担当を持たないトレーナー   作:暁桃源郷

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終わりがなn思い出したァァァァァァァァァァァ!

「うおっ!何だよいきなり!?サブタイ突き抜けてんぞ!?」

「トレーナーさん、どうかいたしましたの?」

 

俺の叫びに驚くゴルシとマックイーンがこちらを見る。

ちなみにテイオーはいつものように生徒会に行っている。

 

「い、いやさ、レースに出るのってチームに入ってなきゃあいけないんだよ」

 

チームと言うのはまぁ、簡単に言えばグループだ。

この学園はウマ娘の数に対してトレーナーが圧倒的に足りない。

だからトレーナーはチームを作って何人ものウマ娘を見ることになる。

そのひとまとまりをグループと言うのだ。

 

「なら早くチーム申請してこいよ」

 

そう、だったら申請すれば良い。

ゴルシの言うとおりなのだが・・・。

 

「・・・・・たりねぇんだよ」

「え?」

「人数が足りねぇんだよ!」

 

如何せん人数が足りない。

チームには最低でも五人必要だ。

今ウチは三人だから後二人いないとチームと申請が出来ないのだ。

 

「スカウトしてくれば良いじゃねぇか?」

「俺に、そんな度胸は、無い!」

「うわっ!真っ向から言いやがった!」

 

俺がカルピスを一気飲みしてどうしようか考える。

あ、カルピス美味しい・・・。

どうしてカルピスはカルピスなのだろうか?

これはもう国民にカルピス一日三本を義務付けるべきではないだろうか?

 

『すいませ~ん』

 

そんな時、扉が叩かれる音と聞き覚えのある声が聞こえた。

恐る恐る扉を開けてみるとそこに居たのは芦毛のウマ娘がいた。

 

「えっと・・・誰?」

セイウンスカイだよ〜。たづなさんから話聞いてないですか?」

「たづなさん?」

 

たづなさんとは理事長の秘書の駿川たづなさんの事だろう。

毎日校門で挨拶をしている。

俺が学園長室に呼ばれた時は居なかったけど・・・。

そう言えば朝確かたづなさんから電話があった。

・・・・・・・眠くてよく聞いて無かったけど。

 

「あーうん。聞いてる聞いてる」

「・・・・・・本当に?」

「本当本当」

 

セイウンスカイが疑いの眼差しを向けてくる。

ついでに後ろに居たマックイーンとゴルシも・・・。

 

「トレーナーさん、正直になった方がよろしいですわよ?」

「うっ!」

「ほら〜、温か〜いカツ丼やるからよ〜」

「・・・・・・・私が、やりました・・・」

 

俺がひざまづいて地面を叩いた。

 

「アイツが・・・アイツが悪いんだ!俺にハンガーを投げつけてきて・・・それでカッとなって・・・」

「そんな理由で人一人殺したのかね!?」

「何の話をしてますの!?」

 

俺とゴルシで茶番をしているとマックイーンがキレのいいツッコミを炸裂させる。

それを見ていたセイウンスカイが困惑した表情をのぞかせる。

 

「えっと・・・・」

「あ、悪ぃな。セイウンスカイだっけ?正直たづなさんの話は十割頭に入ってなかったけど、まぁ話は大体スカイの臨時トレーナーだろ?」

「え?あ、はい。よろしくおねがいします」

 

こうしてセイウンスカイがうちに来たのだった。

 

 

 

 

 

 

 

って、これだけで終わったなら話は早いんだけどねぇ・・・。

だけサブタイ的にそうはいかなそう。

 

「次の読者諸君のセリフはサブタイってお前が潰してただろ、だ!」

「どうしたんですか〜、トレーナーさん?」

 

スカイに呼ばれて振り返る。

そこには制服では無く釣り師の格好をしているスカイが居た。

 

「いや、何でもねぇよ。それよりスカイは今から釣りか?」

「あ、はい。今近くの河川敷にお魚さんの大群が居るって情報が入りまして〜。トレーナーさんもどうです?」

「釣りか〜・・・。最後にやったのいつだったかな〜・・・。ブライアンと一緒に居た時か?」

 

そんな事を呟いているといきなり部屋の扉が開いた。

現在はスカイの教室の前で開いた扉の部屋は確かそう、アグネスタキオンの研究室だった筈だ。

予想通り出てきたのはアグネスタキオンだった。

 

「だ、誰かテイオーを止めてくれ!私の薬を飲んで帝王化してしまった!」

「何いってんだ、アイツ?」

 

次にアグネスタキオンの研究室から出てきたのはテイオーだった。

しかし何処か様子が可笑しい。

見た目は何時ものテイオーだがどっかの戦闘力五十三万の様なオーラを放ちギャングの帝王の様なポーズをしている。

 

「彼女の狙いはこの薬だ!この薬を飲むと力に目覚める!モルモット君!早くその薬を飲むんだ!」

「おおっと、もうモルモット扱いですかそうですか」

 

タキオンが投げつけてきた薬を受け取って見る。

圧倒的に緑色。

飲んだらどうなるか分からない。

そう、正しく目の前のテイオーの様に・・・。

 

「トレーナーさん・・・?」

「待ってトレーナー!この世でその薬が相応しいのは誰か、もう一度よく考えてよ!トレーナー!薬の効果を支配するには貧弱な者じゃあ務まらない!」

 

テイオーが俺に向かって走ってくる。

もうちょっとで薬が取られそうになった時。

 

「トレーナー?何だその薬?」

 

ゴルシが薬を飲んで二人、四人、八人とどんどん増えていく。

・・・・・・なにこれ?

 

「倍化の薬さ。延々と人数が倍化していく薬さ」

「なにそれ!?」

「終わりが無いのが終わり・・・・それが、ゴールドシップ'sレクイエム!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんてのはどうだ?」

 

何故か今俺たちはゴルシ自作の紙芝居を聞かされている。

またゴルシの思い付きだろうと聞いてやる事にしようと皆で聞いていた。

つか、聞かなくてもゴルシなら無理矢理聞かせてきそうだけど・・・。

 

「私とトレーナーさんいる?」

「ボクが悪役なんて納得いかないよ!」

「私なんて登場すらしていませんでしたわ!」

「つか、なんでゴルシはタキオンが俺の事モルモット呼びしてくんの知ってんだよ?」

 

見ての通り大不評である。

まぁ、何はともあれ一言言わせてもらおう。

 

「やれやれだぜ・・・」

愛は重バ場大丈夫?

  • 構わんやれ
  • いいや、限界だ!やるな!
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