ダンジョンに、ダンジョンマスターが現れた!   作:ずぼらさん

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更新が遅くなって、申し訳ありません。
残業地獄の中、右肩を痛めて…寝込んでいました(≧◇≦)
ふふふ。
11月11日には出張ですよ…がふっ(吐血)。







※運命が変わった冒険者達の話その6「夜の花」

あー、暇だなー。

夜になるまで、歓楽街は静かだ。

客は来るけど、良い男が少ない。

出歩くのも、ちょっとまずい。

今は主神様(イシュタル様)の機嫌が、非常に悪い。

殺生石が盗まれて、大激怒。

怖い怖い。

うっかり出会って、とばっちりでも受けたら最悪だ。

大人しくしとこー。

盗んだ犯人か。

誰だろうね。

倉庫を警備していた戦闘娼婦達(バーベラ)は、全員殺された。

あたしより、強い仲間もいたのに。

 

「ねえ、コルネ。」

 

「どうしたの、キリシ?」

 

「…邪神様(タナトス様)から連絡あった?」

 

「…無いよ。出入口もね。」

 

「そっかー。」

 

主神様の機嫌が悪い、もう1つの理由。

邪神様と連絡が途絶えた。

打倒フレイヤ・ファミリアの為に、闇派閥(イヴィルス)と手を結んでいる。

これは極秘事項。

戦闘娼婦達でも、知っている者は極一部。

闇派閥は、なんと!

人造迷宮(クノッソス)を作り、そこを拠点(ホーム)にしていた。

悪い事をするのに最適だったけど、行けなくなった。

あったはずの出入口が、全て消えた。

あたし達は大混乱だよ。

討伐された情報は聞かないし、どうなったのやら。

困ったね。

カーリー・ファミリアだっけ?

関わる話があったけど、結局有耶無耶に。

 

「改築の件は聞いてる?」

 

「聞いてるよー。」

 

コルネの言った改築。

歓楽街で1番人気の娼婦。

春姫が居る店を、大きく改築するのだ。

本当に出世したなー。

初心だった春姫が、男を知ったら、ああなるとは…。

良い男達を手玉に取っちゃうし。

同じ女のあたし達も、あの色気にメロメロだよ。

おまけに、ステイタスを更新したら、みんな驚いた。

特殊能力(スキル)と魔法が発現したのだ。

どちらも反則(チート)で、情欲(エロス)に染まっていた。

ウチデノコヅチだけでも、凶悪なのに。

主神様も春姫を、生贄から外すかもしれない。

………。

ううん、外すね。

死なすのは勿体ない。

損失の方が、大きくなってしまった。

だからかもね。

積極的に戦闘娼婦達を、ダンジョンに行かせている。

経験を積ませて、ランクを上げる為に。

あたしも明後日になったら、行かないと…。

面倒だなー。

正当法で頑張っても、フレイヤ・ファミリアには…勝てないと思う。

 

「そうそう、明日帰って来るわよ。」

 

「えっ?誰が?」

 

「あんたねえ、ネイスン達よ!」

 

「ごめんごめん。帰って来るのか、嬉しいね。」

 

ネイスン、カネス、バリナ。

ダンジョンでゴブリン達に捕まり、苗床にされた仲間達。

救出後は、酷い状態だった。

冒険者としても、女性としても、もう駄目かと思った。

でも、タルウィ・ファミリアのおかげで、元気になった!

被害を受けた冒険者達の為に、治療施設を自費で建設。

肉体の治療だけでなく、精神の治療(カウンセリング)まで。

ギルドも被害者の関係者達も、みんな感謝していた。

勿論、あたしも!

神様(タルウィ様)は、善神だね!

 

「準備するわよ。」

 

「ダンジョン?復帰歓迎会?どっち?」

 

「両方!」

 

だよねー。

予定通りなら姉御達(アイシャ)が、今日帰って来る。

ダンジョンから。

 

「レナが、足引っ張ってないと良いけど。」

 

「大丈夫よ、サミラも傍に居るから。」

 

確かに。

なんやかんやで、面倒見が良いんだよね。

じゃあ、頑張って準備しますか!

 

 

 

 

 

 




【キリシ】
イシュタル・ファミリアのアマゾネス。
本来は、殺帝アラクニアの放った暗殺者の手によって死亡。
人造迷宮クノッソスが封鎖された為、人生が変わる。
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