デート・ア・ラスト   作:銀煌

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お、お久しぶりです。
なんか、気がついたら年明けて2月になってましたね...面目ねぇ...


それではどうぞ!!!


進級パーティー的なやつ

 夜刀神さんの純粋な気持ちには逆らえず、大人しく五河宅までついて行く事になった。

 

「こいつが村雨終だ!」

 

「あー、どうも。よろしくお願いします」

 

 夜刀神さんに背中をはたかれながら、俺は1歩前に出て挨拶をする。

 全員の視線が一気に俺に集まってなかなかにやりにくい。

 特に五河妹達同級生組なんて目を丸くして驚いて...驚いて?

 あれ、事前に言ってあったんじゃないの?

 

「な、なんでこいつがここにいるのよ!」

 

 鏡野がテーブルを叩いて立ち上がり、夜刀神さんに詰め寄る。

 

「さぷらいずと言うやつだ!聞けば七罪達と同級生らしいから、親睦を深めてもらおうかと思ったんだ!」

 

「い、いや、私たちそんなの頼んでないし...」

 

「迷惑だったか?」

 

「うっ、いや...別に、大丈夫...だけど」

 

 鏡野七罪、敗北。やはり夜刀神さんの純粋な眼差しの前には誰も為す術ないのか。

 

「鏡野、俺も悪いとは思ってるよ、だけど聞いてくれ俺も最初は断ろうとしたんだよ。だけどさ、断るのはさ、分かるだろ?」

 

「くっ...今回だけよ!」

 

 俺が弁明をすると、鏡野はこちらをキッと睨みつけて五河妹の所に戻っていった。

 

「あー、それで五河さん、俺はどこに座ればいいので?」

 

「琴里の横に椅子置いてあるから、そこに座っててくれ。あとそうだ、俺の事は名前で呼んでくれて構わないぞ、琴里も五河だしな」

 

「分かりました」

 

 士道さんに言われた通りの場所に座る。椅子に座ると同時に盛大なため息が出た。

 

「うちの十香が迷惑かけたわね。多分殆ど無理矢理だったでしょう?」

 

「あー、うん。まぁ半ば無理矢理感は否めなかったけど。あの人も悪気があってやった事じゃないのは目を見ればわかるからさ、悪いけど今日はご相伴にあずからせてもらうよ」

 

「そんな気を張らなくていいわよ。楽しくいきましょう、せっかくのパーティーなんだし」

 

 そうだな、と答えながらテーブルに運ばれていく料理を見つめる。人数が人数だからか、量は沢山あり、どれもこれも美味しそうに見える。

 

「へいへい、そこの少年〜飲んでるかい?」

 

 むせるような酒の匂いと共に、伸びてきた手が俺の肩を掴む。

 

「酒臭っ...えーと、どなた?」

 

「おーっと、これは失礼。あたしは本条二亜。しがない漫画家をしてるよ。よろしくね!」

 

「ど、どうも。よろしくお願いします。漫画家なんすね」

 

 むせ返るような酒の匂いに顔を顰めながら、肩に置かれている手をそっと外す。

 

「おっ、気になる?仕方ないなー!そんなに気になるなら教えてあげよう!」

 

「いや、別にそんな気にしてな「まぁ、そんなこと言わずにさ!」

 

 対して気にしてもいなかった為、断りを入れようようとした所に本条さんが背中をバシバシと強く叩いてきた。

 

「『SILVER BULLET』って作品を知ってるかな?その作者がこのあたしなのさ!」

 

「それって...ブラストで連載されてる...」

 

「おっ、知ってる?見る目あるねー終クン!サイン書いてあげようか?」

 

「いや、それは結構です」

 

 胸ポケットから取り出したペンをこちらに向けて、ワイシャツにサインを書こうとする本条さんの腕を抑えながら、助けてくれと五河に目線を向ける。

 

「はぁ...二亜、あんまり彼に絡むのはやめなさい。困ってるわよ」

 

「えー、そう?」

 

 五河に注意された本条さんは、へらへら笑いながら離れていき、また別の人に絡みに行った。

 

「悪いな五河。助かった」

 

「別にいいわよ、慣れてるし。今はここにいないけど、もっとめんどくさい絡み方してくる子もいるから」

 

「ふーん、なんというか大変なんだな」

 

「そうね、良くも悪くも個性的な子が多いから」

 

 運ばれてきた料理に舌鼓を打ちながら、会話をする。

 おぉ、この唐揚げ美味いな。

 

「あぁ、それと──」

 

 コップを置き、何かを思い出した五河は、俺の方を向いて薄く笑った。

 

「私の事は琴里でいいわよ。兄も言ってたけど、ここには五河が2人いるから。ややこしくなるから」

 

 え、なに?その笑顔、どういう感情で出た笑顔なの?やばい(やばい)。控えめに言って反則では???

 

「村雨?」

 

 困惑気味な顔をした五河が全く反応しない俺の事を呼びかける。

 しまった、思わず思考が飛んでしまった。

 

「あ、あぁ。悪い、それなら俺も終でいい」

 

「そう、なら改めてよろしく。終」

 

「そうだな、よろしく、琴里」

 

「私は鳶一折紙」

 

 突然、後ろから声をかけられる。

 うおっ、急すぎてびっくりした。

 

「と、鳶一さんですか、よろしくお願いします」

 

「ん、よろしく。そんなことより村雨終、あなたに聞きたいことがある」

 

 鳶一さんは、俺の目をじっと見つめながら、疑惑の表情で口を動かした。

 

「あなた...何を隠してる?」

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