ありふれた悪意で世界滅亡 連載版   作:fruit侍

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この作品に早くも評価バーが付きました。評価してくださった皆様、本当にありがとうございます。

ゼロワン本編で滅亡迅雷.netが使うフォースライザーは、『滅亡迅雷フォースライザー』といい『フォースライザー』とは別物ですが、今後の展開をスムーズにするため、この作品でのフォースライザーと、滅亡迅雷フォースライザーは同じ物としています。

いつもより短いです。


ワレラは世界を滅ぼすもの

ハジメが、アズに襲われた日から二ヶ月が経った。オタクであったため、そっち方面の知識が人一倍豊富だったハジメだが、見るのと実際にやるのでは全然違い、アズに終始リードされっぱなしだった。

 

ハジメがここに来るまでずっと一人だったせいか、アズは毎日のようにハジメを求めて来た。ハジメはその度に何度も断ろうとしたが、一回そっち方面の経験をしてしまい、快楽を知ってしまった思春期真っ只中のハジメの欲は治まることを知らず、毎日のように情事に励んだ。

 

そんな二人は拠点をフル活用しながら、傍から見れば思わず〝リア充爆発しろ!!〟血涙を流しながら叫びたくなるような日々を送っていた。

 

最近では幾度となく行った行為から、アズの弱点を理解したハジメがリードすることもあったようだが。

 

しかしこの二ヶ月の間、ずっと遊び呆けていたわけではない。もちろん、今自分達にできる戦力の強化もやれるだけ行っていた。

 

まずはプログライズキー。一番最初に作り出したキーであるアメイジングヘラクレスプログライズキーのように、ハジメが欲しい力をイメージし、プログライズキーを次々と生成していった。

 

その過程でプログライズキーではないキー、『ゼツメライズキー』が出来上がり、ハジメはプログライズキーとの違いを、『モチーフとなる動物が、絶滅しているか否か』と結論付けた。そしてゼツメライズキーは、アタッシュウェポンに装着して使用することができないことも分かった。

 

どうやって使うのかと試行錯誤していたハジメだったが、結局使い方は分からなかった。すると突然アークが、

 

(力の使い方を教えてやる時が来たようだ)

 

と言い出したのだ。

 

アークが使い方を教えてくれたのは、『フォースライザー生成』。

 

フォースライザーとは、ハジメが仮面ライダーアークゼロに変身する時に使うアークドライバーゼロのように、仮面ライダーに変身することができるベルトのようなものだ。『生成』と書いてある時点で量産可能なのは一目瞭然。本体にゼツメライズキーかプログライズキーを挿し込み、右手側にあるレバーを引くことにより、変身する。

 

お手軽すぎる変身方法だが、変身できるライダーは、アークゼロのスペックを下回る。アークゼロよりも強いライダーを作ることは不可能ということだ。

 

そこでハジメはアズが戦えるよう、アズ用にフォースライザーとプログライズキーを生成し、アズも仮面ライダーに変身できるようにした。そしてアズが変身する仮面ライダーを『仮面ライダーアズ』と名付けた。

 

次に、新たに仲間が四人増えた。

 

アズの天職は開発者といい、機械や人工知能の開発、改造が可能となる天職である。アズがアークを作り出すことができたのも、これのお陰である。

 

アズは以前から、『人工知能を搭載した人型ロボ』を作り出そうとしており、ハジメがここに来るずっと前から何度も何度も試行錯誤していた。

 

それにハジメも加わった結果、遂に四体の人型ロボ、『ヒューマギア』を作り出すことに成功したのだ。

 

そしてこの四体のヒューマギアは、人類滅亡を目指す自分達の右腕的存在となることから、それぞれ(ほろび)(なき)(じん)(いかずち)と名付けられ、四体の名を取り『滅亡迅雷.net』という組織になった。

 

滅はハジメとアズの指示を着実にこなす、滅亡迅雷.netを束ねるリーダー的存在となった。

 

亡は技術面でのサポートを主に行う、アズとハジメの助手となった。

 

迅は子供っぽい言動と躊躇いがない行動力から、組織の行動係となった。

 

雷は情報収集能力に長けていたため、組織の工作員となった。

 

そしてハジメは彼らにもフォースライザーと、最初の内に試しで作ったプログライズキーとゼツメライズキーを渡し、彼等が変身する仮面ライダーをそれぞれ『仮面ライダー滅』、『仮面ライダー亡』、『仮面ライダー迅』、『仮面ライダー雷』と名付けた。

 

次に、魔力駆動二輪というものを作り出した。

 

これは文字通り、魔力を動力とする二輪で、ハジメ達が変身する仮面ライダーをイメージしてデザインされた。車輪は迷宮の魔物の弾力性抜群の素材を使い、各パーツは工房に保管されていたアザンチウム鉱石というオスカーの書物曰く、この世界最高硬度の鉱石で表面をコーティングしてある。

 

どうやって迷宮の魔物の素材をここまで持ち込んだかというと、ハジメが手に入れていたとあるアーティファクト、宝物庫を使ったのだ。

 

これはオスカーが保管していた指輪型アーティファクトで、指輪に取り付けられている一センチ程の紅い宝石の中に創られた空間に物を保管して置けるというものだ。要は、勇者の道具袋みたいなものである。空間の大きさは、正確には分からないが相当なものだと推測している。あらゆる装備や道具、素材を片っ端から詰め込んでも、まだまだ余裕がありそうだからだ。そして、この指輪に刻まれた魔法陣に魔力を流し込むだけで物の出し入れが可能だ。半径一メートル以内なら任意の場所に出すことができる。

 

ハジメはこれを滅に持たせ、滅亡迅雷.netの面々を戦闘訓練ということで迷宮に潜らせていた。素材も回収するように言ってあるため、何もしなくても勝手に素材が手に入るのだ。このため、素材回収は全て滅亡迅雷.netに任せていた。

 

エンジンのような複雑な構造のものは一切なく、この世界には電気もガソリンもないので、ハジメの魔力かアズの魔力を込めて貯蔵し、その貯蔵した魔力を消費して走ることができる。速度は消費魔力量に比例する。

 

ハジメはこの魔力駆動二輪を三つ作り出し、自分とアズが乗る二輪を『マシンアーク』、滅と亡が乗る二輪を『魔力駆動二輪・滅亡』、迅と雷が乗る二輪を『魔力駆動二輪・迅雷』と名付けた。運転は基本ハジメ、滅、雷が行う。

 

この二ヶ月で彼等の実力や装備は以前とは比べ物にならないほど充実している。例えばハジメのステータスは現在こうなっている。

 

 

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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:???

 

天職:錬成師 仮面ライダーアークゼロ

 

筋力:10950(変身時:68300)

 

体力:13190(変身時:67700)

 

耐性:10670(変身時:65400)

 

敏捷:13450(変身時:66200)

 

魔力:14780

 

魔耐:14780(変身時:69800)

 

技能:錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合][+複製錬成][+圧縮錬成]・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作]・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚][+瞬光]・風爪・夜目・遠見・気配感知[+特定感知]・魔力感知[+特定感知]・熱源感知[+特定感知]・気配遮断[+幻踏]・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・恐慌耐性・全属性耐性・先読・金剛・豪腕・威圧・念話・追跡・高速魔力回復・魔力変換[+体力][+治癒力]・限界突破・生成魔法・言語理解・脳波ハッキング・結論予測・悪意変換[+悪意感知][+悪意転写][+眷族化]・武器生成・ゼツメライズキー生成・プログライズキー生成・フォースライザー生成・金属操作

 

 

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レベルは100を成長限度とするその人物の現在の成長度合いを示す。しかし、魔物の肉を喰いすぎて体が変質し過ぎたのか、ある時期からステータスは上がれどレベルは変動しなくなり、遂には非表示になってしまった。

 

魔物の肉を喰ったハジメの成長は、初期値と成長率から考えれば明らかに異常な上がり方だった。ステータスが上がると同時に肉体の変質に伴って成長限界も上昇していったと推測するなら遂にステータスプレートを以てしてもハジメの限界というものが計測できなくなったのかもしれない。

 

そしてオスカーの残した書物から、様々なことをラーニングしたアークは、そのラーニングした情報を元にアークゼロのボディを再構成し、スペックの底上げに成功した。結果現在の変身時のステータスは、以前の変身時のステータスから二万近く上昇している。

 

ちなみに、勇者である天之河光輝の限界は全ステータス1500といったところである。限界突破の技能で更に三倍に上昇させることができるが、それでも絶望的な差がある。しかも、ハジメも魔力の直接操作や技能で現在のステータスの三倍から五倍の上昇を図ることが可能であるから、如何にチートな存在になってしまったかが分かるだろう。

 

一応、比較すると通常の人族の限界が100から200、天職持ちで300から400、魔人族や亜人族は種族特性から一部のステータスで300から600辺りが限度である。勇者がチートなら、ハジメは化物としか言い様がない。肉体も精神も変質しているのであながち間違いでもないが……

 

ついでに、アズにも魔物の肉を食べさせた。結果アズも魔力操作を手に入れ、魔力を直接操ることができるようになった。見た目はそれほど変わらなかったが、そっち方面の欲が倍増したせいでその日ハジメがいろいろと搾り取られたのは別の話。

 

 

それから十日後、遂にハジメ達は地上へ出る。

 

三階の魔法陣を起動させながら、ハジメはアズと滅亡迅雷.netに静かな声で告げる。

 

「皆、よく聞いて欲しい。僕達が変身する仮面ライダーや、僕達の武器は、地上では異端だ。聖教教会や各国が黙っているということはないだろう。武器やアーティファクトを要求されたり、戦争参加を強制される可能性も極めて大きい」

 

ハジメ以外の全員が静かに頷く。

 

「特に仮面ライダーは、何の力を持たない一般人でも扱えてその力も凄まじいことから絶対に狙われる。それ以前に、僕らはこの世界を滅亡させようとしていることから、将来世界を敵にまわすことが確定している。そんな、命がいくつあっても足りない旅に、僕達は出ようとしてる」

 

「今更過ぎるよアーク様。私達はアーク様に従うだけ。アーク様のためなら、どこまでも着いていくよ♡」

 

と言いながら、ハジメにキスするアズ。

 

「俺もアークのためならば力を貸そう」

 

「私もできる限りのサポートをします」

 

「僕は楽しければなんでもいいかな~」

 

「上等だ。このクソッタレな世界に、カミナリ落としてやろうじゃねえか」

 

「「「「全ては、アークの意思のままに」」」」

 

とハジメの肩に手を置きながら言う滅亡迅雷.netの面々。

 

「ありがとう。こんな素晴らしい仲間に囲まれて、僕は幸せ者だな」

 

ほろりと一粒の涙を落とすハジメ。前にアズに感情を吐き出してから、なんだか涙脆くなったと自分でも感じていた。

 

涙を拭い、真っ直ぐな目でハジメは言った。

 

「僕達は最強だ。僕達に滅ぼせないものなんかない」

 

ハジメ以外の全員が、力強く頷く。

 

「エヒトに破滅を! トータスに滅亡を!」

 

とハジメが腕を掲げながら言うと、

 

「「「「「エヒトに破滅を! トータスに滅亡を!」」」」」

 

続けてハジメ以外の全員が復唱した。




いよいよ、トータス滅亡編に入る……前に、サブヒロインを救っていきます!

アンケート結果は……全員救うことになりましたー!

知 っ て た。

因みに4の選択肢を抜かしたら、かなり接戦でしたがミレディが一番でしたね。精神崩壊寸前っていうワードが効いたのかしら……。

それに引き続きまた新しいアンケートを始めます。何から何まで読者の皆様に決めていただいて申し訳ない……。ですが自分が書きたいの書いて自己満で終わるのは小説を書いてる人間としてやっちゃいけないことだと勝手に思ってますのでね。皆様にとって面白い作品にするためにも、もうしばしお付き合いくださいな。

また選択肢の文字数が多くなったので、番号を選ぶ形式にしたいと思います。

1.ゼロワン本編に登場したライダー(今後オリジナルフォーム登場する可能性、大いにあり)

2.オリジナルライダー(フォースライザーと何かのキーを使って変身)

サブヒロインの方々が変身するライダー

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