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雷門中と陽花戸中の練習試合は終始賑やかに続いた。これまでエイリア学園との戦いばかりだった雷門にとっては良い息抜きにもなっているようで、大多数が意気揚々とボールを追い掛けている。
そんな試合の中で、円堂はノートに記されていた究極奥義"正義の鉄拳"の習得のために試行錯誤を重ねていた。まだノートを読んだだけでゼロからのスタート、当然最初から出来るはずもなく幾度か失点のピンチが訪れる。だがその度に他の仲間がフォローをし、その背中を支える。
そんな雷門イレブンに感化され、立向居もマジン・ザ・ハンドへの挑戦を始めた。やはり立向居のセンスは一級品で、何と1度円堂のマジン・ザ・ハンドを見ただけで薄くも蒼色の魔神を作り出して見せた。円堂同様に何度も失敗するが、仲間の支えを受けて挑戦を重ねる。
スパイラルショット、ローズスプラッシュ、ツインブースト、そしてザ・フェニックス。様々なシュートを受ける度に立向居のマジン・ザ・ハンドの完成度は高まっていく。遂に試合の中で完成させることこそ出来なかったが、立向居は確かな成長を感じていた。
そんなトライアンドエラーの連続だった試合も徐々に終わりへと近付いていく。同じように失敗を補おうとしても雷門と陽花戸では経験値の違いもあってかその精度に大きな差が生まれ、結果として4-0というスコアでこの試合は幕を閉じた。
「立向居のマジン・ザ・ハンド、どう思う?」
「俺達のシュートを受ければ受けるほど完成に近づいていたね」
「試合の中で進化してたな。まるで誰かさんみたいだ」
そういって土門は円堂の方を見る。すると後ろの方でソワソワしながらこちらを見ている立向居が視界に入る。意図を察した土門が声を掛けると、円堂は立向居の元へ歩み寄る。
「あの、円堂さん!ありがとうございました!」
「おう!こちらこそ!」
2人は固い握手を交わす。自分と同じくらい傷だらけの手、そんな手を握って円堂は確信する。立向居なら絶対にマジン・ザ・ハンドを完成させるだろうと。そして、そんな後輩に負けないように自分も正義の鉄拳を身につけてやろうと決意した。
「よし!そうと決まれば特訓だ!」
「俺も付き合います!」
「やれやれ、試合の直後だぞ?」
他のメンバーは今日は各々自由時間になったがこの2人はこれから特訓をするらしい。試合が終わって間もないと言うのにだ。周囲のメンバーが呆れるももう2人に声は届いていないらしく、2人揃って何処かへと走り去ってしまった。
「そういや加賀美はまだ帰ってきてないのか?」
「確かに。様子を見に行こうか?」
「でももしまだ特訓してるなら邪魔になるんじゃない?」
「うーん……」
未だに顔を見せない柊弥が心配されるのも当然だった。何せ試合が始まるよりかなり前から特訓をすると言って何処かへ行ったのだから。柊弥の様子を見に行くか放っておくか意見が割れるが、一向に話はまとまらない。
「……アイツも馬鹿ではない。そのうち帰ってくるだろう」
「俺も賛成だ。強くなる為に努力してるところを止めるのは野暮ってものじゃないか?」
「鬼道さんに風丸さんがそう言うなら……」
キャプテンである円堂、副キャプテンである柊弥の他にチームの中核と言える2人がそう判断してはもう意を唱える者はいない。街に繰り出したり自主練をしたりと思い思いの時間を過ごそうとその場は解散となる。
「鬼道、少し良いか?」
「どうした風丸。珍しいな」
「少し話したいことがあってな……場所を移そう」
他に誰もいなくなったタイミングを見計らって風丸は鬼道に声をかける。風丸の提言で人目のつかない場所、陽花戸中から少し離れたところにある小川へとやって来た。
「それで、どうしたんだ」
「加賀美のことで少し……な」
「……お前も思うところがあったか」
風丸が切り出した話題に鬼道も察しがついた。この頃の柊弥の動向についてだ。他のメンバーがいるところで話を切り出さなかったのは下手に不安感などをばらまかないようにするためだろう。
ちょうど椅子のような形をしている石に腰を下ろし、風丸は話を切り出す。
「最近アイツを見てると不安になってな。鬼道も何か感じなかったか?」
「ああ。情緒……というよりは精神か。イプシロンとの試合の後から些か不安定なように感じる。正確にはこのエイリア学園との戦いが始まってからずっとだが」
「そうだな。あの日……フットボールフロンティアの決勝が終わり、最初にジェミニストームと戦った時からどんどんおかしくなってると思うんだ」
その風丸の言葉に鬼道は大きく頷いた。別に柊弥は聞こえるように弱音を吐いたりしていた訳ではない。だが試合、特訓、ありとあらゆる場面で以前の柊弥と比較した時の違和感を感じずにはいられなかったのだ。
時間が経てば経つほど心に余裕が無くなっている……そんな印象を2人は感じていた。そんな精神状態に引っ張られてか、表情は口調は強ばることが多くなり、あれだけ大好きなサッカーをしていても笑うことがなくなってしまった。果てにはあのイプシロンとの試合の後から今に至るまでの行動だ。先程の試合にも見られるように明らかに1人で動きすぎている。副キャプテンでもある柊弥がそんな様子では、いずれチームに亀裂が入るかもしれない。そんなことを鬼道達は危惧していた。
「だがアイツがああなっているのは……」
「俺達が原因、だろうな。仲間思いな加賀美のことだ、度重なるエイリア学園との戦いや仲間の離脱で責任を感じすぎていると言ったところか」
「間接的には俺達のせい……とも取れなくは無い訳か」
その事実を認めたくないような声で風丸はボソリと呟く。そう、柊弥がここまで思い詰めているのは他でも無い仲間の為。エイリア学園を倒す為に強くなるという願望は突き詰めればこれ以上仲間を傷つけさせないためという想いに繋がる。それこそが加賀美 柊弥という男である。もっとも、今はそれが半ば暴走状態に陥ってるのだが。
「どうすれば加賀美を助けられるんだろうな」
「……分からん。アイツの感じている責任はきっと俺達が思っているより大きすぎる。理解してやろうとは思わない方がいいだろう」
「でも、それでも俺は……加賀美の助けになりたい」
「それは俺も同じだ。アイツがあんな状態では春奈も悲しむ」
「確かにな」
音無の柊弥へ寄せる想いは相変わらず他のメンバーに筒抜けだった。兄である鬼道はそのこともあって人一倍柊弥のことを気にかけているようだった。
「なあ、少し様子を見に行ってみないか?」
「そうだな……皆の手前あんなことを言ったが、俺も心配だ」
この2人も加賀美の顔を立てる意味も込めてあの場では触れないでおこうと言ったが、やはり心配であることには変わらないようだった。立ち上がって少し歩いて例の裏山へと向かう。
そこは穏やかな場所だった。裏山と言うだけあって木々が生い茂り、静かな雰囲気を感じられる。
しかし、そんな静寂は突如として破られる。すぐ近くに雷が落ちたような轟音と振動が2人に襲い掛かる。それが止んで間もなく2人は走り出す。
距離にしてほんの50mほどを走った2人は息を飲むことになる。そこに広がっていたのは、幾本もの木が薙ぎ倒され、地面には穴が空き、所々から黒煙が立ち上る凄惨な光景だった。
「これは……」
「アイツ、どんな無茶を!」
「とりあえず加賀美を探そう」
目の前の光景を時間をかけて理解した2人は再び走り出す。先程の音がした方向はそこからもう少し離れた場所だった。つまり、柊弥もそこにいるだろうとアタリを付けられる。
少し進むと予想通り柊弥の姿が見えた。直後2人はすぐさま駆け寄る。何故なら、柊弥がその場にうつ伏せに倒れ込んでいたから。
「加賀美!」
「おい!大丈夫か!?」
「……鬼道、風丸か」
2人に肩を貸されて柊弥は立ち上がる。身体に着いた土埃を軽く払うと転がっているボールの方へ向かうが、鬼道がその手を掴んで止める。
「何だよ」
「オーバーワークだ。もう休め」
「俺はまだまだやれる……だから手を離せ」
「いいやダメだな。お前、自分の身体が震えていることすら分からないのか?」
柊弥はそれを言われて初めてそのことに気付いた。鬼道に掴まれた手は勿論、文字通り全身が震えていたのだ。それが指し示す事実はただ1つ、圧倒的なオーバーワーク。そしてそれを自覚した瞬間に全身から力が抜けてその場にストンと落ちる。
「ほら見ろ、もう戻るぞ」
「全く……どんな無茶をしたんだ」
「……大体3時間くらい、休憩無しで全力で蹴ってた」
「その結果があの惨状か」
震える脚で立ち上がった柊弥は自分が何をしていたのかを語る。3時間も休憩無しで打ち込み続けるなど、普通では到底考えられない。ナニワでの特訓ですら本来は早くて30分、遅くて1時間に1回は休憩を取ることを瞳子から指示されていた、と言えばその異常さが浮き彫りになるだろう。実はそのナニワ修練場の特訓の時でさえ録に休憩を取っていなかったのは柊弥のみが知るところだ。
3人は陽花戸中へと歩き始める。さほど距離はないものの、柊弥の歩く速さが遅いせいで時間が掛かり過ぎているが。
「お前、この頃無茶が過ぎるんじゃないか?気持ちは分かるがもう少し自分を労れ」
「そうはいかないんだよ。近々またエイリアとぶつかる。その時までにもっと強くならないと……皆を守れない」
その言葉を聞いて風丸は昨日の言葉を思い出し、鬼道は口を噤む。やはり柊弥は自分達の思っていた通り、自分達仲間が原因となってこんな無茶をしている。そんな自分達がそれを止める資格があるのか、そんな迷いが嫌でも頭を過ぎってしまう。
「だが、皆お前を心配している。俺達も円堂も、他の皆も……そして春奈も」
「分かってる。けど俺は引けない。引く訳にはいかない」
そうして陽花戸中へと到着すると、柊弥は2人から逃げるようにして何処かへ行ってしまった。鬼道と風丸はその不安定で今にも崩れそうな背中を見送ることしか出来なかった。さっきの柊弥の言葉に込められた想いがあまりに強く、重かったせいでそれ以上の言葉をかけることすら出来なかった。
ーーー
あれから柊弥はまた特訓を始めることはなく、休息をとっていた。とは言っても、夕飯の際も入浴の際も常に頭の中でシュミレーションをしていた。どうやってボールを奪い、どうやって相手の守備を突破し、どうやってゴールをこじ開けるか。円堂や土門が柊弥に話しかけたが、やはり返ってくるのは上の空な返事のみ。
そして柊弥は、先程鬼道と風丸が話をしていた小川にやって来て1人佇んでいた。目を瞑ると耳に入ってくるのは穏やかなせせらぎのみ。そんな落ち着きのある場所に来たものの、安らぐことは柊弥自身が許さない。
「やあ、加賀美君」
「お前は……ヒロト?何でこんな所に」
永遠に続く静寂を破ったのは、1人の声だった。掛けられたその言葉に柊弥が目を開けて顔を上げると、そこにいたのは漫遊寺で出会った男、ヒロトだった。何故京都にいたヒロトがこんなところにいるのか?そんな疑問を抱いた柊弥はそれを問うが、ヒロトは実は福岡に住んでいて、京都にら旅行で行っていただけだと返す。だがその言葉のどこかに揺らぎのような違和感を柊弥は感じた。結局をそれを問い詰めるようなことはしなかったが。
「ねえ、明日俺のチームと試合しない?」
「お前の?クラブチームにでも入っていたのか」
「うん。この前京都に行ったのもそれの遠征さ」
持ちかけられたのは練習試合。出来ることなら柊弥は練習試合などせず、1人で黙々と鍛錬に打ち込みたかったがあることを思い出した。それはヒロトの助言で雷帝一閃が完成に近付いたことだ。膨大なエネルギーが込められたボールを打ち出すためにはどうすればいいか、そう迷っていた柊弥に対し、踵で下に落とすことで安定した足場である地面でゴールに向かって蹴り込むことが出来る。そんな道を示してくれたのがヒロトだった。
自分が思いつくことの出来なかった手段をあの一瞬で提案してきたヒロトが実力のある選手であることは容易に想像出来た。更にそんなヒロトのチームとの試合となれば、更なる気付きを得られるかもしれない。そんな希望的観測が柊弥の背中を押した。
「……分かった。監督に提案してみよう」
「ありがとう。時間は明日の12時、陽花戸中のグラウンドに僕達が向かうよ……それじゃ」
そう言ってヒロトは去っていった。柊弥はこのことを瞳子に伝えるために陽花戸中へと戻る。時間はまだ19時を過ぎたくらいだったため、瞳子は勿論他の誰もまだ眠りについてはいない。瞳子は円堂と明日の特訓について話していたようで、直ぐに見つけることが出来た。
「監督」
「あら加賀美君、何かしら」
柊弥は要件を伝える。京都で出会った友人、ヒロトが練習試合を申し込んできたこと。その試合の中で得られるものがあるかもしれないということ。
その話を聞いた瞳子は目の色を変える。普段は冷静を保っている瞳子だが、柊弥の肩を掴んで普段からは考えられない剣幕で問う。
「その子は……本当にヒロトと名乗ったの!?」
「はい。基山 ヒロト、と確かに。お知り合いですか?」
「……いいえ、人違いだったみたい。ごめんなさいね」
我に返った瞳子は落ち着きを取り戻して柊弥から手を離す。だがあの取り乱しようは確実に何かがある、と柊弥は察した。だがそれを聞いたところで恐らく答えてはくれないだろう。そう結論付けて柊弥は踵を返す。
その後は特に何をする訳でもなく、適当に時間を潰して就寝時間になったら床に就いた。それが再び悪夢へと足を踏み入れる行為とも知らずに。
ーーー
「無様だね、デザーム」
「雷門と互角の試合だったみたいだな」
「……申し訳ございません」
柊弥が瞳子に練習試合のことを伝えたと同時刻。イプシロンのキャプテン、デザームにそんな言葉を飛ばしたのは2人の少年。赤と青の光にそれぞれ照らされており、その顔はデザームからは覗けない。その高圧的な態度にデザームは言い返すことなど出来ない、出来るはずがなかった。何故なら、その2人は自分にとって圧倒的に上の立場であったから。
「楽しかったかい?雷門との試合は」
「グラン様」
「アンタは黙っててくれ、グラン」
「そうだ。いくら君でも口を挟まないで欲しいな」
この場は裁きの場。引き分けは敗北と同義であるエイリア学園において、雷門に勝つことの出来なかったデザームはここに呼び出されその責任を問われていたのだ。だがそこに口を挟んだのはグランと呼ばれた赤髪の少年。デザームの言葉遣いからグランは2人の少年と同列であることが分かる。
「僕達も明日雷門中とぶつかるからね。参考までに聞いてみたかったのさ」
「何?勝手な行動は慎みたまえ」
「いいや、これは皇帝陛下からの指示さ」
「チッ、それならお前達ガイアじゃなくて俺達プロミネンスに任せてくれりゃ良いのによ」
「癪だが同意見だね。君達より我々ダイヤモンドダストの方が優れているのだから」
「そう思うのなら直談判でもしに行けばいいさ。意思は変わらないだろうけどね」
そうグランが返すと2人は不機嫌そうに背を向ける。去り際、青い光に照らされていた少年がデザームに言葉を残す。
「とにかくデザーム。後のことは私達に任せておきたまえ」
そう言って2人はその場から消えた。残されたのはデザームとグランの2人のみ。それまで沈黙を保っていたデザームは、グランが1人になったことを見計らって口を開く。
「グラン様、我々は……」
「分かっている。お前達にはまだ利用価値があるさ」
そう言ってグランもその場から姿を消した。残されたのはデザームのみ。まだチャンスが残されていることをグランの言葉から理解したデザームは心の中で誓う。
(雷門イレブン……次は必ず私達の全力を持って叩き潰す!その時、私は──)
ーーー
翌日、時刻は12:00を迎えようとしていた。昨夜柊弥が瞳子に伝えた練習試合は行われることになり、雷門イレブンはグラウンドで準備運動をしつつ待機していた。当然、そこには柊弥の姿もある。陽花戸イレブンは許可を得てそれを観戦するようだ。
「そろそろだね」
「ああ!でも、どんなヤツらなんだろうな?」
「加賀美が申し込まれたって聞いたけど、本当に強いのか?」
相手チームの情報は一切ない。分かるのは相手チームには柊弥の知り合いであるヒロトがいるということだけ。そんな状態では練習試合の意義に疑問が出るのも当然と言えば当然である。
その中でも気が気でなかったのは瞳子である。柊弥の口からでた基山 ヒロトという名とその特徴。そのどれもが心当たりしか無かったからだ。
そしてそのヒロトが試合を申し込んできた、ということがどういう意味なのか。それを理解してしまったのだ。これから何が起こるか……1人の監督としての使命、吉良 瞳子としての使命。その両方に板挟みになって瞳子が選んだのは……自分がこのチームの監督になった起源だった。
「12時になりました!」
「……おい!これって」
「まさか、イプシロンか!?」
その時だった。周囲に暗雲が立ち込める。その光景に雷門イレブンは見覚えがあった。そう、エイリア学園が現れる時の予兆だ。ジェミニストームもイプシロンもこの暗雲の中からいつも現れる。それを理解した瞬間全員の警戒度が跳ね上がる。
そしてその暗雲の中心で白い光が輝く。その中から姿を現したのは、イプシロンのものでは無い別のユニフォームを身にまとった集団。
「やあ、加賀美くん」
「お前……ヒロトか」
「まさか……エイリア学園にはまた他のチームがあったっていうのか……!?」
一同が驚愕に包まれる中、中心にいた赤髪の少年が柊弥に話し掛ける。そのことからあれが昨日柊弥にコンタクトを取ってきた少年なのだろうと理解する。
「これが俺のチーム……エイリア学園、
「エイリア学園……じゃあ、お前は俺の敵ってことか」
ヒロトがそう告げると、柊弥の纏う雰囲気が修羅へと変貌する。目つきは鋭く、その声も何処かドスが利いている。今の柊弥にとってエイリア学園は地雷そのものだった。イプシロンに引き分けたこと、それから悪夢に魘され続けたこと。それらが柊弥に与えた苛立ちやストレスは相当のものだった。そしてこの瞬間が引き金となりそれが爆発する。
「ならお前らは絶対に叩き潰す……覚悟しろ」
「ふふっ、さあ……君の力を見せておくれ」
柊弥は睨み、ヒロトは笑う。静かに蠢いていた陰謀が今ここに動き出す。それを見ている瞳子はただ祈り、信じることしか出来なかった。雷門イレブンがジェネシスを打倒出来ることを。ジェネシスの誇るその圧倒的な力の片鱗を
そして、この時は誰も知らなかった。この試合が雷門を襲う悲劇の引き金になることを。
やっとここまで来た…ここからこの小説は大きく動いていきます