追いかけて貴弘・しずく北陸ひとり旅   作:新庄雄太郎

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しずくが置手紙を残して、旅に出た。


第1章 しずくの悩み

しずくは、手紙を読んでいた。

 

「前略 先日は大変失礼な人してしまいました。どうかお許しください ただ、決してふしだらなと、これだけは解っていただく あの一件で私は実感しました、暫くは会えなくなると思います、どうか理由を聞かないでください。

 

と、手紙に書いてあった。

 

「青木先輩にも諦めちゃったのかな?。」

 

と、しずく呟いた。

 

しずくはそう言って、旅行バックに詰めて1人旅に出ることを決心した。

 

「私、しばらく旅に出るから、二度と戻る事もない旅になるから。」

 

「えっ。」

 

と、しずくはそう言って旅に出た。

 

「じゃあね。」

 

と、言った。

 

一方、貴弘は。

 

「えっ、何で急にいなくなるんだ。」

 

そこへ、歩夢と侑がやって来た。

 

「どうしたの。」

 

「大変だよ、しずくが出て行っちゃったんだ。」

 

「えーっ。」

 

「それ本当なの?。」

 

「ああ、この置手紙を残していったよ。」

 

「えっ、どれどれ。」

 

と、歩夢は手紙を読んだ。

 

「何々、私は少し悲しい気持ちなので私は旅に出ることになりました、二度と戻る事もないのでどうか探さないでください。」

 

と、置手紙が書いてあった。

 

「それは大変だわ。」

 

「しずくちゃん、何か悩みを抱えていたんだわ。」

 

「うん、そうよ。」

 

「きっと、しずくの涙の訳を確かめないと。」

 

「何か、心当たりある。」

 

「そう言えば、しずく泣いていたな。」

 

その頃、しずくは上野駅に来ていた。

 

「えーと、上越線・信越線はここね。」

 

しずくは、ホームで標示板を確認した。

 

「えーと次の信越本線経由の夜行急行は急行「能登」と急行「越前ね。」

 

今乗るとしたら、信越本線経由の急行「越前」福井行である。

 

プルルルルルルルルルーッ

 

まもなくー20時53分、信越本線廻り急行「越前」福井行が発車いたします、ドアが閉まりますご注意ください。

 

と、アナウンスが流れた。

 

しずくは、急行「越前」に乗り込んだ。

 

ピィーッ!

 

と、警笛を鳴らして急行「越前」は上野を発車した。

 

急行「越前」の車内

 

「なんだか、夜逃げみたい。」

 

と、しずくは言った。

 

しずくが乗った夜行急行「越前」は上野を20時53分に発車し、信越本線を経由して北陸本線に入る、途中停車駅は大宮、高崎、長野、直江津、富山、高岡、金沢、終着福井には翌朝7時11分に着く。

 

この「越前」は、旧型客車を利用している。

 

高崎 22時27分。

 

急行「越前」は高崎を停車し、そこからは信越本線に入るのだ。

 

「ねぇ、あなたもひとり旅」

 

「そうよ、あれ善子ちゃんじゃない。」

 

「善子じゃなくてヨハネ、しずくじゃない。」

 

「いつ乗ったの。」

 

「私は、静岡から東京までは「こだま」に乗って、上野までは山手線でね。」

 

「なるほど。」

 

そう言って、しずくは善子と一緒に「越前」で1眠りについた。

 

 

 

 




そして、しずくは上野から夜行急行「越前」に乗って旅に出た。
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