LoveLive! Prismatic Sunshine   作:ジュラーヴリク

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劇中で美渡姉ぇが作ってたタコライスは実際に作者が市販のルゥを使い、実際に作ったので美味しさは検証済みです。

ご友人、白子ポン酢とあん肝と真牡蠣とマグロが美味しい季節ですね。
戦友、コタツで寝たら風邪をひいてしまう。休む時はちゃんとベッドで休むんだ。
G13!!貴様寒いからと自室に引きこもるつもりか!?体力も免疫も落ちやすい冬場こそ自発的に運動するのだ!!

そんなこんなで、また半年近く空いたけど、ゆっくり読んでいってね!!


第十三話

 真生「よし、クールダウンして午前中の分は終了! 昼休憩挟んでから午後はPV周りを進めてくぞ!」

 

 一同「「はい!」」

 

 俺の寝坊以外は特にトラブルもなく、千歌たちは午前中に予定していた練習メニューを難なくこなしていた。

 

 千歌「花丸ちゃーん、ストレッチの相方おねがーい」

 

 花丸「はいずら! よろしくお願いします」

 

 曜「ルビィちゃん、相方お願いできる?」

 

 ルビィ「はい!」

 

 善子「じゃあ、私は梨子先輩とね」

 

 梨子「アイ、コピー」

 

 善子「……アイコピー……?」

 

 梨子「……なんでもなーいでーす」

 

 千歌とマルちゃん、曜とルビィちゃん、梨子と善子がそれぞれ組んでクールダウン用のストレッチをはじめる。学年関係なく組んでるってことは、まあそれなりに打ち解けられてきてるってことだろう。

 同時進行で砂浜に広げていたブルーシートや空になったウォータージャグ、練習メニュー帳等を片付ける。

 

 曜「そうそう。ルビィちゃん、基本はできてるから、もう少し派手に動いてみてもいいんじゃないかな?」

 

 ルビィ「もう少し派手に、ですか?」

 

 曜「うん。ルビィちゃんなりにここだ! ってとこで。基本動作はできてきてるしね」

 

 ルビィ「私なりに……やってみます!」

 

 ───

 

 千歌「そういえば、花丸ちゃん嫌いな食べ物ってある? ほら、真生も志満姉ぇも結構色んな料理を作るし、もしアレルギーとかあったらマズイかなーって思ってね」

 

 花丸「嫌いな食べ物ですか。うーん…牛乳と麺類ですね。あの、乳製品がくぁぁぁぁぁって、乳ィィィ! ってクルのがどうにも……」

 

 千歌「乳製品が…くぁぁ……?」

 

 花丸「……気にしないでくださいずら」

 

 ───

 

 善子「単刀直入に聞くんですけど……」

 

 梨子「ん? なぁに?」

 

 善子「梨子先輩っと意外と……サブカル好きそうですよね」

 

 梨子「……バレてた……?」

 

 善子「……なんとなく同族の匂いがしてたので」

 

 ───

 

 機材の片付けが終わり、千歌たちの様子を見ると、彼女たちもちょうどストレッチを終えたようだ。よし、時間ピッタリだ。

 

 千歌「よーし、お昼だー!」

 

 曜「待って! …千歌ちゃん」

 

 十千万と砂浜を直通にしている横断歩道を渡ろうとした千歌を曜が呼び止め、手を差し出す。

 

 千歌「……目の前だよ?」

 

 曜「……いーの!」

 

 千歌「んー…ま、いっか!」

 

 千歌と曜が満面の笑みで手を繋ぎながら横断歩道を渡る。

 

 真生「……いや子どもか!?」

 

 曜「子供かって言うけど、昔は真生もやってたでしょー?」

 

 確かにそうだったけど……

 

 真生「……ッ昔は昔だろ!」

 

 横断歩道を渡ろうとしていた曜たちを振り切り、さらに先行しようとした瞬間、とっさに梨子に手首を掴まれた。

 

 梨子「じゃあ……私とは、ダメ?」

 

 真生「いや、ダメじゃ……ない……かも」

 

 梨子「決まりね。荷物も半分貸して」

 

 梨子が有無を言わさずカラになったジャグをひったくり、そのまま空いた手同士をつなぐ。

 梨子の手の想像以上の大きさに少し驚く。ピアニストは手が大きくなるとは聞いたことがあるけど、これほどとは。

 

 梨子「やっぱり真生くんも男の子、なんだよね……。力強いけど、優しい手してる……」

 

 真生「そりゃ……どーも。その、梨子の手、意外と大きいんだな」

 

 梨子「うん。ピアノを続けるうちに大きくなってたみたい。真生くんは……手が大きい女の子ってどう思う?」

 

 真生「どうって、特別どうかってのはないかな? あぁでも、梨子の手ってなんか、繊細なカンジ」

 

 白魚のような指という表現があるけど、それは梨子の手をいうのだろう。そうこうしている間に、十千万の玄関に着く。

 

 美渡「はいはい、おつかれさ〜ん。手ぇ洗ってきな〜って、おぉ!? ……ほうほう、そう来るか。いやー若いねぇ〜青春だねぇ〜」

 

 美渡姉ぇの素っ頓狂な声をよそに荷物を置き、配膳に取りかかる。

 

 志満「あら? あらあらあらあら〜! 真生くんも梨子ちゃんも、青春してるわねぇ〜。そんなにピッタリ引っ付いちゃうなんて〜!」

 

 志満姉の一言で途端に恥ずかしくなり、繋いでいた梨子の手をどちらからともなく離し、美渡姉ぇが用意してくれていた昼食を人数分用意する。

 

 梨子「あ、あはは……配膳しづらいし、一旦離れよっか」

 

 真生「……そうだな! さあて昼ごはん冷めちゃうし、ぱっぱと盛ってしまうかあ!」

 

 ───

 

 今日の昼食は美渡姉ぇが作ったタコライスだ。

 

 ルビィ「この香り……バター使ってますか?」

 

 美渡「おっ? 判る〜? 本当はいわゆる飴色玉ねぎになるまで炒めたかったんだけど、今回は質より量優先ってことで!」

 

 花丸「バター……ですか」

 

 千歌「あぁ、そうだ。さっき、花丸ちゃん牛乳ニガテって言ってたもんね。別のも用意できるし、無理しなくてもいいんだよ?」

 

 花丸「……いえ! 折角お出しされたのに一口もつけず残すのはマルの主義に反します!」

 

 なるほど。マルちゃんは牛乳がニガテ、と。覚えておこう。それに、ルビィちゃんの味覚のセンス、結構鋭そうだな。いいね。色々と作りがいがありそうだ。

 

 真生「ところで善子、お前そんなにタバスコかけて平気なのか?」

 

 善子「クックック……! 辛味の中に見出すからこそ、旨味はより際立つのよ!」

 

 真生「……なんでもいいけど、残すなよ?」

 

 辛味に悶える様子もなく善子が食べ進める。

 

 曜「そういえば、辛党のヒトは辛味によるダメージを緩和するべく分泌される脳内物質を求めているから潜在的にMっ気があるって、なんかで見た気がする」

 

 梨子「……じゃあ、善子ちゃんは……そういうこと!?」

 

 善子・真生「「ングッッッ!?」」

 

 真生「なに言ってんだアホども!」

 

 善子「わ、わわわわわ私は! そんなMっ気……なんて……ない……で……す……よ……うぅ……///」

 

 美渡「はいはい、冷めるとソースが固まって味が落ちるから思春期全開トークしてないで早く食べちゃって〜」

 

 突如投下された特大爆弾を美渡姉ぇの助け舟でなんとか受け流し、昼食を食べ終える。

 午後の予定としては、千歌たちは内浦の各所でPVの素材集め、俺は別件だ。

 千歌たちには別件があるとだけ伝える。

 

梨子「別件…もしかして、統廃合に関係してたりするの?」

 

曜「若旦那さまは多忙な男だからねぇ」

 

千歌「そうそう。よし、みんな!午後からも張りきっていこー!」

 

美渡「あ、そーだ。アタシ午後は出勤(で)るって職場に言ってたから、皿とかは自分らで片付けてよ?」

 

真生「…りょーかい。美渡姉ぇも気ィつけてね」

 

半日有給を使ってまで手を貸してくれた美渡姉ぇに感謝しながら食器類を手早く片付け、午後の準備をする。

 

ルビィ「先輩、手伝います!」

 

ルビィちゃんが片付けの手伝いを申し出てくれた

 

真生「ありがとう。でも、この量なら俺一人でも大丈夫」

 

ルビィ「ぅゅ…でも!」

 

申し出はありがたいが、午後のメニューの開始までは体力回復や午後のPV撮影の段取り確認を優先してほしいのが本音だ。

夕食の時に手伝ってもらうとしよう。

 

真生「大丈夫。そのやる気は今じゃなく午後に発揮する方が効果的だと思うんだ」

 

ルビィ「午後に…そう…ですね。すみません…」

 

真生「それに、午後イチの千歌はやらかす時があってさ、そのサポートを観察眼が鋭いルビィちゃんに頼りたいんだ。…頼めるかな?」

 

ルビィ「先輩の…頼り…私が…!」

 

今日の午後イチに限っては別件もあるからな。

昼食で汚れた食器類を手早く片付け、午後に備える。

 




また4ヶ月も開きました。大変申し訳ございません。
作者の新生活が落ち着くまでは今以上に不定期更新になるかと思いますが、気長に待ってもらえるとありがたいです。

読了報告、感想・ご意見、待ってます。

スロー、スロー、クイッククイック、スロー…見事なステップです!ご友人!
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