TSしたら足が動かなくて親友が過保護になったけど、優しくされると惚れちゃいそうなので乱暴に扱って欲しい。   作:貯水庫

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2話 いっぱいでた

 

 

「足が動かないんだけど......トイレまで運んでくれない?」

「......え?ど、どのくらいやばい?」

「漏れそう......」

「うぉわぁあ!?あ、あがるぞ!」

 

靴を脱ぎ捨て、寝室に入ってくる中島。パジャマ姿で、本当に急遽来てくれたということがわかる。

 

中島はベッドの脇で、後ろを向いて片膝立ちになった。

 

「乗れるか?」

 

おんぶの体勢だ。

うっ......おんぶか。

いい歳した男子高校生が。親友におんぶ。

いやもうなんでもいい!まじで漏れそうだ。

 

俺は中島のところまで這って進み、手を使ってなんとか足をベッドの外に放り出した。そのまま中島の首にしがみつく。

 

「......っ!も、持ち上げるぞ」

 

中島はおそるおそるといった様子で俺の足を支え、立ち上がった。

 

うぅ、なんだこれ。親友におんぶされるとか、恥ずかしすぎるんだが?

足の感覚がないから俺目線はこいつに後ろからしがみついているだけっていうのが余計に恥ずかしい。なんか、今までになかった部分が潰れる感触はあるんだけど。

 

間もなく中島が歩き出した。

 

「あ、くぅ......!」

「な、なんだ!?」

「中島、ゆっくり歩いてくれ。擦れるとやばい」

「あ、すまん......」

 

要望通りにペースを落としてくれたけど正直これでも十分やばい。女ってあんま我慢できないのか?さすがに俺は親友の背中で漏らしたくはない。

 

「......っ」

 

決壊しそうになるのを歯を食いしばって我慢していると、中島は器用に手でドアを開き、2階のトイレまで俺を運んでくれた。

 

俺を便座に座らせてくれた中島。

 

「おっとと......」

 

足に感覚がないと、座っててバランスが取れない。咄嗟に壁に手をつく。

 

「じゃあ、俺は外で待ってるから」

「う、うん」

 

中島はそう言ってトイレを出ていった。

 

さてここまでこれたのはいいんだけど、これはどうやって服を脱ぐんだろうか。

 

とりあえず片手を壁について体を支えながら、もう片方の手でズボンを下ろして......いや無理だ!どう頑張っても便座に突っかかって脱げない、って、やっ、ば......漏れそう......!

 

「中島ぁ!!脱げない!」

「えっ!?ちょ、まっ......あ、もしもし?中島です。諸事情により今日俺と清水学校休み――」

 

なにこいつ電話してんだよぉ!!まじで漏れそうなんだよ!早くしろ!

 

「後で説明しますから、今はちょっと......すみません、切りますね」

 

なんとか我慢していると、ようやく中島が来てくれた。

 

「大丈夫か!?」

「も、漏れる......!脱げないからちょっとだけ体持ち上げて!」

「え!?こ、こうか!?」

 

俺の脇に手を入れて便座から少し浮かしてくれる中島。

すかさず俺はズボンとパンツを降ろして......あっ。

 

ちょろちょろと。何かが決壊した。

 

一度出ると止まらない。放流はあっという間に勢いを増し、ぴちゃぴちゃと便器の中で音を立てる。

 

「......」

「......」

 

中島はそーっと俺を便座に置き、遠い目をしながらトイレを出ていった。

 

 

......ぁぁあああ!?

漏らした!親友の目の前で!しかも持たれながら!

なんだこれ、どういう羞恥プレイだよ!

 

てかめっちゃ出る!止まらない!なんか出してる感覚が前と全然違う!

 

また泣きたくなってきた。

起きたら女の子になってて、足が動かなくて、親友の前で漏らした。とんでもないことが立て続けにありすぎて頭が爆発しそうだ。

 

とりあえず落ち着こう。ほら、小便も止まってきた。ちょっとお腹に力を入れて、最後まで絞り出す。

 

出しきったけど、なんか股間がめっちゃ濡れている感触。お尻の方に水が垂れていっているのがわかる。おそらく、太もももビショビショなんだろう。

これ、拭かなきゃだめだよな...

でも俺は今、女の体だ。見たくない。アレが自分の下腹部にあるところなんて。そういうのは、他人のもので見るものだ。でもさすがに見なきゃ拭けない。詰んでいる。

俺は意を決して、下腹部の状況を確認することにした。

 

 

 

 

 

 

 

............

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うーん、薄毛!

 

 

 

 

とりあえずビショビショになってたアソコ周りを拭き、便座の上をのたうち回ってどうにかパンツとズボンを穿いた。服は間一髪で無事だったようだ。

俺はトイレを流し、腰をひねって手を洗った。

 

「中島、終わった」

「......入るぞ?」

「うん」

 

おずおずと中に入ってくる中島。

気まずい。てかめっちゃ恥ずかしい。体が変わってるとはいえ、目の前で漏らしたんだぞ。穴があったら入りたい。

 

「えーと、とりあえず、下まで運ぶか?」

「......お願い」

 

気を使ってくれているのだろう。それには触れないでくれている。でもなんか逆に恥ずかしい。こいつに気を使わせるほどのことだと理解してしまうから。馬鹿にしてくれた方が、よっぽどよかった。

 

中島はまたしゃがんで、おんぶのポーズになった。

 

「......なあ中島。おんぶはやめないか?」

「えっ、なんでだ?」

「おんぶだと俺から抱きつかなきゃいけないじゃん。何か別のにしてくれ」

「な、何なら大丈夫だ?」

「お姫様だっことかの方が、いくらかマシだ」

「うっ、それはちょっと......」

「え?なんで?」

 

嫌なのか?こいつ腕の力ありそうだしいけると思うんだが。

 

「いや、今は......」

「......??」

 

何言ってんだこいつ?

 

「ど、どうしてもか?」

「ああ、頼む」

「......わ、わかった」

 

そう言って中島は俺を横から持ち上げた。

 

なんだ。やっぱ出来るんじゃないか。何が嫌だったんだ?

 

俺を運んでくれる中島。

なぜか、必要以上に俺を高く持ち上げている気がした。

 

そして階段を降り始めた時。

何か硬いものが、俺の腰の辺りに当たった。

 

俺はわかってしまった。

 

こいつ、勃っている。

 

まさか、俺の体に興奮したのか?

まじかよ。女になってるとはいえ、俺だぞ?そういうもんなのか?

どうりでお姫様だっこしたくなかったわけだ。

 

「......」

「......」

 

しかし俺はその事については触れない。

こいつは俺が漏らしたのに触れなかったから、俺も触れない。俺はこっちの方がきついことを知っているが、仕返しだ。

 

そうして中島がリビングのソファーに下ろしてくれた頃には、俺はさっきよりいくらか冷静になることができていた。

 

 

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