私もそう思います。
ですが書きたかったから仕方ないでしょ!!()
某日
海上自衛隊 横須賀基地艦娘鎮守府
提督執務室
「ウマ娘…ですか?」
「ですか…って吹雪、ウマ娘も知らないのか?」
吹雪は提督に呼び出されて早速話を振られたため困惑していた。
「なんかの…キャラクターですか?秋雲さんが作ったような…」
「いやいやそういう人達のことだ。ニュースとかでたまにあるだろ?」
「あ、いえ……私あんまりニュースとか見ないので…」
「ああ…吹雪は鎮守府から出ることもあんまりないしな……まあウマ娘ってのは簡単に言うと人間とは少し違うんだ。まず一つに艦娘と同じように女性しかいない。あとは必ず人間とは違う耳と動物のようなしっぽがあることだ」
「へー……つまり艦娘と同じように生まれた?」
「いやウマ娘は有史以前から俺達人…まあ厳密に言えばホモサピエンスと共存してきた。まあウマ娘もヒト科の一種なんだがな……学術名は…ホモ…なんだったか…まあともかくウマ娘と人間で子供を産むこともできる。俺の曾祖母もウマ娘だったような……」
「は、はあ…」
急に学術やら理系的なことを言われて首をかしげる吹雪。
だがその様子を見て話をもとに戻す提督。
「まあともかくだ。そのウマ娘がいたからこそ艦娘が誕生した時も特に驚かれなかった。ウマ娘は普通の人間より凄く走るのが得意だったり、力持ちだったり…色々とあるんだが…まあ艦娘とは別ベクトルでヤバいと言える」
「ヤバいんですか……」
「ああ、ちなみにウマ娘は様々な職業について人間と変わらないようにつくが…花形と言えるのは「競走」だな」
「競走?陸上競技ですか?」
「ああ、先程も言ったが人間より走るのが物凄く得意な以上、当然その競走となると人間の競走よりは数倍どころじゃない速さだ。その競走が熱くてな…まさに手に汗握るようなやつだ。そのせいか昔はそれで賭ける闇賭博とかあってな…」
「や、闇賭博…司令官やってたんですか!?」
「いや俺はやってない。親父が近所付き合いでやろうとして母さんにメチャクチャぶっ叩かれたくらいで…」
「は、はあ…」
そんなに凄いのかと思う吹雪である。
「…で、司令官は何故こんな話を?」
「ああ…で、ウチの上が広報目的でその競走で協賛するレースを開くことになって、それに一部艦娘も出席してほしいと要請されてな」
「はあ……え?…つまり…」
「ああ、吹雪に行ってほしい」
それ聞いた吹雪は飛び上がるように悲鳴を上げる
「ええええええええええええええ!?わ、私がですか?!む、無理です!い、いくらなんでも!」
「心配するな。なにもお前だけとは言ってない。他の戦艦や空母達にも声はかけてある」
「な、なんだ…びっくりした……脅かさないでください!」
「この反応が面白くてな」
「司令官!!」
顔真っ赤な吹雪と対照的にはっはっと笑う提督であった。
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そしてなんやかんやで横須賀からは吹雪、夕立、島風、川内、神通、那珂、摩耶、鳥海、長門、大和、赤城、加賀が出ることになった。
「なかなか濃いですね…」
「どうしたっぽい?吹雪」
「あ、いえ…なんでもないです夕立さん」
「速さならウマ娘にも負けないよー!」
「ウマ娘って夜戦できる?」
「さあ……というより何しようとしているんですか姉さん…」
「うーん、ウイニングライブとか気になるけど…」
「那珂ちゃん?今日はアイドル控えてね?」
「こういう式典はむず痒くてあんまなぁ…」
「姉さん、しっかりしてくださいね?一応重巡代表ですから」
「わ、わーってるよ!」
「しかし私や大和を出して、前線は大丈夫なのか?」
「最近深海棲艦も出現ペースが減少しているから上の慎重派もOKを出したそうです。まあ万が一でも、武蔵や陸奥さんがいるから大丈夫だと思います」
「……」
「赤城さん、普通にグルメ雑誌持たないでください」
「ええー!でも!」
「でもじゃありません。観光に行くんじゃないんですから」
そしてそんなメンツの前に提督が現れる。
「気をつけ!」
その声と同時に艦娘達はぴしっと背筋を伸ばす。
そして同時に敬礼する。
「今回の任務は戦いではなく、広報のために行くものであるが、決して気を抜くこと無く完遂してほしい!あと…」
「…あと?」
「お土産も買ってきてくれ!」
その提督の言葉に一同はずっこけて、横にいた大淀もやれやれと少し頭を抱える。
「お土産ってなんですか!?」
「いやなぁ、吹雪。俺は昔はトレーナーに憧れてたんだ……じいちゃんが自衛官じゃなきゃなぁ……はぁ…」
(ため息ついてるっぽい)
「提督…無駄話はそれだけで」
「ああ、すまん大淀。というわけで頑張ってくれ!詳細は先程その紙に伝達した通りだ!以上!!俺も式当日はいくからな!!」
大淀に後ろから掴まれながらそう嘆く提督であった。
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「提督、いつもどおりだったねー」
「司令官のお土産…」
「吹雪ちゃん、真面目に考えてるっぽい…そういえば島風ちゃんは志願したんだって?」
「うん!ウマ娘の速さについて気になったから!」
横須賀基地から東京府中のトレセン学園は車で約2時間かかる。
流石にこれで輸送ヘリをチャーターするわけにもいかないため、マイクロバスでいくことなった。
「しかし…まさかあっちの寮にまで泊まる予定で組まれるとはな…」
長門はそうぼやくついでに紙…と言う名のまるで旅行のしおりのようなものを見る。
「もしかしたら…広報というだけではなく、ウマ娘と私達艦娘の交流を促そうとしているのかもしれません」
「大和…それは…」
「私達は第二次大戦の艦船から転生した存在で、ウマ娘はそうではありませんが、どこか似ているとは私は思います」
「なるほど…似た存在だからこそ交流を……まあ私達は基本海、ウマ娘達は基本陸だからな…ウマ娘の海外への輸送の護衛についたことはあるが、最近はそれすらもなかったからな…あと…」
「あと?」
「何故私達は艦と娘と書いて「かんむす」なのにあっちはウマむすめになるんだ?こっちがかんむすめ…もしくは長めに艦船娘になるか、あっちが「うまむす」になると思うが」
「いやそれは………なんででしょうね?」
そんな話もしつつもバスは進んでいくのであった。
Q…ウマ娘要素あります?
A 言うな。これから増えると良いな。
ウマ娘と艦娘のこの小説における設定。
ウマ娘(うまむすめ)
有史以前より人類(厳密にいうとホモ・サピエンス)とともに共存してきた別のヒト系種族
学名は混血も可能であるためホモなんたらというのは確か。
人類と同程度の知力に人類以上の力を持ち、動物のようなしっぽや耳をもっている。
ウマ娘はレースに出るのが花形であるが、レースに出ずにOLなどの通常職や自衛官になるウマ娘も存在している。
女性しか存在していない。
艦娘(かんむす)
ここ数十年で生まれた別のヒト系種族?
学名に関しては学界でも選定中なため不明。ただし人類との混血は可能なためホモ系というのは確か。
見た目は人類とはほぼ変わらないが、唯一違うのは海の上を滑り、砲撃や艦載機を放ち、深海棲艦を攻撃できる存在である。前世の記憶を明確に受け継いでもいる。
一説によれば深海棲艦の襲来に伴う人類の無意識な防衛反応による変異もしくは進化によるものと言われている。
人間人間間及び人間ウマ娘間での誕生することがある。なお人間艦娘間は調査中。
なお生まれた場合、人類との区別はウマ娘とは違い難しいため詳しい検査が必要である。
こちらも女性しか存在していない。
なお日本人からの誕生が多いためか日本艦が未だに過半数以上を占めている。
日本における所属は防衛省海上自衛隊艦娘戦隊の第1から第5まで艦娘戦闘群である。
それぞれ基地は横須賀、佐世保、舞鶴、呉、大湊
ただし全員が全員前線についているわけでもなく後方や一部は民間にいることもある。