彼は数々の戦場に赴き、勝利をもたらした。
そして、後世に名を遺した名将から名も無き足軽まで、
大勢の者達と絆を深め、数多くの運命を変えてきた。
だがそんな彼女も、寿命には勝ことはできなかった。
しかし、彼の運命はまだ、終わってはいなかった。
さて、諸君。今の俺がどういう状況にあるか知りたいものもいるだろう。まぁ、どうせタイトルで分かるだろう。
ん?なぜ気付いているかだって?これはただの独り言だ。おそらくこう考えているんじゃないかって想像しながらな。さて、答えだが、俺は二次小説によくある転生ものを知っている。それが自身の身に起きれば、自分は気付いていなかっただけで実は物語の中の人間なのではないか、と考えるまでに時間はかからなかった。
もしそうなら、主人公であることを望むが、そんな楽観視はしない。ましてやここは戦国時代だ。少し歩けば死亡フラグがいくらでも転がっている時代だ。幸い強力な特典を得たが、慢心はしない。慢心!ダメ!絶対!というやつだ。
脱線したな、話を戻そう。まず最初の質問だが、俺は死んだ。寿命だ。なぜ死んでるのに考えができるのか?最初はまた転生するのかと思ったが違った。俺は今とある場所にいる。最初は理解できなかったがしばらくして状況を整理できた。ここはどこか?ここは ”英霊の座” と呼ばれる場所だ。ここまで言えばわかるだろう。
ここは型月ワールドだったのだ。
なんでやねん!! おっと失礼。 座に至ってまず最初に思ったのは、なぜ?という思いだった。ここが型月ワールドだったとしよう。その場合、明らかにおかしなことが有るのだ。それは、織田信長や長尾景虎など、性別を偽っていた武将がいなかった事だ。いくら偽ったとしてもよく見れば気付くはずだ。だがそれが無かった。その証拠に…
「信長様。あちらに見事な桜が有りました。他の皆様も誘って花見などいかがでしょうか。」
「うむ、 良い。 支度をせよ お蘭。」
「はっ!」
「謙信。 あちらに素晴らしい桜が有りました。他の方々もすでに集まっているようですよ。さぁ行きましょう。」
「は、姉上」
…この通り、俺以外の連中もここにいるのだ。因みに座は日本に極めて近い環境だった。神様の粋な計らいかな?本当に訳が分からなかったが最終的に結論は出た。それは、ここはフェイトの世界と戦国無双の世界の融合した世界であり、原作から見て並行世界にあたる世界線なのだ…と。 よく剪定されなかったな。これも神様が手を回したのかな?知らんけど。
「勇士殿!!もう宴は始まっていますよ。勇士殿も早くこちらに!」
まぁいいか。(諦め)
「分かったすぐ行く」
それからしばらくしたある日。ついにこの日がやってきた。
「ん?この感覚は… そうか、ここは ”座” だったな。という事はこれは召喚の合図か。」
「勇士殿?どうしたのじゃ?」
「あぁ、ガラシャか。いやなに、どうやら生き世からのお呼び出しが来たみたいでな。」
「そうなのか!じゃあ勇士殿は行ってしまうのか?」
「ははっ、心配ないさ。向こうに行くのは俺の分身みたいなものだ。俺本人が行くわけじゃない。」
「そうなのか!」
「そうなんだよ。まっ、楽しみに待っとこうぜ、呼び出された俺が向こうでどんな出会いを成すのか。向こうはどんな世界なのか。それら”向こうの記録”を持って帰るのをな。」
「うむ!楽しみにしておるのじゃ!」
さぁて、どうやら今行ったみたいだな。向こうがどうなっているのか。どんな奴と出会うのか。向こうでの思い出、楽しみに待ってるぜ。
「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
吹き荒れる風が無くなると、召喚陣の上に人が立っていた。
「さて。召喚に応じ参上した。あんたが俺のマスターか。」
「いかにも。この私、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが貴様のマスターだ。」
「了~解。よろしく頼むぜ、マスター。」
(な~るほど。俺はケイネス陣営か。まぁ、当たりかな?)
冬木で行われる第4次聖杯戦争。召喚された勇士は何を
(だがよりによって第4次か。まぁ、やりたいようにやるか。)
続く。
前書きで彼や彼女が混在していますが、誤字ではありません。