異世界転生したんだけど役職からステータスまでミスってた件   作:イドラ中佐

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新発売のゲームのせいで小説が全然進みましぇん。頑張ります


第二話:波乱の役職決め

リースから自分たちが異世界に来た理由を知り、この異世界で冒険することを決めた四人。彼らは今役職を決めるためにリースに連れられ、神聖そうな部屋にいた

 

「ここで役職、ならびにあなた方の属性を判明させるのですが⋯⋯宗司さん?元気がないようですがどういたしました?」

 

「いや⋯全然⋯大丈夫⋯ですよ」

 

「先輩まだダメージ受けてるんですか?」

 

何故宗司がダメージを受けているのかというと⋯⋯

 

◤◤◤

 

「それでは冒険のために皆様の”役職”と”属性”を決めますのでこちらに来ていただけますか」

 

リースの言葉に四人が立ち上がってついていこうとする。そのタイミングでリースが口を開いた

 

「あら?宗司さん意外と背が低いのですね」

 

「ぐふぅっ!!!」

 

宗司がうめき声をあげて倒れる

 

「宗司ぃーーー!!」

 

「え?私なにかまずいことを言ってしまったのですか?」

 

宗司が倒れたことには理由がある。実はこの四人の中で一番背が高いのは後輩である優愛であり、その次に凜香、宗司、彩芽と続いている。宗司的には後輩と女子に身長で負けているのは悔しいらしい。しかも彩芽とも身長差は1㎝しかない。それなのにリースがなぜ身長差に気づけなかったのには理由があり、それは宗司の座高が高いからである。この四人の中で座高が一番高いのは宗司であり、座高だけ見ればこの中で一番大きく見えるのだ。それを宗司はわかっているため、リースの言葉でダメージを受けたのだ

 

「そういった理由でしたか⋯」

 

「やめてくれ⋯いちいち説明されると俺の心が⋯」

 

「先輩ちびっすもんね」

 

「あぁん!?後輩ぃ!!ライン超えたなぁ!!」

 

「でも事実じゃないっすか」

 

「がふぅっ!!!」

 

「「宗司ぃーーー!!」」

 

◤◤◤

 

と、いうわけだ。しかしこの出来事でリースと四人の中にあった緊張はほぼなくなり、四人もだいぶリラックスすることが出来た。宗司のメンタルと引き換えだが。

 

「それでは気を取り直して!まずはあなた方の”属性”を判明させます」

 

属性というのは、その人に生まれた時から備わっている魔法の種類の事だ。この属性によって、使える魔法、役職が変わってくる。属性はその人の性格などが強く反映されているらしく、同じ属性の人でも見た目や性能が大きく違ったりもする。なお、属性には「炎」「風」「雷」「地」「光」「闇」「毒」の七種類がある

 

「さっそく始めたいのですが⋯宗司さん?大丈夫ですか?」

 

「⋯大丈夫ですよ⋯」

 

宗司はまだちょっと気が沈んでいるようだ。どうしようかと悩んだが、リースが思いついたかのように口を開く

 

「属性が判明すれば魔法などが使えるのですが⋯」

 

「さぁ!早く始めましょうリースさん」

 

「いやちょろw」

 

いままでのやり取りで宗司の扱い方をある程度覚えたらしいリース。彼が元気になりそうなワードを選んだのだが、見事成功したようだ

 

「それでは宗司さんからいきましょうか。こちらの水晶に触れていただけますか?」

 

「わ、わかりました」

 

いざその場に立つと緊張してしまったらしく、少し声がこわばっている。そして恐る恐る水晶に触れると⋯

 

パチッパリッという音と共に水晶が黄色く染まる

 

「おぉ!リースさんこれは?」

 

「これは⋯雷属性ですね!」

 

和田宗司 属性:雷

 

「それでは次に⋯凜香さんいきましょうか」

 

「は、はい⋯」

 

凛香も緊張した顔で水晶の前に立ち、水晶に触れる⋯

 

メラメラと陽炎の揺らめきと同時に水晶が赤く染まる

 

「これは⋯炎属性ですね!」

 

「おぉ⋯なんか意外⋯」

 

「私もそれ思ってる」

 

今田凜香 属性:炎

 

「では⋯彩芽さんいきましょう」

 

「はい⋯」

 

彩芽は自分の前に二人がやっているからなのか、あまり緊張はしていないようだ。そして水晶に触れると⋯

 

ボウッと紫のオーラと共に水晶が黒く染まる

 

「これは闇属性ですね!」

 

「wwwwピッタリやん彩芽ちゃんww」

 

「宗司ぃ⋯もう⋯」

 

彩芽はサイコパスだの心に闇があるなどでよくいじられている(おもに宗司に)。本人にそんなつもりはないのだが、なぜかやばい雰囲気を纏っているような気がするという理由でいじられている。実際に水晶もやばいオーラを出しているのであながち間違っていな⋯「そんなわけないでしょ!」⋯失礼しました

 

「ん?誰にしゃべってんの?」

 

「いや、なんかいじられてる気がして⋯」

 

「「「んー?」」」

 

「どうでもいいから!優愛ちゃんがまだでしょ!」

 

⋯⋯恐ろしい子である。

 

原彩芽 属性:闇

 

「それでは優愛さん、こちらに」

 

「はーい」

 

優愛は最後という事もあり、特に緊張はしていないようで、すぐに水晶に触れる

 

水晶は赤く染まった

 

「優愛さんも炎属性ですね

 

「やったぁー!先輩、お揃いっすね!」

 

「うん!やったね!」

 

高坂優愛 属性:炎

 

これで全員の属性が判明し、残すは役職決めとなった。リースは四枚のカードのようなものを持ってきて、一枚づつ宗司たちに渡す

 

「こちらは”ステータスプレート”です。これに血を一滴たらすと、役職、並びにステータスが判明します」

 

おぉ⋯と四人から声が漏れる。いよいよ異世界転生のテンプレであるステータスプレートがもらえるのだ。テンションも上がるだろう

 

「それではこの針を使って血を一滴たらしてください」

 

まずは宗司からだ。針を指先にさし、血を一滴たらす。すると⋯

 

「おぉ⋯!」

 

まばゆい光と共にステータスが表示される

 

和田宗司 属性:雷 役職:聖職者

 

HP:17

MP:46

攻撃力:59

防御力:62

魔法攻撃力:91

素早さ:72

運:63

 

「おぉ!聖職者ですか。通常は光属性の方がなる職業なのですが⋯」

 

「じゃあ属性ミスってんじゃねぇか⋯しかも俺が聖職者とかキャラに合わなさすぎだろ⋯」

 

「先輩性格悪いっすもんねww」

 

「なんだと後輩ぃ!!」

 

まぁひと悶着あったが、この役職決めは何かありそうな雰囲気が感じられる。全員気を取り直し、次は凜香の番だ。宗司と同じように血を一滴たらし、ステータスがあらわれる

 

今田凜香 属性:炎 役職:格闘家

 

HP:11

MP:72

攻撃力:9

防御力:12

魔法攻撃力:45

素早さ:54

運:85

 

「炎属性で格闘家というのは珍しくないんですが⋯」

 

「⋯⋯攻撃力低くね?」

 

「⋯⋯運高すぎじゃないっすか?」

 

「なんかいろいろとミスってるよね⋯」

 

「なんで⋯私だけおかしいだろぉぉ⋯」

 

本格的におかしくなってきた。次は彩芽の番だが、まともなステータスになるのだろうか⋯血を垂らしてステータスを確認する

 

原彩芽 属性:闇 役職:魔法使い

 

HP:25

MP:72

攻撃力:27

防御力:72

魔法攻撃力:5

素早さ:44

運:1

 

「これは⋯⋯」

 

「だからなんで主要ステータスが皆低いんだよ⋯」

 

「一番高いのが防御力っすね⋯」

 

「やっぱミスってるよね⋯」

 

「ていうか私運低すぎない!?」

 

 

あまりのステータスと役職のかみ合わなさに一同は動揺を隠せない。次は優愛の番。血を一滴たらしてステータスを見る

 

高坂優愛 属性:炎 役職:召喚士

 

HP:45

MP:90

攻撃力:15

防御力:48

魔法攻撃力:29

素早さ:44

運:77

 

「召喚士ですか⋯珍しいですね⋯」

 

「お前MP多すぎやろw」

 

「なんかいじりずらいステータスっすね⋯」

 

「よーく見るとところどころ残念だよね」

 

「私たちほどじゃないけどね⋯」

 

これで全員のステータスが判明し、役職を持てたわけだが⋯ステータスが色々とミスっている。リースもそれを思ったようで微妙な顔をしている。

 

「えー皆さん思うところもあるでしょうがとりあえず渡したいものがあるのでこちらへ⋯」

 

リースに連れられてきたのはとある部屋。そこで四人は大きめの革袋と、各々の役職にあった装備を渡された。それぞれ小部屋で着替え、装備を見せ合う

 

「皆似合ってるな!」

 

「なんかいよいよ異世界に来たって感じしますね」

 

「凜香ちゃん可愛いー!」

 

「彩芽ちゃんも似合ってるよー!!」

 

さて、リースの説明によると、渡された革袋は無限収納の魔法道具らしい。中にはいくつかのポーションと、食料、金銭が入っているらしい。今すぐ冒険に出られる装備だ

 

「それでは皆様、いよいよ冒険の始まりですね」

 

「あの⋯リースさん⋯」

 

「私たちのステータスでどう戦えば⋯」

 

「⋯⋯⋯⋯」

 

「あ、あのーリースさん?」

 

「皆様の旅に幸福があらんことを⋯」

 

まばゆい光に思わず四人が目を隠す。そしてその光が晴れると、四人はいつの間にかどこかの丘に立っていた。どうやら転移魔法を使われたらしいが、四人にはそんなこと知る由もない

 

「あのシスターごまかしやがったなぁ!!」

 

「えぇ⋯これからどうなんの⋯」

 

「先輩方!あっちに町が見えます!!」

 

「とりあえずあそこに行くしかなさそうだね⋯」

 

丘から見える町に向かった四人。いよいよこれから四人の冒険が始まるのだ




時間って怖いですね。ちょーっと悩んでるだけでいつの間にかなくなっているんですもん
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