三点着地系に目覚めたゼルダ無双 厄災の黙示録 作:放仮ごdz
今回はリトの村での攻防。大空中戦です。楽しんでいただけたら幸いです。
タバンタ地方。雪山の山岳地帯であるタバンタ辺境にて集落を構えて暮らす、天を翔る翼を持ち弓の扱いに長ける空の民リト族。中でも腕利きと名高い戦士である戦士リーバル。彼に風の神獣ヴァ・メドーの繰り手になるよう依頼すべく使者としてリト族の村を目指して進む私達。今回は過酷な道のりなのでリンクとインパの二人だけお供に連れ、雪山で大荷物を持つわけにもいかないので持ち運びが便利なマーク5を持って来た。万が一の戦闘でも何とか乗り切れるだろう。
魔物の群れを避けて雪原を進んでいたのだが、道中急な猛吹雪に襲われてしまい、リンクとインパ、そして私で分かれて周囲の探索をすることになった。
「早速使うことになりましたね、シーク」
≪僕の出番みたいだね≫
鞄型のそれを地面に置いて足を置くとアームアーマーが展開。両手を突っ込んで胸の前まで持ち上げ、腕を外側に開く様にして広げるとアーマーが展開。装甲が足元まで広がっていき私の身体に張り付くようにして装着、変形式の口元まで覆う兜が装着されて内部モニターが輝き装着完了する。
「シーク、装着具合はどうですか?」
≪パワーアシスト正常、内部温度調節正常稼働、駆動確認、完了。問題なしだよ姫様≫
「
吹雪の辺りを見渡し、熱源を感知する。この雪山で動き、なおかつ特徴的なシルエットをしていればリト族だろう。そう思っての事だったがしかし。リト族と思われるシルエットが、軍勢で迫って来ていた。何事ですか…!?するとマーク4からの新機能である他のシーカーストーンからの通信が入る。インパだ。
≪「姫様、聞こえますか!」≫
「インパ、これは何事ですか!?」
≪「現在リト族に襲われ、やむ得ず交戦中!いくら吹雪とはいえ私達は魔物に見えない筈。何故、私達に武器を向けるのでしょうか…!?不本意ですが峰打ちで静かにしてもらいます、姫様もお気をつけて!」≫
「ええ、インパもリンクも気を付けて!リトの村で落ち合いましょう!」
「村に近づけるなー!」
とりあえず、襲ってきたリト族の放った矢を真正面から受け止め、弾き返していく。埒が明かないと思ったのか空中から高速で蹴りを繰り出してきたので掴んで地面に叩きつけていると、また別のリト族が特徴的な剣を手に斬りかかってきたが、それは飛び込んできたリンクの盾に防がれ、弾かれた。
「リンク!戻ってきたのですか?」
「優しい姫様だとリト族相手に苦戦すると思いまして…」
「それは…いえ、助かります。行きましょう」
なんとか応戦しながら村へと繋がる橋へ向かうと、ちょうど爆弾矢で橋が落とされた場面に出くわす。どうやら回り道をさせたいようだ。もし、このアーマーが無ければそうなっていただろう。
「シーク、たしかマーク5も飛べるのですよね?」
≪他のアーマーよりも短時間だけど一応飛べるよ。あの距離なら問題ない。長距離飛行は無理だ、気を付けて≫
「了解です!リンク、掴まってください!」
「!?」
急いでいたのでリンクをお姫様抱っこして足裏からビームを放射して跳躍、切り立った断崖を飛び越える。すると驚いたリト族が村から溢れ出てきた。降りたリンクが剣を抜いて盾を構えて突撃。私もそれに続く。
≪威力を最小限に抑えたリパルサー・レイ。行けるよ姫様≫
「助かります!」
対人用にシークが威力を調整してくれた両手のモノアイからのビーム、リパルサー・レイで次々とリト族の戦士たちを吹き飛ばしていく。リンクは剣の腹の部分や柄で殴って気絶させていき、そうして突破した私達は広場に出た。
≪高速で飛翔する飛行物体を確認。空だ、姫様≫
「上です、リンク!」
その瞬間、空中から爆弾矢の雨が降り注ぎ、咄嗟に防御して耐え切る。そして舞い降りてきたのは、青い羽毛に覆われ大弓を担いだリト族の戦士だった。アレがリーバル…!?
「確かに何時もの襲撃とは違うようだね。リト族でもないのに飛んでくるとは。残りの策は使う前に防がれたって訳だ。…この僕、リーバルを残してね」
「待ってください!私達は敵では…」
「言い訳は聞かないよ、鉄男。いや、女かい?厄介な侵入者は手厚く歓迎してあげなくちゃね。数えきれないほどの矢をその身に撃ち込んでさ!」
そう言って三本の矢を掴んで飛び上がり、射出してくるリーバル。しかしそれはリンクが剣の一振りで斬り払い、突撃するが剣の一撃はあっさり避けられる。空を飛べないリンクでは相手が悪いか。私がやるしかない。
「あはは!剣の君は飛べない様だ!それじゃあ勝負にならないんじゃないかな!襲撃者君たち!」
「私達の、話を、聞いて、ください!」
高速で空を舞うリーバルを追いかけ、対人用リパルサー・レイを乱射。しかしそのいずれもアクロバティックに避けられる。空を飛ぶことに慣れてない私じゃ追い切れない…!
「む?ほう、君も弓を使うのか」
すると地上から援護射撃。リト族から弓矢を手に入れたらしいリンクだった。空中だとさらに集中力が高まって凄まじい精度で弓矢を射出できるらしい彼の矢を無視することはできないらしく、大きく旋回して回避に徹するリーバル。
「シーク、最高速度で突っ込みます!」
≪了解。スラスター展開。エネルギーを全て四肢のモノアイに送るよ≫
地上からの矢を避けているリーバルの動きが鈍ったところに、加速。体を横にして、両手両足のモノアイからビームを連射して炎の勢いも増して高速で突撃。胴体に組み付き、リーバルごと地上に落下。地面と激突してクレーターができて粉塵が舞う中で、私は腹部を蹴り飛ばされて宙を舞い、背中から激突する。
「無茶をするねえ。僕を地上に引きずり下ろすだなんて。でも勘違いしないでほしいんだけど、僕は地上でも強いよ!」
リーバルが数えきれない量の矢を取り出し、モニターで計測。二十本もの矢を一気に番え、空中に舞い上がって連続で発射。腕の装甲で弾くもきしむ音が聞こえ、見て見ると罅が入っていた。このアーマーに傷をつけるってどんな膂力してるんですか!?
「はあ!」
とりあえず、矢を弾きながらリパルサー・レイで反撃。さっきのダメージが響いているのか当たり始め、リンクも剣で矢を斬り払いながら盾を投げつけ、避けきれず直撃したリーバルは痛そうに胸部を擦り、弾かれた盾をキャッチするリンク。すごい技術ですね、専用の盾を作ってあげるのもいいかもしれません。
「へえ、ここまでやるとはね。僕も覚悟を決めなきゃいけないようだ。判った。認めよう。確かに君達は弱くない、僕が手を抜いたまま勝てる程にはね。さあ勝負と行こう。勝つのは本気の僕だよ!」
「お願いだから、話を…!」
「…姫様は下がっていてください。ハアァアアア!」
本気で襲いかかってきたリーバルを何とか止めようとするも、私を制して剣を手に本気で突撃するリンク。放たれた矢を真っ二つに斬り裂き、弓と剣が交差。渾身の一撃で剣の腹を腹部に受けて殴り飛ばされるリーバル。しかし吹き飛ばされた勢いのままに門に足を付け、何かしらの力で上昇気流を起こして高速で天高く飛翔。上空に向けて爆弾矢を一本射出したかと思えば急降下してリンクに飛び蹴りを入れ、盾で弾かれて距離を取る。
真の実力者同士の対決だ、あまりの攻防に手出しできない。どうすれば…と思っていたら、爆弾矢が落ちてきてリンクの盾を弾き飛ばしてしまった。さらにそこ目掛けてリンクの周囲で爆発して煙幕を張り、動きを阻害する爆弾矢。リンクが怯んでいる間に旋廻するリーバル。決着が、すぐそこだ。どうすれば…そうだ!
≪姫様!?それはさすがに危険…≫
「さすがの君も…!」
煙幕から飛び出してきたリーバルに気付き、一閃するリンクだがリーバルは直前で宙返りしてそれを回避。リンクの背後を取り矢を引き絞る。
「ここまでだ!」
「っ!」
リンクも負けてはおらず、背後のリーバル目掛けて剣を振るおうとするが、私はアーマーを脱いで飛び出していた。
「待ってください!」
私の声を聞いて同時に止まるリンクとリーバル。すっぽ抜けた矢が私のすぐそばに落ちてきた。
「君、ハイラルの…姫だったのかい!?」
私の正体に驚くリーバル。アーマーを脱ぐ判断は正しかった。危なかった、遅かったらどちらかが、いやどちらとも確実に負傷していた。さすがのリーバルも私達が敵ではないと気付いたようで、とりあえず落ち着いたところで事情を聞くことにした。
イメージはアイアンマン&キャプテンアメリカVSホークアイでした。リンクが地味に盾投げを使い始めました。
マーク5は武装がリパルサー・レイとユニビームしかないですが持ち運びが便利なのが一番の利点。雪山などの難所だと便利なアーマーです。何気に対人用にも調整可能が有能シーク君。
ところでアイアンマンにスパイダーウェブとかマーベルヒーローの科学由来の装備を付けていいものか。意見をもらえると嬉しいです。
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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