も魔人族のせいだと思うでしょうね。まあ、彼にとってはそんなことより雫と香織から殴られたことの方が重要でしょうね。

そしてそして。ようやく念願のデジモン登場。最も主人公の前にヒロインの前に現れましたが。
やっと当初予定していたハジメ以外のテイマー候補四人を全員出せましたし、感無量です。
ここから物語を紡いでいきます。

さあ、いろんな伏線を張りました。これらを回収できるように執筆頑張ります。
とりあえず、ありふれ零を読みます。

アンケートありがとうございました。デジモン紹介は今後もあとがきでやっていきます。

〇デジモン紹介
テイルモン
レベル:成熟期
タイプ:聖獣型
属性:ワクチン
好奇心がとても強くいたずら好き。小さいが貴重な神聖系デジモンであり、見た目以上の実力を持っている。
尻尾のホーリーリングは神聖系の証であるとともに、パワーの源。外れると力が大きく下がってしまう。
必殺技は両手の長い爪を使って相手を攻撃する《ネコパンチ》と、鋭い眼光で相手を操る《キャッツ・アイ》。
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