五等分の転生者   作:疾風“はやて”

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次女の思い

〜翌日〜

 

 

 

 

 

二乃「ルームサービス頼むけど、アンタも何かいる?」

 

 

優助「じゃあ適当に飲み物お願い」

 

 

二乃「ってかなんでアンタしれっとここにいんのよ!」

 

 

優助「それはまあ、来たかったからかな?」

 

 

二乃「っ…!そ、そう…」

 

 

二乃がこんなに潔いなんて珍しいな…。

いつもならなんでも噛み付いてくるのに。

 

 

優助「俺は、昨日のことで二乃への信頼度は爆上がりだからね〜」

 

 

二乃「アンタ意外と単純なのね」

 

 

優助「そうでもないよ?とりあえず昨日の事は記憶の隅に置いて後回し…。先に君たち五つ子の問題を解決しなきゃいけないから」

 

 

二乃と五月が仲直りして家に戻ること、そして四葉の陸上部への加入を防ぐこと。

 

 

なんでこんなに絶え間なく問題事を起こすんだこの姉妹は…。

 

 

とりあえず俺がしなければならないのは、二乃からの信頼を得ること。

 

 

ようやく打ち解けてきている気がするからなんとか頑張らなきゃな。

 

 

二乃がルームサービスを頼み終えたのか、こちらの方に戻ってくる。

 

 

二乃「とりあえずお茶頼んどいたから」

 

 

優助「うん、ありがと」

 

 

二乃「何かお菓子作るけど食べる?」

 

 

優助「毒、入れたりしない?」

 

 

二乃「失礼ね!そんなこともうしないわよ!」

 

 

優助「そっか。俺実は甘いもの好きだから作って欲しいな」

 

 

二乃「パンケーキでいい?」

 

 

優助「おっけー」

 

 

二乃は椅子から立ち上がりキッチンの方へと向かう。

 

 

てかホテルにキッチンてどゆこと?

マジでこの人達と過ごしてると感覚がバグってくるわ。

風太郎も中々だけど…。

 

 

優助「俺もなにか手伝うよ」

 

 

俺もそう言って立ち上がる。

 

 

二乃「アンタ料理できるの?」

 

 

優助「舐めてもらっちゃ困るな二乃くん。家には俺と優菜しかいないから二人でよく作ってるんだよ。まぁ優菜だけの時もあるけど…」

 

 

二乃「なら生クリーム混ぜといて」

 

 

優助「分かった」

 

 

カチャカチャ

 

 

優助「…二乃はなんか悩み事とかないの?」

 

 

二乃「どうしたのよ突然」

 

 

優助「二乃に俺の話を聞いてもらったし、俺も何かしてやりたいからさ。それに二乃って自分の弱みとか、人に見せないから一人で抱え込んでるんじゃないかな〜と思って」

 

 

二乃「意外と鋭いのねアンタは…。そうね、確かにないと言ったら嘘になるわ。これは独り言として聞いてほしんだけど、私たちは前まではもっと五つ子らしかったわ。みんな同じ見た目と性格で、思考が共有されてるみたいで居心地が良かった。でも5年前から変わった…。皆が少しづつ離れていった。まるで五つ子から巣立って行くように、私だけを取り残して…。だから私も無理にでも巣立たなきゃいけない」

 

 

二乃の料理する手は止まっていた。かなり悩んでたんだな。

 

 

優助「二乃はそれでいいの?」

 

 

二乃「いいのよ。私だけが取り残される前に過去を忘れて変わらなきゃ行けない」

 

 

優助「そっか。でも、二乃も変わってない訳では無いと思うよ?」

 

 

二乃「え?」

 

 

優助「こうして二乃と二人でいるなんて、出会ったばかりの頃なら考えられないじゃん」

 

 

二乃「まあ確かにそうだけど…」

 

 

優助「変わることは時に辛いことかもしれないし。でも、二乃が無理して変わろうとするなら俺は止めないよ」

 

 

優助「まあ、その…」

 

 

二乃「?」

 

 

優助「二乃が変わりたいって言うなら俺は背中は押してあげるよ」

 

 

俺は二乃の方を向いてそう告げる。

 

 

そして俺はカチャカチャとまたクリームを混ぜ始める。

 

 

二乃「…あの子たちがアンタに懐いてる理由わかった気がするわ……

 

 

優助「ん?なんか言った?」

 

 

一旦手を止め聞き返す。

ちょうどカチャカチャしてたから聞き取れなかったわ。

 

 

二乃「なんでもないわ!」

 

 

そう言って二乃はフライパンにパンケーキの素を流し込む。

 

 

二乃「…!…熱っ!!」

 

 

優助「大丈夫か二乃!」

 

 

俺はすぐにクリームを置き、二乃の手を掴んで水道水を当てさせる。

 

 

二乃「あっ、ありがと…」

 

 

優助「そのまま冷やしてなよ。火傷が痕にでもなったら大変だから」

 

 

そう言いパンケーキの焼き加減を確認する。

 

 

二乃の方を見ると少し顔を赤くして俯いている。

 

 

得意な料理で失敗して恥ずかしかったのかな?

 

 

まあいいや、二乃が冷やし終えるまで俺がパンケーキ見とかなきゃな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優助「美味ーい!!!」

 

 

二乃「うるっさいわね!急に大声なんか出すんじゃないわよ!」

 

 

優助「おっとこれは申し訳ない。でも、マジで美味しいわコレ」

 

 

美味すぎて思わず、炎を体現させる呼吸を使う剣士のようになってしまった。

 

 

二乃「当たり前じゃない、ほとんど私が作ったんだから」

 

 

優助「いや僕も手伝いましたよ、お嬢…」

 

 

二乃「誰がお嬢よ…、てかアンタはクリーム混ぜてココアパウダーふっただけじゃない!」

 

 

優助「確かに」モグモグ

 

 

甘党の俺からしたら、これ以上に幸せな時間はないわ。

 

 

二乃「でも本当に美味しそうに食べるわね、まるで五月みた…、あっ……」

 

 

優助「………二乃も意地張ってないで早く謝ればいいのに」

 

 

二乃「それはできないわ…。それに私が変わるタイミングは今しかない気がするの」

 

 

優助「そっか」パクッ

 

 

二乃にも思うところがあるのだろう。まあ、これも二乃が成長するきっかけになるのなら、俺が急かしたりするのはちょっと違うか……。

 

 

優助「ご馳走様でした!」

 

 

優助「よしっ!コレで明日からも頑張れるわ!」

 

 

二乃「ちょっとアンタ……、その…今日はありがと」

 

 

優助「お互い様だよ。俺も助けて貰ったし、恩返しが出来たのなら良かった」

 

 

そう言い残し、二乃の部屋を後にする。

 

 

二乃の気持ちも理解した。

 

 

二乃自身も自分を変えようとしているみたいだし、それに対する心の準備も終わったら、きっと五月とも仲直りしてくれるだろう。

 

 

二乃もいつまでも皆と離れ離れは嫌だろうし……。

 

 

てことで、明日からはもう一人の問題児のところに行くことになるな…。

 

 

風太郎が何とかしてくれているかもしれないが…、俺も協力して何とかするしかない。

 




とりあえず要望の多かった二乃派の意見も達成できるようにフラグ立てました。さて誰になるんでしょうねぇ?まあ僕次第ですが…。
一花派と二乃派は接戦で、僕自身も悩んでるかもしれないのでアンケートの回答ぜひよろしくお願い致します!(アンケート新しくしたので心の変化があった方もなかった方もご回答よろしくお願いします!)
※実は僕は三玖推しです。

推しの子ルートはありですか?

  • あり。優助、役者の道へ……。兄妹ルート
  • あり。優助、役者の道へ……。五つ子ルート
  • なし。優助に役者の才能なし。兄妹ルート
  • なし。優助に役者の才能なし。五つ子ルート
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