究極救済の英雄学界   作:ウィンド

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前回から一ヶ月経とうとしている・・・
最近は仕事の疲労やワクチンの高熱で大変でした。


START入学試験! 勝己side

おうお前等!俺の名は爆豪勝己、今回は俺視点の話だから圭真に代わって俺が地の文をやってくぜ!

 

「おいアレ、ヘドロの奴じゃね?」

 

「ホントだヘドロだ」

 

周りのモブ共が忌々しい単語を口にしてやがる、俺は中学の時にヘドロ個性の敵に捕まって体を乗っ取られそうになった事がある、あ?知ってんのかよ、なら説明は不要だな・・・まあそんな事があった性か、今はもう平気だが当時の俺は暫くヘドロと言うかそういう類の物を見たりする度に体が強張る症状が出ていた。

 

「さてと、どうすっかな・・・」

 

俺はもうすぐ始まるであろう試験を自分の個性の『爆破』を使って挑むか初めっから変身して挑むかの二択で悩んでた、スナイプに変身したら個性二つ持ちだってのが知られてしまう、さっきも言ったヘドロの件で俺の個性が爆破だってのは知られてる訳だしな、別に知られて俺は問題は無いが前に天哉が言ってた様に圭真に危険が及ぶ可能性がある、まあアイツなら心配するだけ無駄だろうがなるべく面倒事は避けてぇだろうしな。

 

「まあ折角訓練で使い熟せるようにしたんだ、使わねえ訳にはいかねえか」

 

そうして俺はスナイプレベル1に変身した、周りの可愛いとか言ってる女子や焦凍もそうだが、どう言うセンスしてんだって思うわ。

 

「このままじゃ動き難いわな、んじゃ・・・第弐戦術」

 

【ガチャーン!レベルアップ!】

【ババンバン!ババンバン!バンバンシューティング!】

 

これがスナイプレベル2だ、やっぱ生身よりこっちのがしっくりくるな。

 

「おい、アイツの個性って手を爆破させる個性じゃないのか?」

 

「その筈だぜ、だって捕まって抵抗してる時に周りを爆破しまくってたんだぜ?」

 

「そんで付いた渾名が爆撃地雷原だからな」

 

・・・そんな不名誉な名前で呼ばれてるのか俺、まあ自業自得な所はあるが。

 

「それじゃあスタート!どうしたどうした!実戦にカウントなんざねぇぞ!?賽は投げられてんだ!既に飛び出してる・・・あ?なんだありゃ二頭身?兎に角見習え!!!」

 

二頭身って事は、圭真か天哉辺りか?けど天哉はまだレベル1の動きに慣れてねえからレベルを上げるだろうから多分圭真だな。

 

「まあ良い!ミッションスタートだ!」

 

【ガシャコンマグナム】

 

俺はマグナムを取り出して仮想敵を撃ちまくる。

 

「オラオラオラオラ!!!」

 

わざと派手に倒して周りの敵を惹きつける、こいつらは標的つまり俺達試験生を見つけたら逃げずに向かってくる、なら見つかる様に仕向ければ良い。

 

「そろそろ来なくなってきたな、移動して探すか・・・っ!」

 

ふと視線を向けた先に女子が一人仮想敵に囲まれていた、怪我の一つや二つは他の奴等も覚悟してるだろうが、アレはそんなレベルじゃ済まないだろ。

 

「助けるか・・・」

 

俺はガシャコンマグナムのBボタンを押してバンバンシューティングのガシャットを差し込んだ。

 

【ズ・キューン】

 

【BANG BANG CRITICAL FINISH】

 

キメワザで敵を倒した後、俺は女子が怪我してねえか確認に向かった。

 

「おい、大丈夫か?一応当たらないよう加減はしたが・・・」

 

「あっありがとう、私なら大丈夫!」

 

「そうか、囲まれてたから助けたが、余計なお世話だったか?」

 

「ううん!むしろ助かったよ!確かに私の個性だったらなんとかなったかもだけど数が多かったから!」

 

だったら尚更悪い事しちまったな、破壊した奴等の得点は全部俺に加算されちまっただろうからな。

 

「んじゃ時間もあっから・・・」

 

「まっ待って!」

 

なんだ?やっぱ余計だったか?

 

「あの、名前聞いても良い?」

 

「爆豪勝己だ、この姿だと仮面ライダースナイプだ」

 

「スナイプってあのプロヒーローの・・・」

 

「そっちと名前被るから俺は仮面ライダーとセットだ、覚えとけ」

 

圭真にも名前が被ってる事を言ったら「こ、こっちは仮面ライダーとセットだから、うん!多分大丈夫!・・・多分」ってなんか遠い目してたな。

 

「取り敢えず爆豪だね!私は拳藤一佳、よろしくね」

 

「あぁ・・・」

 

手を出してきたので握手を求めてるのだと理解して返そうとしたが、その瞬間に例のギミックの敵が現れた・・・結構デカいな。

 

「嘘、あんなの勝てる訳ないじゃん!」

 

「元々お邪魔ギミックだって言ってたからな、あの大きさは想定外だ・・・こいつを試すか」

 

俺はオレンジ色のガシャットを取り出した、圭真が俺のレベルアップにと渡してくれたやつだ。

 

「おい拳藤!俺はアイツをぶっ倒すからお前は逃げ遅れてる奴がいるかもしれないから助けに行け!」

 

「えっちょっと待って、あんなの相手に勝てっこないじゃない!これは試験なんだし、逃げつつポイントを稼ぐのも手だって、プレゼントマイクも言ってたじゃない!」

 

「これはヒーローになる為の試験でもあんだろうが!つまり倒せそうなら倒しても問題ねぇに決まってんだろ!」

 

「命あってこそのヒーローだろ!アレと戦って無事で済む訳ない!試験とはいえ下手したら死ぬかもなんだよ!?」

 

「だったらお前は逃げれば良い!俺の師匠が教えてくれた、ヒーローは命を賭して綺麗事を全うするお仕事だってな!ヒーローはみんな、たった一つしかねぇ命を張って必死に戦ってんだ!俺が成りてぇのはそう言うヒーローなんだよ!」

 

「っ!」

 

そう言って俺は拳藤を置いて走った、そうさ・・・仮にもアイツが本物の敵だったとして、放って置いたら沢山の犠牲者が出る、ならそうなる前に俺がアイツをぶっ倒すんだ!

 

「敵を倒して、勝って助ける!!!」

 

【ジェットコンバット】

 

タイトル画面から飛行機みたいな奴が出てきた、こいつが圭真の言ってたゲーマって奴だな。

 

「行くぜ、第参戦術!」

 

【ガチャーン!レベルアップ!】

【ババンバン!ババンバン!バンバンシューティング!】

【アガッチャ!】

【ジェット!ジェット!イン・ザ・スカイ!ジェット!ジェット!ジェットコンバット!】

 

「おっ右が見やすくなった・・・」

 

これが仮面ライダースナイプコンバットシューティングゲーマーレベル3か、飛行能力が備わってるって圭真が言ってたな。

 

「行くぜ!」

 

俺はそのまま上空へと飛び立ち、ギミックの顔の目の前まで来た所で、キメワザスロットホルダーにジェットコンバットを差し込み、ガシャコンマグナムに再びバンバンシューティングのガシャットを差し込んだ

 

【BANG BANG CRITICAL FINISH】

【JET CRITICAL STRIKE】

 

「機械相手だけど教えてやらぁ!俺の名は・・・」

 

俺は大きく息を吸い込んだ。

 

「仮面ライダースナイプ!いずれオールマイトを超えるナンバーワンのヒーローになる男だ!!!」

 

腰に付いてある二つのガトリングコンバットとガシャコンマグナムの砲撃を放ち、ギミックを文字通り蜂の巣にしていき、最終的に爆散させた。

 

GAME CLEAR!

 

「試験終了〜〜〜!!!」

 

クリア音と終了のアナウンスが会場中に響き渡り、俺は地上に降り変身を解いた。

 

「ミッションコンプリート!」

 

圭真達も上手くやっただろうか?心配なのはデクだな、緊張で動き鈍ってないと良いが・・・

 

 

 

勝己が去った後、拳藤はギミックが壊した瓦礫などに足を取られて身動きが取れなくなっている生徒がいた為、救助活動を行なっていた。

 

「大丈夫!」

 

「あっあぁ、すまない!」

 

彼女の個性は手のみを巨大化させる個性、地味と言われる事もあるが、今この場の状況において誰よりも真価を発揮させている。

 

「仮面ライダースナイプ!いずれオールマイトを超えるナンバーワンのヒーローになる男だ!!!」

 

「っ!」

 

声のする方に顔を向けると、勝己がギミックを爆散させている瞬間だった。

 

「倒したの、爆豪が?・・・」

 

地上へ降りて行く勝己の姿を見ていた拳藤は先程の勝己の言葉が脳裏を過っていた。

 

『ヒーローはみんな、たった一つしかねぇ命を張って必死に戦ってんだ!』

 

(只の試験に、アイツは命を張って挑んでた・・・)

 

オールマイトを超える、聞く人によっては口先だけの絵空事と吐き捨てる者もいるだろう、だが少なくとも彼女は勝己ならそれを成し遂げるかもしれない、そんな可能性を感じていた。

 

「爆豪勝己・・・カッコいいじゃん」

 

拳藤は熱の籠った視線を勝己へと向けていた。

 

 

 

終わったぜ〜、自己採点でもトップは間違いない、主席で合格すんのが目標だが結果が楽しみだな!

 

「勝己」

 

「あ?焦凍じゃねぇか、なんで居んだよ」

 

推薦組のコイツが何でまたこんな所に、まあ大方先公に頼んで入れてもらったんだろう。

 

「応援、先生達にはちゃんと許可も貰ってる」

 

「いやそれは分かってら、俺が言いたいのは何でこの会場なんだよ?圭真のとこじゃなくて良いんかい」

 

寧ろそっちじゃねぇ事に驚いてるわ。

 

「そのつもりだったけど、何故か勝己しか居なかったから」

 

「ダチと協力させねぇ為に会場がバラバラだったんだよ、多分オールマイトやエンデヴァー経由で知られてんだろ、あの海浜公園での件でな」

 

「そっか、圭真と天哉は大丈夫だろうけど、個人的には出久が心配」

 

「そこはホント同意だわ・・・」

 

パラドクスの力があるとは言え、ついさっきも心配してたとこだからな・・・

 

「所で勝己」

 

「んだよ?」

 

「さっきからこっちを見てる子が居るんだけど、知り合い?」

 

「あ?・・・っ!」

 

焦凍が指差す方へ振り向くと、そこには怒りがご親切に顔に書かれていると言っても過言じゃない顔をした拳藤が焦凍を睨み付けていた。

 

「爆豪、その女誰?」

 

「誰ってダチだよ」

 

「ふ〜ん・・・随分と親しげに話してたけど、仲良いんだ?」

 

何でコイツこんな怒ってんだ?まさかコイツ助ける為に倒した敵のポイントの事か?(違います)それともさっき逃げれば良いとか偉そう言いやがってとか思ってんじゃないだろうな?(だから違うつってんだろ)

 

「・・・勝己、私そろそろ圭真の所に行くね、今日この後お父さんに呼ばれてるから圭真を連れて行かないと」

 

「おう、んじゃまたな」

 

そう言って焦凍は圭真の所に行った、すると焦凍が離れた事を確認すると拳藤が近寄って来た。

 

「ば、爆豪は、ああ言う女子が好み・・・なの?」

 

???質問の意味が分からん・・・俺が焦凍に惚れてるかって事か?

 

「さっきも言ったが只のダチだよ、んな目で見た事ねぇしそれにアイツには彼氏擬きが居んだよ」

 

頭ん中で圭真が誰が彼氏擬きだとか叫んでるが、お前以外の誰だと思ってんだよ。

 

「そっか・・・ねぇ、私も、勝己って呼んで良い?」

 

顔を赤らめた拳藤がそう聞いてきた、なんで赤くなってんだ?風邪か?

 

「好きにしろよ、別にどう呼ばれようが気にしねぇよ」

 

「っ!うん!改めてよろしく勝己!」

 

「おう、またこの学校で会えたらいいな・・・一佳」

 

確かそんな名前だったよな?

 

「っ!?い、いきなりは反則だよ・・・」

 

「あ?」

 

そしてそのままの流れで連絡先を交換して別れた、取り敢えずデクを迎えに行って帰るか。




次回も更新頑張ります!
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