究極救済の英雄学界   作:ウィンド

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今回は前回がかなりの遅れだったので早めに投稿します!


Paradoxをぶっとばせ!

こんにちわ、轟焦凍です、え?圭真じゃないのかって?本来ならそうだけど、今の状況じゃ仕方ないと思う。

 

「ガルルルル!!!」

 

御覧の通り、圭真が荒ぶってる、因みに「出久許すまじ」って言ってる。

 

「これは今回俺等出番無さそうだな・・・」

 

「キレてしまった圭真君を見るのはこれが初めてだが、味方であるのに関わりたくないな」

 

「これは出久が悪い」

 

「あ〜ドンマイ緑谷!」

 

「ウチ等あっちに行ってるわ、流石にアレは怖い・・・」

 

「えっ!上鳴君!?耳郎さん!?」

 

上鳴と耳郎が部屋の隅っこに移動する、これが実戦ならまず考えられない行動だけど、今回だけは仕方ないと思う。

 

「大丈夫だ緑谷!俺とこのロボッツゲーマ、攻守一体の力でお前を守ってやるぜ!」

 

「き、切島君・・・」

 

「・・・」

 

さっきから出久に殺意に似たオーラを向けてた圭真が切島を見てる、仮面越しで分からないけど、何か思う所があるみたいな顔をしている。

 

「そうさ、それに神乃は今レベル3にはなれない、緑谷のサポートがあれば・・・」

 

「ん?俺が何になれないって?」

 

圭真はそう言うと私のドレミファビートに似た色のガシャットを取り出した。

 

「俺のレベル3ガシャットはゲキトツロボッツだけじゃねぇぞ?」

 

【シャカリキスポーツ】

 

タイトル画面が表示されてゲーマが出てきた・・・自転車?

 

「シャカリキスポーツ、天哉の爆走バイクよりかは火力は落ちるけど、その分小回りとテクニックを重視したスポーツゲームだ」

 

ガシャット!!!

 

「大・大・大変身!」

 

【ガッチャーン!レベルアップ!】

【マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!】

【アガッチャ】

【シャカリキ! シャカリキ! バッドバッド! シャカっと リキっと! シャカリキスポーツ!】

 

圭真がロボッツゲーマじゃないエグゼイドにレベルアップした。

 

【キメワザ!】

 

「悪いが一気に行かせてもらうぜ」

 

【SHAKARIKI CRITICAL STRIKE】

 

「しまった!」

 

圭真は肩に装着されている二つの車輪、『トリックフライホイール』を切島、尾白に向かって投げると、それは不規則な動きをしながらも切島と尾白、そしてロボッツゲーマに命中した。

 

「うわっ!」

 

「ぐぅ!」

 

そしてその攻撃は・・・

 

「きゃっ!」

 

「何で!?」

 

【会心の一発!】

 

隅っこにいた筈の上鳴と耳郎にも当たった、確かに降参はしてなかったから狙うのは必然、でもそれを踏まえてもあの一投だけで四人と一体を撃破してる、さっき圭真が行ったようにかなりのテクニック、それにあの出久が反応が遅れる程のスピード、やっぱり圭真は凄い。

 

 

 

 

 

「「「「うわっ!」」」」

 

やあみんな!久しぶりのオールマイトおじさんだ!先程の神乃少年の攻撃を受けた切島少年達がゲームオーバーになりモニタールームに帰還した所だ、と言うかこんな風に帰ってくるのね・・・

 

「お帰り、少年少女達よ」

 

「くそっ!緑谷が御膳立てしてくれたっつうのに!」

 

「モニター見てたけど、さっきの攻撃に緑谷も直ぐに反応出来てなかったみたいだし仕方ないよ」

 

拳藤少女が四人駆け寄る、彼女には多を纏める器量がある様に見えるな。

 

「いや、恐らくそれだけで済ませちゃいけない」

 

「どう言う事?」

 

尾白少年の呟きに葉隠少女が反応する、どうやら気付いてるみたいだね。

 

「オールマイト先生、神乃はもしかして・・・」

 

「尾白少年の思っている通りだ、神乃少年は君達にガシャットを盗られる事を想定していたよ」

 

私はあの時の神乃少年達の会話を音声付きで皆に見せた。

 

『出久達は多分、俺達のガシャットを奪いに来る筈だ』

 

『確かにデクなら考えそうだな、けどどうやってだ?』

 

『恐らく、透明で出久以外、少なくとも上鳴は隠してるな、上鳴の帯電を使って電撃を放って来る筈だ』

 

「うげっ、バレてらぁ〜・・・」

 

「知ってた上で引っかかったのか・・・」

 

『上鳴君の電撃は僕達に有効なのかい?』

 

『分からないけど、作戦に組み込む以上効くと仮定してるかもな、仮に効かなくてもパラドクスならリカバリー効くしな』

 

「確かに効かない場合は、透明になってる俺達に高速化のアイテムで強化してガシャットを奪うプランBがあったけど・・・」

 

「てかそこまで読んでるとか神乃凄っ・・・」

 

『だが敢えて、上鳴の電撃が効かなくても、効いてるフリをしてガシャットを盗らせる』

 

『正気かよ圭真!』

 

『下手をすれば一気に流れを持って行かれてしまうぞ!』

 

『大丈夫だ・・・俺を信じてくれ、それにいざって時の『秘策』もある』

 

「ここで神乃少年達の作戦会議が終わってさっきの状況に至ると言う事さ」

 

「秘策、さっきのガシャットか・・・」

 

「やっぱりすげぇよ、神乃の奴・・・」

 

「ん?アレ!?皆さん神乃君達のガシャット持って来てもたん!?」

 

麗日少女が切島少年達の手元を見てそう言う、持って来てしまったのでは今彼等は・・・

 

「うわマジだ!」

 

「俺達と一緒に来ちまったのか・・・」

 

「えっじゃあ、今レベル3は神乃だけなのかよ!」

 

神乃少年は恐らく取り戻す事を視野に入れていただろうが、さっきの怒りで忘れてしまったのか?どうするつもりだ、神乃少年・・・

 

 

 

 

先程お見苦しい姿をお見せしました、改めてみんな、ういっす〜!神乃圭真だよ!えっ?前回と同じ?なんか作者ハマってるみたいなんだよねこの挨拶。

 

「おい圭真、俺等のガシャットは何処だ!」

 

「あ〜恐らく切島達の所だろ」

 

「どうするんだ圭真君!今の僕達のレベルでは出久君には到底敵わない!」

 

「残念だったね圭真君、切島君達が居なくなっちゃったのは誤算だけど、レベル3が君だけならまだ僕にも勝機が・・・」

 

「言っただろ、完膚なきまで容赦なく叩きのめすって、切島達が居たら怪我じゃ済まないから先にコレで退場してもらったんだ」

 

俺はシャカリキスポーツのガシャットを引き抜きレベル2に戻った。

 

「何やってんだ圭真!」

 

俺はあるガシャットを取り出した、漸くコレを使える事を嬉しく思う。

 

「お前を倒す秘策は、こっちだ」

 

力借りるぜ、グラファイト!

 

【ドラゴナイトハンターZ

 

ドラゴナイトハンターZのガシャットから三つの光が飛び出して焦凍達の手に収まった。

 

「これは?」

 

「協力プレイ用の仮想ガシャット、これはレベル5になる為のガシャットだ」

 

『レベル5!?』

 

恐らくモニタールームのみんなも驚いてるだろう。

 

「狩りのターゲットは、パラドクスだ!」

 

「そう言う事なら、ミッションスタートだぜ!」

 

「うん、僕もノリにノってこう!」

 

「これより、パラドクス切除手術を開始する」

 

【ファング!】

【ブレード!】

【ガン!】

【クロウ!】

 

ガシャット!!!

 

「第伍戦術!」

 

「術式レベル5!」

 

「五速!」

 

「大・大・大・大・大変身!」

 

【ガッチャーン!レベルアップ!】

【ガッチャーン!レベルアップ!】

【ガッチャーン!レベルアップ!】

【ガッチャーン!レベルアップ!】

 

【アガッチャ!】

【ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナ~イト!ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンター!】

【エグゼイド!】【ブレイブ】【スナイプ】【レーザー】

 

 

「さあ、一狩り行こうぜ!」

 

通信機から『えっそれってモン○ン・・・』とか聞こえたけど、無視!

 

「覚悟しろ出久!」

 

「っ!」

 

俺が走り出すと同時に出久がエナジーアイテムを取り出そうとするが・・・

 

「させるか!」

 

勝己が左腕に装着された『ドラゴナイトガン』で弾丸を放ちそれを阻止し・・・

 

「「ハアッ!」」

 

焦凍が間髪入れずに『ドラゴナイトブレード』で斬り、続けて天哉が両腕に装備された二人と同じ物と両足の『ドラゴナイトクロー』を巧みに使って切り裂いた。

 

「みんな離れろ!」

 

そして俺は頭に装着された『ドラゴファング』にエネルギーを溜めて火炎放射を出久に放つ。

 

「うわっ!」

 

かなりの猛攻に流石の出久でも後退る程だ、そろそろ仕上げだな。

 

「トドメと行きますか!」

 

「「「おう(うん)!」」」

 

【キメワザ!】

 

【DRAGO KNIGHT CRITICAL STRIKE】

 

「うわああっ!!!」

 

【会心の一発!】

 

各々の必殺技が炸裂し、出久はゲームオーバー判定が下され退場した。

 

 

GAME CLEAR!

 

 

『終了!勝者神乃少年チーム!』

 

オールマイトの通信が入ると同時に俺達もゲームエリアから排出される。

 

 

 

「みんな実に良い試合だったよ!今後課題がある者は日々訓練に励むように、勝った方も慢心せずにね・・・という訳で締めるから神乃少年、そろそろ許してあげて?」

 

オールマイトの言葉に俺を除く一同に同情の視線がある場所に向けられる、そこには『私は圭真君の苦労に付け込みました、反省してます。』と言うプラカードを下げて正座してる出久の姿があった。

 

「オールマイトがそう言うなら・・・ちっ・・・

 

「そうかそうか!ありが・・・ん?今舌打ちしなかったい?」

 

「してないです」

 

「まっデクが悪いんだ、今回ばかりは自業自得だ」

 

「デク君、もうあんな事したらアカンよ?」

 

「はい・・・」

 

麗日がなんか子供を躾ける母親に見える。

 

「まあ俺が敵なら中々良い策だったよ、だから大変非常に、非っ常〜〜〜に!不本意だが許してやる」

 

「本当にごめん圭真君・・・心の中で何処か舞い上がってたんだ、僕は元は無個性で皆みたいに恵まれた個性を持って無かったから、ヒーローになれないなんて馬鹿にされて・・・」

 

「それ以上言うな、分かってるから・・・」

 

俺だって最初はそうだった、ライダーは所詮架空の存在、なれる事なんて無いんだって決め付けてた存在になれる事が出来たんだ、浮かれるななんて無理があった。

 

「出久、浮かれるのは構わない、だけどその力は人を救う事が出来れば殺す事だって容易に出来るし、最悪の場合己の身だって滅ぼす事にもなる、その力を持つ責任が俺達ライダーに伴う、舞い上がって調子に乗って救える命を救えないなんてあっては駄目だ・・・俺がなんで『仮面ライダーエグゼイド』って名乗ってるか分かるか?」

 

出久は不思議そうに首を振る、まあ俺もエグゼイドの真髄を理解してるなんて言える程まだ自信がない、だけどこれだけは言える。

 

「そこにいるオールマイトはいくら平和の象徴なんて言われても、このバカデカい地球全体を守るなんて無理がある、みんなオールマイトならとか言ってるけどオールマイトもヒーローであると同時に一人の人間だ、出来ない事だってある」

 

「そんな事は無い!と言いたいがその通りだ、平和の象徴なんて謳われてはいるが、実際自分にも救えない命だってある、だからこそ手の届く範囲の人々だけでも助けたい、それが遠回りでも平和への道標になると信じている、だから私は戦うんだ!」

 

「俺もゲームで初期キャラで大ボス倒せるなら速攻で倒しに行く、でも普通は無理だろ?色んな物を見て学んでそれを己の力にする、ゲームが態々遠回りするのはそれが世界を救う為だと教えてくれてるんだと俺は思う、ゲームの様に一つ一つの課題をクリアして『究極』のヒーローを目指して、この世界の生きてる人達、命を『救済』する」

 

究極(EX)()救済(AED)、だから『エグゼイド』なんだ」

 

「究極の、救済・・・」

 

「俺は最高のヒーローになる、俺がエグゼイドを名乗るのに恥じない為にな」

 

その後はみんな一言も喋らずに教室を後にした、だが暗い感じはなく全員何かを決意した目をしていた。

活動報告に上げた新作について

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