杜王町にある、岸辺露伴邸に住み着いた六匹の家族のウサギ。今回はそのウサギにまつわる話。

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これはTwitterで依頼されたものです。
ネタを提供されたときはビビった。

あと私ねぇ、昔ウサギ飼ってたことあるんですけど...私のとこのウサギ、エサの干し草全然食べなかったんですよね。アイツら、四葉のクローバーはすっげぇよく食べるんですよ。なんなんですかね。三年ぐらい飼って、一匹逃げました。もう一匹は寿命で死にました。
シロとクロって名前だったんですよ。二匹ともこげ茶色でしたけど。
クロは黒い斑点があったからクロって呼んでました。
シロは名前の由来を覚えてないです。

働かないスカスカの脳を無理やり動かしてるので正直内容も薄いし、はっきり言ってよくもこんなもの出せるなって感じです。恥を知れ。本気でお勧めしないです。それに封印もあり得るレベルのクオリティです。日本語も怪しいし。寝る前のウトウトしてるときに読むのが一番いいんじゃないですかね。真面目に読んでたら多分気が狂うと思いますよ。知らないですけど。

くどいですが本気でお勧めしませんよ?
時間無駄にしますよ?
それでもいいんですね?





よろしい。そこまで言うならいいでしょう。

ピーターラビットと岸辺露伴は動かないのクロスオーバーっつーより単純に露伴先生が変なウサギに遭遇した体験談にしかならなかったのを許してください。ここに謝っときます。

あと私は誤字を発見できないドアホですから、「ン? なんかこれおかしくね?」って思ったら報告してね♡


岸辺露伴、ウサギたちに会う

僕の名前は岸辺露伴...まあ知ってるヤツが多かろーとすくなかろーとどーでもいいんだけどね。あっでも僕のマンガを読んでないってのは論外だぜ? で...僕が何をしてるかって言うと食事中なわけだ。舌だけを使って、サクランボの実を食べる...この時大事なのは種を間違っても飲み込まないこと。これができるようになるまでがものすごく長いんだ...。舌のストレッチは気持ちいいんだ。君もやってみるといいよ。

 

僕の家の軒下に住み着いたあるウサギの一家を紹介しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出会いというのはいつも突然だ。どーしても好きになれないヤツや心から信頼できる人まで。多くの人々に出会い、別れる人間の人生。世界広しといえど彼らに出会ったのは岸辺露伴以外いないのではないか?

ちなみに()()と呼ぶのは敬意を込めているからだ。

岸辺露伴が出会ったのはウサギ。もふもふのウサギさんの一家、六匹。たしかに彼の家は郊外の閑静な住宅街にあるが...野ウサギが住み着くというのは考えにくかった。

「ここいらじゃあとっくにいなくなったもんだとばかり思っていたのに...ウサギの一家か...どこかのペットショップから逃げたしたのかな」

現在、日本で野ウサギの生息が確認されている場所と言えば北海道や日本アルプスなどのうちの限られたごく一部。

人間の生活圏でも人里程度の片田舎であれば強運であれ見られるかもしれない。

だが今回ばかりは違う。市街地なのだ。

「最近はペットのウサギも流行ってるしなァ。君たちも捨てられたのかね? ン?」

ヒクヒクと鼻を動かし露伴をじっと見るウサギたち。

「余り物の野菜が出たらあげるよ。庭に捨てとくから取って行けよ?」

ヒクヒクヒクヒク

「それは同意かい?」

ヒクヒク

「みたいだね」

ヒクヒク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして奇妙なウサギの一家との共同生活(?)が始まった。実際は家賃を払っているのは露伴だし、勝手に住み着いた居候...というのが正しい言い方だったかもしれない。

ウサギたちはどうも()()()()()いるようで、花壇に植えてある花は決して食べたりはしなかった。

「ふーん。どうも賢いウサギだなァ君たちは。教えたわけでも飼っているわけでもないのに花壇の花を食べないなんてね。きゃべつの葉を庭に放っておくだけでいいのは楽だ。生ごみの処理が君たちに一任できていいね」

 

マンガの作画にもとても役に立った。ウサギの全身くまなく観察できたのはとてもいい経験だった。

以前ウサ耳の少女をサイン会の依頼で描いたことがあったが、大変気に喰わなかった。なにしろウサギを詳しく観察する機会はなかったし、ウサギを見たのは小学生以来だったので記憶もモヤがかってしまっていた。二度とあんな醜態を晒すものかと躍起になっていた。なにしろマンガにリアリティを求めるあまり、クモを解剖してその後に舐めだすような人物だからだ。

 

彼らの巣穴はどうもすごく深いらしく、軒下に入り、巣穴を一度ペンライトで照らしてみたことがあったが巣の最奥は確認できなかった。

 

担当編集者に無茶を言ってウサギの資料をありったけ持ってこさせたところ、ウサギの巣穴は入り組んだワーレンと呼ばれる通路で構成されていて最大で総延長50Mほどになるという。道理で最奥を確認できないわけだ。

「アナウサギの一家、六匹が僕の家に住み着いた...なんて康一くんはどんな反応をするかな。やっぱり驚くだろうな」

『ぅぇー!? 露伴先生にも生命を慈しむ心が残ってるんですか!?』とか言われそうだ。なんてことを考え、苦笑する露伴だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウサギとの共同生活が始まってから数週間が経ったころ、深夜の就寝中にコソコソという物音が聞こえた。

 

「ピーター!? なにやってるんだ! ああっこれはヤバいぞ!」

と男の声。

「父さん、ここは一旦引こう!」

と少年の声。

「兄さんの言う通りよ!」

と少女の声。

ガタガタという音が続いて聞こえる。

 

「空き巣...いやこの場合、居直りというんだったか」

むくりと起きて状況を確認する露伴。

音は一階、台所の方から聞こえた。

ゆっくりゆっくりと台所へ向かう。これではどちらが盗人かわからない。まずは廊下を塞ぎ、退路を断つ。続いて、台所全体を『射程距離内』に捉えられる位置にたどり着くと一言、叫ぶ。その片割れの名を。

天国の扉(ヘブンズドアー)!」

勝った! そのはずだった。が。

 

...手ごたえが...ない。

 

「そっそんなバカな...音がしてから台所に通じる通路はすべてふさいだのに...」

どうやって露伴の包囲網から逃げ出したのか。

いやそれ以上に、コソ泥ごときに逃げられたという露伴のプライドが許さなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ということがあったんだよ。どう思う?」

「どうって...露伴先生の包囲から逃げ出すほどですし、相当な()()()なんでしょうね。それより、僕もそのウサギたちに会いに行ってもいいですか? いっやーウサギなんて触ったことなくって~ウサギ小屋の掃除当番の人気ってなぜか高いじゃあないですか。いっつもジャンケンに負けちゃって...」

親友と一方的に呼称している数少ない友人、広瀬康一をカフェに誘い、深夜の出来事を話す露伴。

露伴は紅茶を、康一はコーラをそれぞれ注文した。

「ぜんっぜんわからないんだ。なぜ僕の包囲から逃げ出せたのか。確実にそこにいたし三人の声だって聞いたんだ。なのに忽然とそいつらが消えたんだ」

「...露伴先生...まさかどっかで憑かれてきたんじゃあないですか?」

「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい。まさか僕が墓荒らしをしたかだって? そんなことするわけないじゃあないか...まあ...興味があるのは...否定しないけどさ」

「やっぱり考えてるじゃあないですかァ~~~~~! そういうとこが道徳的にダメって言われるんですよォ~~~~~~~~!」

「ムッ! それはカチンときたぞ。君、僕がどういう人間か知ってるよね!?」

マンガのために手段を選ばない男。岸辺露伴。

「知ってますけどォ~~~~やっていいことと悪いことの境界ぐらいあるじゃあないですか~わざわざスレスレを攻める必要なんてないじゃあないですか!」

「じゃあ聞くよ? 考古学の研究のためにピラミッドの中に入っていたミイラを持ち出してCTスキャンやらにかけて調査するのは良くて、僕がマンガを描くために墓を荒らすのはダメ。一体全体なにが違うんだね? 僕は全く同じだと思っているんだがねェ!」

「圧ッ倒的に公益性でしょうね」

と即答し、一蹴する康一。

 

当然である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

康一のアドバイスで家中にスマホを設置して一晩中録画することにした。先日出た、台所に加えて、トイレ、浴室、玄関、応接間、寝室、ベランダ、庭。に二台ずつ、それぞれ左右から録画する形で設置した。

 

「一体なにが映るのか...楽しみだ」

 

憑かれているなら、幽霊が映るかもしれない。コソ泥なら警察に突き出せばいい。

ただ、知りたかった。なにが出るのかが知りたかった。

「朝になにが映っているか...楽しみだ。この岸辺露伴をなめるなよ」

時刻は午後九時。

今日は早めに床に就くことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ピーター! 今日はダメだ! あの人間、なにか仕掛けてたぞ! 殺されちゃうよ!」

「何言ってんのさ。大丈夫に決まってる! この人間さんはとっても優しいじゃんか!」

「ピーター...わかったよ...。ほら、リュックを持っていきなさい」

「ありがとうお母さん! 安心してよ! ぼくに任せればチョチョイのチョイさ! ニンジンパイを作るのにバターと小麦粉、砂糖が足りないんだよね。僕がコッソリとってくるよ!」

 

『とてててっ』と青いセーターを着てリュックを背負い、走る一匹のウサギ。ピーターと呼ばれたウサギは巣穴から出、勝手口から台所に侵入した。

「♪小麦粉小麦粉~お砂糖にバッタァー↑。これだけ持って帰りゃあいっぱい食べれる。ルンルンルー♡」

砂糖と小麦粉、バターを手早くリュックに入れ、そそくさ帰っていく一匹のウサギ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なまらびっくり...なんだこれは」

ウサギが直立歩行し、人語を介し、歌を歌い、服を着る姿がスマホに録画されていた。

「突然変異...? いや違うな。人間と同等の知性がある。ということはウサギの姿をした新種の生物なのか...?」

 

これは...なんなんだ。

 

「この世界にはわからないことが多すぎるな...」

働かない頭を冷やそうと思い、コーヒーを淹れる。

 

「ふぅ」と。そう一息つくとゆっくりソファに腰を下ろし、コーヒーを飲み、考える。

 

「あのウサギの一家が何者で一体どこからやってきたのかはどうでもいい。彼らにも()()がある。本当は『読みたい』し、叶うなら解剖だってしてみたい。でもそれは彼らへの配慮と敬意を欠いた行動だ。僕は彼らが今後どうやって生きていくのか正体に気づいていないフリをして、静かに見守ることにするよ」

彼らの種族がこの一家で最後でないことをこっそり祈る露伴だった。




はい酷かったですよね。わかりますよ。はっきし言ってゴミですよ。
酷評してもらって結構です。あと絶対続きは作りません。なにがあっても。ほんとに。スカスカの脳を絞り切って出来たものですので続きなんて作れません。逆に読みたいですか?
甘い評価は私が調子に乗ります。

本編頑張ります。それじゃ!


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