タンデムで見た海   作:印旛沼まで徒歩五分

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挑戦権

 

 

そこら中のセミがやかましくがなり立てる。

毎年毎年、この時期の五月蝿さには本当にうんざりだ。それでも夏が過ぎ去ればノスタルジーを感じてしまうのだからダブルスタンダードもいい所だ。

東京に近い平野は毎日茹だるような暑さを記録しているが、車を走らせている山間はまだマシだと思える。

 

「あまり風に当たりすぎるのも良くないぞ」

「……でも…今は、少しでも…感じて、いたくて……」

 

タイヤがアスファルトを擦る音。エンジンが伝えるエキゾースト。一定の間隔で体を揺らす道路の継ぎ目。周りも走る車も(まば)ら。緩やかな上り坂から覗く山肌がするすると近づいてきた。山が口を開き、車はその中へ飛び込んでいく。

 

───関越トンネル。

 

群馬と新潟の県境に跨る谷川岳を貫く、全長10000mを超す国内有数の長さを持つトンネルである。

日本では2番目、世界でも17番目の長さというものを考えればその稀有な長さがよく分かるだろう。車の走行音が壁に反響し、ごうごうとした音が車内に満ちる。

 

彼女が窓を閉めたことで耳に入る風も止み、冷房の風が少しずつ這い寄って来た。

 

 

 

栗毛の髪をサラサラと揺らし、前髪が丸ごと白い流星を靡かせて車窓を見つめる少女、オウケンブルースリ。

 

明るく喋る方ではないし、感情を顔に出すこともあまりない彼女であるが、必要以上に体へ力が入っている事はありありと分かる。

 

 

オープン戦 阿賀野川特別は新潟レース場で開催される芝2200mの条件戦。 クラシックからシニア級混合で争う格上相手も居るレースだが、中距離以上のレースがほぼ無い夏開催のレースにて、少しでもブルースリに有利な環境を考えた結果の選択だ。

 

仮チームで行っていた夏合宿を一旦離脱し、ブルースリだけはレースを挟む。

彼女の希望もあり、今回は俺とブルースリの2人で会場入りする事になった。最後までついて行くとダダを捏ねたディープスカイもダイワスカーレットの説得で何とか折れ、ウオッカと共に宮下に預け合宿所へ残してきた。

 

レース前の疲労抜きの為に1日のオフとレース場までの移動を含め体の回復を待つ為に3日、夏合宿の間に約1週間抜け出さないといけないのは痛いロスだが、この選択肢が間違いだったとは思わない。

 

急激に体が本格化したブルースリは膝が安定せず、クラシック級の6月にようやく未勝利戦を突破できたのだ。

その後同月のオープン戦である生田特別も制したが、重賞に挑む為には基準ファン数がまだ足りなかった。

そのため2000mのGⅡ札幌記念には出走ができない。ここを足掛かりとできればベストだったが……それは仕方ないだろう。

 

「私…は、勝てると…思う……?」

「勝つさ」

「……そう」

 

俺は即答した。

 

彼女の耳が少しだけ、横へ倒れる。

 

ぐるぐると渦巻く彼女の根底にある不安。この車には俺と彼女の1:1。他にウマ娘が居ないからこそ表せる彼女のサイン。

 

レースを知り、挑むウマ娘ならば、一度は自分がその舞台に立つことを夢見るだろうクラシックレース。皐月賞、日本ダービー、菊花賞。

 

どんなに多くてもその舞台に立てるのはフルゲートでも18人。

 

頂点は世代その内の1人。

 

彼女は体の問題でその舞台にすら、立つことができなかった。

特に仲が良いディープスカイがダービーウマ娘となったのだから、祝福の裏で彼女の感じる悔しさは計り知れない。

 

だが、俺は根拠なく「勝つ」と即答したわけじゃない。

 

スカーレット、ウオッカ、スカイという世代でもトップクラスの奴らとトレーニングをして引けを取らない動き、スパートを長く使える豊富なスタミナ。本質的にステイヤーなんだ。

 

持久力で言えばブルースリはスカーレットを凌駕する。

 

───最も強いウマ娘が勝つ『菊花賞』

 

舞台は京都3000m。

 

その距離なら()()()()()だ。

 

 

長かった関越トンネルも終わりが近づく。視界の先へ光の点が現れると車はどんどん光へ包まれていく。もう車は新潟へと進んでいた。

 

 

───さあ、トンネルは終わりだ。オウケンブルースリ。

 

 

 


 

阿賀野川特別

 新潟 芝 2200m

 

 

枠番    

1枠    1   ダレックゼル

2枠    2   ボーンワイルド

3枠    3   ディアドルメンテ

4枠    4   フルフレイム

5枠    5   タイカイポリッシュ

      6   エイミングライブ

6枠    7   メーンストリート

      8   ナルトコウテイ

7枠    9   ベルエクスプレス

      10  オウケンブルースリ

8枠    11  シドグリオ

      12  ネイリスアンブレラ

 

 


 

 

新潟レース場と言えば、とにかく長い直線が有名だろうか。

 

アイビスサマーダッシュやルミエールオータムダッシュといった1000m直線のみのスーパースプリントレースが開催されるのもここ新潟だし、外回りコース使用のレースであれば最終直線は東京府中を凌駕する658mという数値だ。

 

 

阿賀野川特別は内回りコース使用のため最終直線こそ358mになるが、スタートから1コーナーまではやっぱりアホみたいに長い。多少の出遅れはやろうとすれば巻き返せてしまう。

 

そしてコーナーは中山や京都などのように異形のRが並ぶのではなく整った半円の形をしている。1・2コーナーそれぞれ約200mを合わせた約400m、3・4コーナーも同様であり、勾配もほぼ平坦。

仕掛けるポイントが少なく、駆け引きしても大して意味を成さない。

 

して、そういったコースでは何が求められるか?

 

「───純粋なスペック、フィジカルの差だナ」

「スペックの差……」

 

正直なことを言おう。

 

クラシック級も居る。シニア級も居る。かなりの場数を踏んでいる者もいる。しかし、それだけ経験を積んでなお()()()()()という事はそのレベルのウマ娘なんだ。

 

レースの参加者に対しては申し訳ないが、ここで勝てなかった場合……。

 

「この2200mで出てくるウマ娘をチギれないようなら、菊は諦めた方がいい」

 

そのまま夏合宿のトレーニングを積んだ所で、GⅠを戦えるウマ娘のレベルまで届かないからだ。菊花賞へ出てくる奴らをここで走らせてみてもブルースリと同じ様に勝利するだろう。

 

「いいか?今回は具体的な指示は出さない。自分が今まで培ってきたものを出して、仕掛けから何から全て、お前さん自身が決めてやれ。それで勝ってみせろ」

「……ッ」

「お前さんが勝つようにトレーニングを積ませた。だから『勝てる』ではなく『勝つ』なのョ」

 

目の色が変わる。紅蓮の炎が灯った瞳。表情が変わりづらい彼女の一番ものを言うところ。ギラギラと渇望する意思。細い指先が鬱血しそうなぐらいに強く握り込まれる。

 

普段からそのぐらい分かりやすくいてくれればやりやすいんだが……ナ。

 

「蹄鉄は大丈夫か?」

「大丈夫」

「靴紐は?」

「万全」

「足に違和感は?」

「ない」

「やる気は?」

「充分」

 

「よし、撃墜(オト)してこい」

「ん」

 

短く一言だけ。いや、一言もない。しかしその音に籠った闘争心。控室の扉を開けて検量に向かう彼女の背中から漂うオーラはウオッカやスカイからも感じる確かな強者の気配。速いやつが纏う独特の〝オーラ〟

 

俺にはそれが見えた気がした。そうか、お前もそれを纏うか。

 

 

───なんてウマ娘たちを俺に任せたんですか。

 

 

 

 

 

『新潟レース場、最終12レースは阿賀野川特別、クラシック級以上オープン戦、芝コース内回り2200m、出走ウマ娘は12人で争います』

 

 

「ふー……」

 

鼻から吸って、深く長めに吐息する。水がまかれたのか一層濃く感じる芝の匂い。

 

この12レースは16:30発走の為、昼前後よりか暑さはマシだ。天気も曇りで陽射しがないことも幸いかな。しかし夏のジリジリとした内側に食い込むような熱が確かにワタシの中で渦巻いている。

 

 

『スタンド前左手奥のスタート地点では枠入りが進んで、まず奇数番のウマ娘が収まっていきます』

 

 

暴れて掛かるようなウマ娘(ヒト)も居ない。気を引き締めた表情の先輩がゲートへ向かう。2番のボーンワイルドと7番メーンストリートとワタシ以外はみんなシニア級の先輩だ。二年目の人や三年目の人もいる。

この中で、トレーナーは私にすべて任せると言った。スタートも、ポジションも、仕掛けも……。それで勝てる力がワタシにあるって。

 

じゃあ、どこまで()れるやってみせようじゃないか。

 

 

『枠入り進んで最後に12番ネイリスアンブレラ……収まりました』

 

 

衣擦れ。他のウマ娘の息遣い。芝を躙る音。方々から聞こえてくる音に耳を澄ませ、その一瞬だけを見極める。重苦しいゲートの音共に、ワタシは足に力を込めて飛び出した。

 

目の前が開け────ッ!?

 

ドンっ

 

「グぁッ───!」

 

スタート時にバランスを崩した11番がこちらに傾き、接触を余儀なくされてしまった……!

9番の出足が早かったお陰でこちらとはぶつからなかったが、内枠の集団はスムーズに加速していってワタシは完全に出遅れた姿勢となる。

 

 

『スタートしました。いいスタートを切ったのは9番ベルエクスプレス。ナルトコウテイ、メーンストリートは後方へ下がります』

 

 

……幸い足に問題は無く、蹄鉄なんかも外れたりしていない。追込み勢がするすると位置を下げていき、ワタシへぶつかった11番もポジションの不利を悟ってか後ろへ下がっていく。

 

落ち着け……新潟の直線は長いんだ!このまま少しずつ前へ行く!

 

ワタシはワタシのやり方で!

 

 

『先行争いまずはフルフレイムが出ようとしていますが内からはディアドルメンテ!ディアドルメンテ、フルフレイムそしてエイミングライブです!エイミングライブが先手を奪いました!』

 

 

斜行を取られないように、後ろに気をつけながらジワリと内ラチに接近していく。

内にも他のウマ娘が居るから完全には寄れないが、むしろ激しく先頭を取り合う集団が後になって垂れるはず。ならば詰め過ぎない方がいい筈だ。

 

 

『エイミングライブ先頭に入ってリードは1バ身!ディアドルメンテ二番手、三番手のフルフレイムがその横並んでいきます!ベルエクスプレスが四番手、五番手がボーンワイルドです!1バ身差でネイリスアンブレラ六番手、前6人から6~7バ身と差ができて中団2人が内5番タイカイポリッシュ外が10番オウケンブルースリ、更に5~6バ身差ができてダレックゼル、シドグリオ、メーンストリート、ナルトコウテイ最後方です!』

 

 

先頭集団はポジションをやり合いながら1コーナーへと入っていく。

明確な逃げウマ娘がおらず、展開としてはかなり縦長だ。先頭集団6人から空いて中団にワタシと隣の2人、さらに空いて後ろの4人。ずいぶんと余裕をもって見渡せる。

 

「ふっ……ふっ……」

 

一定の呼吸で、隣を走るタイカイポリッシュと併せをしているかのようなペースで走っていく。

 

走っていくが、声に出さない内で思考が沸き上がる。

 

(遅い……?)

 

2200m、中距離レースではちょっとだけ長いほうだ。この距離といえばGⅠエリザベス女王杯が挙げられるだろうか。

あのダイワスカーレット先輩が制したレースである。だが彼女の2200mのペースはこんなものじゃなかった。場所の違いやレースの格の違いはあれど、もっともっと前で圧し潰すようなレースをしている筈だ。

 

ぼんやりと思い浮かべる、豊かな二房の靡く髪。はるか前を走っている彼女のゴースト。

……超えてみせるべき走りの目標。

 

 

『1400mを切って先頭はエイミングライブ、リードは2バ身です。フルフレイム二番手、三番手がディアドルメンテ、1バ身差の四番手がベルエクスプレス、ボーンワイルドは先頭まで4バ身差の五番手、向こう正面に入ります』

 

 

まだ、まだその時じゃない。

向こう正面に入ったタイミングで足のタイミングを乗り換え、整える様に大きく息を吸う。

 

スカーレット先輩のやり方とウオッカ先輩のやり方だ。

 

 

『ボーンワイルドを躱していったネイリスアンブレラです!前6人から7~8バ身差大きく開いてタイカイポリッシュとオウケンブルースリがならんでいます!オウケンブルースリは先頭まで10バ身の位置!さらに3~4バ身空いてシドグリオがぽつんと追走、そこから3バ身あいてダレックゼル、メーンストリート、最後方ナルトコウテイです!』

 

 

向こう正面の終わりが近づき1000mを切った。この先は3、4コーナーの入り目で800mを切る。集団になっている先頭グループは互いに牽制しながら進んでいくため、コーナーではガタッとスピードが落ちていた。

 

そこを差し切る……!先輩達でもない、同級生(スカイ)でもない!その為に、先頭を捉えるために、考えたワタシのやり方、ワタシの答え……!

 

そう念じて、オウケンブルースリは強く足を踏み抜いた。

 

 

 

「えっ……!?ここから……!!?」

 

隣を並んで走っていたタイカイポリッシュが目を見開く。いくら起伏のない新潟レース場といえど、ゴールまではあと1000m近くあるはずだ。しかし、隣を走っていたオウケンブルースリはジワリと位置を押し上げ始めた。

 

厳しい表情を浮かべているかといえばそうではない。それがさも当然だ、とでもいうような確立された彼女の走り。

 

芝を蹴る音、腕の振り。そして、先頭を捉えんとするギラついた笑み。

 

まだ、まだだ。私のスパートできる距離はここじゃない。

 

ここじゃないが……。

 

たぶん、私のスパートじゃ間に合わない。

 

あぁ、私じゃ相手にならない。本能的に、そう、思ってしまった───。

 

 

 

『12人これから内回りの3コーナーに向かっていきます。エイミングライブ以前先頭800mを切りました。リード1バ身に変わってフルフレイム二番手ネイリスアンブレラが三番手に上がって、3コーナーのカーブに入っています』

 

 

───捉えたッ

 

コーナーに入って、スタミナが怪しくなり始めたディアドルメンテとベルエクスプレスは内ラチ寄りにみっちりと詰まって後ろを行かせまいとブロックする。

その外から仕掛けるのがフルフレイムとボーンワイルドだ。

 

だけど、こちらも互いを牽制し合っていて、コーナー速度は控えめの一言。

 

なら、スピードを乗せたまま、更にその外から()()

 

 

『600m切りました3、4コーナー中間、オウケンブルースリが上がって来ました先頭まで4バ身のところ現在五番手!その後ろシドグリオも仕掛けて追ってくる!一団でかたまって4コーナー400mを切りました!』

 

 

速度を保って外目を回ったまま、先頭集団に並びかける。垂れた先行を交わそうと前を行く集団は4コーナーから横に広がって最終直線へと向かっていく。周りから激しい息遣いがする……!もう先頭はもたない!

ウチも体力はきついけどあと350もない!なら、外目へ持ち出して、抜け出す!

 

風除け(前走者)が居なくなったことで全身に向かい風がぶち当たる。2000mを走ってきて特につらい瞬間だと思う。ここまで必死についてきて更にここから抜け出して、全員をブチ抜く必要があるんだから!

 

「どうなってんの……!?」

 

もっと、スパートの速度を……!速度を上げなきゃ……!

脚に力を込めて懸命に回転スピードを上げようと試みるも、前を行く栗毛との差が一向に縮まらない。それどころか直線を向いてますます離されていく!?

 

ぐっ、と前を走る栗毛の姿勢が低くなる。

 

嘘でしょ……!?1000mからのロングスパート仕掛けておいて………!

 

最終直線でまだ一段上にギアがあるっていうの……!?

 

 

『直線コースに入ります!先頭はフルフレイムに変わったか?ネイリスアンブレラ、外からボーンワイルド!一番外からはオウケンブルースリが追っている!』

 

 

「はっ───!はぁッ────!」

 

撫で切られた───ッ

 

直線に向いて5人で争っていた視界の右端、必死で足を回す私たちの表情なんてまるで気にしてないかのように、低く前傾してスパート姿勢を保つウマ娘が一人。

 

……呼吸が苦しい!足も限界!()()()()()()()()()()でしょ……!?

 

なのに、なのになんでッ!?

 

 

『残り200ボーンワイルドが躱したか!?いやオウケンブルースリだ!外からオウケンブルースリ!ディアドルメンテ盛り返して三番手から二番手に接近してくるが!』

 

 

……遂に殻を破ったか。

 

200看板を切ったウマ娘達がゴールへ一斉に突っ込んでくる。どいつもこいつも、額に汗を浮かべ貼り付く前髪もそのままに自らの歯を噛み砕いてしまいそうな程食い縛っていた。ある者は顎を上げ、またある者は一心不乱に頭を振りながらも、最後の線を越えるために力を振り絞る。

 

だが一人だけ、周りを歯牙にもかけずゴールラインを越えたウマ娘。内から湧き上がる衝動を押さえもせず、闘争心を剝き出しにした笑みを浮かべたステイヤー。

 

「あぁ、その方がずっといいぜ」

 

これで、彼女は重賞へと羽ばたける。最初は壁も厚いだろうがそれでも、明確な目標へ突き進んでいける。

 

その先、菊の栄光遥か。

 

 

『抜けた!抜けた!オウケンブルースリ!10番オウケンブルースリゴールイン!!』

 

 

2:11.9か───。

 

会場やレースグレードの違いはあれど、奇しくも、それはダイワスカーレットのエリザベス女王杯と同じタイムだった。

 

 


新  潟  12 R 

        確 定

   10

       >2.1/2

    3

       >  1

    2

       >2.1/2

   12

       >  1

   11

                                                                

     芝

           タイム 2.11.9 

    ダート

            3F 34.9 


 

 

 

「次は秋シーズンの、そうだな……。神戸新聞杯辺りか」

 

阪神レース場、芝2400mのGⅡレース。これの3着以内へ食い込めれば菊花賞への優先出走権が得られる。その分、世代の強い奴らが集まるが()()()をするブルースリなら心配いらないだろう。

 

夜の帷の中、車を走らせる。

疲れから隣で眠りこけてしまったあどけない寝顔に少しだけ口元を綻ばす。

 

「だけど、アイツも出たがるよなあ……」

 

 

 

 

 

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