俺、ツインテールになります。2 's ~二人で結ぶツインテール~ 作:中川カイザー
「「ただいま……」」
追ってくる生徒たちから何とか逃げ切り、隠れ潜むことに成功した俺は、ティアナとともに新聞部部室に帰ってきた。
部室の奥、匠と青葉さんは揃ってヘッドホンをつけながらパソコンでゲームをしているようであったが、しっかり俺たちに気づいたのか、ヘッドホンを外して労いの言葉をくれる。
「お疲れ~お二人さん」
「……お疲れ。災難だったね」
「全くだぜ」
時計を見ると時刻は16時ジャスト。何だかんだで3時間近く追いかけっこをしていた計算になる。
いつもならこうはいかないが、今回の戦場が学校という閉鎖環境だったのが原因だ。
「にしてもよ。あいつらのしつこさったらありゃしないぜ。全くよぉ」
「さっさと学校から出れば、良かったのに、いつまでも学校内で逃げ回るからでしょ」
あーそう言えば、その手があったな。俺としたことが完全にうっかりしていたぜ。
俺に付き合う形で逃げ回ることになったティアナの愚痴は随分と心に響くな。
「ま、何にせよ俺は疲れたぜ。ちょいと休ませてくれよな……」
疲れ果てた俺はソファの背もたれに体を預ける。もたれかかると同時にドッと眠気が襲ってくる。あー疲れた。
うとうとするそんな俺に対して、ティアナが声をかける。
「それしても、あれは何だったのかしらね……」
それを聞いてハッと思い出す。そういやそうだ。あの時、俺は巨大化したプルソンギルディの攻撃を喰らってかなり危ない、いや、完全に属性力が奪われる寸前の絶体絶命のピンチに陥ってしまったんだ。
あの時、謎の緑の光がプルソンギルディの胸を貫いたおかげで助かった。
眠気に負けそうになる体に鞭を入れ、起き上がる。
「おいおい、どういうことだよ。何かあったのか?」
遠くで聞いていた匠は気になったのか、何があったのかを近寄り、聞きにきた。ティアナがそれに対応し、匠とついでに遠くの青葉さんにも事の顛末を話しだした。
「――こういうことがあったの」
「……ふーん。敵か味方かわからない何者かが助けてくれたと」
青葉さんはこう言っているが、助けてもらった俺としてはあの光を放ってくれた者は味方だと思いたい。
「確か和輝、光は山村先生がいたとこから飛んできていたのよね?」
ティアナの一言でまたもハッとする。そういやあの時、あの光は山村先生がいた場所から飛んできたんだったな。でも、山村先生が光を出す所を直接見たわけではないから犯人が山村先生と決まったわけではない。ただ、あの時に俺が気づいた時にはもう山村先生の姿は影も形もなかったから何かある可能性はかなり高い。
「それって……もしかしてさ。山村先生が実はシャイニーブルームの正体で、和輝に気づかないように助けてくれたんじゃねぇの?」
匠が不意に放った一言。それに対して俺は真っ先に声をだす。
「いや、それはないだろ」
普段、俺と同じで使わねぇ頭を必死に使って解を導きだした匠には、悪いがそれはないだろ。だってシャイニーブルームはツインテイルズと同じ、アルティメギルと戦ったツインテール戦士の一人だぜ。
「確かによ、山村先生がツインテールにしたらすげー似合いそうな人だ。でもな、山村先生の髪型はツインテールじゃないんだぜ?」
それ聞いて黙り込む匠。
別に勝ち負けを争っているわけではないが、こうやって誰かを言い負かすとスカッとした気分になる。口だけじゃなくて性格も悪いな、俺。
腕を組み何かを考えていたティアナは静かに口を開いた。
「いや……匠の言う通りかもしれないわよ」
「は? ティアナも何言ってんだよ。山村先生はツインテールじゃないだぜ」
「それは和輝も同じでしょ。黙って私の意見を聞いて」
そう強く言われると「はい」としか言えなくなる。
てか、俺は男だし、ツインテールじゃないのは当たり前だろ。変身自体、ティアナがいないと出来ないんだしよ。
「初めて山村先生を見たときから感じたの、あの人はとても強いツインテール属性を持っているってね」
「何でんなことがわかんだよ……」
「私のツインテールが感じ取ったの。とても強かったから私レベルでもすぐにわかったわ」
さも当然かのように電波発言をブチかますティアナには恐れ入る。これが本物のツインテール馬鹿なのか? それだったら俺はなれそうにないな、多分。
「だろ~。流石、真のツインテール馬鹿のティアナちゃんは一味違うぜ」
「ありがと」
上機嫌なティアナを見て思う。「馬鹿」って誉め言葉じゃないんだけどな。俺が言えたことじゃないけどよ。
「ん、でもよ……どうして正体を隠す必要があんだよ。助けてくれるなら堂々と助けてくれればいいじゃんか。それによ、助ける力があんならどうして俺が駆け付けるまでプルソンギルディと戦わなかったんだよ。俺が来るのが少しでも遅れていたら滅茶苦茶危なかったんだぜ」
「それは……」
ふと思いついた事を一気に話してみた。正体を隠す云々は俺も同じだし置いておくにしても、山村先生がシャイニーブルームだと仮定するのなら、どうしてプルソンギルディに襲われ時に応戦しなかったんだよ。おかしいだろ。
「話は聞かせてもらったわ!!」
聞き覚えのある通りのいい声が部室の入口から聞こえてくる。青葉さん以外、皆一斉に入口の方へ視線を向ける。
「「悠香さん!?」」
「悠香先輩!?」
「……だと思った」
青葉さんのみ冷ややかな視線を送る中、悠香さんは堂々とした仁王立ちで構えていた。
てか、いつからいたんだよ、あんた……
悠香さんはそのまま喋りながらこっちにやって来る。
「たっくんやティアちゃんの考えに賛同。あたしもシャイニーブルームの正体は山村先生の可能性が高いと睨んでいるわ」
「随分と自信満々っすね。悠香先輩」
悠香さんの喋り方はティアナや匠と違って、堂々としていて自信に満ち溢れていた。
俺が逃げ回っている際、悠香さんは堀井に取材をしていたみたいだし、その取材で得た何かがここまでの自信をつけさせているのだろうな。
「青ちゃん、例の奴の説明よろしく~」
「はいはい……そんなことだろうと思ったよ……」
青葉さんが自前のノートパソコンを手にこちら側にやってくる。そして、パソコンを開くと俺たちにあるデータをまとめたグラフを見せてきた。
「悠香さん、これって昼休みに見せてくれたやつですよね?」
「ティアちゃん、正解!!」
ハイテンションな悠香さんとは真反対の青葉さんは、淡々とこのグラフについて説明をしだした。
「……これはね――」
青葉さんの説明を要約すると、このグラフは、この世で最初に作られたシャイニーブルーム応援サイト、『シャイニーブルーム大好きwiki』の2004年から2016年現在に至るまでの一日ごとの閲覧数をまとめた物らしい。
全盛期である2004年は8月を越えたあたりから閲覧数は大きく伸びていて日本国内で凄まじい人気があったということがわかる。だが、その次の年、閲覧数はまさかの0で今年の3月末までそれは続いていた。
「何か変な感じっすねー。この辺りとか急に熱が冷めたみたいに一気に落ちてるし」
匠は気づいた違和感を画面を指さしながら指摘している。俺とティアナはその部分を目をやった。
確かに何かがおかしい。ここまで一気に人気は落ちるものなのか?
「たっくんあったまいい~。そうよ~これがポイントなの」
今度は悠香さんが説明する番だ。グラフを指差しながら話し出す。
「あたしと青ちゃんはこう推理したの。この日にシャイニーブルームかアルティメギルのどちらかが何かを起こした。その結果、あたしたちの記憶からシャイニーブルームとアルティメギルが封印されたか、関心を失った。で、今年の3月末を境に徐々その影響がなくなってきたと」
悠香さんの推理は衝撃的な物だった。シャイニーブルームに関する記憶か興味のどちらかを俺たちは失っていただと? 推理としては正直、無茶苦茶もいい所だとは思う。だって、そんな馬鹿なことがあるわけが……
でもまてよ。これが正しいとするのなら、俺がシャイニーブルームやアルティメギルなんて存在を知らなかった理由に説明がつく。いや、それだけじゃない。テレビでもネットでも懐かしむ声はあれど誰も詳しく覚えていないのも、最近まで報道されなかったのも納得いく。
そういや、以前、ばあちゃんが、昔の俺がジャッキーブルースとかいう物にはまっていたとか意味わかんねぇこと言ってたな……あの時は年寄り特有のボケでも始まっちまったのかと危惧してしまったが、もしかしてあれがシャイニーブルームのことを指しているのなら……
「でも、ちょっと待ってくれ悠香さん。その推理が正しいとするにしても、何故、山村先生=シャイニーブルームの図式が出てくんだよ。堀井の奴が何か言ってたんだろ?」
「あ~堀井先生ね……」
和輝が校内を逃げ回っている最中の出来事。
「う~ん、ジャンキーブルドッグについてかぁ……意外と出てこないものだな。はまっていたんだがな」
「シャイニーブルームです。堀井先生」
悠香は堀井に気づかれぬようにため息を吐いた。名前を間違えている時点でこの人に聞いてもいい情報は手に入ることはないだろうと。
そんな意気消沈な悠香の耳に朗報がやってくる。
「すまんが、俺よりも山村先生の方が詳しいかもしれんな」
「どういうことですか?」
思わず堀井の顔に接近して聞いてしまう。少したじろぎながらも堀井は口を開く。
「い、以前、話をした時に無茶苦茶詳しかったんだよ。名前とかも山村先生のおかげで思い出せたし……」
間違えている時点で思い出せていないと野暮なツッコミを入れる悠香ではない。それを聞き、悠香の中で次のターゲットが定まった。
堀井の話を聞き終えた後、悠香は山村先生を探して校内を走り回ったが、見つけることが出来なかった。そして今に至る。
「なるほどな。さっき俺が体験したことと匠やティアナの考えをまとめた上でシャイニーブルーム=山村先生ってなるわけってことか」
「そうそう、そういうこと。まぁ憶測の域を出ないけどね。ちなみに最後の決め手は文屋としてのあたしの勘よ」
にわかに信じ難いことではあるが、確かに怪しいと言えば怪しいし、12年前に何かあったから変身できなくなっているのならさっき襲われた時に何も出来なかった理由にもなる。あの光については結局謎だけどな。
これは一度、山村先生を問い詰めた方がいいかもしれねぇな。
「ということで明日、あたしは山村先生に話を聞くわ。学校に来てるようなら呼び出して、いないなら自宅へ訪問。ここまで来たんだから手段は選ばないわよ」
それを聞いて、俺はティアナとアイコンタクトを行う。気持ちは同じだ。
「悠香さん、俺らにも協力させてください。俺もここまでされれば興味ありますし、何より……」
「山村先生がシャイニーブルームだとするのなら、テイルバイオレットが和輝だと明かせば12年前何があったのか教えてくれるかかもしれないから。よね」
話の続きをティアナが喋る。特に意味はないが、何故か息がピッタリあった。
テイルバイオレットの状態で会うのは最後の最後。山村先生がシャイニーブルームだと確定した時にやるだけだ。
「こちらからも協力を要請したかった所だし、オールオッケーよ」
話は纏まったので、匠を置いて俺とティアナは先に帰ることにした。今日は疲れたしな。
帰り道、バイクの後ろに乗っているティアナが喋りかけてきた。
「ねぇ、そう言えば、プルソンギルディはどうするのよ。今度あいつが出てきた時……」
「なーに心配すんな。あん時は受け止めようとしたからヤバくなっただけよ。最初から種がわれてんなら対策のしようだっていくらでもあるさ」
「ならいいけど……」
正直、確実に勝てるビジョンなんてものはない。それでもあまり深く心配させまいとわざと虚勢はる。バレないか少し不安だ。
ティアナ……心配してくれてありがとうな。
◇
『本当に……本当に……いいんだね……?』
「うん、だって華はもう大人だもん。ツインテールは卒業しなくちゃ……」
『……わかったよ華の気持ち。だから後は僕に任せて……ここからが僕の……最後の反逆だから』
「ティル? どういうこと? 何するつもりなの!?」
『これからみんなが
「ティル! ティル!!」
「……ティル!!」
汗にびっしょり濡れた寝間着姿の華はベットの上でガバっと飛び起きた。
街灯の光が窓にかかったカーテンを貫通し、暗闇のリビングを薄っすらと照らす。
そんな中で華の目に飛び込んできたのは、閉じられたノートパソコンが置かれているのが目立つ小さなテーブル、年季の入った木製の本棚、小さめのテレビ、壁に立て掛けられた大きな姿見、いくら他に誰もいない一人暮らしとはいえ、20代前半の女性の家の風景にしてはいささか飾り気がなさすぎる気がしないこともないが、これが何一つ変わらない華の生活空間だ。
部屋の上部、壁に掛けられた時計は、長針が4と5の間、短針が2を指してチクタクと音を鳴らしていた。
「夢……か」
一人きりの部屋の中、華はそうポツリと呟き終えると掛布団を半分に折りたたんでベットから降りて立ち上がる。そのまま真っすぐにテーブルに向かう。
「ティル……」
テーブルの上、ノートパソコンの隣にポツリと置かれているくすんだ緑のペンダントのような物を華は手に取ると、誰かの名を呟いた。その時の華の表情は切なさや悲しみに包まれた憂いを帯びた物であった。そして華はペンダントのような物を握りしめながら、先程呟いたここにはいない誰かに尋ねる。
「あなたが今日、私とテイルバイオレットを助けてくれたの……?」
華は今日の昼間、テイルバイオレットがプルソンギルディにやられそうになってピンチに陥った瞬間、華がいつも持っているくすんだ緑のペンダントのような物から緑色の光が放たれてプルソンギルディを貫いたのだった。その現象を目の当たりにした華は何かに突き動かされるようにその場から逃げ去っていたのだった。
「ねぇ……教えてよ……」
涙交じりに声を出すが、誰も何も答えてはくれない。握りしめるペンダントのような物はいつも通りのくすんだ緑色のままであった。
チクタクと時計の針が動く音だけが聞こえ、時が経っていく。
数分後、華はペンダントのような物をテーブルの上に置き直すと、今度はテーブルの隅に置かれているヘアゴムを手に取り、部屋の端にある全身をすっぽりと映すことが出来る姿見へ向かう。
「……」
姿見に映るのは寝間着姿の華。腰まで届く美しい黒髪、泣きぼくろ、表情こそ憂いを帯びているものの顔自体は美人と言っても差し支えない。少し目線を下げれば、寝間着の上からでもわかる豊満なバストが挨拶をしている。
華はヘアゴムを口にくわえると両手を器用に動かして、その長い長い黒髪の半分を右耳よりほんの少しだけ高い位置で束ねて結んでいく。右の房が完成すると今度は左側を同じ要領で束ね結んでいく。
そう華はツインテールを結んでいた。華のツインテールを結ぶ手際はベテランの領域に達するくらいの鮮やかな物であった。
「12年経っても、手は覚えているのものね……」
ツインテールを結び終えた華は自虐的にそう口にする。
姿見に映るはツインテールをした華。その姿は、普段している知的さや大人らしさを感じさせるストレートロングに比べれば、可愛らしさが強くでている。
「今の私でも似合っているのかな……」
ツインテールという髪型は20代の女性がするにしてはやや子供らしさが強く、似合う人はかなり限られるものだ。しかし、華のツインテール姿は元々の美貌のおかげなのか、それともまた別の何かの影響なのか、子供らしさを見事に打ち消して大人っぽさと可愛らしさを両立している。
(ツインテールは卒業しなくちゃ……)
ツインテールをした自分自身の姿を見た華の脳裏に浮かんだのは、さっき夢の中の自分自身、すなわち過去の幼き自分の言葉。今の華に深く深く突き刺さる。
「そうよね……もう私は大人だものね……」
そう言うと、結び目に手を当ててヘアゴムを取り外す。伸びた黒髪がサラリと腰まで垂れ落ちる。
「何やってんだろ。今の私に資格なんてないのに……」
そう呟くとベットに仰向けで倒れ込む。
「あの日、言ったのにね。ツインテールは……シャイニーブルームは卒業だって……」
華の言葉は闇に消えた。
◇
昨日の戦いから一夜明けて今は6月2日木曜日の昼休み。目当ての山村先生はちゃんと学校に来てくれているので自宅訪問は無しだ。
昼食を悠香さんにせかされ、手早く済ませた俺とティアナは、呼び出される形で屋上にやってきた。ドアを開けると悠香さん以外に誰もいない屋上の風景。空は灰色の雲が太陽を覆い隠しており、少し暗い。
「ここって確か……」
新聞部部室の真上に位置する旧校舎の屋上。ここに着くと同時に強烈なデジャヴを感じる。
「私たちが悠香さんと初めて会った場所でしょ」
「あー」
そういや、そうでした。あの時、悠香さんに正体を詰められた時はマジでビビったぜ。そこまで時間経っていないのに、もうずいぶん前の出来事のように感じる。
「んで悠香さん、ここで何すんだよ。作戦会議なら部室でもいいじゃん」
「あら? あたし言ってなかったけ? 今から決戦だって」
「「はぁ!?」」
決戦と言うのは、ずばり山村先生の件のことだろう。てっきり放課後やるものだと思っていたんだけどな……
「まぁまぁ、そんなに気張らなくていいからいいから。基本はあたしにまかせなさい」
自信満々に胸をドンと叩く悠香さん。ティアナと違って胸がそこそこあるため、叩き辛そうな気がしないでもない。
まぁこの人に任せれば何とかなるか……
「どうやって切り出すつもりなんですか? まさか私たちと同じように正面突破ってことは……」
「勿の論で正面突破。小細工抜きの真っ向勝負よ!!」
小細工なしにいきなり問い詰める気満々の悠香さんを見て、大丈夫なのかと心配になる。多分、青葉さんならこうはいかないんだろうけど、悠香さんはこうなるのか……
考えてみれば以前問い詰められた時もかなり無茶苦茶な手段とっていたしな。
「そんな無茶苦茶な……」
ティアナはまだこんなこと言っているが、もう腹くくるしかないだろ。悠香さんは多分止まらねぇわ。
「おっと、もうじき来るわよ。はい、スタンバイスタンバイ!!」
「スタンバイって何をだよ!!」
腹くくってもツッコミだけはさせてもらうぜ。まぁ当の本人は涼しい風で流しているんだがな。
緊張した面持ちで屋上入口のドアを見つめる。そして、不思議そうな顔をした山村先生がドアを開けて現れる。
「どうしたの? 片霧さん。こんなところに呼び出して私に用って……? 」
「先ずはここにきてくれてありがとうございます」
山村先生からの質問は完全に無視しているのは少し問題な気はするが、とりあえずありがとうの言葉を送っている辺りはアマチュアながらもやっぱりプロ意識はあるんだな。
「単刀直入に言わせて貰います。先生、あなたは……」
俺はゴクリと唾を飲み込んだ。
「かつて、シャイニーブルームとしてエレメリアンと戦っていた。そうですね?」
来年もまたよろしくお願いいたします。
年始もかなり予定が立て込んでいるので、次回から投稿日が変わるかもしれませんが。