「ゴメン、もう一回言って」
俺はタキオンに弁当を届けてトレーニングに向かう途中に何故か理事長室に呼び出しを食らってしまい今の状況に至る。
「だから、君には教師としても生徒達を支えてもらいたいッ!」
「え〜・・・・」
どうやら教師が一人事故で休んでいるのでその代役に抜擢されたようだ。
たづなさんを見てみるがニコニコ笑ってこっちを見るだけ。
せめて何か反応を示してほしいです。あれ?作文?
「君に担当ウマ娘を持つように言ってから早一ヶ月。遂にはチームを作ってしまった!是非ッ!その手腕を勉強方面にも奮って貰いたいッ!」
「えっとさ、アンタも知ってると思うけど俺中卒」
そう、俺は中卒である。
当然教員免許は無い。
何故なら俺は両親の居ない捨て子で施設で育ったからだ。
「だが君は教える立場としては申し分ない物を持っているッ!」
「・・・・・・・何言われようが俺は行かないからな」
「そうか。ならまかないとしてカルピス3本を毎日奢ろうッ!」
「是非行かせて貰います!」
などという事があり現在は教卓の上である。
皆の視線が突き刺さる。
偶然このクラスだったスカイを見てみるが・・・・。
クソっ!寝てる!
「・・・・・・・・・・・・」
「あ、あの・・・・・」
クラスのウマ娘の一人が手を加える上げる。
「ひゃい!・・・・えっと・・・」
「グラスワンダーです。・・・・と、言うよりも去年から会ってますよね?」
「・・・・・・・え?」
グラスワンダー・・・・グラスに言われて俺は去年の事を思い出す。
おハナさんに雑用から書類整理を押し付けられ、宿題として皆のトレーニングを一日分作っておハナさんを納得させたり・・・。
その為にはトレーナー室に籠もりっぱなしな訳で・・・。
「・・・・・・・ゴメン。基本俺引き籠もりだったから」
「そうですか・・・・」
グラスが耳を垂らしている。
非常に心が痛い。
「ハイハイハーイ!」
次に手を上げたのは覆面アイマスクをしたウマ娘だった。
「どうぞ」
「世界最強のウマ娘!エルコンドルパサーデス!」
「・・・・・・・・え?それだけ!?」
俺はクラスの皆を見る。
若干一人寝てるけど・・・・・。
「他に無いようだったら・・・・・って、ん?」
よく見たらスカイの呼吸が可笑しい。
スカイに近づいてみると呼吸が粗く顔が赤い。
これだけなら皆風邪だと思うだろう。
「なぁ、スカイ。お前、起きてるだろ?風邪引いてるフリまでしやがって・・・。発汗してないからバレバレだぜ?」
俺がそう言うとスカイがケロッと起き上がる。
そのまま笑顔で身体を伸ばす。
「いや〜、やっぱトレーナーさんは騙せませんね〜」
「当たり前だろ・・・。こう見えてちゃんとお前の事見てんだから・・・」
俺は教卓に戻ろうとする。
その時だった。
「セイちゃんもず〜っとトレーナーさんの事見てますよ♡」
「何か言った?」
「何でも無いですよ〜♪」
「?」
周りの皆が冷や汗をかいているがどうしたのだろうか?
皆が思っている事を俺は察せなかったが本能的に察しては駄目なような気がした。
(セイちゃん・・・・この数週間でいったい何があったんデス!?)
(セイちゃん
これは・・・・・重バ場なのか?
批判や意見待ってます!
愛は重バ場大丈夫?
-
構わんやれ
-
いいや、限界だ!やるな!