アンケート想像以上に分かれててビックリした……。
それと最初の時点で書くべきだった設定を今この場で書いておきます。
・ハジメの無くなった左手は、アークゼロなどの仮面ライダーに変身する時は鎧で補われる形で復活する。しかし左手自体が復活した訳ではないので、変身解除すると無くなる。
迷宮の通路を、周りの風景に合わない機械らしき姿で歩く影があった。
仮面ライダーアークゼロに姿を変えたハジメである。彼は爪熊を探していた。
本来なら脱出口を探すことを優先すべきなのだろうが、ハジメはどうしても爪熊を殺りたかった。自分の左手を奪った憎き敵。奴をどうしても殺したいと思っていたのだ。
「グルゥア!」
途中、二尾狼の群れと遭遇し一頭が飛びかかってくる。しかし予め数億通りの結論を予測していたハジメは冷静に、回し蹴りをお見舞いした。
ドグシャッ!!
最凶の悪意による一撃が最初の一頭の頭部を粉砕した。
そのまま一瞬で二尾狼達に近づき、有無を言わさず蹴り殺す。アークゼロの100メートルをたった0.8秒で移動してしまう走力には、奈落の魔物である彼等であろうと反応できなかった。
ハジメは二尾狼達が全員死亡したのを確認すると、再び歩きだした。
「ったくいないな……もしかして僕にビビっちゃってんのかねぇ? 僕を餌を見るような目で見てたってのにさぁ~」
マスクの下で嘲笑の笑みを浮かべるハジメ。だがその直後、爪熊の姿を確認した。
爪熊は現在食事中のようだ。蹴りウサギと思しき魔物を咀嚼している。その姿を確認するとハジメはニヤリと不敵に笑い、悠然と歩き出した。
「やぁ、熊野郎。久しぶりだねぇ。僕の腕は美味かったかい?」
爪熊はその鋭い眼光を細める。目の前の生き物はなんだ? なぜ、己を前にして背を見せない? なぜ恐怖に身を竦ませ、その瞳に絶望を映さないのだ? そもそもこれは生き物なのか?
かつて遭遇したことのない事態に、流石の爪熊も若干困惑する。
「何してんの? 動けよ。じゃないと、」
ハジメはアークドライバーゼロからプリンターのように武器を作り出す。アークゼロの能力だ。
作り出したそれは、弓の形をしていた。
【アタッシュアロー!】
アタッシュアローと呼ばれた武器を手に取り、ハジメは手慣れた操作で爪熊に向かって攻撃した。
「グゥウ!?」
爪熊は咄嗟に崩れ落ちるように地面に身を投げ出し回避した。
放たれた矢を視認して避けたのではなく、発射よりほんの僅かに回避行動の方が早かったことから、おそらくハジメの殺気に反応した結果だろう。流石は階層最強の主である。二メートル以上ある巨躯に似合わない反応速度だ。
だが、完全に避け切れたわけではなく肩の一部が抉れて白い毛皮を鮮血で汚している。
爪熊の瞳に怒りが宿る。どうやらハジメを〝敵〟として認識したらしい。
「ガァアア!!」
咆哮を上げながら物凄い速度で突進する。二メートルの巨躯と広げた太く長い豪腕が地響きを立てながら迫る姿は途轍もない迫力だ。
「なんだ、動けるのか。僕が怖くて声も出せないのかと思っちゃったよ」
挑発するようなことを言うハジメだが、言葉が理解できない魔物に効果はない。
突進してくる爪熊に再度、矢を発射する。超速の光矢が爪熊の眉間めがけて飛び込むが、なんと爪熊は突進しながら側宙をして回避した。どこまでも巨躯に似合わない反応をする奴である。
「やっぱこれ連射できないから不便だな。こっちの方が使いやすいや」
ハジメはアタッシュアローを捨て、直ぐ様違う武器を作り出す。
次に作り出したのは、二丁の拳銃のような武器、ショットライザーだった。
ハジメは両手でショットライザーを手に取り、爪熊に向かって連射する。
当然、爪熊は避けるが、先程と比べると密度が段違いだ。いくら爪熊だろうと突進しながら完全に避けるのは無理だった。爪熊のあちこちから血が吹き出す。
しかし爪熊は足を止めなかった。
自分の間合いに入った爪熊は突進力そのままに爪腕を振るう。固有魔法が発動しているのか三本の爪が僅かに歪んで見える。ハジメは避けなかった。爪熊は勝ちを確信した。
しかしその爪熊の確信はすぐに裏切られる。
なんと爪熊の爪は、ハジメに直撃する直前に作られたバリアのような物に防がれていた。これも、アークゼロの能力である。
「残念でしたぁ~。現実はそう上手くいかないんだよ」
再びショットライザーを構えてすかさず発砲しながら退く。ほぼゼロ距離射撃なため、弾丸は爪熊の左肩に吸い込まれるように命中し、根元から吹き飛ばした。
「グルゥアアアアア!!!」
その生涯でただの一度も感じたことのない激烈な痛みに凄まじい悲鳴を上げる爪熊。その肩からはおびただしい量の血が噴水のように噴き出している。吹き飛ばされた左腕がくるくると空中を躍り、やがて力尽きたようにドサッと地面に落ちた。
「あららぁ? 左手が無くなっちゃったねぇ?」
ハジメはその気になれば脳天を撃ち抜くことだってできたが、わざとしなかった。その理由は、爪熊に自分がされたことと同じことをしてやるため。今は左手があるが、この左手は元の姿に戻れば無くなってしまうため、左手を失っていることに変わりはない。どうしても、奴を自分と同じ目にあわせなければ気が済まなかったのである。
「ほら、君の左手取りに来いよ。じゃないと潰しちゃうよ?」
ハジメは落ちている左手を踏みつける。本当なら目の前で喰ってやりたかったが、現在は変身しているためそれができなかった。そこで、似たようなことをやって見せて爪熊を挑発しようと考えたのだ。
狙いどおり、敵が自分の左手を弄んでいることに激怒した爪熊は、唸り声を上げながら突進する。
「バカだなぁ。見え見えの挑発に乗るなんて。所詮は魔物か」
ハジメは失望したような声で呟くと、脳波ハッキングを発動した。
これもアークゼロの能力だ。生物の脳波に干渉するハッキング機能により、精神的ダメージを与えたり、思考を破壊して意識不明にさせることができる。
「グルゥウウウ!?」
脳を侵される痛みに爪熊が突進を止め、頭を抱え込み踞る。人間なら廃人になる程の出力だが、そこは奈落の魔物。耐えきれてはいるようだ。
しかし、耐えきれているだけでは意味がない。敵の目の前で踞るなど、自殺行為だ。
ハジメは踞る爪熊に近づきながら、アークドライバーゼロのボタンを押した。
そしてハジメはその場で飛び上がり、足を爪熊の脳天に向け、飛び蹴りの体制になった。爪熊は未だに頭を抱え込んで動かない。
ハジメの足が、爪熊の脳天に直撃した。
アークドライバーゼロからその音声が流れると同時に、迷宮が爆発の光で包まれた。
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「魔物のクソ不味い肉だってのに、いつもより美味しく感じるのは何でだろうね?」
変身を解除したハジメは、自分が倒した爪熊の肉を喰っていた。焼くのも面倒なので、生である。しかし病気になるどころか腹も壊さない。これも胃酸強化のおかげなのだろうか。
「これからどうしよっかな~。とりあえずあいつらは皆殺し決定でしょ? 王国の奴らも教会の奴らも気に入らないな~。いっそのことこの世界の人類根絶やしにしちゃおっか。でもそれは僕を召喚したクソ神を殺してからでも遅くないよね。うーんと……」
これから滅亡させるものについていろいろ考えるハジメを見ながら、アークが呟く。
(私の予測通り、こやつの悪意がどんどん増幅している。これならば、『悪意の完成』の日も近い……)
意味深な発言をし、アークは喋らなくなる。
同時に、迷宮の最下層で一人の女性が目を覚ます。
「感じる……この迷宮から、わき上がる悪意を……」
ベッドから起き上がった彼女は、上を見上げ、恍惚の表情を浮かべる。
「復活したんだね……アーク様」
最後に登場した女性は誰か、皆さん分かりますよね!
アンケートは次々回が投稿されるまでとします。
滅亡迅雷.netは登場させますか?
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もちろんメンバーは滅、亡、迅、雷で!
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原作ヒロインをメンバーにすれば…?
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神の使徒(人形)を乗っ取ろう
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解放者生き返らせてもいいんじゃ?
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なしなし! アズだけで十分!