見渡す限りの白、少し霧がかった空間に少年は立っていた。
「・・・ここは、どこだ?これって、俗に言う神様転生ってやつ!?えっじゃあ何、俺死んだ!?おいおい待てよまだセイバーの最終回見てねぇんだぞ!せめてそれ見てから死んでくれよ・・・・・・」
「いやそれ次回作見れねえな!!?」
「仮面ライダーは俺の人生の生き甲斐の八割締めたんだよ!残り二割?アニメですよ!現実クソ喰らえの人生なんすよ!画面の向こうが俺の世界!ザ・ワールドなんですよ!そんな仮面ライダーシリーズのこれからを見れないなんて最悪だよ!せめてシリーズ終わってから死ねよな・・・・・・」
「いや終わんねえよ!!!」
「仮面ライダーに終わりなんてないから!続くから!これからも先も続くから!俺の将来の夢は子供や孫と一緒に仮面ライダーを見る事なんだよ!まあそれ以前に結婚どころか女子と付き合った事すらないからそんなの夢のまた夢なんですけど!俺オタクだから女子からも白い目で見られるんだよなぁ肩身が狭いよホント・・・・・・」
「いやオタクの何が悪いんd」
「いやお前そろそろ黙れ!!!」
突然響いた声に少年は驚き辺りを見回した。
「え!?え!!?え!!!?誰、神様!?」
「まあここではある意味そうだな」
すると空間が黒に支配され、巨大な時計が目の前に現れた。
その時計は少年には見覚えのある物だった。
「これってクロノスの変身の時に現れる時計!」
「ハハッ、流石だ少年」
背後からした声を確認する為に振り返ると、黒のボディに緑のラインが施されたデザインをした存在がいた。
「嘘、えっ嘘!!?」
「そう、『仮面ライダークロノス』だ、あぁ勘違いする前に言わせてもらうが私は檀正宗ではない」
「そうなんですか?じゃあここは一体、俺はなんでこんな所に?」
「ふむ、どこから話したらいいものか・・・」
そこからクロノスは少年をこの場所に呼んだ理由と要件を話した、黒い空間と巨大な時計の目の前に置かれた卓袱台と湯飲みがあるなんともシュールな空間で。
「つまり、貴方は神様になったばかりの見習いで、初仕事で人間を異世界へ転生させる事を任命されたはいいけど、別に悪い転生者が世界の秩序を乱しているとかそんな事が無いからさせるだけ無駄なのに上層の神が催促してくるものだから、とりあえず適当な人間を転生させる事にした、そして俺がそれに選ばれたと?あっお茶美味しい・・・」
「理解が早くて助かる、まあお前さんは別に死んではいない、夢の中に私が入り込んでいるだけで、お前さんがこの話を断れば元の世界で目を覚ます、まあその代わり今後お前さんが本当に死んでしまったら二度とこう言った機会は訪れなくなってしまうがな・・・おっと茶菓子を忘れていたな」
「いや別に断る理由はないですけど、転生って言っても世界が自由に選べないとか特典の有無とかではちょっと嫌ですけど・・・うん、饅頭も美味」
「そこに関しては心配はいらん、神界はホワイト企業だから好きな世界、特典、容姿、才能を選ばせてやる、もちろん資金援助もだ、神からの依頼で転生してその世界で過ごす、これも立派な労働だ、労働には正当な報酬が必要だからな・・・もう一ついるか?」
「いただきます・・・それじゃあ転生先は『僕のヒーローアカデミア』で、特典は仮面ライダーエグゼイドに関する物ですかね」
「ふむ、例えば?」
「えっとですね、『ガシャットを生み出す才能』『完璧な抗体』『天才ゲーマーの才能』それからゲーマドライバーとかは予備も欲しいから作成と複製と、後、ガシャットはバグスターウイルスが無くても使用可能にできると嬉しいですかね」
「よし、他に要望はあるか?容姿はそれほど悪くはないが、変えるか?」
「そうですね、じゃあ折角なんで宝生永夢の容姿でお願いします」
「分かった、それでは転生させよう」
クロノスが少年に手を翳すと少年の周りが光りだした。
「達者でな」
「はい!」
そう言うと少年は光と共に消えていった。
「良い人生を、『
文才なんてないが書きたいから書く!
そんな精神で行きますのどよろしくお願いします。