究極救済の英雄学界   作:ウィンド

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大変長らくお待たせしました!
ポケモンが楽しすぎてやり込んでたんですが、それでも年内に上げる予定だったのですが、携帯が壊れ修理、コロナにかかり寝込み、治ったと思ったら更にインフルにまでかかりまた寝込み・・・踏んだり蹴ったりな年明けでした。

みなさんも体調管理に気をつけてください!
それでどうぞ!


We're XX

どうも、緑谷出久です、突如現れた敵に僕達は恐らく各ゾーンに転移させられてしまったみたいです、因みに僕が居るのは水難ゾーンの船の上です。

 

「他には誰か居ないのかな?」

 

僕がそう言うと、何かが船の下から水飛沫と共に甲板に登って来た。

 

「ケロッ、緑谷ちゃん、貴方も無事なのね」

 

その正体は麗日さんを抱えた蛙吹さんだった、麗日さんはずぶ濡れの所を見る限り水に落ちたんだろう。

 

「蛙吹さ「梅雨ちゃんと呼んで」・・・梅雨ちゃん、と麗日さんは大丈夫!」

 

「アハハ、梅雨ちゃん居らんかったら溺れとるとこやったよ・・・」

 

「溺れるだけで済んでたかしらね」

 

蛙吹さんはそう言って船の下に目をやった、僕も覗き込むとそこには数人の敵が居た、水場に強い個性なのか?

 

「チッ、もう少しであの女捕まえれたのによ・・・」

 

「もう一人の女は俺等みたいな個性だな、だがそれが分かった所で二人共船の上で逃げ場はねぇ筈だ」

 

「だな、ならさっさと捕まえて楽しませてもらうかぁ!」

 

僕に気付いてない?

 

「デク君居るの知らんのやろか?」

 

「ケロ?緑谷ちゃん、貴方服が濡れてないわね、変身もしてないみたいだけれど、もしかして・・・」

 

「え?うん、僕は此処に来た時から・・・そうか、僕は始めから船に乗ってたから敵は僕を確認出来てないんだ」

 

だとしても、敵が上がってくるのは時間の問題だ・・・どうする、僕が囮になって二人を逃すか?蛙吹さんなら水中でも早く動け・・・あれ?

 

「ちょっと待って、よく考えたら蛙す・・・梅雨ちゃんがここに居るのって変だよね?」

 

「ケロ?」

 

「どう言う事?」

 

「だってカエルの個性を持つ梅雨ちゃんなら水場では存分に発揮出来るでしょ?僕が仮に敵だったとしとら・・・」

 

「成る程、緑谷ちゃんの言いたい事は分かったわ、確かに私の個性を知ってるならあっちの火災ゾーンに放り込む筈、もっと言うならお茶子ちゃんはあっちの暴風雨かしらね」

 

「うん、無重力の麗日さんを抑えるならそこがベストだね」

 

「けどこの状況を打開する手立てがないわ、緑谷ちゃんどうするつもりなの?」

 

「エナジーアイテムで眠らせてって言いたいけど、アレは個人差で効き方が変わるんだ、すぐに目を覚まして逃げられる可能性がある」

 

敵を無力化した上で一纏めに長時間拘束出来る方法があれば・・・

 

「向こうはデク君がここに居るのを知らんから、それを逆手に取るのはどうやろか?」

 

「そうか、三人で透明で隠れて敵が上がって来た所を叩く」

 

「ケロ、お茶子ちゃんの案で行きましょう」

 

そうと決まれば急がないと、現に敵はもう登り始めて来ている、僕は直ぐに変身して透明で隠れた、あまり二人を危険に巻き込みたくはないけど、今はこれがベストだ。

 

「さてと、そんじゃあ早く見つけて発散と行こうや」

 

「あの二人、どっちも良い体してやがったからな、楽しみだぜ」

 

「今だ梅雨ちゃん!」

 

「ケロッ!」

 

甲板に上がって来て、一纏めになった敵を舌で拘束した。

 

「麗日さん!」

 

「うん!」

 

そしてその敵達を麗日さんの個性で無重力にする、それと同時に梅雨ちゃんが上へと放り投げる。

 

「緑谷ちゃん!」

 

僕は跳躍強化で跳び、直ぐにノックアウトファイターに切り替えた。

 

【キメワザ!】

 

【KNOCK OUT CRITICAL SMASH】

 

「スゥマァァァッシュ!!!」

 

そしてそのまま甲板に向かって殴りつけ、船は大きく揺れるが

 

「よっしゃ!一網打尽!」

 

「全員気を失ってるわね、今の内に拘束しましょう」

 

麗日さんと梅雨ちゃんが敵を拘束している時、僕のスマホの通知がなった。

 

「かっちゃん?一体どうし・・・え、そっそんな!」

 

「デク君どうしたん?」

 

「緑谷ちゃん、あまり穏やかな雰囲気じゃなそうだけど」

 

「麗日さん!梅雨ちゃん!急いで中央に戻ろう!」

 

僕は二人の側に行くと跳躍強化のエナジーアイテムを使った。

 

「麗日さん、僕にゼログラビティを」

 

「分かった!」

 

麗日さんの個性で無重力にしてもらい、二人を抱えてそのまま大きく踏み込んで飛び上がる。

 

「っ!かっちゃん!」

 

かなり離れた所で飛んでるかっちゃんを見つけた。

 

「デク!麗日と蛙吹も無事だったか!」

 

「爆豪ちゃんも無事だったのね」

 

「拳藤と青山も無事だ、今は耳郎に任せてる」

 

「耳郎さんに?」

 

「話は後だよ麗日さん、それよりかっちゃん、さっきのメッセージ」

 

「俺も耳郎から聞いたからマジかは分かんねぇが、焦凍がそう言ってんだ、正直信じたくねぇけどな」

 

「焦凍さんが言うんなら多分そうなんだね」

 

「話を遮る様でごめんなさい、でも私もお茶子ちゃんも話が見えないの」

 

「あっごめん!」

 

「簡単に言うと俺等ライダーじゃねぇと倒せねぇ敵がいるかもしんねぇって事だ」

 

「そんな敵が!?」

 

「圭真君の個性の副産物みたいな物なんだけど、圭真君がちゃんと管理してる筈なんだけど・・・」

 

「それがどうして敵の手に・・・」

 

「僕達も分からない、でもまだ確証もないからそれを確かめに戻ってるんだ」

 

「出久君!勝己君!」

 

下から声が聞こえたので見下ろしてみると天哉君が居た、天哉君も飛ばされてたのか。

 

「天哉!メッセ見たか!」

 

「だからこうしてここに居るんだ!それよりもさっきの・・・」

 

天哉君がそこまで言うと中央広場の方向で凄く大きな衝撃音が響いてきた。

 

 

 

少し時間を遡り。

 

「少年達!無事か!?」

 

敵の放った黒いモヤの様な物が消えると、半数以上の生徒達が消えていた。

 

「ふむ、全員転送する手筈だったのですが、流石はイレイザーヘッドですね」

 

横を見ると相澤君が抹消を使っていた。

 

「まあ良いでしょう、真の目的はオールマイト、貴方なのですから」

 

狙いが私だと?一体どう言う事だ?

 

「少々予定とは異なりますが、始めましょうか、平和の象徴を殺すゲ・・・」

 

【MIGHTY CRITICAL STRIKE】

 

「何!?ぐわっ!」

 

モヤの敵が吹き飛ばされると、そこには黒いエグゼイドが立っていた。

 

「神乃少年!無事だったのか!」

 

「・・・こいつは僕に任せて、早く下の奴等を片付けてきたら?」

 

この雰囲気、神乃少年ではない?では一体誰が・・・いや、ここは彼が言う様に中央の敵共の殲滅が先だ。

 

「オールマイト!残ってる生徒達は私が守ります、なので他の敵を!」

 

「分かった、頼むよ13号・・・相澤君!」

 

「分かってます!」

 

私は相澤君と共に敵の殲滅に向かった、だが私の考えが甘かった、あの黒いエグゼイドに似た彼が居るとはいえ、相澤君を連れて来てしまったのは間違いだった、相澤君は首謀核であろう男の横にいた脳が剥き出しになっている敵にやられてしまい、13号も黒いエグゼイドに支援しようと個性を使うもモヤの敵に逆に利用されてしまい怪我を負ってしまった。

 

「相澤君!しっかりするんだ!」

 

「よしっ!イレイザーが無力化出来れば後は数で押してくだけだ」

 

「平和の象徴オールマイトもここまでだな!」

 

周りの敵共の言葉に私は怒りが露わになるが、手負いの相澤君を庇いながら戦うのはこのチンピラ達は兎も角、私と同等の力を持っているあの敵、脳無と呼ばれていた奴を相手するのは流石に無理がある、相澤君の個性で抹消出来なかった事からあの敵はアレで素の力なのだろう。

 

「くっ、せめてドライバーを使えれば・・・」

 

ゲーマドライバーは今回の授業では必要ないと判断し、自宅に置いてきてしまっている、ヒーローならばあらゆる事態を想定して置くべきだった。

 

「やれ、脳無」

 

首謀核の男の声と共に脳無が私に突っ込んで来る、せめて相澤君だけでもと相澤君を放り投げようとしたが・・・

 

【MIGHTY CRITICAL STRIKE】

【MIGHTY CRITICAL STRIKE】

【OTOKOGI CRITICAL STRIKE】

 

それと同時に上から来た何かに脳無が地面に叩きつけられる、かなりの衝撃が響くがこの威力はライダーのソレだ。

 

「オールマイト!大丈夫ですか!」

 

「神乃少年!とさっきの君に、君は・・・」

 

神乃少年と先程の黒いエグゼイドと赤いライダーが立っている、少なくとも緑谷少年ではなさそうだが・・・

 

「仮面ライダーゲンム・・・」

 

「うっす!オールマイト、切島です!仮面ライダーライオットっす!」

 

「なんと!切島少年なのか!」

 

「はい!」

 

「挨拶とか後にしてくれる?今そんな場合じゃないでしょ?」

 

「お、おう・・・ってか相澤先生ボロボロじゃないっすか!」

 

「今気付いたの・・・」

 

「あぁ、今神乃少年達が攻撃した奴にやられてしまったのだ、早く治療しなくては・・・」

 

「鋭治朗、他のエリアに行って八百万を探して来てくれ、担架を創造してもらう」

 

「おう!けど、大丈夫か?お前が強いのは知ってるけどよ」

 

「お兄ちゃんが行けって言ってるんだからさっさと行きなよ」

 

お兄ちゃん?彼は神乃少年の弟なのか?時也達からは子供は神乃少年一人だけと聞いていたが・・・しかし彼さっきからやたらと言葉に棘があるね。

 

「おいクロ、俺の友達にそんな態度とるな、もう撫で撫でとゲームしてやらんぞ」

 

いやいや神乃少年、子供ではないのだからそれは流石に・・・

 

「っ!?ヤダ!撫で撫でと一緒にゲームしてくれないなんてヤダ!」

 

通じるのかい!?

 

「ならどうする?」

 

「・・・ごめんなさい」

 

ゲンムが切島少年に向かって頭を下げる、先程の刺々しさが無くなって今は随分としおらしくなっている。

 

「ん?俺は別に気にしてねぇぞ?まあ悪い事したらすぐ謝るのは良い事だ!」

 

切島少年は随分と器が大きいのだな、彼の様な人間がライダーになってくれるのはとても心強い。

 

「んじゃ行ってくる!」

 

そう言って切島少年は走り出した、先程の黒いモヤの敵が男の側で何やら揉めているのが目に入った。

 

「オールマイト、今芦戸が他の先生達を呼びに行ってくれてます、上にいた上鳴達も避難してもらってます」

 

「おぉ!それは助かる!」

 

応援が来てくれるのは有り難い、少なくともこの状況を打破出来る。

 

「脳無は俺達で片付けます、オールマイトは周りの奴等を」

 

「あぁ、相澤君、すまないが降ろすよ?だが神乃少年、奴は私並の力がある、幾らライダーの力があれど・・・」

 

「大丈夫ですよ、それにオールマイト並と言っても変身してない(・・・・・・)オールマイト並でしょ?」

 

私はその言葉に疑問を持つが、すぐにその意味を理解するのはこの後の事だ。

 

「行くぜクロ」

 

「うん・・・お兄ちゃん、ごめんなさい、アイツ僕よりもお兄ちゃんの相棒みたいな雰囲気してたから、その・・・」

 

「それ以上言うな、分かってるから」

 

そう言って神乃少年は変身を解き、オレンジと青緑のツートンカラーのガシャットを取り出した。

 

「アイツや焦凍達は俺の友達で大切な仲間だ、だがそれ以上にお前も大切な妹で仲間、そして相棒だ」

 

神乃少年はガシャットを持った手をゲンムに突き出す・・・えっ妹!少女だったのかい!

 

「俺はお前でお前は俺だ、いつでも頼りにしてるぞ、クロ」

 

「っ!うん!」

 

ゲンムが神乃少年の手に拳を合わせると、ゲンムは粒子になって神乃少年に入り込んだ。

 

「行くぞ!」

 

【マイティブラザーズX】

 

「変身!」

 

ダブルガシャット!!!

 

【ガッチャーン!】

【マイティ!ブラザーズ!二人で一人!マイティ!ブラザーズ!二人でビクトリーX!】

 

神乃少年はガシャットの色と同じ様に右半分がオレンジ、左半分が青緑色のエグゼイドに変身した、だがあの姿はレベル1に酷似しているが溢れ出る強さはレベル1なんてとてもじゃないが比ではない。

 

「俺は仮面ライダーエグゼイド、レベル(10)だ!」

 

レベル10!?以前見たドラゴナイトハンターZのガシャットでもレベルは5だ、アレはその時の倍だと言うのかい!

 

「はぁ?ここに来て強くなるとかゲームの主人公かよ、脳無やれ」

 

脳無は男の命令で動くも神乃少年はその体躯からは想像も出来ない程の軽快な動きで脳無を翻弄して行く、私も気を取られない様に敵共を倒していく。

 

「くそっ!なんだよアレは!脳無は対オールマイト兵器なんだぞ!」

 

首謀核の男がそう漏らす、成る程だから私と同等の力があったのか。

 

「落ち着いてください、死柄木弔!脳無にはショック吸収に超再生があります、それにまだアレも・・・」

 

「あぁ、ドクターが危なくなったら使えって言ってたやつか?」

 

ん?死柄木と呼ばれた男が取り出しているアレは、色は違うがバグヴァイザーではないか!?

 

「神乃少年!」

 

「ん?っ!?何でアイツがアレを!」

 

「脳無、来い」

 

死柄木は脳無を自身の側に来させるとバグヴァイザーを突き刺した。

 

「神乃少年、奴は一体何を!」

 

「バクスターウイルスを感染させてる、これは不味いかもしれません」

 

「感染!?止めなくては・・・」

 

私は止めるべく動くが、神乃少年が止める。

 

「もう遅いです、発症します」

 

神乃少年がそう言うと脳無はバクスターウイルスを纏いその姿を変えた、剥き出しになっていた脳が何やらオレンジ色の物体に変わり体のあちこちがユニオンの様な体をしており少し大きくなっている。

 

「ギュアアアアア!!!」

 

「脳無バクスター、とでも言っておきますか」

 

「オイなんだよこれ、最高じゃねぇか!おい脳無、アイツをぶっ殺せ!」

 

死柄木の命令で動き出す脳無バクスター、私でも分かる、アレは異常だ!私を含めたこの世界全てのヒーローが束になっても敵わない、なのに・・・

 

「何故君はそこまで冷静なんだ、神乃少年!」

 

未だ脳無バクスターから視線を外さず、且つ戦意を失った様子も無い、勝てる見込みがあるのか?あの化け物に・・・

 

「オールマイト!無事ですか!」

 

とそこに緑谷少年達がやって来た、皆無事だったのだな!

 

「アレって神乃君?」

 

「見た目はエグゼイドに似ているが」

 

「あぁ、神乃少年だよ」

 

「それにしてもあのデカブツ、焦凍の言った通りだ」

 

「えぇ、圭真!」

 

轟少女が叫ぶ、すると神乃少年が振り返る、仮面越しだが微かに笑っている様な気がした。

 

「行くぞ、クロ」

 

【ガッチョーン!】

 

ゲーマドライバーのレバーを閉じると、神乃少年は大きく両腕を回しだした。

 

「だ〜〜〜〜〜い変身!」

 

【ガッチャーン!ダブルアップ!】

【俺がお前で!お前が俺で!(ウィアー!)マイティ!(マイティ!)ブラザーズ(エックス!)X】

 

光が収まると、それはとても信じられない光景だった。

 

「は?」

 

「え?」

 

「なっ!」

 

「嘘っ!」

 

「なんと!?」

 

先程のエグゼイド同様ツートンカラーのエグゼイドが立っているのだが、先程と違うのは右側にオレンジ色のエグゼイド、左側に青緑のエグゼイド、そう二人のエグゼイドが立っていたのだ。

 

『分離したぁあああ!!?』

 

私達の驚きを他所に、二人のエグゼイドは互いに向き合った。

 

「俺はお前だ!」

 

「僕は君だ!」

 

「超キョウリョクプレーで、クリアしてやるぜ!」

「超キョウリョクプレーで、クリアしてやるぜ!」




確認しながら思った、色が大渋滞してるな・・・
と言う訳で今回はここまで、また次回もお楽しみに!
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