三点着地系に目覚めたゼルダ無双 厄災の黙示録 作:放仮ごdz
「チェッキー!なにそれ姫様!イカしてるぅ!」
「アメイジング!アイアンマンの正体が姫様だとは!」
「あはは…」
王立古代研究所につくなり目を輝かせて歓迎するプルアとロベリー。興味深そうに私が装着したままのアーマーをぺたぺた触っている。
「ほーん、ほーん。姫様には重いはずのガーディアンの装甲を内部機構で動かしてるのかー。これは思いつかなかったなあ。しかもパワーアシストも可能とは。やるわね」
「それだけじゃないぞ女史よ。ミーが作ってる古代兵装・鎧を思わせる造形と思いきや、ガーディアンのモノアイを四肢と胸部に装着して機動力とパワーを補っている!素晴らしい発想だ!」
「そ、そんなに褒められると照れます……アイアンマンとは?」
気になってたことを問いかける。アイアンマン……何故かしっくりきた。
「正体不明で一見鉄の男だったから仮名として名付けた名前よ。中身が姫様とは思わなかったけど」
「厳密には100%ガーディアン製なので鉄ではないのですが…しっくりきますね」
「エネルギー源は胸部の古代のコアか。古代の巨大なコアを組み込めればさらなる出力を引き出せるな…」
「背部ユニットを作ってそこに組み込むのがいいわね。造形は大きく崩さない方がいいかも」
私を無視してペタペタとスーツに触れて案を出していくプルアとロベリーに少し嬉しく思うが、生憎と今日はこれだけじゃないのだ。
「あの!調べて欲しい物があってきました!」
「あら?アイアンマンの事じゃなくて?」
「ワッツ?」
疑問符を浮かべる二人に、小型ガーディアンを持ち上げて差し出すと分かりやすく目を輝かせた。
「アイアンマンのことも大事ですが、それよりもこの子の正体を知りたいのです」
「なにこの小さなガーディアン!可愛い!初めまして、チェッキー!」
「見たこともないガーディアンとは!調べ甲斐があるというもの!」
二人が奥に行って小型ガーディアンの事を調べている間に、私はインパとリンクに手伝ってもらってアーマー……プルアとロベリー命名「アイアンマン」を脱いで、両腕の治療を始めるのだった。
「これには、古代エネルギーと未知の技術が使われている……時空を超える程のエネルギーの使用を可能とする代物!つまり……これはミーの知らない全く新しい型のガ~ディアンである!」
机に小型ガーディアンを置いてポーズを決めてそう宣言するロベリー。時空を超える……そんな凄まじいテクノロジーが小さなこの子に…?確かに、リンクの持つシーカーストーンのアイテムをインパや私にも使えるようになってましたが…
「特にシーカーストーンを含めた古代遺物の力を増幅させる機能は、その技術の一端にすぎません。恐らく姫様のアーマーにもこの力を作用したはずです!」
「なるほど。だから私達までシーカーストーンの機能を…」
「アーマーの兜内部にシーカーストーンのアイテムが表示され使用できたのがそれですか…」
「その上!この中にはウィらが想像もできないインフォメーション…情報が眠っていたのです」
「ハーイ!チェッキー!」
するとリンクからシーカーストーンを受け取って何やら解析していたプルアもポーズを決めながらやってくる。この二人のノリは未来を行き過ぎていてついていけません…。
「…ノリが悪いなー。このガーディアンに記録されていたウツシエをいくつか取り出してみたよ」
「これは…!?」
渡されたシーカーストーンに映っていたのは、燃えるハイラル城と城下町の光景だった。
「うん。まず間違いなく厄災復活直後のハイラル城、と言っていいね」
「内部から情報を取りだしたはいいもののその大部分が破損しており……ですが、今後解析を進めればまた何か判るかもしれません」
「これが…厄災が復活した後のハイラルの姿…?私が封印の力を手にしなければこれと同じ未来が…?こうなってしまったらもうハイラルを救う事など……」
「これまで考えてきた対策のみでは足りないのでしょうか…」
「…いいえ、いいえ!何を弱気になってるんですか、私!何のためにアーマーを開発したのですか!封印の力がなくともハイラルを守るためでしょう!」
そうだ、封印の力を引き出す方法が分からない。足手まといになるかもしれない。それを脱却するために考えて作ったんだ。お父様の期待を裏切ることになるかもしれないが、私は私にできる最善を行う!
「なんと、あの大発明はそのために…?」
「確かに、私達の研究をもってしても姫様の持つと言われる封印の力を引き出すことは叶わなかったけど…確かに、あの装備なら厄災にも対抗できるかもしれない…」
「プルア!ロベリー!命令です、私の持ち込んだアーマーを改造してパワーアップを施します、手伝ってください!」
「もちのろんよ、姫様。……もちのろんなんて言葉若者が使うだろうか…」
「イエス!ミーらの知識と技術、姫様の発想が合わさればインビンシブル!無敵ですとも!」
隣でインパが呆れているが、こちらとしては死活問題だ。あ、あともう一つ。
「それと、パワーアップ後アイアンマンと仮称したアーマーの量産を命じます!私なんかで一つ作れたのです、二人なら楽勝、ですよね?」
「それって…兵士たちにも使わせるってこと?」
「たしかに姫様でもガーディアンと戦えるとなるとかなりの戦力アップになりますが…」
「はい!名づけて鉄の軍団…アイアンソルジャー計画です!」
「「おお!」」
三人で盛り上がり、大きな紙を取りだして設計図を描く。材料はこの研究所には豊富にある。城で作った物より完璧に近い物が作れるはずだ。
「おお、じゃありませんよ。陛下になんと伝えれば…いえ、姫様から口止めされているんでした。私はどうすれば…!?」
「…」
隣で私の従者二人が頭を抱えていたが、見なかったことにする。
それから半日かけて。最初に作ったマーク1、自力で改良したもののガーディアン戦で半壊したマーク2に続く完成形……マーク3が遂に完成した。
「デザインの大本はロベリーの古代兵装・鎧を使用!」
「まず頭部!エネルギー残量、各部位の状態を確認可能、シーカーアイテムの使用可能他、内部モニターを使った外敵識別機能を付与!危険度も表示!」
「また、この研究所で再現した超大型シーカーストーンでリアルタイムでこちらがモニター、通信音声で姫様をサポート!」
「さらに砂埃や毒ガスなどを防ぐため、下半分が露出している状態と、兜側面部に内蔵した変形機構を用いて瞬時に装着可能な高性能マスクにより夢の全身装甲アーマーに!」
「背部ユニットには古代の巨大なコアを設置。エネルギーは以前の300%以上を使用可能!」
「胴体と四肢には以前と同じくガーディアンのモノアイを装着!ビームの威力を微調整することも可能に!胴体のモノアイは大型ガーディアンと同じ威力の出力の名付けて「ユニビーム」を発射可能!」
「また、両腕のビーム発射機構は飛行補助機構も兼任、両足裏のモノアイはビーム発射後に、ウィズローブの炎の結晶を用いて炎を噴射することで中距離の空中を飛行可能に!要改良!」
「装甲以外の部位は歯車やらを使用した駆動機構を内蔵してスムーズに活動できるガーディアンのアームを用いた、紺色に塗った特殊スーツを使用!モリブリンの棍棒程度ではビクともしない防御力!」
「また、背部ユニットに内蔵したウィズローブの氷の結晶を用いたクーラー機能も完備!例えオルディン地方の火口近くでも快適な活動を保証!」
「着心地はどうです、姫様?」
「はい、最高です!思った通りに動けます!」
裏庭で完成したアイアンマンマーク3(仮称)で実際に飛行してみて、思った通りに空を飛べることに感動を覚える。ハラハラ見守るインパとリンクに手を振る余裕もあるぐらいだ。
「でもアイアンマンって名前はいいけど姫様には合わないわね。姫様専用のだけ名前を変えましょうか」
「アイアンプリンセス…うーむ、違うな。姫…王女…乙女…メイデン?」
「それよロベリー!アイアンメイデン!語呂も美しいわ!なんか串刺しにされそうな名前だけど!」
「さすがプルア女史!ナイスネーミングだ!」
「いいですね、アイアンメイデン。いい名前だと思います!」
そうして私のアーマー。私を守り、他者を守り、戦える力。アイアンメイデンは完成したのだった。
プルアとロベリーが便利すぎて色々多機能になったマーク3。姫様が着たらアイアンメイデン、それ以外だとアイアンマン、纏めてアイアンソルジャー軍団と呼称します。
次回も楽しみにしていただけたら幸いです。
ウォーマシン枠は誰?
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インパ
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プルア
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ロベリー
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シーク(無人機)
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カッシーワの師匠
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オリキャラ(ブレワイ世界のヒルダとか)