遊戯王・ミソロジーテイル〈一章終了・一時更新停止〉 作:黒霧春也
赤城のフィールドには攻撃表示のシンクロモンスター〈レッドソード・ワイバーン〉と伏せカードが1枚。対する俺はターンが始まってないので何もいない。この状況で巻き返せる手札ではあるがあの伏せカードが怖い。
(保険をかけて動くしかない)
俺はデッキトップに手をかけてカードを引く。
〈ターン2〉
「俺のターン、ドロー! 俺は魔法カード〈増援〉を発動。デッキから〈光刃・ソル〉を手札に加える」
「〈光刃〉……何処かで聞いた事があるテーマね」
「昨日、松永先生とデュエルをしていたのでその時じゃないですか?」
増援〈通常魔法〉
ここで過去の事はバレたくないので適当に言い訳を話しデュエルを進める。
「続けて手札の〈光刃・ファルス〉は自分フィールドにモンスターが存在しない場合、特殊召喚できる!」
光刃・ファルス(効果モンスター)オリカ
レベル4、戦士族、光属性
ATK1800、DFF1000
効果、このカード名の①、②の効果はそれぞれ1ターンに一度しか発動できない。①自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札のこのカードは特殊召喚できる。②墓地のこのカードを除外してデッキから〈光刃〉魔法・罠カードを1枚手札に加える。
〈光刃・ファルス〉は見た目は赤髪短髪で金色の鎧を着た男性戦士だ。このカードは特殊召喚なのでまだ召喚権が残っている。
「なるほど、下級モンスターを特殊召喚して場を揃えてからアドバンス召喚するデッキなのね」
「!? まさか」
「アタシは初めて見るデッキでも大体の流れはわかるわよ」
このデッキの隠しギミックまではバレてないみたいだが、大まかの回し方はバレているみたいだ。
「なら一気に回しますね」
「えぇ、アタシの予想を超えてみなさい!」
赤城はなんか笑っているので、俺はプレイングにミスが出ないようにデッキと手札を回す。
「さらに手札の〈光刃・ソル〉の効果発動! フィールドに〈光刃〉モンスターが存在する場合、手札から特殊召喚できる」
光刃・ソル(効果モンスター)オリカ
レベル4、戦士族、光属性
ATK1500、DFF1200
効果、このカード名の①、②の効果は1ターンに一度しか発動できない。①自分フィールドに光属性モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。②墓地のこのカードを除外して、デッキから〈光刃〉魔法・罠カード1枚を手札に加える。
この〈光刃・ソル〉は〈光刃・ムーン〉の双子の妹で銀色の髪に中学生くらいの見た目の少女。装備は金色の鎧に短い短剣を右手と左手に一本ずつ持っている。
「コレでレベル7以上のモンスターをアドバンス召喚ができるのね」
「はい、そうです! 俺はフィールドの〈光刃〉モンスター2体をリリースしてアドバンス召喚! 現れろレベル8〈光刃ライトブレイカー〉!!」
光刃・ライトブレイカー(効果モンスター)オリカ
レベル8、戦士族、光属性
ATK2500、DFF2000
2体の〈光刃〉モンスターをリリースしてレベル8の上級モンスターである〈光刃・ライトブレイカー〉をアドバンス召喚。前回と同じ金色の鎧に金髪の髪色の剣士でこの状況を打開するカード。
「へぇ、いいカードね」
「このデッキのエースですよ」
俺が召喚した上級モンスターを見た1組と3組の生徒達は目を輝かせている。
「おいおい、あの陰キャが強そうなモンスターを召喚したぞ」
「しかも恋歌様の〈レッドソード・ワイバーン〉の攻撃力を上回っているぞ」
周りの生徒達は〈光刃・ライトブレイカー〉に見惚れているみたいだが、俺は墓地に落ちた2枚の〈光刃〉モンスターのサーチ先を考える。
(ここはサーチと防御だな)
先を見つけた俺は次に繋げる為にカードの効果を発動する。
「ここで墓地にある〈光刃・ファルス〉の効果発動! 自身を除外してデッキから〈光刃〉魔法・罠の〈光刃・天空の城塞〉を手札に加える」
コレで新たな動きができる。そう思い俺はさっきサーチしたカードを使用する。
「そしてサーチしたフィール魔法〈光刃・天空の城塞〉を発動! 効果処理でデッキから〈光刃〉モンスター1枚をサーチする。俺は〈光刃・ムーン〉を手札に加える」
「ふむふむ、手札消費は激しいけどサーチ手段が豊富にあるから安定しているのね」
(やはり一筋縄ではいかないな)
伏せカードにもよるが、このターンで決着がつく可能性は低い。そうなると後続を考えてデュエルを進める。
光刃・天空の城塞(フィールド魔法)オリカ
効果①このカードの発動処理としてデッキから〈光刃〉モンスター1枚をデッキから手札に加える。②フィールドに存在する光属性モンスターの攻撃力・守備力を300ポイントアップさせる。
光刃・ライトブレイカー
ATK2500→2800
フィールド魔法の効果で〈光刃・ライトブレイカー〉の攻撃力が300ポイントアップ。コレで〈レッドソード・ワイバーン〉の攻撃力の差は400ポイントに広がった。
「効果を読んだけど〈光刃・ライトブレイカー〉の効果+攻撃力強化が入れば状況次第ではアタシをワンキルできるわね」
「えぇ、そうですよ。ただ、そちらも対策くらいはありますよね」
「それはどうしから?」
前に見た時は〈炸裂装甲〉を使っていたので警戒しつつ攻撃を仕掛けてみる。
「ではバトル! 俺は〈光刃・ライトブレイカー〉で〈レッドソード・ワイバーン〉を攻撃する瞬間、手札の〈光刃・ムーン〉の効果発動!」
「このタイミングなら攻撃力を上げる効果ね!」
「はい!〈光刃・ムーン〉を手札から捨てる事で〈光刃・ライトブレイカー〉の攻撃力は1500ポイントアップさせる(ホーリーエンド)!」
光刃・ライトブレイカー
ATK2800→4300
この攻撃が通れば俺の勝ちで〈光刃・ライトブレイカー〉は腰の剣を引き抜き〈レッドソード・ワイバーン〉に攻撃を仕掛けて大爆発を起こす。
「やったか!」
(やってないと思うがフラグを立てる)
心の中でマジレスをすると予想通り赤城はフィールドに立っていた。その前には伏せてあったカードが発動して、戦闘破壊したはずの〈レッドソード・ワイバーン〉まで残っていた。
「残念、アタシは罠カード〈レッド・メタル〉を発動したわ!」
「〈レッド・メタル〉?」
「このカードの効果は、火属性モンスターはエンドフェイズまで破壊されない効果とアタシが受ける戦闘ダメージが半分になるのよ」
「なるほど、それでダメージ軽減と〈レッドソード・ワイバーン〉は健在していたのですね」
レッド・メタル(通常罠)
①、このカードを発動したターン、エンドフェイズまで自分フィールドの火属性モンスターは戦闘では破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージは半分になる。
相手モンスターを戦闘で破壊していないので〈光刃・ライトブレイカー〉の効果は発動しない。その為、受けるダメージは戦闘ダメージのみ。
光刃ライトブレイカーATK4300
VS
レッドソード・ワイバーンATK2400
ダメージは1900÷2=950
赤城LP4000−950=3050
(ここで防がれるのは想定内。なら、次をどうするかだな)
メインフェイズ2の動き次第で凌げるか凌げないかが決まりそうだ。
「俺は墓地に存在する〈光刃・ソル〉の効果発動! このカードも〈光刃・ファルス〉と同様、デッキから〈光刃〉魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。なので〈光刃・光の城壁〉を手札に加え、カードを2枚伏せてターンエンド!」
光刃・ライトブレイカーATK4300→2800
風見LP4000手札2枚
フィールド
光刃・ライトブレイカー
魔法・罠
光刃・天空の城塞(フィールド魔法)
伏せカード×2
赤城LP3050手札3枚
フィールド
レッドソード・ワイバーン
魔法・罠
なし