ダンジョンに、ダンジョンマスターが現れた!   作:ずぼらさん

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ダンジョン異端記録その5

【アクマと会話パート】

そういえば…。

ダンジョンって、もう1つあったよな。

えーと。

名前は何だっけ?

 

〝奇人ダイダロス一族が建造中ノ、人造迷宮クノッソスですネ〟

 

そうそう、それ!

ベル・クラネルやロキ・ファミリアが、苦戦を強いられる場所。

壁は全部、超硬金属(アダマンタイト)

扉は全部、最硬精製金属(オリハルコン)

出入口を開くには、ダイダロス一族の左目か、マジックアイテムが必要。

多くの仕掛けがあり、拠点としても使え、実験施設も完備。

地上とも繋がっている。

欲しいなー。

クノッソスも支配が出来たりする?

 

〝それハ…〟

 

あー、すまん。

言わなくても分かってる。

無理だって。

ダンジョンマスターとはいえ、そこまで万能(チート)じゃないだろう。

闇派閥のアジトに、ちょっと憧れただけ。

忘れてくれ。

 

〝いエ、支配は可能ですヨ〟

 

出来るんかーい!

 

〝条件を2つクリアすれバ〟

 

ふむ。

まあ簡単ではないと思うけど…。

教えてくれ!

 

〝18階層まで支配する事ト、デビルエネルギーが100%必要でス〟

 

マジかー。

正直、どっちもきつい。

6階層を支配したばかりの上、デビルエネルギーは8%しかない。

だけど、可能と知った今は、諦めたくない。

 

〝現状でハ、一部のファミリアしカ、存在を知りませン〟

 

その通り!

ベル・クラネルとロキ・ファミリアが関わるのは、まだまだ先の話。

故に、もしも奪って隠し通せたら…。

最高の隠れ家に、ならないだろうか?

こっそりオラリオへ行ける。

安心して修行が出来る。

主人公達の成長も妨害できる。

最高じゃないか!

 

〝なるほド、支配する価値はあるかト〟

 

よし!

頑張って、条件をクリアするぞ!

まあ頑張るのは、ゴブリン達とフロッグシューター達。

俺は、ダンジョンの設定をするだけ。

放置ゲー様様だ。

 

〝言い忘れていましたガ、ダンジョンの中で神々ヲ…〟

 

うん?

神々が、どうしたって?

 

天界へ強制送還させた(ころした)場合、膨大なデビルエネルギーが貯まりまス〟

 

本当か!?

神々がダンジョンに入ったのは…。

えーと。

ベル・クラネル達の救助の時だ!

確か、ヘスティアとヘルメスの2柱。

 

〝時期的にハ、そろそろでス〟

 

大チャンスだ!

…あっ、駄目だわ。

厄介な護衛が2人いる。

疾風と万能者。

どちらも、レベル4の第二級冒険者だ。

 

〝難しいですネ〟

 

まったくなー。

6階層を突破されたら、それまでだし。

魔物達は、おそらく瞬殺される。

どれだけ数がいても。

期待するとしたら、罠か。

ヘスティアとヘルメスが掛かれば…。

 

〝運次第ですネ〟

 

運次第だな。

ふわー。

眠くなってきた。

そろそろか。

2日前は床で寝てしまったが、今日は失敗しないぞ。

このベッドのシーツって、肌触りが最高。

 

〝喜んで頂けれバ、幸いでス〟

 

枕も…ふかふか…。

お…やす…み…。

………。

 

〝おやすみなさイ〟

 

〝しかシ、人造迷宮を狙うとハ…〟

 

〝実に素晴らしイ!〟

 

〝あそこにハ、大勢の獲物が隠れていまス〟

 

〝支配し逃げ場の無くシ、じわじわと狩っていク〟

 

〝くくク、楽しみですネ〟

 

 

 

 

 

【ダンジョンパート】

1階層に、『爆発ダンゴ虫』を継続しました。

1階層に、『おとし穴・小』を継続しました。

1階層に、『壁ドン』を継続しました。

 

2階層に、『幻覚苔』を継続しました。

2階層に、『電撃地雷』を継続しました。

2階層に、『媚薬雨・弱』を継続しました。

 

3階層に、『ゴブリンの巣』を継続しました。

 

4階層に、『幻覚苔』を継続しました。

4階層に、『電撃地雷』を継続しました。

4階層に、『張り付き呪い陣・石』を継続しました。

 

5階層に、『媚薬雨・弱』を継続しました。

5階層に、『落とし穴・中』を継続しました。

 

6階層に、『壁ドン』を継続しました。

6階層に、『落とし穴・中』を継続しました。

 

1~6階層で起きた結果を記録・蓄積ログしました。

記録の一部を表示します。

残りの記録を見たい場合は、ログフォルダを開いて下さい。

 

≪ログ報告その1≫

6階層で、冒険者達が敗走中。

冒険者A(エルフ、男性、レベル1)

冒険者B(ヒューマン、女性、レベル1)

敗走結果。

冒険者達の全滅。

冒険者Aは、地上に向かっている(現在、狭い通路を移動中(仲間達が、殺された…)

冒険者Aは、壁ドンされた!

冒険者Aは、壁ドンと通路の壁に挟まれ、即死(圧死)した!

冒険者Bは、地上に向かっている(現在、狭い通路を移動中(ゴブリンが強過ぎだよ)

冒険者Bは、目の前で仲間が潰され、悲鳴を上げた!

冒険者Bは、取り乱している(背後から近寄るフロッグシューターに、気がつかない)

冒険者Bは、奇襲された(舌が身体に巻き付いた)

冒険者Bは、踏ん張っている(失敗、引っ張られて上半身が口の中に)

冒険者Bは、藻掻いている(失敗、更に膝辺りまで口の中に)

冒険者Bは、足をジタバタしている(失敗、ついに全身が口の中に)

冒険者Bは、丸呑みされた。

救援は…来なかった。

冒険者は、消化されました。

 

≪ログ報告その2≫

5階層で、冒険者達がダンジョンを探索中。

冒険者A(ヒューマン、男性、レベル1)

冒険者B(ヒューマン、男性、レベル1)

冒険者C(ヒューマン、男性、レベル1)

冒険者D(パルゥム、男性、レベル1)

冒険者E(エルフ、男性、レベル1)

探索結果。

冒険者達は、転がっている袋を発見(袋の口から、大量の貨幣が…)

冒険者達は、落とし穴に落ちた(拾った瞬間、地面が崩れた)

冒険者達は、ダメージ・極小(ゴブリン達が現れた)

戦闘結果。

ゴブリン達の勝利。

冒険者達は、幻覚状態になった(ゴブリン達が幻覚苔を、大量に投げ込んだ)

冒険者達は、仲間同士で殺し合っている(ゴブリン達と戦っている)

冒険者達は、ダメージ・大(正気に戻る幻覚を見るを、繰り返している)

冒険者達は、ダメージ・特大(ゴブリン達は、ニタニタしながら見下ろしている)

冒険者達は、力尽きた。

勝ったゴブリン達の経験が、他のゴブリン達に継承されます。

 

≪ログ報告その3≫

2階層で、ゴブリン11匹が冒険者達と遭遇。

冒険者A(ドワーフ、男性、レベル1)

冒険者B(ドワーフ、男性、レベル1)

冒険者C(ドワーフ、男性、レベル1)

戦闘エリアで、媚薬雨の罠が発動中。

戦闘結果。

ゴブリン達の勝利。

冒険者Aは、興奮状態・極小(強い理性で耐えている(興奮しても女がいねえ)

冒険者Aは、油断していた(最後のゴブリンが魔法の浮彫細工(電撃地雷)を割った)

冒険者Aは、感電した(麻痺状態になった)

冒険者Aは、ダメージ・特大(ゴブリン達の増援に襲われた)

冒険者Aは、死亡した。

冒険者Bは、興奮状態・特大(理性が崩壊寸前である(あいつの尻を掘りてえ)

冒険者Bは、油断していた(電撃が雨を伝い、襲ってきた)

冒険者Bは、感電したが耐えた!

冒険者Bは、ダメージ・特大(仲間達の盾になるが、1人では守きれず…)

冒険者Bは、死亡した。

冒険者Cは、興奮状態・極小(強い理性で耐えている(仲間の視線が怖ええぇ)

冒険者Cは、油断していた(広範囲の電撃に逃げ場なし)

冒険者Cは、感電した(麻痺状態になった)

冒険者Cは、ダメージ・特大(ゴブリン達の増援に襲われた)

冒険者Cは、死亡した。

勝ったゴブリン達の経験が、他のゴブリン達に継承されます。

 

≪ログ報告その4≫

5階層で、ゴブリン32匹が冒険者達を奇襲。

冒険者A(エルフ、女性、レベル2)

冒険者B(アマゾネス、女性、レベル2)

冒険者C(ヒューマン、女性、レベル2)

戦闘エリアで、媚薬雨の罠が発動中。

戦闘結果。

ゴブリン達の勝利。

冒険者Aは、挟撃されても慌てなかった(少ない方へ突破を試みる)

冒険者Aは、落とし穴に落ちた!

冒険者Aは、興奮状態・中(雨が地面に浸透し、底へ溜まっていた)

冒険者Aは、興奮状態・特大(身体に力が入らず、媚薬のプールに沈んでイク)

冒険者Aは、捕縛された。

冒険者Bは、リーダーの指示に従った(ゴブリン達が笑っているような…)

冒険者Bは、落とし穴に落ちた!

冒険者Bは、興奮状態・中(着地に失敗、頭から落ちた)

冒険者Bは、興奮状態・特大(全身媚薬塗れで、理性が溶かされてイク)

冒険者Bは、捕縛された。

冒険者Cは、並行詠唱を始めた(冒険者()を殺したゴブリン共は焼き殺す)

冒険者Cは、落とし穴に落ちた!

冒険者Cは、興奮状態・中(効果があるか分からないが、解毒剤を飲んだ)

冒険者Cは、興奮状態・大(必死に耐えている)

冒険者Cは、捕縛された。

ゴブリンの巣に向けて、移動中。

邪魔者は…出現せず。

冒険者Cが、逃亡に成功!

残り2人は、ゴブリンの巣に幽閉されました。

勝ったゴブリン達の経験が、他のゴブリン達に継承されます。

 

≪ログ報告その5≫

1階層で、ゴブリン39匹が冒険者達と遭遇。

冒険者A(ヒューマン、男性、レベル2)

冒険者B(アマゾネス、女性、レベル1)

冒険者C(パルゥム、女性、レベル1)

冒険者D(獣人、男性、レベル1)

戦闘結果。

ゴブリン達の全滅。

冒険者Aは、ギルドのマニュアル通りに行動した!(数を減らせば、ゴブリンの強さは低下する)

冒険者Aは、猛攻撃した!

冒険者Aは、猛攻撃した!

冒険者Aに、ダメージ・極小

冒険者Bは、ギルドのマニュアル通りに行動した!

冒険者Bは、落とし穴に落ちた(両手を咄嗟に上げた)(何も出来ない、お荷物状態は避ける)

冒険者Bは、落とし穴から脱出した!

冒険者Bに、ダメージ・極小

冒険者Cは、ギルドのマニュアル通りに行動した!

冒険者Cは、爆発ダンゴ虫に吹き飛ばされた!

冒険者Cは、急いで仲間と合流した(タコ殴りや孤立を避ける)

冒険者Cは、ダメージ・小

冒険者Dは、ギルドのマニュアル通りに行動した!(仲間の援護をして、PTの壊滅を避ける)

冒険者Dは、落とし穴に落ちた仲間の援護をした!

冒険者Dは、吹き飛ばされた仲間の援護をした!

冒険者Dは、ダメージ・小

死んだゴブリン達の経験が、他のゴブリン達に継承されました。

 

≪ログ報告その6≫

4階層で、ゴブリン7匹が冒険者達と遭遇。

冒険者A(ヒューマン、男性、レベル1)

冒険者B(ヒューマン、男性、レベル1)

冒険者C(ヒューマン、男性、レベル1)

戦闘結果。

ゴブリン達の勝利。

冒険者Aは、短剣二刀流のゴブリンに苦戦している!

冒険者Aに、ダメージ・大

冒険者Aは、激闘の末に敗北(死亡)した。

冒険者Bは、仲間を倒したゴブリンと一騎打ち!

冒険者Bに、ダメージ・大

冒険者Bは、あと一歩というところで敗北(死亡)した。

冒険者Cは、異質なゴブリンに恐怖した!

冒険者Cに、ダメージ・大

冒険者Cは、逃げるが追いつかれて敗北(死亡)した。

勝ったゴブリン達の経験が、他のゴブリン達に継承されます。

短剣二刀流のゴブリンは、冒険者達の持っていた魔石を食べました。

 

ゴブリン達は学習しました。

囮を使って、冒険者を嵌めるべし。

罠と罠を組み合わせて、冒険者を追い詰めるべし。

冒険者の持っている不明な品(貨幣)を利用すべし。

電撃は水を伝い感電すると知った。

女冒険者を桃色の液体に漬ければ、楽に捕縛できると知った。

 

報告します。

ゴブリンキング候補が出現しました。

「…オイラ…強イ…ガリッボリボリ(魔石を喰らう音)…兄貴…兄貴…誰ダッケ?」

 

 

 

 

 

【オティヌスパート】

ふむふむ、なるほど。

落とし穴について、いくつか分かった事がある。

落とし穴・小は、ランダムで配置され、使用後に消滅する。

消滅といっても、ダンジョンの修復力で穴が埋まるだけ。

そして、別の場所に配置される。

冒険者にとって、悪夢のような罠だ。

次に落とし穴・中。

使用後は崩れた地面、落とし穴の蓋部分のみ修復される。

つまり配置場所は、そのまま。

厄介だなー。

引っ掛かった冒険者が生還すると、報告されてしまう。

地図にでも記載されたら、結構な痛手だ。

そう思っていたが…。

とんでもない裏技に気がついた。

階層に配置した罠を、一旦解除して、また配置する。

あ~ら不思議。

再びランダムで配置された。

命懸けで手に入れた情報が無駄になる。

まさに鬼畜の所業。

ふふふ。

毎回やろう。

さて、今回の戦果は…よくやった!

偉いぞ、ゴブリン達。

レベル2の苗床を、多く確保した。

強いゴブリン達が生まれ、益々冒険者達を苦しめるだろう。

フロッグシューター達も頑張ったな。

中々の働きっぷりだ。

うん?

ゴブリンキング候補の出現?

何コレ!?

階層主…じゃないか。

ファンタジーでは有名な魔物(ボス)だけど、ダンまちでは聞いた事がない。

候補ってところも気になる。

あとで、アクマに聞いてみるか。

冷蔵庫を、チラリと見る。

仮初の命状態なので、俺に飲食は不要。

しかし、キンキンに冷えたビールが飲みたい。

身体は求めてないが、心が求めている!

就寝前の一杯。

軽く酔って、気分良く眠るのが好きだった。

ああー。

想像すると欲望が止まらない。

冷蔵庫の扉を開けて…なっ…ぬあああああああああああああああぁっ!

栄養ドリンクしか入ってねえっ!

 

 

 

 

 

 




ダンジョンの6階層にて。

ヘスティアは上半身を、フロッグシューターにパクッと食べられた。
「ほぎゃあああああああぁっ!?」
女神の絶望の悲鳴が、ダンジョンに響いた。
デビルエネルギーが、大幅に増えました。

命 「ヘスティア様!?」
千草「あわわわっ!」
桜花「今お助けします!」

「まったく、何をして…えっ?」
ヘルメスは上半身を、フロッグシューターにパクッと食べられた。
「ほげえええええええぇっ!?」
男神の絶望の悲鳴が、ダンジョンに響いた。
デビルエネルギーが、大幅に増えました。

アスフィ「ヘルメス様!?もう!何やってんですか!」
リュー 「………。」
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