次の日、しずくの先輩が死んだのは3日後の事だった。
東京中央公安室・公安特捜班
「えっ、何だって。」
「その人って、しずくの先輩かな?。」
「ええ、一昨日死体で発見されたんですって。」
「えっ、何処で。」
「石川県の能登の方で。」
「あっ、この人は。」
「知ってるのか、南主任。」
と、高山は驚いた。
「この人は、しずくの先輩だ。」
「えーっ。」
「それ本当か。」
「うん。」
「ああ、それで身元は。」
「名前は、栗原 公平、27歳。」
と、小海は言った。
「間違いない、しずくの先輩だ。」
「やはり、北陸へ来ていたのか。」
「ええ、恐らく。」
暫くして、しずくは栗原先輩の遺体を見て泣いていた。
「栗原浩平さんに間違いないですね。」
「はい。」
「実はですね、栗原さんの服のポケットの中から睡眠薬が発見したんです。」
「何ですって、先輩がそんなことするわけがないわ。」
そこへ、南と高山がやって来た。
「それ本当なのか。」
「ええ、先輩が自殺するわけがないわ、信じて南公安官。」
「わかったよ、必ず真相を突き止めてみせるよ。」
南はそう言って、しずくの涙を見て、事件を解決を誓った。
「と言う事は、しずくは金沢と能登へひとり旅していたって事か。」
「ええ。」
「恐らく粟原は、能登へ行く前は上野から富山へ行っていたと考えられます。」
「おお、どうやって富山に。」
「長岡経由を利用したんです。」
「なるほど、上越線を利用して富山へ行ったのか。」
「ええ。」
南が推理してみると。
上野から上越線経由を利用する。
8時19分 特急「はくたか1号」に乗車
14時14分 富山に到着
金沢までは、普通列車に乗る。
金沢-輪島へは。
10時00分発 急行「能登路5号」に乗車
輪島 12時44分
そして、能登金剛へ行くと栗原は犯人に殺害された。
「なるほど、犯人は能登金剛で殺害したと言う事ですね。」
「その通りだよ、高山。」
「と言う事は、犯人は誰なのか。」
「そこなんだよな。」
「とにかく、調べて見よう。」
高山は、桜井と一緒に写真の3人の内、清川 達夫にアリバイ捜査をした、早速石川県警にも協力して貰い、清川の北陸旅行は次の通りだった。
1日目
午前8時 東海道新幹線に乗って京都まで行く。
京都から北陸本線経由のL特急「雷鳥9号」に乗車
金沢で1泊
2日目
金沢からは七尾線に乗り、輪島で1泊
3日目
輪島-金沢-京都と特急に乗り、新幹線で帰京
「アリバイ成立ですか。」
「ええ。」
「確かに、犯人は京都と金沢へ行っているんだが。」
「本当なのか。」
「ええ。」
「待てよ、犯人は富山で特急に乗って新幹線で帰ったって事は。」
「それは考えられるな。」
「よし、その線で捜査してみよう。」
「ええ。」
歩夢と侑は時刻表を見て、アリバイを調べることにした。
「よし、私も調べて見るか。」
「歩夢、推理してみるか。」
「ええ。」
「もしかしたら、その清川が犯人じゃないかな。」
「考えられるわ。」
「まず、清川は上野から列車に乗って金沢へ行った。」
「そうか、長岡周りと信越本線経由を使ったって事ね。」
歩夢は時刻表を見て見ると。
上野発 21時17分 寝台特急「北陸」に乗車
金沢着 6時06分
金沢発 8時00分 急行「能登路1号」に乗車
輪島着 10時20分
輪島朝市へ見物の後は、輪島から金沢までは七尾線に乗る。
金沢から富山までは普通に乗って、富山へ。
「なるほど、その方法も考えてたのね。」
「歩夢、犯人は富山から名古屋へ行く特急に乗ったんじゃないか。」
「待てよ、富山から名古屋へ行き、名古屋から新幹線に乗ったんじゃないか。」
「侑ちゃん、もしかしてL特急「しらさぎ」の事かな。」
「うん、きっとそうだよ。」
「つまり、金沢と輪島へ行った後は富山へ行ったんだわ。」
「なるほど、犯人の清川はそれを利用したのね。」
「うん。」
果たして、清川のアリバイは崩れるか?