テンション上がる筆が乗る
「そういえばGBNでの二人の名前はなんだ?俺はハヤスにした」
「何も思いつかなくてそのままリネにしちゃった」
「私はちょっといじってナグサにしたわ」
そんな雑談を交えながらミッションが始まるのを待つ3人。3人がいるのは謎のカタパルト、SEEDの第一話に戦艦はアークエンジェルしか出てこない。これはミッションが始まったと同時にカタパルトで発進する臨場感を味わうための仕様だった。
「そろそろ始まるみたいだ、
「え?それ
「え?そうな……グウゥゥ!」
カッコよく出撃しようとしたハヤスだったが、作っていたガンプラの名前を間違えていた事を今更に指摘され更にそのタイミングが発進した時だったためカタパルトによって強制的に射出されてしまう。
「も~何やってるのさ、ウィングガンダム!リネいっきま~す!」
「ふふふ、ビクトリーガンダム、ナグサ出ます」
何とも締まらない3人の出撃ではあったがついにミッションが始まった。3人の出てきた場所は宇宙空間、目の前にはいたるところで爆発の起きているスペースコロニーヘリオポリス。SEEDの物語はここから始まった。さっそく3人がコロニーへと近づいていくと同時にコロニーから護衛対象であるアークエンジェルが飛び出してくる。今回のミッションはこのアークエンジェルを目標地点まで守り切れば達成となる。サブクエストも存在しており、現れるジンを一定数撃破と唯一守ることのできたG兵器、ストライクガンダムの護衛の2つだ。
「アニメで見たけどこうやって自分の目で見れるのはやっぱすごいなぁ!」
「こうやってみるとアークエンジェルっておっきいねぇ!」
「SEEDでこれだもの。他の作品も楽しみね」
「っと、さっそくジンも出てき……なんか数多くないか?」
ハヤスが疑問に思ったのも当然で、このミッションは確かに初心者用ではあるものの複数人で受けるとその機体数に合わせて倍になる仕様だった。現れるジン自体はそこまで強くはなく何ならザクマシンガンで倒せるほどの体力に設定されている。だが戦いは数だよ兄貴と言わんばかりの数が押し寄せてくる。塵も積もればなんとやらで一つ一つの火力は小さくともアークエンジェルの耐久値はガリガリと減っていく。
「まずい!早く倒さないと!」
「ウィングガンダムでよかった!バスターライフルで一網打尽!」
「私もビームカノンを持ってきたわ。撃ちもらしたジンをお願いハヤス!」
大量のジンの追撃を何とか凌いだ3人、アークエンジェルとストライクガンダムは無事に目標地点へとたどり着き、ミッションクリアの文字が3人のコックピットのディスプレイに表示される。最初のミッションにしては大分ハードな内容だったがその興奮はさめやらなかった。……だが思い出してほしい、ハヤスは乱入可能のままミッションを開始していたことを。そして一向に終わらないミッションの中、3人のディスプレイにWarning!!と点滅と共にアラートが鳴り響く。
「な、なんだ?!」
「警告だって!SEEDの第1話でこんなのあったっけ?!」
「乱入された……ってもしかしてハヤス!乱入可能のチェック忘れてた?!」
「そ、それかも」
「「ハヤス!!!!」」
慌てる3人にお構いなく乱入してきた機体が遠目で確認できた。
全身を黒く塗られ、襟と脇腹を赤く塗ったガブスレイ。全身を緑色で塗られ、背中にはレドームのようなものを装着したハンブラビ。サブフライトシステムに乗り2機に追従する青く塗られ、巨大なバスターソードを持ったマラサイが接近してくる。一見ただのティターンズの機体だったがそのブースターから出る光は赤い粒子になっていた。
「よし、ジャミングしろ」
「了解」
「先制攻撃ってヤツ!」
混乱する3人にさらに追い打ちをかけるかのようにジャミングがかかる。ハンブラビドライのレドームが回転し、あたりにGN粒子をまき散らし始める。それと同時にマラサイツヴァイが乗っていた
3人の苦しい戦いが始まろうとしていた……。
ビクトリーガンダムじゃなくてヴィクトリーガンダムだったんだ