五等分の転生者   作:疾風“はやて”

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優助くんにはリーダーとして人をまとめる素質があるようです。


せわしない花火大会

ガヤガヤ....

 

人マジで混みすぎでしょ。陰キャのオレからしたら結構辛いんですけど....

 

通行人「あの~」

 

優助「あぁ、屋台ならあちらになります。」

 

通行人「そ、そうじゃないんだけど......」

 

こんな風に話しかけられるのもちょぴっと困る。しかも今日に限ってめちゃくちゃ話しかけられるんだが?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ~、スゲー疲れたな....ちょっと休憩もらってブラブラしてよっと。

 

優助「優菜ー、疲れたからちょっと休憩もらっていい?」

 

優菜「あ、うん。私達もちょうど休みたかったところだから」

 

優助「じゃあ、そこら辺ブラブラしてくるから。何かあったら電話ちょうだい」

 

優菜「分かった~。」

 

 

よし、どっか行くか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優菜side...

 

友達「優菜のお兄さんってすごいカッコいいねー!」

 

優菜「そーかなぁ?まあ、整ってるとは思うけど」

 

友達「いいなー。双子で美男美女で。やっぱりお兄さんってモテてるの?」

 

優菜「どうなんだろう...髪ボサボサで周りなんて気にしてなかったから、そんなにモテてないと思うけど。」

 

ユウは顔立ちは整ってるし髪もしっかりすればモテるとは思うけど。ユウって彼女いるのかな~...

 

 

優助side

 

えーっと、どっかに休めそうなところは....

それにしてもかなり混んできたな。人とめっちゃぶつかるんだけど...

 

すると目の前で浴衣を着た女の子が転びそうになっていたので慌てて手を掴んであげた。

 

優助「キミ、大丈夫??」

 

???「あ。はい、大丈夫です」

 

優助「なら、良かっt...え?」

 

女の子が振り返ると同時に声をあげてしまった。なぜかと言うと助けた女の子は五月だったからだ。

 

五月「た、助けてもらってありがとうございます///」

 

ん?もしかして、オレってきづいてない?あっ!そっか、髪のせいか...

 

それよりもコイツらも来てたのか...

 

優助「五月、オレだよ。優助だよ」

 

五月「えっ!?ほ、ホントですか!?」

 

そんなに変わったか?

 

二乃「五月なにしてんの?はやく行k...!」

 

すると、後ろから五つ子と風太郎、それにらいはちゃんも登場。どうやら二乃もオレに気付いたようだが五月を引っ張って行き、何か話している。

 

二乃「誰よアレ?」コソ

 

五月「真田くんですよ。どうやら髪を切ったようで、私も最初は全く分かりませんでした。」

 

三玖「全く気づかなかった...」

 

一花「髪切ると意外といい顔してるんだね~」

 

どうやら話がついたようでこちらに向かってきた。

 

二乃「へぇ~中々、マシになったじゃない?」

 

優助「オレは少し落ち着かないんだけど...」

 

一花「私は似合ってると思うよ?その髪型」

 

風太郎「バッサリいったな。これで前も見やすくなって勉強もしやすくなることだろう。」

 

優助「そうだな」(苦笑)

 

ん?電話だ。

 

優助「悪い、ちょっと電話。はい、もしもし。」

 

優菜『もしもし、ユウ?私達もう屋台で売れるもの全部売れたから花火見ることにするね。』

 

優助「おう、分かった。オレも友達と会ったから一緒に回ることにする。」

 

優菜『りょうかーい。』ブツ

 

優助「お待たせ、それで今はどこに向かってんの?」

 

二乃「建物貸しきってるから、そこから花火を見るのよ。」

 

優助「金持ちすぎないか?それは、」

 

お嬢様が過ぎると思うけどな。

 

二乃「さぁ、もうすぐで花火も始まっちゃうし、はやく行くわよ!」

 

優助「二乃のやつ、やけに楽しそうだけど...」

 

風太郎「それは、俺も思う。」

 

三玖「花火大会は死んだお母さんとの思い出なんだ。毎年見に来てたから。」

 

優助「なるほど~。」

 

すると、人が混み始めてきた。やばい!これじゃ離れ離れになっちまう。

 

優助「風太郎、二乃の方に行ってやれ!」

 

風太郎「おう、分かった。」

 

一言声をかけると、風太郎は二乃の方へ姿を消した。

 

 

三玖「(どうしよう、みんなが見えない。....!)」

 

人とぶつかった衝撃で態勢を崩してしまった。転んじゃう!

 

パシッ!

 

優助「大丈夫か?三玖」

 

三玖「ゆ、ユースケ!あ、ありがとう///」

 

優助「とりあえず、落ち着けるとこに行こう。」

 

近くにあった階段のところに行く

 

「あのー、すいません。今アンケートを取っているんですが、お二人はどのようなお関係で.....あっ、申し訳ございません。お二人はカップルですよね。」

 

ん?あっ、そういえば手をつないだままだったな。オレらはパッと手を離す。

 

優助「いや、オレたちは友人ですよ。」

 

「あっ、そうなんですね。失礼しました~。」

 

そういうとアンケート調査をしている人はどこかへ行った。

 

優助「それにしても、みんなとはぐれちゃったな。」

 

三玖「......。」ポー

 

優助「ん?三玖??どうした。」

 

三玖「えっ?あぁ、なんでもない....」

 

優助「なら、いいんだけど。それより建物の位置分かる?」

 

三玖が首を横にふる。あの女王様は何をやっているんだか。

 

優助「とりあえず、連絡してみよう。オレは風太郎に電話してみる」

 

三玖「じゃあ、私は二乃に...」

 

優助「もしもし、風太郎。今どこにいる?」

 

風太郎『さっきまで一花といたんだが、髭のおっさんと一花がどこかに行きやがった...二乃は建物の屋上にいる。』

 

髭のおっさんだと....大丈夫なのか?それは。心配だから探しに行こう。

 

優助「...とりあえず分かった、オレらはさっきまで居た階段のところに三玖と一緒にいる。オレは五月たちを探しに行くから、お前は三玖を回収しに来てほしい。」

 

風太郎『了解だ。』プツン

 

 

優助「三玖、電話は繋がったか?」

 

三玖「ううん、繋がらない。」

 

優助「そうか、今風太郎がここにくる。それまであまり動かないようにして。オレは五月達を探しに行ってくる。」

 

三玖「うん、わかった。」

 

 

返事を聞き、オレは屋台の方へと走り出す。

 

 

 

少し行くと食べ物の屋台が並んでいるところに出た。そして赤い着物を着た星の髪飾りをつけた女の子が目に入った。

 

優助「五月ー!!」

 

五月「!さ、真田くん!!」

 

優助「良かった、とりあえず三玖のところへ行こう。あっちの方に真っ直ぐ行けばきっと会えるから」

 

五月「さ、真田くんはどこに行くんですか?」

 

優助「オレは一花を探しに行こうと....」

 

オレがそう言うと、五月は不安そうな、少し寂しげな表情を見せた。

 

優助「分かったよ。途中まで一緒に行こう!」

 

五月「それなら良かったです!」パァ

 

やっぱり末っ子なんだろうな....オレも妹(双子)がいるから分かる。末っ子は甘えん坊なイメージが強いから。

 

五月「真田くんは私達との関係をどう思いますか?」

 

優助「急だねぇ...まあオレは勝手に友人だと思ってるけど。」

 

五月「そうですか。」

 

すると、後ろから手を掴まれ強く引っ張られた。

 

優助「なにするんだよ!?....一花!?」

 

一花「ちょっとこっちに来て。」

 

 

 

 

五月「...あれ!?さっ、真田くん!?(どこへ行ったのでしょう...)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンッ!

 

一花「風太郎くんから聞いた?」

 

優助「あぁ、一花が髭のおっさんと歩いてたって。」

 

一花「そっか...優助くん、その事は秘密にしておいて。私はみんなと花火は見られない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三玖side

 

三玖は鏡を見ながらふと、花火会場に着いたときの一花の言葉を思い出す。

 

《“女の子が髪型を変えたらとりあえず誉めてあげなきゃ!”》

 

三玖「(私も...)」

 

そして髪を後ろの方で結ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優助side

 

一花「急なお仕事頼まれちゃって、だから花火は見に行けない。じゃあ、私いくね。」

 

優助「ちょ、ちょっと!本当にそれで....」

 

一花「なんで?」

 

優助「えっ?」

 

一花「なんでそんなにお節介焼いてくれるの?」

 

優助「そ、それは」

 

た、確かにアイツらからしたらなんも関係ないオレらが何かするのはおかしいのかもしれない。

 

一花「...。っ!ヤバ!...仕事仲間がこっちに!」

 

優助「はっ?」

 

一花「まずい、こっちにくる!....」

 

すると、一花はオレに覆い被さるようにくっついてくる。

 

優助「おい、いつまでこうしてるの?」

 

一花「ごめん、もう少し....私達って周りから見たら恋人に見えるのかな?」

 

ん、一花どうしたんだ?

 

優助「...まあ、そう見えるんじゃないかな」

 

一花「なんか悪いことしてるみたいだね。」

 

 

???「すいません!撮影の方には必ず間に合わせますので!....」

 

優助「撮影?」

 

一花「あの人カメラマンの人なんだ。今はそこで働かせてもらってる。」

 

優助「そうか....」

 

 

???「一花ちゃん!!こんなところで何してるの!はやく行くよ!」

 

やばっ!バレたっ!...えっ?

 

???「はやく!」

 

三玖「あ、あの!....」

 

一花「み、三玖!?」

 

優助「はやく追いかけよう!!」

 

 

優助「(よしっ!大丈夫だ、追い付けないスピードじゃない!)」

 

ようやく追い付き、髭のおっさんから三玖の手を奪い取る。

 

三玖「!ゆ、ユースケ!?」

 

???「今度はなんだね!?」

 

優助「よく見てください!コイツは一花じゃない。」

 

???「その一花ちゃんの顔を見間違えるハズがないだろう!はやく、ウチの若手女優から手を離しなさい!」

 

優助/三玖「“わかてじょゆう”?」

 

一花は恥ずかしそうに手で顔を隠している。

 

???「あ、あれれ?一花ちゃんが二人!?」

 

優助「撮る仕事ってそっちのほう!?」

 

???「とりあえず間違えたことは謝る。だけど急いでいるんだ、失礼するよ!」

 

一花「ごめんね?ユースケくんみんなには後で説明するから。」

 

優助「おっ、おい!?いいのかよそれで!....行っちゃった...本当にそれでいいのかよ、一花。」

 

 

三玖「その、ありがとうユースケ。私はもう大丈夫だから、一花の方に行ってあげて。」

 

優助「...!分かった。このままじゃアイツのこと分からずじまいになっちゃうから...行ってくる!.......あっ、それと三玖。」

 

三玖「な、なに?(どうしたんだろう?)」

 

三玖を見たときに違和感を感じたけど、その正体にようやく気づいた。

 

優助「その髪型、最高に似合ってるよ。」

 

タッタッタッタッ

 

三玖「...///」カァァー//

 

そこには不意打ちをくらい、顔を耳まで真っ赤に染めた三玖が立ち尽くしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 




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