封印悪霊物語(笑)   作:喪家の狗

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『注意』
シキミちゃんへの愛が冷めたわけでも、シャンデラさんへの愛が冷めたわけではありません。
勘違いしないでよね。

勿論今でも大好きです。

でもポケマスのリセマラで全然出て来てくれないので、少し嫌いです。




ようすをみる

 

 

久しぶりに見た太陽の光に目がシパシパした。

 

 

暫くしたらそれも治ったので、周囲の確認をする。

 

 

...ずっと石の間に居たからか、凄く動きづらいな。この身体。

 

変な体制で硬直しちゃったかな?

 

 

そんな重たい身体でなんとか辺りを見回す。

 

 

ふむ、何処か見たことある景色と、何処か聞いたことのあるBGM。

 

...いや、BGMは気のせいだな。

 

 

 

 

そこは良い感じに整備された豊かな自然の一角だった。

 

 

生き生きと伸び、良い感じに成長した木々。

 

 

ここから延びる1本道の先にあり、遠くに小さく見える街。

 

 

この周辺を優雅に流れる川とそこに架かる木製の橋。

 

 

そして俺が挟まっていたこの井戸。

 

いや、井戸に挟まるってどういう状況なんだ。

 

 

貞子さんと目が合って気まずくなっちゃうよ。

 

 

......。

 

 

...。

 

 

...よく見たらこれ井戸じゃねえじゃん、『みたまのとう』じゃん。

 

漢字に直すと『御霊の塔』になるめっちゃカッコいいな。おい。(厨二病感染済み)

 

 

おみょ、ホントじゃん! よく見たらこの辺の地形とかDSの画面から腐るほど見たことあるよ。

 

 

懐かしいなー! ダイパ世代・シンオウ地方。

 

 

最初に買ってもらったポケモンシリーズでそこからポケモンにハマった切っ掛けになったやつ。

 

 

この道を真っすぐ行くと『ズイタウン』があって、そこにアンノーンとか育て屋さんとか!

 

 

おお、自分のことを思い出して来たぞ!

 

最近でも偶に触れてて、確かミカルゲの色厳選をするためにここでリセットしまくってさ!

 

そうそう、懐かしいな!

 

ここだよ、ここ。

 

 

この井戸にしか見えない塔からミカルゲが出てき...て?

 

 

 

 

なるほど、

 

 

 

 

 

 

 

俺、ミカルゲに成っちまったのか。

 

 

 

 

...いや、どうして?

 

 

 

 

 

 

 

状況を整理していたところ、どうやら俺は『異世界転生ひゃほーーい!』したらしく、これには思春期真っ盛りの俺少年もテンションブチアゲオールナイトポケモンワールドするに思われたが、転生先が人間さんではなくミカルゲという事に戸惑いを隠せないでいた。

 

 

ミカルゲかー...。

 

 

確かにさっき『みたまのとう』から出るとき思いっきり、

 

「ユラーーッ!」

 

 

って言ってたもんな。

 

あ、今考えるとちょっと恥ずかしいな...。

 

 

周りに人とか居なかったよね、大丈夫?

 

 

改めて周囲に人が居ないことを確認すると、自分の姿を確認するために近くを流れる川に近づき、水面をのぞいてみる。

 

 

ほほー。確かにミカルゲになっとるわ。

 

いや、川の流れがあるから水面では何も見えないけど。

 

 

川まで移動し覗き込もうとしたら、俺の硬直した身体だと思ってたものはなんか見たことある石ころだったことに気付いた。

 

その石から、あのミカルゲの紫色部分、俺の本体が出てきたんですよ。

 

 

ってことは、俺の本体と見えない強力な何かの力でガッチリ固定されてしまってるこれはきっと『かなめいし』だなと推測。

 

さっきからなんか動きにくいと思ったらずっと石の中に居たのね。

 

 

あとさっきのちょっとの移動でわかったんだけど、『たいりょく』も『すばやさ』もないことが分かった。

 

 

 

 

なるほど、これはもう完全にミカルゲだな。

 

 

...なんで俺、こんな落ち着いているんだ。

 

性格『れいせい』なのか?

 

 

そう無理やり納得したところでこの身体の使い方を勉強しておく。

 

 

今自分が置かれてる立場も、時間軸もよく分からないが、自分の身体をよく知るのは必要だろう。

 

 

まずは思いっきり体を引っ張り、石から抜け出そうとしてみる。

 

 

だがしかし、当然石からは出られず、石から何個かの魂を出した時点でこれ以上は出せないことが分かった。

 

石から出せる本体部分は原作通りの量が限界っぽい。

 

 

あと、この魂みたいなやつ、実は自分の意志で動かせるみたい。

 

練習すれば1つ1つで面白い動きとかできそう。

 

今後の課題ですね。

 

 

次は石の中に入ってみる。

 

おお、狭くて暗くてなんか落ち着く!

 

 

これならHP種族値もっと高そうだ。

 

なんなんだよ、無振りのガブより柔らかいって...。

 

 

しかも御丁寧に用意された覗き穴みたいなところから石の中にいても外の様子見れるじゃん。

 

陰キャの俺には嬉しい設計だ。

 

ありがとう、設計士さん!

 

 

 

 

ただ重いのはどうにかしろ!

 

 

ピョンピョンピョンピョン動きづらいんだよ!

 

 

なんだよ108kgって!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前世のことはまだ思い出せないし、俺がこれから何をすればいいのかもわからない。

 

 

これからどうしよっかなー。

 

 

シロナさんに拾われようかなー。

 

 

1人で旅出て自分探しの旅とかしようかなー。

 

 

それともいっそのこと、メタモンとお〇子作りしてみようかなー。

 

 

ん、なんだこのモザイク。

 

俺はお菓子(ポフィン)作りって言っただけだぞ?

 

 

 

 

あ、ならいっそ、悪役サイドに着くか?

 

ほら、『あくタイプ』って存在自体が悪みたいなもんでしょ?(偏見)

 

 

それにね確か、生前? も悪事ばかり働いて気がするんだよ...。

 

 

例えばー、迷子になっていた小さな子供を連れ回した挙句、わざわざ警察官がいるところに置き去りにしたり、

 

おじさんとJKのカップルが満員電車内でイチャイチャしようとしていたのをわざとらしく止めたり、

 

道端で困っていたおばあちゃんを助けた後、お礼とか言って差し出してきた茶封筒を受け取らなかったとか。

 

 

今考えても中々の悪だったんだな。

 

へへ、よく捕まらなかったものだ...。

 

 

ん? でも前世で108も悪事働いたかな? 今考えても107個くらいしか思い出せないんだけど...?

 

 

いや、数はどうでもいい。大事なのはその身に宿る悪の心だ。

 

ふふん、これなら悪の組織に入る人間として、ミカルゲか。

 

ミカルゲとして不足ないだろ。

 

悪の組織ってなんか憧れてたし。

 

 

これはつまり今世でもその役割(ロール)よろしく! って神様からのお告げでしょ。

 

 

そうと決まれば見せてやろうか! 俺が咲かせる悪の華!

 

 

見てるっすか? シンオウ神々。俺、自分の役割ちゃんと果たすで見ててください!

 

 

「...」

 

「...」

 

「...」

 

「...」

 

 

何とも言えない視線を感じた気がした。

 

 

でも大丈夫! 俺は108の魂、その集合体の超生物!

 

弱点が(ほとんど)無い一時期最強格キャラだと思ってたミカルゲさんだぞーー!

 

 

はーはっはっはー、七つの大罪がどうしたー。

 

我、108ぞ?www

 

 

 

 

...1つの大罪って、普通の罪何個分くらいなんだろ。

 

 

15.42857142857143か...。

 

俺の持つ罪、108しかないからなー。

 

 

1大罪の通貨が20罪だったら、ワンチャン負けるな...。

 

 

 

 

 

 

......いや、何の話だよこれ。(れいせい)

 

 





始めのうちは勢い付け大事かなって思ったんで今日も頑張って投稿します。



改めまして、今日も見に来てくださってありがとうございます。

皆さんにもダイパプラチナのミカルゲ色リセ厳選を楽しんで行ってもらえたら幸いです。





...あんまり楽しくないよ(小声)
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