究極救済の英雄学界   作:ウィンド

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要望があったので続きの更新をしました。
並行して執筆している『特化にしたいので極振りしてみた、と言うゲーマー達の話』の方がメインになってきている気がしてなりませんが、原作のヒロアカの展開が原因で練り直し等をしている状態で中々投稿する事が出来なかったのが理由です。

こんな作者の作品でも、読んで頂き続きを楽しみにしてくれている方の為にも頑張らなきゃと思いながらこれからの投稿を励ませて頂きます。


新たなProject

みんな久しぶり!うぃっす〜、神乃圭真だぜ!前回の話が投稿されてから君達の世界ではかなり時間が進んでるんだろう、まあ俺にとってはつい昨日出来事だけど!

 

「全員揃ってるな?」

 

はい、今は朝のHRの時間だ。

 

「先生!怪我は大丈夫なんですか!?」

 

「あぁ心配ない、神乃が治療を施してくれた」

 

「おう!流石圭真だぜ!」

 

「いやてか、あんだけ重症だった先生をよく治せたよな」

 

「私が保健室で治療受けてる時にミイラみたいになって運び込まれて来たよ」

 

リカバリーガールが大袈裟にしたって先生本人は言ってたっけ?

 

「静かにしろ、先日の事件から全員生き残れた事を安堵するなとは言わない、だがまだ終わっちゃいない・・・」

 

すると相澤先生の言葉を待ってたかの様にオールマイトが入って来た。

 

「そうだとも!まだ戦いは終わっていないのさ!」

 

「まっまさか、また敵が・・・」

 

「そんな!」

 

あっこれアレだわ・・・

 

「・・・『雄英体育祭』が迫ってる」

 

『クソ学校っぽいの来たあああ!』

 

「でも!敵に侵入されたばかりで大丈夫なんすか!?」

 

「逆に開催する事で雄英(ウチ)の危機管理体制が盤石だと言う事を示すって考えなんじゃない?自分達は一度の襲撃で臆したりしない、来ると言うなら掛かって来いってな」

 

「神乃の言う通り、警備は例年の五倍も強化するそうだ」

 

「何より、体育祭は君達にとっては()()()()()()()()敵こどきで中止する訳にはいかない催しだからね!」

 

「ですよね〜・・・なんせかつてのオリンピックとも言われてるのが雄英体育祭、世界中の人が注目する行事だ、中止するとその人達から大ブーイング待った無しですもんね」

 

「当然その中にはプロヒーローも居る、スカウトを目的として・・・お父、エンデヴァーの事務所も何人かは体育祭で、サイドキッカーにスカウトされた人も居る」

 

「当然オールマイトの事務所も「デクステイ」っ、はい・・・」

 

最近克己が良い感じに出久のストッパーになって来てる様な気がする。

 

「それに体育祭は学校行事としては例年行われている、だが僕達個人では年に三回しかない」

 

「そう、飯田の言う様に数少ないチャンスだ、ヒーロー志すなら絶対外せないイベントだ・・・」

 

空気が重くなった、当たり前か・・・何せ自分の将来が掛かってくる事だもんな・・・あ〜あ〜あ〜言い辛ぇ・・・今から俺が皆に言おうとしてた事が非じょ〜〜〜う・・・に言い辛い!!!

 

「そしてそんなお前達に、神乃から直々に伝えたい事があるそうだ・・・神乃」

 

あっ相、相澤せっ先、ちょ相、あい、あっ相澤ぁあああああ!!?ナンデソコデオレニフルンディスカ!!?今葛藤してんの葛藤!分かる!?そんな状態で!今この状況で!言える訳ねぇだろこのクソ教師が!!?持病のドライアイも治してやったのにこの仕打ちかよ!?んでオールマイトもテメェ!ナンデミテルダケナンディスカ!?古傷治してやっただろうが、恩義感じてんだろ!?なら助けろよ!?いやグッ!じゃねぇよ!?何良い感じの笑顔でグッドサインなんかしやがって!やれってか!?やれってのか!?誰かあの顔面ぶん殴って親指へし折ってくれよ畜生ぅめぇ!!!

 

あ〜駄目だ、皆不思議そうに俺を見てる・・・

 

「・・・相澤先生、タイミング考えてくれません?」

 

「どのタイミングで言おうと結果は変わらん、体育祭が終わってから言うつもりか?全員プロから声を貰って浮かれているかもしれない時にか?なら今言ってしまった方が合理的だ」

 

ぐぅの音も出ないとは正にこの事・・・

 

「何だよ圭真?なんかあるのか?」

 

仕方ない、腹括るか・・・俺は立ち上がり、相澤先生と入れ替わる様に教壇に立った。

 

「皆に伝えたい事、それは先日の『USJ事件』の事と、これからの事だ」

 

空気が更に重くなったな・・・胃薬欲しい・・・

 

「上鳴達を含む先に脱出した組は直接見た訳じゃ無いが知ってるよな?敵側に俺の個性の副産物による代物が現れたのわ」

 

「おっおう、切島達から聞いた時は信じられなかったけどよ・・・」

 

「神乃達の個性、ライダーでないと倒せない相手、そう聞いている」

 

俺はユニオン、そして脳無バグスターの画像を黒板に映し出した。

 

「こいつはバグスターウイルス、簡単に言えば人間に感染する様に進化したコンピューターウイルスだ」

 

「はっえっ?パソコンとかスマホに良くある?」

 

「そんなのが人間に感染・・・」

 

「こいつの厄介な所は、感染した人間がストレスに感じる事、例えば・・・俺みたいにゲームが好きな奴が感染すれば、ゲームが出来ない状態とか・・・後は結婚前に婚約者に別れを告げられるとか、そう言った感じのストレスだ」

 

「病気を治らねぇとか?」

 

「怪我を負った所為で好きなスポーツや趣味が出来ないとかもですか?」

 

「受験や大きな大会が控えた時のノイローゼもか」

 

「「やっても終わらない課題!?」」

 

「そんな下らない事じゃ・・・」

 

「いや、そう言う些細な事でも当人にとっては死活問題になり得るものはなんでもだ、そう言ったストレスが蓄積されると奴等は実体化、バグスターになる」

 

「バグスターになるとどうなっちゃうの〜?」

 

「感染時がフェーズ1なら実体化したバグスターがフェーズ2、だけどこの時点ではまだ半実体、所謂幽霊みたいな感じだ」

 

「・・・まさかその状態で更にストレスを与えようとしてくる、なんて事ないわよね?」

 

梅雨ちゃんの言葉に出久達、入学時に既にライダーだった組以外の視線が俺に集まった。

 

「正解だ梅雨ちゃん、奴等は完全に実体化する為に感染者に更にストレスを与える、そしてバグスターが完全体となった瞬間・・・・・感染者は、消滅する」

 

「しょっ・・・」

 

「うっ嘘、だよな?」

 

「そっそうだよ、なんかそんな感じの嘘で俺達怖がらそうって魂胆なんだろう?全く冗談キツいぜ神乃!」

 

上鳴は現実逃避に近い発言をする、だが事情を知っている出久達の表情を見てその顔は分かりやすく青冷めた。

 

「ぇ・・・おっおい緑谷、なっ何だよその顔・・・」

 

「圭真君の言ってる事は本当だよ、上鳴君・・・」

 

「いっいや、じょっ冗談だろ!?そんなちょっと風邪引いて、安静にしなかったから悪化しました、だから・・・みたいな・・・」

 

「実際例えんならそうなんだろうよ」

 

上鳴の訴える様な視線に俺は目を合わせながらも話を続ける。

 

「幸い俺の管理下にあるのはそう言った感染能力がない物だ、だがそうじゃないウイルスが敵側にある、これはかなり不味い状況なんだ」

 

「そんな!?」

 

「そんなのがばら撒かれたら・・・」

 

「世界は混沌と化す・・・」

 

「常闇が言う様に映画なんかで良く見る感染災害、そっちの方が可愛いくらいに思える程の大災害が起きる」

 

「どうするんだ、ライダーでしか倒せないとなれば神乃達の負担が大きいだろう」

 

「それが相澤先生の言ってた、俺が皆に伝えたい事だ・・・正直体育祭の話の後でかなり話し難いんだけど」

 

疑問を浮かべる皆を他所に、俺は黒板のディスプレイを操作する。

 

「俺の伝えたい事、それは・・・」

 

黒板の中央に文字が大きく表示される。

 

 

A組 ライダー部隊計画

 

「ライダー部隊?」

 

「どう言う意味だ?」

 

麗日と砂藤が口を開く。

 

「簡単に言えば、皆には仮面ライダーになってもらう」

 

『えええええっ!!?』

 

「どう言う事!?私達もなれるの!仮面ライダー!」

 

「実は俺の親戚に病院を経営してる人がいるんだが、その人の病院と、オールマイト、エンデヴァー、そしてここ雄英が一時的にバグスターウイルス感染者の治療施設になるんだけど、皆にはそれぞれチームを組んでもらってそこの臨時スタッフとして働いてもらいたいんだ」

 

「何だそんな事かよ!水臭いぜ圭真!」

 

「ウチはやるよ!」

 

「俺も神乃達に恥じない様に励むよ・・・だけど、これの何が言い辛かったんだ?」

 

「・・・体育祭はプロがスカウト目的で来るってさっき言ったろ?」

 

「うん、言ったね」

 

「この計画の実施が体育祭後になるんだ、もし急患が出た場合は出動してもらいたいんだ・・・あっ親戚の法事とかは全然そっちを優先してくれて構わない」

 

「まぁつまりお前達がこの計画に参加した場合、自動的にプロからのスカウトは断る事になる」

 

「だがスカウト希望の応対だけはさせてもらう、それだけ君達にも期待しているヒーロー達が居るって事は知っていてもらいたいからね」

 

相澤先生とオールマイトがそう言う、気不味くて皆の顔は見れないけど、恐らく困惑してるんだろうな・・・

 

「勿論強制はしない、皆の人生だから各々の判断に任せる・・・不参加だからって責めや「だったら俺やるわ」っ!?」

 

「俺もその計画に乗ろう」

 

「困った人助けられるんやったら、断然こっちがええよ!」

 

「そうね」

 

「人手は多い方が良いだろうしね!」

 

「良いのか?今後の事考えたらリスクもあって・・・」

 

「神乃、バスの中で切島に言った事覚えているか?」

 

『見返りを期待しているなら、それは正義とは言わない、俺達が目指してるのはそう言うヒーローだ、それだけは忘れんな?』

 

「その言葉の真意を理解した上で、プロからの申し出と計画の遂行を天秤に掛ければ、自ずと答えは出て来る」

 

「そう言う事!」

 

「・・・っ、ありがとう」

 

「例なんかいいって、俺達仲間だろう!」

 

「だな・・・所で神乃、チームを組むって言ってたが、どう分けるんだ?」

 

「もう決めてある、このクラスは二十人だから四人一組のチームにしてある」

 

俺がリモコンを操作するとAからEの画面が現れる。

 

「まず切島達、USJでライダーになった組以外のライダー、つまり俺達が各グループのリーダーになる、これがそのチーム分けな」

 

 

Aグループ(チームエグゼイド)

神乃圭真

切島鋭治朗

芦戸三奈

砂藤力道

 

Bグループ(チームブレイブ)

轟焦凍

耳郎響香

青山優雅

葉隠透

 

Cグループ(チームスナイプ)

爆豪勝己

拳藤一佳

上鳴電気

瀬呂範太

 

Dグループ(チームレーザー)

飯田天哉

尾白猿夫

八百万百

障子目蔵

 

Eグループ(チームパラドクス)

緑谷出久

麗日お茶子

常闇踏陰

蛙吹梅雨

 

 

「あっ!?一佳と一緒かよ!」

 

「どう意味よ勝己コラ!」

 

「飯田さんと一緒ですわ!」

 

(きっ切島と同じ・・・)

 

「どう言う選出なんだい?」

 

「切島達のガシャットは俺達のガシャットが元になってる、まあつまりは相性の問題だな、後は皆それぞれのガシャットの適正も考慮してだ」

 

まあでも出久のチームに至っては騎馬戦のメンバーに、インターンの時に梅雨ちゃんと麗日がチーム組んでて息が合ってたからってのもあるんだよな。

 

「まあ全員参加してくれるのは感謝するよ、だが体育祭自体には参加するから、当然手は抜かないよな?」

 

全員が当然と言いたげに笑みを浮かべる。

 

「なら体育祭で良い結果を出して、心置きなく計画を遂行しようじゃないか・・・やるぞお前等!」

 

『おお〜っ!!!』

 

あっでもまだ四つしか受け入れ先が決まってないんだよな・・・どうしよう・・・

 

 

 

 

 

その日の放課後・・・

 

「オールマイト、ちょっと良いですか?」

 

「どうしたんだね?相澤君」

 

「感染者の一時受け入れ施設に加わってくれると言う事務所があるんですが・・・」

 

「なんと!それは朗報だね!」

 

「で、これがそこの住所なんですが・・・所在が遠くて」

 

「まあ私達の事務所もそこそこ距離はあるしね、一度神乃少年にも相談す・・・」

 

オールマイトは相澤から受け取った書類を見ると、目を大きく見開かせて体中から汗を流し始めた。

 

「どうしたんです?」

 

「こっ、ここって、まさか・・・」

 

次第にオールマイトは生まれた子鹿以上に震え出したと言う・・・




単行本派の人間だから展開次第ではまた期間が超絶開くかもしれない事を念の為に伝えておきます。
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