ダンジョンに、ダンジョンマスターが現れた! 作:ずぼらさん
【アクマと会話パート】
説明してもらおうか!
アクマ!
〝いきなり何ですカ〟
タンス、冷蔵庫、本棚。
この3つについてだ!
〝何か問題でモ?〟
問題しかないわ!
まずは、タンス。
入っている服が、全部オティヌスの衣装なんだけど!?
〝貴方の魂ニ、この衣装以外は有り得ない!ト、刻んであったのデ〟
俺のせいだった!?
確かに、オティヌスの衣装は素晴らしい。
初めて見た時は衝撃を受けた。
敵の
〝ちなみニ、その服は魔法で強化されていまス〟
えっ?
〝第一等級防具ト、同等の防御力でス〟
マジで!?
もしかして、タンスの中の服も全部?
〝はイ〟
わ、わーお。
とんでもない事になっていた。
布面積少ないのに、防御力があるのか。
〝激しく動いても胸や尻ガ、ポロリしない魔法も掛かっていまス〟
非常に助かる。
ありがとう…って、違う!
感謝している場合じゃない。
次は冷蔵庫の件だ。
栄養ドリンクしか入ってないぞ!
〝貴方の冷蔵庫に入って飲み物ヲ、増やして入れておきましタ〟
そんな馬鹿な。
さすがに、それ以外の飲み物も…あっ。
長期留守にするから、飲んだ気がする。
お茶も、ジュースも、アルコールも。
〝好きな飲み物と勘違いしましタ、申し訳ありませン〟
ぬぐぐ。
アクマは悪くない。
俺の自業自得だ。
〝ついでニ、警告しまス〟
警告?
〝飲食するト、吐きますのデ〟
なんだと!?
仮初の命だからか?
栄養ドリンクを飲まなくて、よかったー。
〝24時間起きれるようになれバ、仮初から疑似の命状態になりまス〟
うん?
それは、何が変わるんだ?
〝トイレは不要のままですガ、疑似飲食が可能になりまス〟
ううん?
飲食可能って事だよな?
何か違いがあるのか?
〝ありまス!栄養にはならズ、食べた物は微量な魔力に変換されまス〟
なるほど。
食感や味だけを楽しめるわけか。
いいじゃん。
微量っていうけど、魔力に変換されるのも、お得っぽい。
〝どれだけ食べても1回の食事デ、MP1回復するくらいですヨ〟
十分だよ。
吐くより断然マシだ。
さて。
最後の本棚は、1番説明して欲しい。
何故、BL本にした。
俺を腐女子にするつもりか!
〝貴方の本棚ハ、8:2でしタ〟
何を言って…はっ!
〝女性になったのデ、エロ本よりBL本の方が良いのでは?ト、愚考しましタ〟
本当に愚考だよ!
普通のエロ本でいいよ!
…待てよ?
8:2なら、普通の漫画と小説がある?
〝10:0が喜ばれると思イ、全てBL本にしましタ〟
何やってんの!?
小さな親切、大きなお世話!
〝まあまア、大変貴重な本も入れてありますのデ〟
ほほー。
どんな本だ?
〝
うおおおおおおおおおおいいいぃっ!
貴重な本じゃねえよ!
禁書確定じゃねえか!
本人達に知られたら、ぶっ殺されるぞ!
〝ですよネー〟
分かってんなら、入れるなよ!
それと!
BL本は読まないから、全部処分してくれ。
〝残念ですガ、了承しましタ〟
はあー、疲れた。
話は変わるが…。
起きている時間を増やしたい。
〝どれだけ増やしますカ?〟
1時間…いや、2時間だ。
〝デビルエネルギーが足りませン!1時間なら可能ですガ、どうしますカ?〟
じゃあ、1時間で。
もう1時間は、デビルエネルギーが貯まったら増やすよ。
〝了解…時間を増やしまス…成功しましタ〟
仮初の命から疑似の命まで、あと22時間か。
まだまだ先だなー。
クノッソスも、早く手に入れたいし。
唯一の救いは、少しだけ時間に余裕があること。
ベル・クラネルには、2つの事件が起こる。
アポロン・ファミリアと
イシュタル・ファミリアから春姫の解放。
もう1つの懸念…。
〝ロキ・ファミリアですネ?〟
ああ、そうだ。
こちらも事件が起きる。
3つの事件後、
ベル・クラネルが、
ロキ・ファミリアが、クノッソスの発見と攻略開始。
〝人造迷宮の存在ヲ、秘密にするならバ…〟
事件が終わる前に、支配して隠蔽するしかない。
まあロキ達は、気がついているけど。
ダンジョンの入り口が、もう1つある事に。
〝ただ現時点デ、それが人造迷宮とは思ってもみないでしょうガ〟
だな。
さて、罠を直すか。
時間が無くて、配置が適当だったし。
今回は2時間もある。
冒険者達の脅威となる組み合わせを作る。
〝頑張っテ〟
………。
〝集中していますネ〟
………。
〝私も仕事をしましょうカ〟
………。
〝
………。
〝くくク、冒険者達の反応が楽しみでス〟
よし、終わった!
待たせたな、アクマ。
〝お疲れ様でス〟
時間に余裕があるのは、実にいいな!
おっ、BL本を処分してくれたのか。
サンキュー。
〝いえいエ〟
なあ、この世界の本を手に入れる事は可能か?
〝転生前なら可能でしたガ、今は無理でス〟
むうう。
読書は諦めるか。
アクマ、悪いけど…。
時間がくるまで、話し相手を頼むぜ。
〝喜んデ〟
【ダンジョンパート】
1階層から12階層の罠を変更しました。
各階層の罠を確認する際は、トラップフォルダを開いて下さい。
ゴブリンの巣は、6階層のままです。
1~12階層で起きた結果を記録・蓄積ログしました。
記録の一部を表示します。
残りの記録を見たい場合は、ログフォルダを開いて下さい。
≪ログ報告その1≫
3階層で、苗床産ゴブリン11匹+ゴブリン19匹が冒険者達と遭遇。
冒険者A(エルフ、男性、レベル1)
冒険者B(エルフ、女性、レベル2)
冒険者C(ヒューマン、男性、レベル2)
冒険者D(ヒューマン、女性、レベル1)
戦闘結果。
ゴブリン達の全滅。
冒険者Aは、引き寄せ呪い陣・魔法に接触!
冒険者Aは、自分の放った魔法で負傷した!
冒険者Aに、ダメージ・中
冒険者Aは、仲間の放った魔法で負傷した!
冒険者Aに、ダメージ・特大
冒険者Aは、魔物の放った魔法で負傷した!
冒険者Aは、死亡した。
冒険者Bは、魔法を放つが冒険者Aに命中した!
冒険者Bは、大きく動揺した!
冒険者Bに、ダメージ・大
冒険者Cは、冒険者Aの魔法に驚愕した(引き寄せられ、本人へ命中)
冒険者Cは、冒険者Bの魔法に驚愕した(引き寄せられ、味方へ命中)
冒険者Cは、ゴブリンの魔法に驚愕した(引き寄せられ、呪われた者へ命中)
冒険者Cに、ダメージ・小
冒険者Dは、苗床産ゴブリンの強さに苦戦した!
冒険者Dに、ダメージ・大
死んだゴブリン達の経験が、他のゴブリン達に継承されました。
≪ログ報告その2≫
7階層で、冒険者達がダンジョンを探索中。
冒険者A(獣人、男性、レベル2)
冒険者B(ドワーフ、男性、レベル2)
冒険者C(ドワーフ、男性、レベル2)
冒険者D(パルゥム、男性、レベル1)
探索結果。
宝箱を発見したが、
冒険者Aは、大喜びしながら近づく。
冒険者Aは、冒険者Dの警告を無視した(嫌な予感がする?馬鹿か、宝箱だぞ!)
冒険者Aは、宝箱に食べられた!
冒険者Aは、死亡した。
冒険者Bは、大喜びしながら近づく。
冒険者Bは、冒険者Dの警告を無視した(臆病者のパルゥムめ、そこで見ていろ!)
冒険者Bは、
冒険者Bは、逃げ出そうとしたが、捕まって食べられた!
冒険者Bは、死亡した。
冒険者Cは、大喜びしながら近づく。
冒険者Cは、冒険者Dの警告を無視した(お前の取り分は無しだからな!)
冒険者Cは、冒険者Aが食べられるのを見た!
冒険者Cは、
冒険者Cは、逃げ出そうとしたが、捕まって食べられた!
冒険者Cは、死亡した。
冒険者Dは、猛烈に嫌な予感がした。
冒険者Dは、仲間達に警告した。
冒険者Dは、宝箱を開ける前に逃げ出した!
冒険者Dは、冒険者Aの悲鳴を聞いた!
冒険者Dは、冒険者Bの悲鳴を聞いた!
冒険者Dは、冒険者Cの悲鳴を聞いた!
冒険者Dは、
≪ログ報告その3≫
11階層で、苗床産ゴブリン37匹が冒険者達と遭遇。
冒険者A(ヒューマン、男性、レベル2)
冒険者B(ヒューマン、女性、レベル2)
冒険者C(ヒューマン、女性、レベル2)
戦闘結果。
ゴブリン達の勝利。
冒険者Aは、ゴブリン達の数に苦戦している!
冒険者Aに、ダメージ・中
冒険者Aは、冒険者Bを助けようとしたが…ゴブリン達の大増援が現れた!
冒険者Aは、見捨てて逃げた!
冒険者Bは、爆発ダンゴ虫に吹き飛ばされた!
冒険者Bは、接着ダンゴ虫を潰してしまった!
冒険者Bは、
冒険者Bは、
冒険者Bは、
冒険者Bは、
冒険者Bは、捕縛された。
冒険者Cは、ゴブリンの猛攻に押されている!
冒険者Cに、ダメージ・中
冒険者Cは、冒険者Bを助けようとしたが…ゴブリン達の大増援が現れた!
冒険者Cは、見捨てて逃げた!
ダンジョン・リザードに乗り、苗床を速やかに巣へ輸送。
邪魔者は…出現せず。
冒険者は、ゴブリンの巣に幽閉されました。
勝ったゴブリン達の経験が、他のゴブリン達に継承されます。
≪ログ報告その4≫
10階層で、冒険者達がダンジョンを探索中。
冒険者A(ヒューマン、男性、レベル2)
冒険者B(アマゾネス、女性、レベル3)
冒険者C(ドワーフ、男性、レベル2)
冒険者D(ドワーフ、男性、レベル2)
探索結果。
仲間を1人失った…。
冒険者Aは、天井から忍び寄る
冒険者Aは、頭から首元まで呑み込まれた!
冒険者Aは、そのまま天井まで引っ張られた!
冒険者Aは、激しく抵抗している(剥がそうとしたが、ピッタリ張り付いて取れない)
冒険者Aは、抵抗している(重力に身体を引っ張られ、首吊り状態に)
冒険者Aは、弱弱しく抵抗している(ずっと呼吸が出来ない)
冒険者Aは、死亡した。
冒険者Bは、
冒険者Bは、攻撃した(失敗!武器が届かなかった)
冒険者Bは、絶望した。
冒険者Cは、
冒険者Cは、抱きついた(失敗!引っこ抜けず、冒険者Aの首に大ダメージ)
冒険者Cは、絶望した。
冒険者Dは、
冒険者Dは、魔法を放った(失敗!首吊り蚯蚓は獲物を離さなかった)
冒険者Dは、絶望した。
《ログ報告その5》
7階層で、ゴブリンライダー23匹が冒険者達と遭遇。
騎乗している魔物は、ダンジョン・リザード。
冒険者A(ヒューマン、男性、レベル1)
冒険者B(アマゾネス、女性、レベル2)
冒険者C(パルゥム、男性、レベル1)
冒険者D(エルフ、男性、レベル2)
冒険者E(獣人、女性、レベル1)
戦闘結果。
双方、痛み分け。
冒険者Aは、ゴブリンライダーの存在に弩肝を抜かれた!
冒険者Aは、必死に戦った。
冒険者Aは、
冒険者Aに、ダメージ・中(毒状態になった)
冒険者Bは、ゴブリンライダーの存在に血が騒いだ!
冒険者Bは、獰猛な笑みを浮かべて戦った。
冒険者Bは、
冒険者Bに、ダメージ・小(毒を無効化した)
冒険者Cは、ゴブリンライダーの存在に狼狽した!
冒険者Cは、怯えながら戦った。
冒険者Cは、
冒険者Cに、ダメージ・中(毒状態になった)
冒険者Dは、ゴブリンライダーの存在を見ても冷静だった!
冒険者Dは、指揮しながら戦った。
冒険者Dは、
冒険者Dに、ダメージ・極小(毒を無効化した)
冒険者Eは、ゴブリンライダーの存在に卒倒しそうになった!
冒険者Eは、気力を振り絞って戦った。
冒険者Eは、
冒険者Eに、ダメージ・中(毒状態になった)
ゴブリン達の経験が、他のゴブリン達に継承されます。
《ログ報告その6》
1階で、冒険者が敗走中。
冒険者A(エルフ、女性、レベル2)
敗走結果。
冒険者は、無事に地上へ帰還した。
冒険者Aは、
冒険者Aは、落とし穴に落ちた!
冒険者Aは、ダメージ・小
冒険者Aは、よじ登り始めた(フロッグシューターの存在に気がつかなかった)
冒険者Aは、奇襲された(舌が足首に巻き付いた)
冒険者Aは、
冒険者Aは、再び登り始める。
冒険者Aは、攻撃された(舌がお尻に巻き付いた)
冒険者Aは、両手で壁を掴んでいる(抵抗に成功)
冒険者Aは、
冒険者Aは、諦めずに登った。
冒険者Aは、攻撃された(舌がお尻に巻き付いた)
冒険者Aは、両手で壁を掴んでいる(抵抗に成功)
冒険者Aは、
冒険者Aは、落とし穴を登りきった!
冒険者Aは、
《ログ報告その7》
4階で、ゴブリン44匹が冒険者達と遭遇。
冒険者A(ヒューマン、男性、レベル2)
冒険者B(エルフ、女性、レベル2)
冒険者C(アマゾネス、女性、レベル2)
冒険者D(パルゥム、女性、レベル2)
戦闘結果。
ゴブリン達の全滅。
冒険者Aは、
冒険者Aは、冒険者Dに群がるゴブリン達を蹴散らす!
冒険者Aに、ダメージ・小
冒険者Bは、
冒険者Bは、冒険者Dを囲もうとするゴブリン達を薙ぎ払った!
冒険者Bは、ダメージ・小
冒険者Cは、
冒険者Cは、冒険者Dが捕まらない様にゴブリン達を吹き飛ばす!
冒険者Cは、ダメージ・小
冒険者Dは、冒険者Aに罠を警告する(ゴブリン達の視線が集中した)
冒険者Dに、ダメージ・極小
冒険者Dは、冒険者Bに罠を警告する(ゴブリン達の殺意が増大した)
冒険者Dに、ダメージ・小
冒険者Dは、冒険者Cに罠を警告する(ゴブリン達の増援が急増した)
冒険者Dに、ダメージ・中
冒険者Dは、
死んだゴブリン達の経験が、他のゴブリン達に継承されました。
ゴブリン達は学習・研究している。
人食い箱に、冒険者達を誘導すべし。
ただし、雌が居る場合は極力避けるべし。
首吊り蚯蚓を研究して、口を開かせる方法を発見した。
ダンジョン・リザードに騎乗の際、天井と壁から攻撃する方法を習得した。
落とし穴の中に、隠れる・隠す事を学習した。
罠を感知する冒険者は、絶対に殺すべし。
雌でも関係ない。
【オティヌスパート】
帽子を置いて、鏡の前に立つ。
オティヌスの金髪は美しい。
触ってみると、なめらかな手触りで、とても心地良い。
指通りも最高だ。
更にしなやかで、頭を揺らすと、髪全体が流れるよう動く。
艶もあり、人を惹きつける魅力がある。
だからこそ、勿体ないと思った。
髪型は1つだけで、いいのか?
もっとバリエーションがあっても、いいはずだ!
というわけで、髪型を変えてみた。
まずは、ポニーテール。
………やばっ。
可愛過ぎる!
ちなみに毛先が、
ポニーテールは位置によっても、印象がガラリと変わる。
奥が深いのだ。
個人的には、高めのポニーテールを、お勧めしたい!
健康的、元気で活発、運動系女子のイメージ。
しかし、とんでもない欠点があった。
帽子をかぶれない。
魔女帽子をかぶれないオティヌスは、オティヌスではない!
………コホン。
いかんいかん。
つい取り乱してしまった。
次は、三つ編みだ。
文学少女、清楚で大人しい、眼鏡が似合うイメージ。
うん、悪くない。
帽子もかぶれるし。
だが、またしても欠点があった。
三つ編みのやり方…知らなかったよ。
諦めよう。
今度の髪型は、お団子ヘアだ。
シニヨンとも呼ばれている。
ぶっちゃけると、ポニーテールを丸くまとめた髪型。
見た目は、お団子そのもの。
こうやって…少し違うか…ああ、こうか。
出来た!
くっ、これも可愛すぎる!
カメラが無いのが悔やまれる。
ふーーー。
ナルシストになりそうだ。
ショートカットやミディアムヘアも、捨てがたいな。
いやいやいや。
せっかくの長い髪を切るわけには…。
待てよ。
アクマが言っていた。
髪を切っても焼かれても、直ぐに元に戻ると。
あはは、冗談だろ?
………ハサミで、ちょっとだけ切ってみた。
げっ!?
生えた。
にょろっと、一瞬で生えた!?
怖いんだけど!?
作者は毎日、栄養ドリンクを飲んでいます(。-`ω-)ケフッ