ありふれた?デジモンテイマーは世界最強を超え究極へ至る 作:竜羽
お待たせしました。
夏休みに入ったので、旅行に行く前に更新できて良かったです。
ようやく書きたかった展開に入ってきました。原作とかガン無視です。
果たして何が来たのでしょうか?
魔人族によるウルへの襲撃が始まってから一週間が経過した。
その間、ウルは魔物の軍勢からの攻撃にさらされ続けたが、香織が展開した〝聖絶・金城鉄壁〟による防壁で守られていた。
なぜか魔物は日中しか攻撃してこなかったので、夜の闇に紛れて住人達を町から避難させられないかと思い、ユエとレキスモンが防壁の向こうの街道に向かったところ、黒い四つ眼の狼に襲撃された。しかもこの狼はシアと同じ未来予知系の固有魔法を持っているらしく、ユエとレキスモンの攻撃を悉く回避してきた。攻撃のゴリ押しで封殺したユエとレキスモンだったが、これで軍勢の中には夜に活動できる魔物がいることがわかった。
町に戻ったユエは避難することは困難だという事を伝え、町での籠城が始まった。
幸いにも穀倉地なので食料の備蓄は十分であり、飢えの心配は無かった。
「どう考えてもおかしい」
「ん。同意」
夕日に照らされた防壁の上で撤退する魔物達を見ながら香織とユエが呟きを零す。
テイルモンとルナモンはデジヴァイスの中で休憩中だ。デジモン達は街の住人や神殿騎士に姿を見られたら混乱が起きてしまうので防壁の向こう側で戦ってもらい、それ以外はデジヴァイスの中や人目を避けるようにしている。
「夜も襲撃すれば結界が崩れるって判らないはずがない。そうじゃなくてももっと激しい攻撃をすれば町は一日ももたない」
香織が展開した結界はあくまでその場しのぎのつもりだった。一時的に敵の攻撃を防ぎ、その間に住人達に逃げる準備をさせる。そして結界の崩壊と同時に決死の脱出を行うというのが、考えていた展開だった。
なのに魔物達は昼間しか攻撃してこず、その攻撃だって結界が破壊されるような激しいものじゃなかった。
おかげで住人達は結界さえあれば安全だと思い込み、町を放棄して逃げるという手段を取ることに及び腰だ。これでは無理に連れ出してもうまく逃げられない。逃げる以外に手段がないと思わなければ、必死に動けないのだから。
「やっぱり人質?」
ウルという王国の食糧事情を支える穀倉地帯を人質にすることで、魔人族達は戦争を有利に進める要求をしようとしているとユエは考えた。
「それなら向こうから要求とかあってもおかしくないかな? 一週間経っても魔人族の指揮官が降伏を勧告するとか、そういう動きが無いよ」
「ん。でももしかしたらもう王都に書状とか送っているとか?」
「もしそうなら私達には何も判らないね」
その後も色々考えを2人は言い合うが、結局は答えが出なかった。
「あーあ。ハジメ君早く帰ってこないかなあ」
「ハジメが来てくれたら魔物も一網打尽」
指を銃の形にしたユエは夕闇の中でもうっすらと見える魔物の大群をバーンと撃つ動作をする。しかし、魔物の軍勢は蠢くだけだった。
彼女達だけならこの街から脱出できる。
愛子達もアークデッセイ号ならば魔物の軍勢を強行突破できる。ハジメが耐久性には特に力を入れて設計したから。
しかし、それをしたら町は結界と守り手を失い、魔物の軍勢に蹂躙されてしまう。
彼女達はそんな結末を帰ってきたハジメと雫達に見せたくはなかった。
(それに檜山が何かを企んでいる気がする。メフィスモンと一緒に、また襲ってくる。今逃げたら、取り返しのつかないことになりそう)
漠然とだが、町を離れてはいけないと香織は思い、ユエも同じ考えだった。
そうして今日も町を守り切った2人は、警戒心を残しつつ防壁から降りようとしたとき、閃光が走った。
もうほとんど夜だからその光が良く見えた。
その次の瞬間には爆音と魔物の断末魔が響いた。
「何今の? 魔法?」
「……あれは光属性の魔法。多分……〝神威〟?」
「………………………………………………………………………………………………はい?」
魔法に造詣の深いユエが呟いた魔法名に長い沈黙の後、香織は変な声を出した。
その魔法名に強制的にある男の事が頭に浮かんだ。
その名は、天之河光輝。
■■■■■
勇者が来た!
そんなセリフが香織の頭に浮かんだ。
目の前にはウルの町の住人に迎え入れられた勇者──天之河光輝の姿があった。
彼以外にも坂上龍太郎を始めとする勇者パーティーに加え、メルドを始めとした王都の騎士団までいる。
ハイリヒ王国の最高戦力が何故か唐突に、突然に、脈略もなく現れた。
この絶望的な状況下で突然差し伸べられた頼もしすぎる救いの手に、住人だけでなく町の代表者たちまで、涙を浮かべて喜んでいる。
その一方で、香織とユエは疲労困憊だった。
彼らが魔物を蹴散らしながらウルの町に入ろうとしたとき、防壁を破壊して入ろうとしたのだ。急ごしらえの防壁には入り口なんていう気の利いた場所は無く、入るためにはそうするしかない。
彼らがいくら強くても、6万の魔物という数の暴力には敵わない。だから町に入ろうとするのはわかる。
だからと言って何の合図も無しに魔法で防壁を破壊しようとするとは思わず、香織とユエは大いに慌てた。しかも結界を維持していた〝聖十字〟が、防壁の上から落下して結界が解除されそうになった。
2人は必死になって結界を維持するために〝聖十字〟を支えつつ、勇者達が町に入るまで防壁の崩壊を防いだ。そして勇者達が入るのを見届けると、大急ぎで防壁を修復して、〝聖十字〟を再設置したのだった。
一日中戦った後に突然の重労働をしたことで、2人は一気に限界を迎えた。
もうベッドでゆっくり眠りたかったのだが、そこに勇者とメルド団長がやってきた。
「あなた達が町を守ってくれていた冒険者ですか? 勇者としてお礼を言います」
相変わらずの爽やかな笑顔でお礼を口にする勇者──天之河光輝。
香織としてはあまり会いたくなかった相手だ。だから代わりにユエが前に出て応対する。
「お礼は受け取ります。ですが、私も彼女も激しく疲弊しているので、失礼します」
「ああ。ここからは俺達が町を守る。あなた達の頑張りは決して無駄にしない。勇者の名に懸けて」
守ると断言する光輝。
積み重なった疲労と、意図がわからない襲撃について悩んでいた2人は、何も気負った風が無いように言い切る彼に少し苛立ちを感じた。
そこにデビッドが神殿騎士を引き連れてやってきた。
「お待ちしておりました勇者殿。教会から援軍が来るとは聞いていましたが、まさか勇者殿だったとは」
仰々しい礼をしながら、光輝の来訪を称えるデビッド。
その中に気になった言葉があった。
「援軍? いつの間に」
「む。聞いていなかったのか? 俺達が来たのは神殿からウルが悪魔の襲撃にあっていると連絡が届き、急ぎ編成されたんだ。最初は事態の把握のための少数部隊だったんだが……」
メルドが声を潜めて、ウルに王国の最高戦力が投入された理由を説明してくれた。
部隊が派遣される前に教会から通達がもたらされた。
なんと神託が下ったというのだ。
──神の使徒である勇者を豊饒の大地へ向かわせるべし。黄金の力を持って勇者が悪を断つであろう。
「とはいえまだ勇者は力を付けている最中。だから我ら騎士団の精鋭もはせ参じたというわけだ」
「おお! 私の報告が教会の、ひいてはエヒト様にまで届いていたとは! このデビッド、神殿騎士として感無量!!」
メルドの話を聞いてエヒトに祈りを捧げるデビッド。
ちなみに、彼が教会へ連絡した理由は、確かに悪魔ことメフィスモンの危険性を伝える為でもあった。だが、冒険者でありながら神殿騎士よりも強く頼りにされているハジメ達の事を妬ましく感じ、援軍として追加の神殿騎士を傘下にすることで、ウルの町での行動の主権を握ろうと考えた私情も混ざっていたりする。
そんなデビッドの事はさておき。
光輝達がウルにやってきた理由はわかった。エヒト神の実態を知っているユエとしては、神託に何か裏があるとすぐにわかったのだが、如何せん今は疲弊しすぎている。一度休まねば考えもまとまらないと思い、この場を後にしようとする。
「ああ。休む前に少しいいか?」
そんな彼女達にメルドが声をかけてきた。
「冒険者のアルテとビアンカだったか。聞いたことのない名前だが、お前達どこの出身なんだ?」
「……今応えないといけないことですか?」
「気を悪くしたのならすまん。ただ、一介の冒険者が町を覆うほどの防護壁を展開するアーティファクトを持っているなんて、前代未聞だからな」
確かに、〝聖十字〟ほどのアーティファクトは普通なら国の宝物庫に収められているか、重要都市の防衛機構に使用されている。現に王都には強固な防壁を展開するアーティファクトが使用されている。それを一冒険者が持ち運んでいるなど、怪しいと思われる。
だから、王都の守護を担う騎士であるメルドは気になったのだろう。
「……遺跡を探索していたら、たまたま見つけただけですよ」
「それを売るでもなく町の為に提供したのか。立派な志だ」
「ええ。あなた達は本当に立派です。その志は俺達が引き継ぎます」
メルドだけでなく勇者もユエ達を称賛した。
それを聞きながら、ユエは香織を連れて今度こそ、この場を離れた。
「あれが勇者か?」
寝泊まりしている教会にやってきた二人を出迎えたのはマミーモンだった。
光輝の事を遠目で見ていたのだ。2人が首肯するとふんと鼻を鳴らした。
「何も感じねえな。力も気迫も無い。ただの子供じゃねえか」
それだけ言うとマミーモンは教会の中に入っていった。
勇者というからには彼の知る選ばれし子供達のような、特別な何かを持っているのかと思った。
力やパートナーデジモンではない。何があろうと信じた道を突き進む意志と勇気。
そういうものを持ち合わせているのかと思っていたのだ。
マミーモンと入れ違いにシスタモンブランが出てきた。
「勇者ですか。少し私達の動きに気を付けないといけませんね。デジモンということはこれまで以上に隠すべきです」
シエルの言葉に2人は首肯する。
王都ではメタルグレイモンに襲われたことでデジモン=悪という風潮が流れている。ばれたら、ウルの町は外部からだけでなく、内部からも攻撃が発生してしまう。
そうなれば本当に終わりだ。
「頭が痛い」
■■■■■
ユエがぼやきながら休息を取っていた頃、ウルの町の役場の一室で腰を下ろしたメルドも頭を抱えてぼやいていた。
「まさか町には入れるとは」
「そうっすね」
メルドの前には坂上龍太郎がいた。彼もメルド同様に頭を抱えていた。
地球にいた頃は体力馬鹿の脳筋格闘少年の彼だったが、トータスで勇者パーティーのリーダーとして活動する光輝を支えているうちに、サブリーダーとして思慮深く活動するようになった。
その過程でメルドから様々な教えを受けていたからこそ、さっき聞いたウルの町と自分達の状況から、事態が不味い方向に向かっていることが理解できてしまった。
そもそも彼らは防壁を壊してもらってウルの町に入るつもりはなかった。
斥候を先行させながら町の様子は把握していた。
よもや人間族の領土の最奥であるウルの町に、これほどの魔物の大群を展開したとは思っておらず、背筋に冷たいものが流れた。
結果的にだが勇者と神の使徒、王国最強の騎士団を派遣したのは正解だった。とはいえ、馬鹿正直に彼らだけでは魔物の殲滅は不可能だ。
魔物に見つからないギリギリの位置に陣を構えた彼らは、まずウルの町の住人と愛子達の救出に専念するべきという方針を固めた。
慎重にどういう作戦で行くか、議論を重ねていたのだが、なかなか結論がでなかった。そんな時、戦うことを逸る者が出てきた。
もちろん、勇者である。
ウルの町には愛子や同級生、そして何よりも幼馴染の八重樫雫がいる。天之河光輝にとっては、すぐにでも助けに行きたかった。
それでも、町を包囲する夥しい数の魔物を目にすれば逸る心も、冷や水を浴びせられたように冷静さを取り戻すはずだった。
しかし、彼は勇者として訓練して力を得たことと、王都でメタルグレイモンを倒した(と思い込んでいる)ことで、自分の力に自信を付けた。
良い意味でも。そして、悪い意味でも。
光輝が魔物達に戦いを挑むことを主張した。
当然、メルドは止めたし、何なら龍太郎も光輝を止めようとした。
だけれど、大きくなっていた自信に突き動かされた光輝は彼らの言葉では止まらなかった。
「確かに困難な状況かもしれません。ですが、ここで戦わないで、町を救わないでいいんですか!? ウルの町の中では不安に震えながら、助けを待っている人々がいるんです! 俺はこの世界に来て、勇者として戦う中で多くの不安にさらされた人々を救ってきました。今回も必ず救って見せます!!!」
そこまで言うと光輝は話し合いをしている面々を見渡した。
「あなた達はどうなんですか? 不安に怯える人々を救いたくないんですか? 何のために騎士になったんですか? こんな時に、人々を守るためじゃないんですか!!!」
そう言われた騎士団の面々はお互いに顔を見合わせると、何かを思い出したように顔つきを変えた。
勇者の演説が慎重に救出するという方針から、早急に救出するべきという空気に変えてしまった。
(しまった。コウキの鼓舞にみんなが流され始めた)
メルドは勇者の空気に飲まれなかったが、状況が不味くなったのを理解した。
何とか元の慎重な方針に戻そうとするのだが、勇者と彼の主張に飲まれた騎士団員達は納得しなかった。
その後も会議は決着せず、かといってもたもたしていてはウルの町が手遅れになる。
最終的にメルドは妥協案として、まず魔物の軍勢にひと当てすることにした。
一度戦えば光輝はともかく騎士団員達も、光輝に焚きつけられた気炎が落ち着くだろう。
それに少しでも魔物の様子や情報を得られるかもしれない。
つまり、メルドとしてはウルの町まで到達するつもりはなかった。もとい、到達できるはずがないと思っていたのだ。
もちろん、そのことは光輝には伝えていない。彼に近しい龍太郎にだけ伝えて、彼らは一先ず魔物の軍勢に軽い戦闘を挑んだのだった。それなのに、
「まさかどんどん魔物が倒せて戻れなくなっちまうなんてな」
「俺も光輝の後を追いかけていたら、気が付いたら行き過ぎていました。すみませんメルドさん! 光輝を止めるように言われていたのに、俺止められなかった……」
光輝だけでなく騎士団員達まで魔物を簡単に倒せてしまった。その勢いのままに進んでしまい、彼らは撤退するタイミングを逃してしまった。
その結果、彼らはウルの町に入るしかなくなったのだ。
「これは俺の想像なんだがな、俺達が町に入っちまったのは魔人族の作戦の内かもしれん」
「魔人族のですか?」
「ああ。コウキはともかく、俺が撤退のタイミングを逃したのが、どうにも腑に落ちねえんだ。もしかしたらあの魔物の中に魔人族が隠れていて、俺達に闇魔法をかけて感覚を狂わせていたのかもしれねえ」
「メルドさんほどの人を騙したってことですか!?」
「おいおい。いくら俺でも無敵って程じゃないんだぜ。もういい年したおっさんだ。ステータスもコウキに抜かれちまったしな」
苦笑すると部屋に用意されたお茶を一杯飲む。
「はいちまったもんはしょうがねえ。今はとにかく休めリュウタロウ。本当の戦いは、明日からだ」
「はい」
彼らも体を休めた。
メルドの言葉は翌日、本当の事になった。
■■■■■
ウルの町からは見えない、北山脈の麓にある林の中。
そこには魔物達を率いて町を襲わせている魔人族達の姿があった。
「勇者と騎士団長メルド・ロギンスが町に入ったよ。計画通りだ」
「ご苦労だった。カトレア」
偵察してきた魔人族の女、カトレアの報告に満足げな笑みを浮かべるのは、この部隊を率いる部隊長のレイス。
現在、ウルの町を襲っている魔物の部隊を引いているレイスの部隊は十人にも満たない。敵の領土で活動するにはどうしても少数精鋭の部隊になってしまう。だが、強力な魔物を操る術を得た魔人族にとっては問題ではなかった。
加えて、協力者のおかげで、圧倒的な戦力を用意することが出来た。
「あの者達はどうしている? デジモンカイザーと元勇者の仲間は?」
「はっ。明日の作戦の仕込みをしているとのことです」
レイスの問いに答えたのはカトレアではなく、魔人族の男だった。
「ミハイル」
「カトレア。無事だったか」
「当たり前だろう。私がへまをするものか」
仲睦まじい様子を見せるカトレアとミハイル。2人は恋仲だ。ともに魔人族によるより良い世界を作ろうと誓いあい、魔王に忠誠を捧げながら、愛を育んでいる。
「明日、計画を次の段階に進める。デジモンカイザーの仕込みが発動した瞬間、動く。それまで十分な休息を取るように」
「「はっ」」
レイスに一礼をすると、2人は休息を取るためにテントに向かった。
一人残されたレイスは、明日の作戦に思いをはせる。
「勇者よ。ここが貴様の墓場だ。よもや身内が裏切るとは思いもしていまい。クククッ」
翌朝、突然ウルの町を大きな地震が襲った。
住人達が何事かと起き出すと、防壁の向こうに巨大な黒いモノリスのような塔が出現していた。
その数、11本。
それを見た香織は呟く。
「ダーク、タワー」
ダークタワーが現れた。
〇デジモン紹介
ランクスモン
レベル:アーマー体
タイプ:獣型
属性:フリー
“勇気のデジメンタル”のパワーによって進化したアーマー体の獣型デジモン。燃え盛る毛皮を纏った山猫の姿をしており、熱帯系のジャングルに生息している。寒冷地に棲むガルルモンとはまったくの正反対で自由気ままな性格。束縛を嫌い主人に忠誠を誓うことはないが、ガルルモンとはお互いを良きライバルとして認め合っている。必殺技は体内の熱エネルギーを最大限に爆発させ、爆炎を発生させる『サーマルメイン』。
シアがマリンデビモンを倒す際にランクスモンのカードを使用したが、フレアモンと必殺技の相性が良すぎたため大爆発を起こしてしまった。
まさかの勇者登場。おかげで香織達はますます迂闊な行動をとれなくなりました。
加えて敵は容赦しません。どんどん策略が動いていきます。
さて、フライング登場のカトレアとミハイル。原作では別々に登場した彼らですが、果たして今作ではどうなるのか・・・。
夏休みはちょっと色々出かけるので書ける時間があるかわかりませんが、なるべく早く更新したいです。