ダンジョンに、ダンジョンマスターが現れた!   作:ずぼらさん

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※運命が変わった冒険者達の話その4「嘆きの花」

「死にたくない。」

 

ゴブリンに捕まって、何日経ったのか。

何度も犯され、何度も孕まされ、何度も産まされた。

地獄のような日々。

 

「死にたくない。」

 

同じように捕まった女冒険者達は多い。

全員が逆らえなく首輪を付けられ、苗床として扱われた。

薄暗いゴブリンの巣では、嗤い声と泣き声が止まらない。

 

「死にたくない。」

 

心が壊れる女冒険者が増えてきた。

右隣にいたアマゾネスは、絶対に助けが来ると励ましてくれた。

でも、今は濁った瞳で、殺してとしか言わなくなった。

左隣にいたパルゥムは、逃げるチャンスは必ずあると微笑んでくれた。

でも、今は涎を垂らしながら、虚ろな表情のままだ。

 

「死にたくない。」

 

私の心も壊れる寸前。

希望がなく、絶望しかない。

それでも生きたい。

家族のもとに帰りたい。

その想いだけが、私を支えていた。

 

「死にたくない。」

 

動かなくなった(死んだ?)女冒険者達が、小屋に運ばれて行く。

見た。

見てしまった。

見るんじゃなかった。

ゴブリンが皿を持って出てくる。

載せてあったのは、血の滴る肉。

あは、あはは、ナンノ肉ダロウ?

 

「死にたくない。」

 

首輪がなくても、逆らう気力はない。

ゴブリンに…ゴブリン様に、勝てると思った私が愚かだった。

冒険者になるんじゃなかった。

父さん、母さん、お兄ちゃん。

助けてーっ!

 

「死にたくない。」

 

沢山の女性が連れて来られた。

新たな被害者達。

苗床になる仲間。

あれ?冒険者じゃない?一般市民?

知っている顔もいた。

ギルド職員のミィシャさんだ。

どうして彼女が、ここに?

ま、まさか!

オラリオが攻められたの!?

陥落してしまったの!?

 

「死にたくない。」

 

ミィシャさんが、ゴブリン達に押し倒された。

服の破ける音、助けを求める悲鳴、肉のぶつかり合う音。

他の女性達も次々と…。

ごめんなさい。

助ける力は、私に無いの。

 

「死にたくない。」

 

ゴブリン達に引っ張られた。

どこかへ連れて行かれる?

や、やだ!

あの小屋にだけは!

 

ゴキャ、ルアガギャギ?(こいつ、まだ産めるぞ?)

 

ナグギャギ、グガガギャギャ。(数が増えて、食糧が足りない。)

 

グギャ。ルグギャゴギャギャドナ。(そうか。まあ苗床増えたしいいか。)

 

ギャギャゴ、グギャガガギャギャ。(あと何人か、淫蝕場に連れて行く。)

 

違った。

肉にするんじゃないみたい。

首輪を外され、違う首輪を付けられた。

んんっ!

胸が熱くなって疼いた。

今のは一体?

知らない大きな建物の中に入れられた。

そこで見たのは…。

 

「死にたくない。」

 

多くのゴブリンが、乳白色の液体を美味しそうに飲んでいた。

女冒険者達の胸を搾って。

な、なんなのコレ!?

頭に浮かんだのは、故郷で見た牛の搾乳。

似ている。

違う点が、あり過ぎるけど…。

1つ目は匂い。

建物の中は、酷く甘い匂いで満たされていた。

匂いのもとは…乳?

2つ目は、その乳。

出る量が異常だった。

人は、そんなに出るはずがないのに。

3つ目は、女冒険者達。

全員、気持ち良さそうな(快楽に染まった)顔をしていた。

搾られる度に、喘ぎ声を上げている。

 

「死にたくない。」

 

おそらくここは、ゴブリン達の飲食場。

ダンジョンの食糧庫(パントリー)と、同じ役割を果たしている。

やだなー。

苗床の次は、食糧にされちゃうのか。

肉にされるより、マシだけど…。

きっと、心は壊れる(堕ちる)

女冒険者達の顔を見て、そう思った。

 

「死にたくない。」

 

無意識に出るこの口癖も、ここで止まるかな?

ゴブリン達が、新たな食糧(わたし)に近寄ってきた…。

 

 

 

 

 

 




????
本来は、ダンジョンの探索中に、魔物との戦闘で死亡。
このパラレルワールドでは、ゴブリン達の苗床に。
そして、食糧へ堕ちる。
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